JP6573079B2 - リアクトル - Google Patents
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Description
コイルと、コイルの励磁により閉磁路を形成する環状の磁性コアとを備えるリアクトルであって、
並列に配置することで前記リアクトルを構成する複数の分割リアクトルと、
前記複数の分割リアクトルを所定の間隔に並列された状態に保持する保持部材とを備え、
前記各分割リアクトルは、
巻回された巻線で前記コイルの一部を構成するコイルユニットと、
前記コイルユニットの一端から他端に抜けて前記磁性コアの一部を構成するコアユニットとを備え、
前記コアユニットは、
前記コイルユニット内に挿通される内側コア部と、
前記コイルユニットの両端から突出して前記内側コア部と交差する方向に延びる外側コア部とを有するリアクトル。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
コイルと、コイルの励磁により閉磁路を形成する環状の磁性コアとを備えるリアクトルであって、
並列に配置することで前記リアクトルを構成する複数の分割リアクトルと、
前記複数の分割リアクトルを所定の間隔に並列された状態に保持する保持部材とを備え、
前記各分割リアクトルは、
巻回された巻線で前記コイルの一部を構成するコイルユニットと、
前記コイルユニットの一端から他端に抜けて前記磁性コアの一部を構成するコアユニットとを備え、
前記コアユニットは、
前記コイルユニット内に挿通される内側コア部と、
前記コイルユニットの両端から突出して前記内側コア部と交差する方向に延びる外側コア部とを有するリアクトル。
本発明の実施形態の詳細を、以下に図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
〔リアクトル〕
図1、図2を参照して、実施形態1に係るリアクトル1Aを説明する。リアクトル1Aは、コイル2とコイル2の励磁により閉磁路を形成する環状の磁性コア3とを備える。このリアクトル1Aの特徴の一つは、並列に配置することでリアクトル1Aを構成する複数の分割リアクトル10Aと、複数の分割リアクトル10Aを所定の間隔に並列された状態に保持する保持部材とを備える点にある。各分割リアクトル10Aは、コイル2の一部を構成するコイルユニット20と、磁性コア3の一部を構成するコアユニット30αとを有する。ここでは、リアクトル1Aは、2つの同一の分割リアクトル10Aを備える形態を例に説明する。まず、リアクトル1Aの全体構成を説明し、その後、リアクトル1Aの各構成の詳細を説明する。以下の説明では、説明の便宜上、取付対象側(固定側)を下側、その反対側(対向側)を上側とする。取付対象としては、冷却ベースなどが挙げられる。
リアクトル1Aは、一対の分割リアクトル10Aと保持部材(ここでは取付部33)とを備える。各分割リアクトル10Aは、隣り合う2つのコイルユニット20の一方と、隣り合う2つのコアユニット30αの一方とを備える。即ち、コイル2は、2つのコイルユニット20を有し、磁性コア3は、2つのコアユニット30αを有する。2つのコイルユニット20は、連結部材2rを介して電気的に連結されている。2つのコアユニット30α同士の間には、ギャップ3gが形成されていても良いし、ギャップ3gが形成されていなくてもよい。ここでは、ギャップ(エアギャップ)3gが介在されているが、ギャップ3gが介在されていない場合は、コアユニット30αにおける外側コア部32α(後述)の対向面同士が直接接触する。ギャップ3gについては後述する。
[分割リアクトル]
各分割リアクトル10Aは、上述のように、一つのコイルユニット20と、一つのコアユニット30αとを有する。
コイルユニット20は、巻回された巻線2wでコイル2の一部を構成する。コイルユニット20は、巻線2wを螺旋状に巻回してなる中空の筒状体である。巻線2wは、平角線の導体(銅など)と、この導体の外周を覆う絶縁被覆(ポリアミドイミドなど)とを備える被覆平角線(所謂エナメル線)である。コイルユニット20は、この被覆平角線をエッジワイズ巻きしたエッジワイズコイルである。コイルユニット20の端面形状は、矩形枠の角部を丸めた形状としている。
コアユニット30αは、コイルユニット20の一端から他端に抜けて磁性コア3の一部を構成する。コアユニット30αは、一つの内側コア部31αと、一対の外側コア部32αとを備える。ここでは、この内側コア部31αと一対の外側コア部32αは、各コアの構成材料である軟磁性複合材料によって一体に成形されている。このコアユニット30αは、コイルユニット20と各コアの構成材料で一体に形成されている。
内側コア部31αは、コイルユニット20内に挿通される。内側コア部31αの形状は、コイルユニット20の内周形状に合わせた形状とすることが好ましい。ここでは、内側コア部31αの形状は、コイルユニット20の軸方向の略全長に長さを有する直方体状であり、その角部を丸めたコイルユニット20の内周面に沿うように丸めている。
外側コア部32αは、コイルユニット20の両端から突出して、内側コア部31αと交差する方向に延びる。外側コア部32αの延びは、コイルユニット20の側面と面一でもよいし、その側面よりも突出していても良い。後述する実施形態2のようにケース4を備える場合には、コイルユニット20の側面と面一とすることが挙げられる。外側コア部32αの形状は、直方体状としている。外側コア部32αの高さ及び幅は、内側コア部31αよりも大きく、コイルユニット20の高さ及び幅と同等でもよいしそれよりも大きくてもよい。外側コア部32αの高さは、上下方向に沿った長さをいい、外側コア部32αの幅とは、分割リアクトル10Aの並列方向に沿った長さをいう。外側コア部32αの下面は、コイルユニット20の下面と面一であることが好ましい。
各コア部31α,32αを構成する軟磁性複合材料は、軟磁性粉末と樹脂とを含む。軟磁性粉末を構成する粒子は、純鉄などの鉄族金属や鉄基合金(Fe−Si合金、Fe−Ni合金など)などの軟磁性金属からなる金属粒子や、金属粒子の外周にリン酸塩などで構成される絶縁被覆を備える被覆粒子、フェライトなどの非金属材料からなる粒子などが挙げられる。
保持部材は、複数の分割リアクトル10Aを所定の間隔に並列された状態に保持する。保持部材としては、例えば、各分割リアクトル10Aに設けられる取付部33(図1〜図3:実施形態1,2),43(図4,図5:実施形態3,4),53(図6,図7:実施形態6)、少なくとも隣り合う分割リアクトル10Aの外側コア部32α同士を纏めて被覆する樹脂包括部(図示略:実施形態7)、少なくとも一つの分割リアクトル10A(外側コア部32α)の上面を下面側に向かって押さえ付ける支持部(図示略:実施形態8)などが挙げられる。ここでは、保持部材を取付部33で構成している。
取付部33は、コアユニット30αを取付対象に固定する。ここでは、取付部33は、外側コア部32αから局所的に突出するフランジ状に設けられている。取付部33の形成箇所は、分割リアクトル10Aの取付対象の取付箇所の位置に合わせて適宜選択できる。取付部33が取付対象に接していれば、分割リアクトル10Aを取付対象に取り付けるためのボルトなどの締付部材(図示略)によるクリープ変形を抑制し易い。取付部33も冷却ベースなどの取付対象から直接冷却されるからである。その場合、取付部33には締結部材による締付力を受けるカラーを設けなくてもよい。ここでは、取付部33の形成箇所は、両外側コア部32αの外端面の下部中央としている。この取付部33は、外側コア部32αの構成材料で外側コア部32αに一体に形成されている。この取付部33には、締付部材が挿通される挿通孔34が形成されている。
分割リアクトル10Aは、所定の形状の成形型に配置されたコイルユニット20の内外に軟磁性複合材料の原料を充填し、一体成形体のコアユニット30αを成形することで製造できる。このとき、上述したように、コイルユニット20が熱融着層を有する場合には、ターン間の隙間が埋められているため、コイルユニット20の内部に上記原料を充填した場合に、ターン間から充填材が漏れることを防止できる。ここでは、コイルユニット20の外周面をコアユニット30αから露出させるようにしているが、コイルユニット20の外周面をコアユニット30αの構成材料で覆ってもよい。
分割リアクトル10Aの外側コア部32α同士の間のギャップ3gは、図1に示すようにエアギャップにする他、軟磁性複合材料よりも比透磁率が低い材料から構成されるギャップ材(図示せず)を備えることができる。ギャップ材の構成材料は、例えば、アルミナなどのセラミックスや、樹脂(例えば、PPS樹脂)などの非磁性材料、軟磁性粉末と樹脂とを含む複合材、各種のゴムといった弾性材などが挙げられる。ギャップ材は、外側コア部32α間の隙間に挿入配置する他、外側コア部32α(コアユニット30α)の成形時に一体成形することもできる。
実施形態1に係るリアクトル1Aによれば、所望のインダクタンスに容易に調整できる。分割リアクトル10Aの取付位置を調整すればよいだけだからである。予め取付対象の所定位置に分割リアクトル10Aの適正な取り付けができるように、各取付部33に対応した取付座(ボルト孔)を設けておけば、分割リアクトル10Aの取付部33を取付対象に固定するだけで、複数の分割リアクトル10Aの取付間隔を決められる。従って、エアギャップを設ける場合であっても、所望のインダクタンスに容易に調整できる。また、取付位置を調整するだけでインダクタンスを調整できるため、種々の磁気特性のリアクトル1Aが容易に得られる。
図3を参照して、実施形態2に係るリアクトル1Bを説明する。このリアクトル1Bは、分割リアクトル10Bの外側コア部32αが互いに係止し合う係止部35を備える点が、実施形態1に係るリアクトル1Aと相違する。以下、相違点を中心に説明し、同様の構成及び同様の効果については説明を省略する。この点は、後述する実施形態3〜実施形態6でも同様である。図3では、説明の便宜上、コイルユニット20の両端部2e及び連結部材2r(図1参照)を省略して示している(後述の図4,図5でも同様)。
係止部35は、隣り合う分割リアクトル10Bの互いの相対的な位置ずれを抑制する。相対的な位置ずれとは、例えば、コイルユニット20の軸方向のずれ、上下方向のずれ、並列方向のずれ、回転方向のずれなどが挙げられる。ここでいう回転方向とは、分割リアクトル10Bの重心を通り、取付対象(或いは分割リアクトル10Bの取付対象側の面)に直交する軸を回転軸とする動きをいう。この係止部35を備えることで、分割リアクトル10Bの取付時に、相互の位置合わせを行ない易く、その後の相互の位置ずれも抑制し易い。それにより、所望のインダクタンスを維持できる。係止部35は、隣り合う外側コア部32αの互いの対向面に外側コア部32αの構成材料で外側コア部32αと一体に形成されている。
実施形態2に係るリアクトル1Bによれば、係止部35を備えることで、隣り合う分割リアクトル10Bの相対的な位置ずれを抑制できるため、所望のインダクタンスを維持し易い。
図4を参照して、実施形態3に係るリアクトル1Cを説明する。このリアクトル1Cは、各分割リアクトル10Cが一つのコイルユニット20と一つのコアユニット30αとを有する組合体11を内部に収納するケース4を備える点と、取付部43(保持部材)が外側コア部32αには形成されておらずケース4に形成されている点とが、実施形態1に係るリアクトル1Aと相違する。
(ケース)
ケース4は、一つのコイルユニット20と一つのコアユニット30αとを有する組合体11を内部に収納する。組合体11をケース4に収納することで、組合体11の外部環境(粉塵や腐食など)からの保護や機械的保護を図ると共に、組合体11の熱を放熱することができる。ケース4は、組合体11が載置される底板部(図示略)と、組合体11の周囲の少なくとも一部を囲む側壁部42とを備える。
(取付部)
取付部43は、ケース4の側壁部42と一体に形成されている。この形成は、例えば、ダイキャストによりケース4の他の部分と一体に鋳造することが挙げられる。ケース4を取付対象に取り付けることで、コアユニット30αが取付対象に固定される。取付部43は、ケース4の側壁部42の外周面から局所的に突出するフランジ状に設けられている。取付部43の形成箇所は、コイルユニット20の軸線上に位置する側壁部42の外周面の下部中央としている。取付部43には、締結部材(図示略)が挿通される挿通孔44が形成されている。
実施形態3に係るリアクトル1Cによれば、ケース4に取付部43を備えるため、ケース4を備えるリアクトル1Cであっても、ケース4の取付位置を調整するだけで所望のインダクタンスに容易に調整できる。
図5を参照して、実施形態4に係るリアクトル1Dを説明する。このリアクトル1Dは、ケース4を備える点は実施形態3に係るリアクトル1Cと同じであるが、ケース4の側壁部42の隣り合う分割リアクトル10Dとの対向側が開口する開口部45が形成されている点が、実施形態3に係るリアクトル1Cと相違する。
実施形態4に係るリアクトル1Dによれば、両分割リアクトル10Dの間隔を調整するだけで、ギャップの間隔を容易に調整できる。また、実施形態3に係るリアクトル1Cに比較して、開口部45が形成されている分だけ、ケース4の軽量化、及びケース4の構成材料を低減できる。
実施形態5に係るリアクトルとして、図示は省略しているが、分割リアクトルがケース4(図4参照)を備える場合、隣り合う分割リアクトルのケース4の互いの対向面に形成されて互いに係止し合う係止部を備える形態とすることができる。係止部は、例えば、上述の実施形態2と同様の構成とすることができる。係止部の形成箇所は、適宜選択できる。例えば、実施形態4のケースのようにケース4の上記対向側に開口部45が形成されている場合(図5参照)、係止部は、開口部を形成するケースの側壁部の対向端面に形成することが挙げられる。
図6,図7を参照して、実施形態6に係るリアクトル1Eを説明する。このリアクトル1Eは、分割リアクトル10Eが分割される複数のコア片とこれらコア片を被覆する樹脂被覆部5とを有する被覆コアユニット30βを備える点と、取付部53(保持部材)が外側コア片32βには形成されておらず樹脂被覆部5に形成されている点とが、実施形態1のリアクトル1Aと相違する。
被覆コアユニット30βは、一つの内側コア片31β(内側コア部)と、一対の外側コア片32β(外側コア部)と、これらコア片31β、32βを被覆する樹脂被覆部5とを備える。
樹脂被覆部5は、内側コア片31β及び外側コア片32βの被覆、内側コア片31βの形成(複数の分割コア片31m同士の接合)、内側コア片31βと外側コア片32βとの接合、分割コア片31m同士の間や分割コア片31mと外側コア片32βとの間のギャップ31gの形成、被覆コアユニット30βとコイルユニット20との一体化、といった種々の機能を有する。
(取付部)
取付部53は、樹脂被覆部5の構成材料で樹脂被覆部5と一体に形成されている。この取付部53を取付対象に取り付けることで、被覆コアユニット30βが取付対象に固定される。取付部53は、外側被覆部52の外端面からコイルユニット20の軸方向に張り出すようにフランジ状に設けられている。取付部53の形成箇所は、外側被覆部52の下部中央としている。上述したように取付部53が取付対象に面していれば、締付部材によるクリープ変形を抑制し易いため、この取付部53には、カラーを設けなくてもよいが、本例のようにカラー55が埋設されていることでより一層クリープ変形を抑制し易い。カラー55には、締付部材の挿通孔54が形成されている。
被覆コアユニット30βは、樹脂被覆部5の一部でギャップ31gを形成する場合、絶縁材料で構成されて、コイルユニット20と各コア片31m,32βとの間に介在される介在部材(図示略)を有していることが好ましい。介在部材の材質は、樹脂被覆部5と同様の材質を利用できる。介在部材としては、コイルユニット20と外側コア片32βとの間に介在される端面介在部材と、コイルユニット20と分割コア片31mとの間に介在される内側介在部材とを備えることが挙げられる。
実施形態6に係るリアクトル1Eによれば、樹脂被覆部5に取付部53を備えるため、樹脂被覆部5を備えるリアクトル1Eであっても、取付部53の取付位置を調整するだけで所望のインダクタンスに容易に調整できる。
実施形態7に係るリアクトルは、図示は省略しているが、保持部材の構成が実施形態1に係るリアクトル1Aと相違する。具体的には、保持部材は、隣り合う分割リアクトル10A(図1)の少なくとも外側コア部32α同士を纏めて被覆する樹脂包括部で構成する。このとき、隣り合う外側コア部32α同士をその対向面同士が直接接触した状態で樹脂包括部により被覆する場合、外側コア部32α同士の間には樹脂包括部の一部が介在されない。一方、隣り合う外側コア部32α同士をその対向面同士が直接接触せずその間にギャップ3g(図1,図2)を介在させた状態で樹脂包括部により被覆する場合、その間には、隣り合う外側コア部32α同士を覆う単一の樹脂包括部の一部が介在される。そのため、隣り合う外側コア部32α同士の間には、上述の実施形態6に係るリアクトル1E(図6,図7)のような樹脂被覆部同士の界面が形成されない。即ち、樹脂包括部における外側コア部32α同士の間と、各外側コア部32αの外周面を覆う部分とは、一連に形成されている。
実施形態8に係るリアクトルは、図示は省略しているが、保持部材の構成が実施形態1に係るリアクトルと相違する。具体的には、保持部材は、少なくとも各分割リアクトル10A(外側コア部32α)の上面を下面側に向かって押さえ付ける支持部で構成する。支持部による押さえ付けは、隣り合う分割リアクトル10Aを纏めて共通の支持部で行ってもよいし、各分割リアクトル10Aに対して互いに独立する個々の支持部で行ってもよい。共通の支持部を用いる場合、例えば、支持部の数は2つで、各支持部は、隣り合う外側コア部32αの両方の上面に接触するように外側コア部32α同士を跨いで設けられて、両端を取付対象に固定することが挙げられる。個々の支持部を用いる場合、例えば、支持部の数は4つで、各支持部は、各分割リアクトル10Aにおける両外側コア部32αのそれぞれを押さえ付けることが挙げられる。この場合、各支持部の一端が外側コア部32αの上面に接触するように配置され、他端が取付対象に固定されることが挙げられる。支持部には、外側コア部の上面と取付対象との高さの差に応じて適宜屈曲させた平板が利用できる。その他、共通の支持部を用いる場合、支持部には、外側コア部32αの上面に接触する箇所を下側に反わせた平板ばねを利用できる。支持部の材質は、上述の実施形態3のケース4(図4参照)と同様の金属が挙げられる。
10A,10B,10C,10D,10E 分割リアクトル
11 組合体
2 コイル
20 コイルユニット
2r 連結部材
2w 巻線 2e 端部
3 磁性コア
30α コアユニット 30β 被覆コアユニット
3g ギャップ(エアギャップ)
31α 内側コア部
31β 内側コア片
31m 分割コア片 31g ギャップ
32α 外側コア部
32β 外側コア片
33 取付部 34 挿通孔
35 係止部 35a 櫛歯
4 ケース
42 側壁部 43 取付部 44 挿通孔 45 開口部
5 樹脂被覆部
51 内側被覆部 52 外側被覆部 53 取付部 54 挿通孔
55 カラー
Claims (6)
- コイルと、コイルの励磁により閉磁路を形成する環状の磁性コアとを備えるリアクトルであって、
並列に配置することで前記リアクトルを構成する複数の分割リアクトルと、
前記複数の分割リアクトルを所定の間隔に並列された状態に保持する保持部材と、
を備え、
前記各分割リアクトルは、
巻回された巻線で前記コイルの一部を構成するコイルユニットと、
前記コイルユニットの一端から他端に抜けて前記磁性コアの一部を構成するコアユニットとを備え、
前記コアユニットは、
前記コイルユニット内に挿通される内側コア部と、
前記コイルユニットの両端から突出して前記内側コア部と交差する方向に延びる外側コア部とを有し、
前記保持部材は、前記各分割リアクトルに設けられて、前記各コアユニットを取付対象に並列に固定する取付部を備えるリアクトル。 - コイルと、コイルの励磁により閉磁路を形成する環状の磁性コアとを備えるリアクトルであって、
並列に配置することで前記リアクトルを構成する複数の分割リアクトルと、
前記複数の分割リアクトルを所定の間隔に並列された状態に保持する保持部材と、
を備え、
前記各分割リアクトルは、
巻回された巻線で前記コイルの一部を構成するコイルユニットと、
前記コイルユニットの一端から他端に抜けて前記磁性コアの一部を構成するコアユニットとを備え、
前記コアユニットは、
前記コイルユニット内に挿通される内側コア部と、
前記コイルユニットの両端から突出して前記内側コア部と交差する方向に延びる外側コア部とを有し、
隣り合う前記分割リアクトルの前記外側コア部の互いの対向面に、係止することで互いの相対的な位置ずれを抑制する係止部を有するリアクトル。 - 前記各分割リアクトルは、前記コイルユニットと前記コアユニットとを有する組合体を収納するケースを有し、
前記ケースは、前記取付部を有する請求項1に記載のリアクトル。 - 隣り合う前記分割リアクトルの前記外側コア部の互いの対向面に、係止することで互いの相対的な位置ずれを抑制する係止部を有する請求項1又は請求項3に記載のリアクトル。
- 隣り合う前記分割リアクトルの前記外側コア部同士の間に介在されるギャップを備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリアクトル。
- 隣り合う前記分割リアクトルの前記外側コア部同士が接していて、その間にギャップが介在されていない請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリアクトル。
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