JP3156504B2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP3156504B2
JP3156504B2 JP11660994A JP11660994A JP3156504B2 JP 3156504 B2 JP3156504 B2 JP 3156504B2 JP 11660994 A JP11660994 A JP 11660994A JP 11660994 A JP11660994 A JP 11660994A JP 3156504 B2 JP3156504 B2 JP 3156504B2
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了 福井
裕 広岡
正之 水嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の映像機器、家電機
器、音響機器、産業機器、通信機器等に使用されるトラ
ンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6〜図8は従来のトランスの巻枠の組
立工程順を示す斜視図、図9,図10はトランスの断面
図を示したものである。図を用いて従来のトランスを説
明する。図6は内側ボビンを示し、内側ボビンの巻枠1
の両端には上端鍔2と下端鍔3が設けられている。下端
鍔3の両端には膨大部4があり、この膨大部4の下端に
は複数本の下端端子5が植設されている。巻線は巻枠1
に行われた後、リード線7は上端鍔2の一部に設けた突
起6に引っかけ下端端子5に配線接続される。図7は上
記の内側ボビンに中間嵌合ボビンを嵌合したものであ
る。この中間嵌合ボビンの巻枠8の両端には上端鍔9と
下端鍔10が設けられており上端鍔9の一部にリード引
っかけ用突起11が設けられている。巻線は巻枠8に行
った後、突起11にリード線を引っかけ、配線用突起1
2の間を通し内側ボビンの下端端子5に配線接続され
る。この中間嵌合ボビンには複数の巻線が同様の方法に
て行われる。図8は、上記の中間嵌合ボビンに外側嵌合
ボビンを嵌合したものである。この外側嵌合ボビンの巻
枠13の上端には上端鍔14を設け、下端には下端鍔1
5が設けられている。巻枠13に巻線を施し、その後、
リード線は上端鍔14を設けた突起16に引っかけた
後、配線用突起17の間を通り内側ボビンの下端端子5
に配線接続される。この時中間嵌合ボビン、外側嵌合ボ
ビンの下端鍔10,15は最も内側の内側ボビンの下端
鍔3に当接支持される。このトランスの構造について図
9,図10を用いて詳細に説明を行う。トランスの一次
側と二次側の結合度を向上させるため、内側ボビンと外
側嵌合ボビンに一次コイル19,20を任意に分割して
巻線し、中間嵌合ボビンに巻線された二次コイル21を
はさみ込む形で構成されている。分割された一次コイル
は内側ボビンの下端端子5で同じ端子にタップ配線する
ことで導通接続していた。又、ノイズ対策用のシールド
巻線22,23の一端は回路上で接続する必要がない
が、シールド巻線22,23の両端を内側ボビンの下端
端子5の別々の端子に配線していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一次コイル19,20
は二次コイル21との結合を向上させるために二次コイ
ル21をはさみ込む形で一次コイル19,20を分割し
て巻線しているが、従来の構成では、一次コイル19,
20が巻かれている内側ボビンと外側嵌合ボビンの巻枠
に巻線されたコイルの巻始め、巻終わりの配線は共に、
内側ボビンの下端端子5に全て配線される。ここで分割
している一次コイル19,20を中継するための下端端
子5が最低1本は必要となる。又、一次コイル19,2
0の各々の巻線は、下端端子5に配線する都合上、巻枠
1,13の上端に設けられた突起6,16にリード線を
引っかけて巻線を折り返して下端端子5に引出し配線す
ることになるため、この巻線はリード線を折り返す分、
巻枠の厚みを大きく取らなければならず巻枠内の引出し
リード線以外の部分に空間が生じ、二次コイル21との
距離が離れて結合度を弱めることになる。又、一次側に
設けたシールド巻線22,23は回路上で接続されるこ
とがないため、巻線リード線を折り返して下端端子5に
引出し配線する必要がなくシールド巻線22,23の両
端を下端端子5に配線することは、更に一次側の巻線に
要する巻枠の厚みを大きくとることになり、トランスの
外形を大きくすることになると共にここでも一次コイル
の配線端子の選択の自由度が限られることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、内側ボビンの上端鍔に金属ピンよりなる上
端端子を設けるとともに下端鍔に複数本の下端端子を植
設し、この内側ボビンに巻回した一方のコイルの一端の
リード線を上端端子に接続し、この内側ボビンに嵌合さ
れる中間嵌合ボビンに他方のコイルを巻回し、この中間
嵌合ボビンに嵌合される外側嵌合ボビンに一方のコイル
の残り部分を巻回し、そのコイルの一端を上端端子に接
続し、これらの嵌合したボビンに磁心を組込んだ構成と
したものである。
【0005】
【作用】この構成により、内側ボビンの上端鍔に金属ピ
ンからなる上端端子を植設し、この端子を一方のコイル
の配線に使用することにより、従来必要であった内側ボ
ビンと外側嵌合ボビンの上端鍔に設けていたリード線引
っかけ用の突起が不要となり、又、従来内側ボビンの下
端端子で行われていた配線が、分割して巻線される一方
コイルの中継用のタップ端子が不要となり、シールド巻
線の回路上で接続されない巻線の一端に使用する端子が
不要となり、下端端子の一次側回路配線の自由度が大き
くなると共にボビンを小型化しても、一次側ピン端子間
の安全距離を確実に確保することが可能になる。又、下
端端子に、巻枠の上端に設けられた突起から折り返して
くるリード線がなくなるため、従来巻枠に設けられてい
た折り返してくるリード線分の厚みを確保する必要がな
く、巻線に要する巻枠の厚みを薄くすることができ、ト
ランスの小型化と、分割して巻線される一方のコイルと
他方のコイルとの結合度をより向上させることができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図3〜図5は本発明のトランスの巻枠と巻枠の組立工程
順の構造を示す斜視図、図1,図2は本発明のトランス
の断面図を示したものである。図1〜図5を用いて本発
明のトランスの構造について説明する。図3は内側ボビ
ン30であり、この内側ボビン30の巻枠31の両端に
は鍔を有する。すなわち、上端部には上端鍔32を、下
端部には下端鍔33を備えている。上端鍔32には1本
以上の金属ピンからなる上端端子34を植設し、しかも
上端鍔32の上端端子34の近くにはこの上端端子34
に配線するための配線用突起35を設けている。又、下
端鍔33の両端には膨大部36を有し、この膨大部36
に下端端子37が植設されている。コイルを巻枠31に
巻回するために下端端子37に配線した後リード線38
は上端鍔32に設けられた配線用突起35の間を通し上
端端子34に巻付けて配線される。又、この内側ボビン
30にシールド巻線を巻回する場合は、一次コイルの巻
線、配線をした後に、下端端子37より巻線した後リー
ド線は、上端鍔32に設けられた配線用突起35の間を
通し、上端端子34に巻付けて配線される。図4は上記
の内側ボビン30に中間嵌合ボビン39を嵌合したもの
である。この中間嵌合ボビン39には巻枠40の上端部
にリード引っかけ用の突起41を有した上端鍔42を設
け、下端部には下端鍔43を備えている。巻線は巻枠4
0に巻線し、リード線は突起41に引っかけ配線用突起
44の間の溝を通し下端端子37に配線接続されてい
る。図5は、上記の中間嵌合ボビン39に外側嵌合ボビ
ン45を嵌合したものである。巻枠46の上端部には上
端鍔47があり、これにリード引っかけ用の突起48と
共に内側ボビン30の上端端子34に配線するための配
線用突起49が設けられている。一次コイルは内側ボビ
ン30の上端端子34に配線されている一次コイルの同
一端子でタップ配線し、巻枠上端部の配線用突起49の
溝の間を通し、巻枠46に巻おろす形で巻線し、巻枠4
6の下端部の下端鍔50に設けた配線用突起51の溝の
間を通し、下端端子37に配線接続される。又、この外
側嵌合ボビン45にシールド巻線を巻回する場合は、一
次コイルを巻線配線する前に、下端端子37より巻線し
た後、リード線は上端鍔47に設けられた配線用突起4
9の間の溝を通し、上端端子34に巻付けて配線され
る。次に図1,図2を用いてこのトランスについて詳細
に説明を行う。内側ボビン30と外側嵌合ボビン45に
一次コイル52,53が任意に分割して巻線されてお
り、中間嵌合ボビン39に巻線された二次コイル54を
はさみ込む形で構成されている。分割された一次コイル
52,53は内側ボビン30の上端の端子34で同じ上
端端子34にタップ配線することで導通接続される。
又、図2に示すようにノイズ対策用のシールド巻線5
5,56の一端は回路上で接続されることがないため、
内側ボビン30の下端端子37に巻線の巻始めを配線
し、上端端子34に巻線の巻終わりを配線する。
【0007】なお、図1,図2において、57はボビン
に組込まれるEE型、EI型などの磁心である。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構造にする
ことにより、分割して巻線される一次コイルの中継用の
端子を、又はシールド巻線の回路上で接続されていない
巻線の一端に使用する端子を、内側ボビンの巻枠の上端
鍔に上端端子を設けることにより、一次側回路の下端端
子の配線選択の自由度が大きくなると共にボビンを小型
化にしても一次側ピン端子間の安全距離を確実に確保す
ることができる。又、一次コイルの巻線に要する巻枠の
厚みを従来の巻線の折り返しに要したリード線分の厚み
分を薄くすることができ、トランスの小型化と共に、一
次コイルと二次コイルとの結合度をより向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるトランスの要部の断
面図
【図2】本発明の他の実施例におけるトランスの断面図
【図3】同本発明に用いる内側ボビンの斜視図
【図4】同中間嵌合ボビンを嵌合した状態の斜視図
【図5】同外側嵌合ボビンを嵌合した状態の斜視図
【図6】従来の内側ボビンの斜視図
【図7】従来の中間嵌合ボビンを嵌合した状態の斜視図
【図8】従来の外側嵌合ボビンを嵌合した状態の斜視図
【図9】従来のトランスの半断面図
【図10】従来の他の例のトランスの半断面図
【符号の説明】
30 内側ボビン 31 巻枠 32 上端鍔 33 下端鍔 34 上端端子 35 配線用突起 36 膨大部 37 下端端子 38 リード線 39 中間嵌合ボビン 40 巻枠 41 突起 42 上端鍔 43 下端鍔 44 配線用突起 45 外側嵌合ボビン 46 巻枠 47 上端鍔 48 突起 49 配線用突起 50 下端鍔 51 配線用突起 52 一次コイル 53 一次コイル 54 二次コイル 55 シールド巻線 56 シールド巻線 57 磁心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−181132(JP,A) 実開 平4−10323(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/28 H01F 27/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側ボビンの上端鍔に金属ピンよりなる
    上端端子を設けるとともに下端鍔に複数本の下端端子を
    設け、この内側ボビンに巻回した一方のコイルの一端の
    リード線を上端端子に接続し、この内側ボビンに嵌合さ
    れる中間嵌合ボビンに他方のコイルを巻回し、この中間
    嵌合ボビンに嵌合される外側嵌合ボビンに一方のコイル
    の残りの部分を巻回し、そのコイルの一端を上端端子に
    接続し、これら嵌合したボビンに磁心を組込んでなるト
    ランス。
  2. 【請求項2】 一方のコイルとともにシールド巻線を巻
    回し、そのシールド巻線の一端を内側ボビンの上端端子
    に接続した請求項1記載のトランス。
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