JPH0110895Y2 - - Google Patents

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JPH0110895Y2
JPH0110895Y2 JP1981198573U JP19857381U JPH0110895Y2 JP H0110895 Y2 JPH0110895 Y2 JP H0110895Y2 JP 1981198573 U JP1981198573 U JP 1981198573U JP 19857381 U JP19857381 U JP 19857381U JP H0110895 Y2 JPH0110895 Y2 JP H0110895Y2
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JP
Japan
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voltage coil
flyback transformer
gap
conductive foil
high voltage
Prior art date
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JP1981198573U
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JPS58103116U (ja
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  • Details Of Television Scanning (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジヨン受像機に使用されるフラ
イバツクトランスに関する。
フライバツクトランスの高圧コイルと低圧コイ
ルの配置の仕方として例えば第1図のように配置
するものがある。このフライバツクトランス1は
内部にコア2が挿通される中空状の絶縁筒3に外
部接続用端子4が植設されたターミナルボード5
が設けられると共に、低圧コイル6が巻装される
低圧コイルボビン7と、該低圧コイルボビン7の
絶縁筒3の外周に配置され高圧コイル8が複数に
分割巻装された高圧コイルボビン9とより成つて
おり、前記低圧コイル6と高圧コイル8とは並設
された形を呈している。前記高圧コイルボビン9
の凹溝9aに収納された10は高圧コイル8に生
じた高電圧を整流してブラウン管のアノードへ供
給する為の整流ダイオードである。
さて、このように高圧コイル8と低圧コイル6
を配したフライバツクトランスでは、高圧コイル
8に発生する高電圧によつて低圧ボビン7の絶縁
筒3が帯電し、絶縁筒3と該絶縁筒3の内部に配
置されるコア2との間に電位差を生じ、この間隙
でコロナ放電が発生する。特にコロナ放電が発生
しやすいのは高圧コイル8の高電位側、すなわち
整流ダイオード10のアノード側である。このた
めコロナ放電防止策として従来より、第2図の如
く絶縁筒外面に一端が接地され他端が開放された
被覆導線11をソレノイドコイルのように密に巻
いて絶縁筒が帯電しないようにシールドしてい
た。尚第2図において導線11以外は第1図と同
じ図番を付している。
しかしながら、上述のようなコロナ回避手段は
導線を絶縁筒に巻回する為、作業性の良いもので
はないので、前記シールド用ソレノイドコイルの
代わりに第3図のような銅箔等の導電箔シート1
2を絶縁筒3に巻着し、アースすることによつて
帯電を防いだものがある。この際、導電箔シート
12を環状に巻くと誘導電流が流れるので絶縁テ
ープ13を介して巻き付けるようにしている。こ
の導電箔シート12を用いる場合においても絶縁
テープ13を介して巻き付ける必要があるため作
業性が良いとは言えず、また絶縁テープ13によ
る絶縁作業を誤まり導電箔シートを短絡させてし
まうと電磁誘導による大電流が流れ、信頼性上も
好ましい方法とは言えなかつた。
本考案は、上記欠点を改良するよう工夫された
ものであり第4図及び第5図を参照しつつ説明す
る。
尚、従来と同じ構成要素には同じ図番を付して
その説明を省略する。
すなわち、本考案の第1の特徴点は銅箔等より
なる導電箔シート14をアースするとともに閉ル
ープを形成しないようにその両端部間に数ミリメ
ートル程度の間隙15を設けて低圧コイルボビン
の絶縁筒3に巻着したことにある。前記導電性テ
ープ14の取り付けは例えば片面を粘着性とし、
絶縁筒3に密着するように接着させて巻く。この
ように、間隙を設けるように巻けば、磁束の変化
によつて誘導電流が流れることがない。また、第
2の特徴点として前記間隙15を整流ダイオード
10によつて高電圧が整流された側、すなわち整
流ダイオード10のカソード10a側に位置させ
ている。即ち、コロナ放電は交流電圧によつて生
じ、しかも、その交流電圧値の最も高い点即ち高
圧整流ダイオード10のアノード側に接続された
高圧コイルの上端部で最も生じやすいから、この
個所を避け、逆に高圧コイルの上部周辺のうち直
流電圧となつているためコロナ放電の最も発生し
にくい上記ダイオード10のカソード側に前記間
隙15を対峙せしめるのである。このように導電
箔シート間隙の位置を配慮すれば間隙によるシー
ルド効果の低下を実質上無くすことができる。
以上のように本考案のフライバツクトランスは
アースされる導電箔シートを閉ループを形成しな
いよう少許間隙を設けて絶縁筒に巻き、且つ前記
間隙が整流ダイオードのカソード側に位置するよ
うにしたので、シールド効果を低下させることな
く簡単な構造でコロナ放電を防止でき、作業性に
おいて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフライバツクトランスの要部断面図で
あり、第2図はそれにコロナ放電防止手段を施し
た従来のフライバツクトランスを示す要部断面図
である。第3図は従来のフライバツクトランスで
用いられるコロナ放電防止構造を示す斜視図であ
る。第4図は本考案のフライバツクトランスで用
いるコロナ放電防止構造を示す斜視図であり、第
5図はそれを実施した本考案のフライバツクトラ
ンスの要部斜視図である。 2……コア、3……絶縁筒、8……高圧コイ
ル、9……高圧コイルボビン、10……整流ダイ
オード、14……導電箔シート、15……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧コイルが巻装されると共に、該コイルにそ
    の巻線方向に平行に配置されてアノード側が接続
    された高圧整流ダイオードが収納された高圧コイ
    ルボビンを、内部にコアが挿通される中空状の絶
    縁筒外周に配置するようにしたフライバツクトラ
    ンスにおいて、アースされる導電箔シートを閉ル
    ープを形成しないようにその両端部間に少許間隙
    を設けて前記絶縁筒外面に巻着し、且つ前記間隙
    が前記整流ダイオードのカソード側に位置するよ
    うにしたことを特徴とするフライバツクトラン
    ス。
JP19857381U 1981-12-29 1981-12-29 フライバツクトランス Granted JPS58103116U (ja)

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JP19857381U JPS58103116U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 フライバツクトランス

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JP19857381U JPS58103116U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 フライバツクトランス

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Publication Number Publication Date
JPS58103116U JPS58103116U (ja) 1983-07-13
JPH0110895Y2 true JPH0110895Y2 (ja) 1989-03-29

Family

ID=30111753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19857381U Granted JPS58103116U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 フライバツクトランス

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651332B2 (ja) * 1972-02-29 1981-12-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236262Y2 (ja) * 1979-09-26 1987-09-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651332B2 (ja) * 1972-02-29 1981-12-04

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Publication number Publication date
JPS58103116U (ja) 1983-07-13

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