JPH0113384Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113384Y2 JPH0113384Y2 JP1982003382U JP338282U JPH0113384Y2 JP H0113384 Y2 JPH0113384 Y2 JP H0113384Y2 JP 1982003382 U JP1982003382 U JP 1982003382U JP 338282 U JP338282 U JP 338282U JP H0113384 Y2 JPH0113384 Y2 JP H0113384Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating
- conductive foil
- voltage coil
- foil sheet
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
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Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテレビジヨン受像機に使用されるフラ
イバツクトランスに関する。
イバツクトランスに関する。
フライバツクトランスの高圧コイルと低圧コイ
ルの配置の仕方として例えば第1図のように配置
したものがある。このフライバツクトランス1は
内部にコア2が挿通される中空状の絶縁筒3に外
部接続用端子4が植設されたターミナルボード5
が設けられると共に低圧コイル6が巻装される低
圧コイルボビン7と、該低圧コイルボビン7の絶
縁筒3の外周に配置され高圧コイル8が複数に分
割巻装された高圧コイルボビン9とより成つてお
り、前記低圧コイル6と高圧コイル8とは並設さ
れた形を呈している。前記高圧コイルボビン9の
凹所9aに収納された10は高圧コイル8に生じ
た高電圧を整流してブラウン管のアノードへ供給
する為の整流ダイオードであり、19は絶縁樹脂
であつて、高圧コイル8及び低圧コイル6を含め
絶縁筒3と高圧コイルボビン9との間にも及ぶよ
うに前記樹脂19が施されている。
ルの配置の仕方として例えば第1図のように配置
したものがある。このフライバツクトランス1は
内部にコア2が挿通される中空状の絶縁筒3に外
部接続用端子4が植設されたターミナルボード5
が設けられると共に低圧コイル6が巻装される低
圧コイルボビン7と、該低圧コイルボビン7の絶
縁筒3の外周に配置され高圧コイル8が複数に分
割巻装された高圧コイルボビン9とより成つてお
り、前記低圧コイル6と高圧コイル8とは並設さ
れた形を呈している。前記高圧コイルボビン9の
凹所9aに収納された10は高圧コイル8に生じ
た高電圧を整流してブラウン管のアノードへ供給
する為の整流ダイオードであり、19は絶縁樹脂
であつて、高圧コイル8及び低圧コイル6を含め
絶縁筒3と高圧コイルボビン9との間にも及ぶよ
うに前記樹脂19が施されている。
さて、このように高圧コイル8と低圧コイル6
を配したフライバツクトランスでは高圧コイル8
に発生する高電圧によつて低圧コイルボビン7の
絶縁筒3が帯電し、絶縁筒3と該絶縁筒3の内部
に配置されるコア2との間に電位差を生じ、この
間隙でコロナ放電が発生する。特にコロナ放電が
発生しやすいのは高圧コイル8の高電位側、すな
わち整流ダイオード10のアノード側である。こ
のためコロナ放電を防止する手段として従来は第
2図の如く絶縁筒外面に一端が接地され他端が開
放された被覆導線11をソレノイドコイル状に密
に巻いて絶縁筒が帯電しないようにシールドして
いた。尚、第2図において導線11以外の部分は
第1図と同一図番を付してある。
を配したフライバツクトランスでは高圧コイル8
に発生する高電圧によつて低圧コイルボビン7の
絶縁筒3が帯電し、絶縁筒3と該絶縁筒3の内部
に配置されるコア2との間に電位差を生じ、この
間隙でコロナ放電が発生する。特にコロナ放電が
発生しやすいのは高圧コイル8の高電位側、すな
わち整流ダイオード10のアノード側である。こ
のためコロナ放電を防止する手段として従来は第
2図の如く絶縁筒外面に一端が接地され他端が開
放された被覆導線11をソレノイドコイル状に密
に巻いて絶縁筒が帯電しないようにシールドして
いた。尚、第2図において導線11以外の部分は
第1図と同一図番を付してある。
しかしながら、上述のようなコロナ回避手段は
導線を絶縁筒に巻回する為作業性が良くないの
で、前記導線11の代わりに第3図のような銅箔
等の導電箔シート12を絶縁筒3に巻着し、アー
スすることによつて帯電を防いだものがある。こ
の導電箔シート12を環状に巻くと誘導起電力が
生じ、大電流が流れるので導電箔シート12が重
なる部分には絶縁シート13を介して巻き付ける
ようにしている。このように導電箔シート12を
用いる場合にも絶縁シート13を介して巻き付け
る必要があるため作業性が良いとは言えず、また
絶縁シート13による絶縁作業を誤つて導電箔シ
ートを短絡させてしまうと誘導起電力による大電
流が流れ、信頼性の上でも好ましい方法とは言え
なかつた。
導線を絶縁筒に巻回する為作業性が良くないの
で、前記導線11の代わりに第3図のような銅箔
等の導電箔シート12を絶縁筒3に巻着し、アー
スすることによつて帯電を防いだものがある。こ
の導電箔シート12を環状に巻くと誘導起電力が
生じ、大電流が流れるので導電箔シート12が重
なる部分には絶縁シート13を介して巻き付ける
ようにしている。このように導電箔シート12を
用いる場合にも絶縁シート13を介して巻き付け
る必要があるため作業性が良いとは言えず、また
絶縁シート13による絶縁作業を誤つて導電箔シ
ートを短絡させてしまうと誘導起電力による大電
流が流れ、信頼性の上でも好ましい方法とは言え
なかつた。
本考案は上記欠点を解消するよう工夫されたも
のである。
のである。
以下第4図乃至第7図を参照しつつ説明するが
従来と同じ構成部分には同じ図番を付してその説
明を省略する。
従来と同じ構成部分には同じ図番を付してその説
明を省略する。
すなわち本考案ではまず第4図のように銅箔等
よりなる導電箔シート14をアースするとともに
閉ループを形成しないようにその両端部間に数ミ
リメートル程度の間隙15を設けて低圧コイルボ
ビンの絶縁筒3に巻着する。このように導電箔シ
ートを間隙を設けるように巻けば、誘導電流が流
れることがない。また、前記間隙15は第7図の
如く整流ダイオード10によつて高電圧が整流さ
れた側、すなわち整流ダイオード10のカソード
10a側に位置させ、間隙による導電箔シートの
シールド効果の低下を防止する。即ち、コロナ放
電は交流電圧によつて生じ、しかも、その交流電
圧値の最も高い点即ち高圧整流ダイオード10の
アノード側が接続された高圧コイルの上端部で最
も生じやすいから、この個所を避け、逆に高圧コ
イルの上部周辺のうち直流電圧となつているため
コロナ放電の最も発生しにくい上記ダイオード1
0のカソード側に前記間隙15を対峙せしめるの
である。ところで、導電箔シート14は、片面を
粘着性とし絶縁筒3に接着させるようにして巻い
ているが、この方法では固定が十分と言えず絶縁
性の接着テープ16を用い第5図の如く貼着する
ことが考えられる。しかしながらフライバツクト
ランスのケース内に絶縁樹脂が注入されて絶縁筒
3と高圧コイルボビン間に前記樹脂が施されても
第5図のように接着テープ16を絶縁筒3の軸方
向に貼着した場合に生じる接着テープ16と絶縁
筒3の間の空隙17には前記絶縁樹脂が充填され
ず、前記空隙17部分でコロナ放電が起こる欠点
がある。また、このように絶縁テープを巻く方法
では導電箔シートをゆるみなく巻くことが困難で
あり、導電箔シート14と絶縁筒3間で間隙が生
じる虞れもある。この為本考案では第6図の如く
絶縁筒外面に巻着された導電箔シートはその両端
部間に幅狭の絶縁テープ18を絶縁筒3の円周方
向に貼着することによつて固定している。このよ
うにすれば、絶縁樹脂が絶縁テープ18と絶縁筒
3との間にも入り込むので不所望な空隙が生じる
ことがなくなる。
よりなる導電箔シート14をアースするとともに
閉ループを形成しないようにその両端部間に数ミ
リメートル程度の間隙15を設けて低圧コイルボ
ビンの絶縁筒3に巻着する。このように導電箔シ
ートを間隙を設けるように巻けば、誘導電流が流
れることがない。また、前記間隙15は第7図の
如く整流ダイオード10によつて高電圧が整流さ
れた側、すなわち整流ダイオード10のカソード
10a側に位置させ、間隙による導電箔シートの
シールド効果の低下を防止する。即ち、コロナ放
電は交流電圧によつて生じ、しかも、その交流電
圧値の最も高い点即ち高圧整流ダイオード10の
アノード側が接続された高圧コイルの上端部で最
も生じやすいから、この個所を避け、逆に高圧コ
イルの上部周辺のうち直流電圧となつているため
コロナ放電の最も発生しにくい上記ダイオード1
0のカソード側に前記間隙15を対峙せしめるの
である。ところで、導電箔シート14は、片面を
粘着性とし絶縁筒3に接着させるようにして巻い
ているが、この方法では固定が十分と言えず絶縁
性の接着テープ16を用い第5図の如く貼着する
ことが考えられる。しかしながらフライバツクト
ランスのケース内に絶縁樹脂が注入されて絶縁筒
3と高圧コイルボビン間に前記樹脂が施されても
第5図のように接着テープ16を絶縁筒3の軸方
向に貼着した場合に生じる接着テープ16と絶縁
筒3の間の空隙17には前記絶縁樹脂が充填され
ず、前記空隙17部分でコロナ放電が起こる欠点
がある。また、このように絶縁テープを巻く方法
では導電箔シートをゆるみなく巻くことが困難で
あり、導電箔シート14と絶縁筒3間で間隙が生
じる虞れもある。この為本考案では第6図の如く
絶縁筒外面に巻着された導電箔シートはその両端
部間に幅狭の絶縁テープ18を絶縁筒3の円周方
向に貼着することによつて固定している。このよ
うにすれば、絶縁樹脂が絶縁テープ18と絶縁筒
3との間にも入り込むので不所望な空隙が生じる
ことがなくなる。
以上説明した通り本考案のフライバツクトラン
スはアースされる導電箔シートを閉ループを形成
しないようにその両端部間に少許間隙を設け、該
間隙が整流ダイオードのカソード側に位置するよ
うに導電箔シートを絶縁筒外面に巻着すると共に
前記両端部間に幅狭の絶縁テープを絶縁筒の円周
方向に貼着することによつて前記導電箔シートを
固定するようにしたので、シールド効果を低下さ
せることなく簡単な構造でコロナ放電を防止でき
且つ不所望な空隙を生じることなく導電箔シート
の固定を確実に行える。また、本考案のように絶
縁筒の円周方向に幅狭の絶縁テープを貼着すれば
導電箔シートをゆるみなく固定できるという副次
的効果もある。
スはアースされる導電箔シートを閉ループを形成
しないようにその両端部間に少許間隙を設け、該
間隙が整流ダイオードのカソード側に位置するよ
うに導電箔シートを絶縁筒外面に巻着すると共に
前記両端部間に幅狭の絶縁テープを絶縁筒の円周
方向に貼着することによつて前記導電箔シートを
固定するようにしたので、シールド効果を低下さ
せることなく簡単な構造でコロナ放電を防止でき
且つ不所望な空隙を生じることなく導電箔シート
の固定を確実に行える。また、本考案のように絶
縁筒の円周方向に幅狭の絶縁テープを貼着すれば
導電箔シートをゆるみなく固定できるという副次
的効果もある。
第1図はフライバツクトランスの要部断面図で
あり、第2図はそれにコロナ放電防止手段を施し
た従来のフライバツクトランスを示す要部断面図
である。第3図は従来のフライバツクトランスで
用いられるコロナ放電防止構造を示す斜視図であ
る。第4図、第5図及び第6図は本考案を説明す
るための要部斜視図であつて、第7図は本考案を
実施したフライバツクトランスの要部斜視図であ
る。 2……コア、3……絶縁筒、8……高圧コイ
ル、9……高圧コイルボビン、10……整流ダイ
オード、14……導電箔シート、15……間隙、
18……絶縁テープ、19……絶縁樹脂。
あり、第2図はそれにコロナ放電防止手段を施し
た従来のフライバツクトランスを示す要部断面図
である。第3図は従来のフライバツクトランスで
用いられるコロナ放電防止構造を示す斜視図であ
る。第4図、第5図及び第6図は本考案を説明す
るための要部斜視図であつて、第7図は本考案を
実施したフライバツクトランスの要部斜視図であ
る。 2……コア、3……絶縁筒、8……高圧コイ
ル、9……高圧コイルボビン、10……整流ダイ
オード、14……導電箔シート、15……間隙、
18……絶縁テープ、19……絶縁樹脂。
Claims (1)
- 高圧コイルが巻装されると共に、該コイルにそ
の巻線方向に平行に配置されてアノード側が接続
された高圧整流ダイオードが収納された高圧コイ
ルボビンを、内部にコアが挿通される中空状の絶
縁筒外周に配置し、且つ少なくとも前記絶縁筒外
周と高圧コイルボビン間に絶縁樹脂が施されるよ
うにしたフライバツクトランスにおいて、アース
される導電箔シートを閉ループを形成しないよう
にその両端部間に少許間隙を設け、該間隙が前記
整流ダイオードのカソード側に位置するように前
記導電箔シートを前記絶縁筒外面に巻着すると共
に、前記両端部間に幅狭の絶縁テープを絶縁筒の
円周方向に貼着することによつて前記導電箔シー
トを固定したことを特徴とするフライバツクトラ
ンス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP338282U JPS58106913U (ja) | 1982-01-14 | 1982-01-14 | フライバツクトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP338282U JPS58106913U (ja) | 1982-01-14 | 1982-01-14 | フライバツクトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58106913U JPS58106913U (ja) | 1983-07-21 |
JPH0113384Y2 true JPH0113384Y2 (ja) | 1989-04-19 |
Family
ID=30016323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP338282U Granted JPS58106913U (ja) | 1982-01-14 | 1982-01-14 | フライバツクトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58106913U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5651332B2 (ja) * | 1972-02-29 | 1981-12-04 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6236262Y2 (ja) * | 1979-09-26 | 1987-09-16 |
-
1982
- 1982-01-14 JP JP338282U patent/JPS58106913U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5651332B2 (ja) * | 1972-02-29 | 1981-12-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58106913U (ja) | 1983-07-21 |
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