JPH0132351Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132351Y2 JPH0132351Y2 JP17525083U JP17525083U JPH0132351Y2 JP H0132351 Y2 JPH0132351 Y2 JP H0132351Y2 JP 17525083 U JP17525083 U JP 17525083U JP 17525083 U JP17525083 U JP 17525083U JP H0132351 Y2 JPH0132351 Y2 JP H0132351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulation
- coil
- secondary coil
- voltage
- primary
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 25
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- X-Ray Techniques (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は三相倍電圧整流用変圧器における二次
コイル支持構造に関する。
コイル支持構造に関する。
第1図は三相倍電圧整流回路の一例を示し、1
は交流入力端子、2は三相変圧器で3は三相鉄
心、4は一次コイル、5は二次コイル、また6は
整流器、7は平滑用コンデンサ、8は保護抵抗、
9は直流出力端子である。
は交流入力端子、2は三相変圧器で3は三相鉄
心、4は一次コイル、5は二次コイル、また6は
整流器、7は平滑用コンデンサ、8は保護抵抗、
9は直流出力端子である。
ここで、三相変圧器2は従来は次のように構成
されていた。すなわち、第2図aは従来の三相変
圧器の正面図、bは切断線A−Aによるコイル部
分の断面図を示す。コイル部分は各相とも同一構
造であり、三相鉄心(以下鉄心と略記する)3に
外接するように絶縁筒10をはめ込み、これを巻
形として、ポリエステルフイルム等の絶縁フイル
ムを用いた一次コイル4を巻回し、さらに絶縁フ
イルム(図示せず)を所定の厚さに巻いたのち、
混触防止板11を設け接地する。次いで一次コイ
ル4をはさんで絶縁筒10の両端に絶縁リング1
2を設け、その上に絶縁筒13をはめ込む。
されていた。すなわち、第2図aは従来の三相変
圧器の正面図、bは切断線A−Aによるコイル部
分の断面図を示す。コイル部分は各相とも同一構
造であり、三相鉄心(以下鉄心と略記する)3に
外接するように絶縁筒10をはめ込み、これを巻
形として、ポリエステルフイルム等の絶縁フイル
ムを用いた一次コイル4を巻回し、さらに絶縁フ
イルム(図示せず)を所定の厚さに巻いたのち、
混触防止板11を設け接地する。次いで一次コイ
ル4をはさんで絶縁筒10の両端に絶縁リング1
2を設け、その上に絶縁筒13をはめ込む。
一方高圧シールド14を巻形とし、かつこれに
巻始め端を接続して二次コイル5を巻回し、その
上に電位固定板15をはめ込み、これに二次コイ
ル5の巻終り端を接続する。次いで、この二次コ
イル本体を上記絶縁筒13上に挿入して接着、固
定する。このようにして製作された3組のコイル
を用いて三相変圧器2を組立てる。
巻始め端を接続して二次コイル5を巻回し、その
上に電位固定板15をはめ込み、これに二次コイ
ル5の巻終り端を接続する。次いで、この二次コ
イル本体を上記絶縁筒13上に挿入して接着、固
定する。このようにして製作された3組のコイル
を用いて三相変圧器2を組立てる。
一次、二次のコイル間絶縁がこのように構成さ
れた場合、高圧シールド14と鉄心の継鉄部分を
覆つて設けた低圧シールド16との間の絶縁は絶
縁筒13と絶縁リング12および絶縁筒10を通
じた沿面絶縁である。
れた場合、高圧シールド14と鉄心の継鉄部分を
覆つて設けた低圧シールド16との間の絶縁は絶
縁筒13と絶縁リング12および絶縁筒10を通
じた沿面絶縁である。
しかし、実測データより得られた沿面絶縁およ
びガス空間絶縁における各絶縁距離と直流絶縁破
壊電圧との関係を示す第3図に明らかなように、
破線で示した沿面絶縁の場合は、沿面絶縁距離が
長くなると直流破壊電圧は顕著な飽和傾向を示
す。
びガス空間絶縁における各絶縁距離と直流絶縁破
壊電圧との関係を示す第3図に明らかなように、
破線で示した沿面絶縁の場合は、沿面絶縁距離が
長くなると直流破壊電圧は顕著な飽和傾向を示
す。
三相倍電圧整流用変圧器の場合、二次コイル5
には各相の二次コイル5a〜5cとも直流電圧が
加わつており、直流電圧の大きさは第1図におい
て直流出力側の二次コイル5aが最も大きく、そ
の電圧値をVとすると、中間の二次コイル5bが
約2/3V、下段すなわちアース側の二次コイル5
cが約1/3V程度である。このため、定格直流電
圧の高い場合は直流出力側の二次コイル5a、さ
らに中間の二次コイル5bまでが沿面絶縁距離が
不足し実際上製作不可能となる。
には各相の二次コイル5a〜5cとも直流電圧が
加わつており、直流電圧の大きさは第1図におい
て直流出力側の二次コイル5aが最も大きく、そ
の電圧値をVとすると、中間の二次コイル5bが
約2/3V、下段すなわちアース側の二次コイル5
cが約1/3V程度である。このため、定格直流電
圧の高い場合は直流出力側の二次コイル5a、さ
らに中間の二次コイル5bまでが沿面絶縁距離が
不足し実際上製作不可能となる。
これに対し、第3図に実線で示したガス空間絶
縁の場合は、距離が長くなつても直流破壊電圧は
わずかに飽和するのみでほぼ距離と共に増加し、
沿面絶縁のように甚しく飽和することはなく、ガ
ス空間絶縁の方が絶縁距離ははるかに短くて済
む。
縁の場合は、距離が長くなつても直流破壊電圧は
わずかに飽和するのみでほぼ距離と共に増加し、
沿面絶縁のように甚しく飽和することはなく、ガ
ス空間絶縁の方が絶縁距離ははるかに短くて済
む。
本考案はこの点に着目し、高い直流電圧が加わ
る二次側のコイル5を次のようにして支持し、ガ
ス空間絶縁が行なわれるようにしたものである。
以下その詳細を説明する。
る二次側のコイル5を次のようにして支持し、ガ
ス空間絶縁が行なわれるようにしたものである。
以下その詳細を説明する。
第4図aは本考案による三相変圧器の実施例の
正面図、同bは切断線B−Bによるコイルの断面
図、同cは三相変圧器の側面図、同dは上記第4
図aにおける切断線C−Cによる断面図である。
この場合、一次側および二次側ともコイル自体の
構造は従来と同様である。すなわち一次側は鉄心
3に外接するように絶縁筒10をはめ込み、その
上に絶縁フイルムによる層間絶縁を施した一次コ
イル4を設け、さらに絶縁フイルム(図示せず)
を所定の厚さに巻回したのち、混触防止板11を
はめ込み接地し、一次コイル本体が完成する。
正面図、同bは切断線B−Bによるコイルの断面
図、同cは三相変圧器の側面図、同dは上記第4
図aにおける切断線C−Cによる断面図である。
この場合、一次側および二次側ともコイル自体の
構造は従来と同様である。すなわち一次側は鉄心
3に外接するように絶縁筒10をはめ込み、その
上に絶縁フイルムによる層間絶縁を施した一次コ
イル4を設け、さらに絶縁フイルム(図示せず)
を所定の厚さに巻回したのち、混触防止板11を
はめ込み接地し、一次コイル本体が完成する。
一方、二次側は高圧シールド14を巻形とし、
かつ巻始め端を高圧シールドに接続して二次コイ
ル5を巻回形成し、その上に電位固定板15をは
め込み、二次コイルの巻終り端に電位固定板15
を接続し二次コイル本体が完成する。
かつ巻始め端を高圧シールドに接続して二次コイ
ル5を巻回形成し、その上に電位固定板15をは
め込み、二次コイルの巻終り端に電位固定板15
を接続し二次コイル本体が完成する。
次に、このようにして得られた3組の一次、二
次コイルを組合せ、三相変圧器とする。すなわち
第4図cおよびdに示すように、鉄心3は継鉄部
分を両側から押え板17により締め付け固定して
底板18に取付け、一次コイル4a〜4cはこれ
により保持れる。なお鉄心3には従来と同様に継
鉄部分を覆う低圧シールド16を設け、表面を滑
らかにして電界集中のおそれをなくすようにされ
ている。
次コイルを組合せ、三相変圧器とする。すなわち
第4図cおよびdに示すように、鉄心3は継鉄部
分を両側から押え板17により締め付け固定して
底板18に取付け、一次コイル4a〜4cはこれ
により保持れる。なお鉄心3には従来と同様に継
鉄部分を覆う低圧シールド16を設け、表面を滑
らかにして電界集中のおそれをなくすようにされ
ている。
これに対し、二次コイル5a〜5cは半円状の
切欠けを設けた支持板19により電位固定板ごと
両側から抱えられ保持される。この場合、第4図
bおよびその一部を拡大した断面図eに示すよう
に、二次コイルの電位固定板15にあらかじめ受
金具20を固定しておき、支持板19を受金具2
0の両側にネジ21により締め付け固定する。こ
のようにして二次コイルを強固に保持することが
でき、二次コイル5a〜5cは一次コイル4a〜
4cに対してそれぞれガス空間で絶縁されたもの
となる。
切欠けを設けた支持板19により電位固定板ごと
両側から抱えられ保持される。この場合、第4図
bおよびその一部を拡大した断面図eに示すよう
に、二次コイルの電位固定板15にあらかじめ受
金具20を固定しておき、支持板19を受金具2
0の両側にネジ21により締め付け固定する。こ
のようにして二次コイルを強固に保持することが
でき、二次コイル5a〜5cは一次コイル4a〜
4cに対してそれぞれガス空間で絶縁されたもの
となる。
ここで上記第4図dのように、一次コイルと二
次コイルとの間はSF6等の絶縁ガスによるガス空
間絶縁であるが、各二次コイル5a〜5cはそれ
ぞれ最外部の電位固定板15の上から支持板19
で保持されるため、二次コイル相互間および底板
18との間は沿面絶縁である。しかし、前述した
ように二次コイル5aと5b間、5bと5c間、
ならびに5cと底板18との間の直流電圧は小さ
いため、コイルの配置を図示のように5aを最上
段に、5bを中間に、5cを最下段に設けること
により、支持板による沿面絶縁の影響を無視する
ことができる。
次コイルとの間はSF6等の絶縁ガスによるガス空
間絶縁であるが、各二次コイル5a〜5cはそれ
ぞれ最外部の電位固定板15の上から支持板19
で保持されるため、二次コイル相互間および底板
18との間は沿面絶縁である。しかし、前述した
ように二次コイル5aと5b間、5bと5c間、
ならびに5cと底板18との間の直流電圧は小さ
いため、コイルの配置を図示のように5aを最上
段に、5bを中間に、5cを最下段に設けること
により、支持板による沿面絶縁の影響を無視する
ことができる。
なお上記の説明では全ての二次コイルをガス空
間絶縁とする場合を示したが、少なくとも二次コ
イル5aのみはガス空間絶縁とし、必要に応じて
さらに二次コイル5bをガス空間絶縁とし、他の
二次コイルは従来のとおりとすることもできる。
間絶縁とする場合を示したが、少なくとも二次コ
イル5aのみはガス空間絶縁とし、必要に応じて
さらに二次コイル5bをガス空間絶縁とし、他の
二次コイルは従来のとおりとすることもできる。
以上説明したように、本考案によるときは直流
高電圧の加わる二次コイルを一次コイルに対しガ
ス空間絶縁とし、絶縁性を向上させることができ
る。
高電圧の加わる二次コイルを一次コイルに対しガ
ス空間絶縁とし、絶縁性を向上させることができ
る。
第1図は三相倍電圧整流回路を示す回路図、第
2図aおよびbは三相変圧器の従来の構造の一例
を示す正面図および切断線A−Aによるコイルの
断面図、第3図は沿面絶縁とガス空間絶縁とにお
ける直流絶縁破壊電圧と絶縁距離との関係を示す
特性図、第4図aは本考案による三相変圧器の実
施例の正面図、bは切断線B−Bによるコイルの
断面図、cは三相変圧器の側面図、dは上記aに
おける切断線C−Cによる断面図、eは上記第4
図bの一部拡大断面図である。 3……鉄心、4……一次コイル、5……二次コ
イル。
2図aおよびbは三相変圧器の従来の構造の一例
を示す正面図および切断線A−Aによるコイルの
断面図、第3図は沿面絶縁とガス空間絶縁とにお
ける直流絶縁破壊電圧と絶縁距離との関係を示す
特性図、第4図aは本考案による三相変圧器の実
施例の正面図、bは切断線B−Bによるコイルの
断面図、cは三相変圧器の側面図、dは上記aに
おける切断線C−Cによる断面図、eは上記第4
図bの一部拡大断面図である。 3……鉄心、4……一次コイル、5……二次コ
イル。
Claims (1)
- 絶縁ガスを充填密封した容器に収納され、少な
くとも直流出力側の二次コイルを両側より支持板
により一次コイルに対して所定同軸位置に保持
し、上記一次コイルとの間をガス絶縁空間により
絶縁したことを特徴とする三相倍電圧整流用変圧
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17525083U JPS6083230U (ja) | 1983-11-12 | 1983-11-12 | 三相倍電圧整流用変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17525083U JPS6083230U (ja) | 1983-11-12 | 1983-11-12 | 三相倍電圧整流用変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6083230U JPS6083230U (ja) | 1985-06-08 |
JPH0132351Y2 true JPH0132351Y2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=30381319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17525083U Granted JPS6083230U (ja) | 1983-11-12 | 1983-11-12 | 三相倍電圧整流用変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6083230U (ja) |
-
1983
- 1983-11-12 JP JP17525083U patent/JPS6083230U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6083230U (ja) | 1985-06-08 |
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