JPH027451Y2 - - Google Patents

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JPH027451Y2
JPH027451Y2 JP1983142001U JP14200183U JPH027451Y2 JP H027451 Y2 JPH027451 Y2 JP H027451Y2 JP 1983142001 U JP1983142001 U JP 1983142001U JP 14200183 U JP14200183 U JP 14200183U JP H027451 Y2 JPH027451 Y2 JP H027451Y2
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JP
Japan
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shield
side coil
voltage side
fixing plate
voltage
Prior art date
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Application number
JP1983142001U
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JPS6049613U (ja
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子線加速装置、イオン注入装置等の
直流高圧側に電力を供給するための、特にSF6
の絶縁ガス中で使用される直流用絶縁変圧器にお
いて、高電圧部と、低電圧部との間の絶縁性能を
向上させ、小形軽量化することを目的としたもの
である。
従来この種の直流用絶縁変圧器の高圧側コイル
は、鉄心に固着された低圧側コイルに絶縁筒およ
びスペーサを介在して固定されているので、両コ
イル間の絶縁はすべて沿面絶縁となる。このよう
な沿面絶縁は絶縁距離に対して電圧が高くなると
飽和傾向を示してその絶縁距離が増大し、これに
ともなつて高圧側コイルの内径が大きくなるとと
もに、絶縁変圧器としての適用電圧が制限される
などといつた不都合があつた。
本考案は上記の欠点を解消するため、高電圧部
と低電圧部間の絶縁が絶縁ガスを充填したガス空
間で行なわれるようにしたもので、以下図面につ
いて詳細に説明する。
第1図aおよびbは本考案による絶縁変圧器の
実施例を示す縦断面図および切断線A−Aによる
断面図である。ここで、ほぼ大地電位に保たれた
低圧側コイル(1次コイル)1は鉄心2の脚部2
aに設けた絶縁筒3に巻回され、その上にポリエ
ステルフイルム等の絶縁物(図示せず)を介して
銅板等の板状導体を巻回固定した混触防止用の円
筒状電極4を設ける。なお円筒状電極4の両側に
シールド5が設けられ、円筒状電極4および鉄心
2とともに接地されている。
次に、高圧側コイル(2次コイル)6は円筒状
電極4に同心状に所定距離を隔てて配置された高
圧シールド7に巻回して形成され、その上に板状
導体を巻き付け固定してなる電位固定板8を設
け、上記高圧側コイル6の巻き始め端を高圧シー
ルド7に、巻き終り端を電位固定板8に、それぞ
れ接続する。なお7a,8aは外部接続用の端子
である。
一方、鉄心2の締め金具14に取付けた低圧シ
ールド9にエポキシ樹脂等よりなる支持碍子10
の下端を固定し、これを包囲して環状のシールド
11を低圧シールド9に一体に設ける。支持碍子
10の上端にはシールド12を設け、その上に高
圧側コイル6の外側の電位固定板8を固定し、高
圧側コイル6が電位固定板8を介して支持碍子1
0により支持されるようにする。ここで、15は
固定台である。
なお当然のことながら、上記の円筒状電極4、
高圧シールド7および電位固定板8等は、軸方向
に切れ目を設ける等の手段により、鉄心の脚部
2、を中心とする1ターンのコイルを形成するこ
とのないようにされている。
このように構成された絶縁変圧器を収納する容
器(図示せず)は内部に絶縁ガスが充填されてお
り、相手方機器(図示せず)により高圧側コイル
6とともに大地に対して正または負の直流高電圧
を加えられている高圧シールド7と、それぞれ接
地された円筒状電極4およびシールド5とは、
SF6等の絶縁ガス13で満たされたガス空間を介
して相対しており、この間には直流のほぼ平等電
界が形成される。
このように高圧側コイルと低圧側コイルとの間
はガス空間内でほぼ平等電界であり、その絶縁は
絶縁ガスの絶縁耐力により決定され、絶縁ガスの
直流絶縁耐力はきわめて大きいため、高圧側コイ
ル6と低圧シールド9との距離を短縮することが
でき、高圧側コイルの内径が小さくなる。また、
実施例によれば支持碍子10は沿面を有するが、
シールド12と環状のシールド11により電界が
緩和され、碍子の高さ方向の電界分布がほぼ均等
になるため、支持碍子の高さにほぼ比例した絶縁
耐力が得られる。
なおこれに加えて本考案の構成によるときは、
絶縁変圧器全体の集合、組立が容器外で行なうこ
とができ、さらに組立てられた本体を容器内に収
納固定することも容易に行なわれる。また上記第
1図は単相の1本支持碍子固定による実施例を示
したが、同様の構成による2本支持碍子固定によ
る実施例を第2図aおよびbに示し、3相の実施
例を第3図a,bおよびcに示す。図中16は取
付具、17は支持金具、18は基台である。
このように本考案によるときは、低圧側コイル
と、正または負の直流高電位にある高圧側コイル
との間にほぼ平等直流電界を形成し、この間はガ
ス空間のため距離を大幅に短縮することができ、
従来のものに比べ容器の外形は著しく小型化され
るとともに組立作業を容易にし、その労力を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本考案の単相の支持碍子1
本による実施例を示す縦断面図および切断線A−
Aによる断面図、第2図aおよびbは単相の支持
碍子2本による実施例を示す正面図および切断線
B−Bによる断面図、第3図a,bおよびcは同
じく3相の実施例を示す縦断面図、一部破断上面
図および正面図である。 1……低圧側コイル、2……鉄心、2a……脚
部、3……絶縁筒、4……円筒状電極、6……高
圧側コイル、7……高圧シールド、8……電位固
定板、10……支持碍子、14……締め金具、1
5……固定台、18……基台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄心脚部に設けた絶縁筒に巻回され外周に接地
    された円筒状電極を設けほぼ大地電位に保たれた
    低圧側コイルと、上記円筒状電極の外周に所定距
    離の空間を隔てて同心状に設けた高圧シールド
    と、上記高圧シールドに一端を接続して巻回され
    外周に設けた電位固定板に他端を接続され大地に
    対し正または負の直流高電圧が加えられる高圧側
    コイルと、上記電位固定板を鉄心の締め金具また
    は固定台あるいは基台に環状のシールドを介して
    固定する少なくとも1個の支持碍子とを具備し、
    上記高圧側コイルは上記電位固定板を介して上記
    支持碍子により保持されると共に上記空間に絶縁
    ガスを充填して形成されたガス空間により絶縁さ
    れること特徴とする絶縁変圧器。
JP14200183U 1983-09-13 1983-09-13 絶縁変圧器 Granted JPS6049613U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14200183U JPS6049613U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 絶縁変圧器

Applications Claiming Priority (1)

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JP14200183U JPS6049613U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 絶縁変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6049613U JPS6049613U (ja) 1985-04-08
JPH027451Y2 true JPH027451Y2 (ja) 1990-02-22

Family

ID=30317426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14200183U Granted JPS6049613U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 絶縁変圧器

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JP (1) JPS6049613U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513368A (ja) * 1974-06-28 1976-01-12 Tokyo Electric Power Co Shitsushikihaiendatsushoho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513368A (ja) * 1974-06-28 1976-01-12 Tokyo Electric Power Co Shitsushikihaiendatsushoho

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6049613U (ja) 1985-04-08

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