JPH0512983Y2 - - Google Patents

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JPH0512983Y2
JPH0512983Y2 JP1986042548U JP4254886U JPH0512983Y2 JP H0512983 Y2 JPH0512983 Y2 JP H0512983Y2 JP 1986042548 U JP1986042548 U JP 1986042548U JP 4254886 U JP4254886 U JP 4254886U JP H0512983 Y2 JPH0512983 Y2 JP H0512983Y2
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voltage
coil
insulating film
diode
wound
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はテレビジヨン受像機、CRTデイスプ
レイ装置等の陰極線管装置に高電圧を供給するフ
ライバツクトランスに関し、特に同軸多層フイル
ム巻回型ダイオード分割方式のフライバツクトラ
ンスの改良に関する。
〈従来の技術〉 従来、高圧コイルを複数個に分割し、各分割高
圧巻線を高圧ボビンに絶縁フイルムを介して同軸
的に順次に巻回し、各高圧巻線をそれぞれダイオ
ードを介して直列に接続した、いわゆる同軸多層
フイルム巻回型ダイオード分割方式のフライバツ
クトランスにおいては、高圧ボビン上に巻回され
る最下層の高圧巻線は高圧ボビン上に直接巻回さ
れるかあるいは下地として絶縁フイルムを高圧ボ
ビンに数回巻回した上で巻回されている。第3図
は従来の上記方式のフライバツクトランスの構造
を例示するもので、10は低圧ボビン、11はこ
の低圧ボビン10に巻回された低圧コイル、12
は高圧ボビン、13はこの高圧ボビン12に絶縁
フイルムを介して同軸多層に分割巻きされた高圧
コイル、14は高圧コイル13の各層の高圧巻線
を分割するダイオードであり、実際には第4図の
電気回路図に示すようにダイオード14は高圧コ
イル13の分割個数分だけ、すなわち、本例では
高圧コイル13が5つ131〜135に分割されて
いるので5個のダイオード141〜145が接続さ
れている。そして、これらのコイル組体は絶縁ケ
ースに収納され絶縁樹脂が充填される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、各高圧巻線131〜135を絶縁分離
している絶縁フイルムは充填される絶縁樹脂とは
化学的接合をしないので、高圧コイルの最下層の
高圧巻線131、また場合によつては次層の高圧
巻線132の端部と低圧コイル11間の沿面距離
が短かく、信頼性に欠ける難点があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は高圧ボビンのコイル巻回部外周の軸線
方向の両端部の径を他の部分より小さくして凹部
を形成し、このコイル巻回部外周に最初に巻回さ
れる絶縁フイルムの両端部との間に空〓を形成す
るものである。
〈作用〉 高圧ボビンのコイル巻回部外周の軸線方向の両
端部とコイル巻回部外周に最初に巻回される絶縁
フイルムの両端部との間に空〓が形成されるの
で、低圧コイルに対する高圧コイルからの沿面距
離を大幅に長くし、沿面放電を抑制するので、フ
ライバツクトランスの信頼性を向上させる。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例について添付図面を参照
して詳細に説明する。
第1図は本考案による同軸多層フイルム巻回型
ダイオード分割方式のフライバツクトランスの一
実施例を示す要部断面図、第2図はその拡大図で
あり、説明をしていない構成は従来と同様である
ので説明を省略している。図示するように、高圧
ボビン12のコイル巻回部121の外周の軸線方
向の両端部の径φ1を他の部分の径φ2より小さく
して凹部15を形成し、コイル巻回部121には
最初に絶縁フイルムを巻回する。この場合、絶縁
フイルムの巾(軸線方向の長さ)はコイル巻回部
121の長さより若干短かくし、高圧ボビン12
のつば部122に絶縁フイルムの両端が接触しな
いようにする。このように構成すると、高圧ボビ
ン12の凹部15の部分は、コイル巻回部121
の外周と絶縁フイルム161の内周との間に空〓
が形成され、コイルを被覆する絶縁樹脂が充填さ
れるので沿面放電を抑制する。
〈考案の効果〉 このように構成すると、第2図の拡大図から明
瞭なように、高圧ボビン12のコイル巻回部12
に最初に巻回された最下層の絶縁フイルム161
の両端部はコイル巻回部121の減径両端部によ
つて形成された凹部15があるためにコイル巻回
部121と直接接触しない。従つて、この絶縁フ
イルム161上に巻回された最下層の高圧巻線1
1の低圧コイル11に対する沿面距離は第2図
に点線で示すように大巾に長くなる。すなわち、
コイル巻回部121の凹部15に突出する絶縁フ
イルム161の部分の長さの2倍の距離だけ従
来のフライバツクトランスよりも沿面距離が長く
なる。従つて、信頼性が一段と向上する利点があ
る。なお、絶縁フイルム161,162,163
…を介して同軸多層に巻回される各高圧巻線13
,132、…はコイル巻回部121の径の大なる
部分にほぼ対応する絶縁フイルム上の部分に巻回
されることになる。また、沿面距離の増加量
()は各高圧巻線が発生する高電圧の大きさに
応じて増減し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるフライバツクトランスの
一実施例を示す要部断面図、第2図は第1図の拡
大断面図、第3図は従来のフライバツクトランス
の一例を示す概略断面図、第4図はその電気回路
図である。 11……低圧コイル、12……高圧ボビン、1
3……高圧コイル、14……ダイオード、15…
…凹部、16……絶縁フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧ボビンに絶縁フイルムを介して高圧コイル
    を同軸的に多層に分割巻きし、各層の高圧巻線に
    ダイオードを直列に接続してダイオード分割した
    同軸多層フイルム巻回型ダイオード分割方式のフ
    ライバツクトランスに於て、前記高圧ボビンのコ
    イル巻回部外周の軸線方向の両端部の径を他の部
    分の径より小さくして凹部を形成し、前記コイル
    巻回部外周に最初に巻回される絶縁フイルムの両
    端部との間に空〓を形成することを特徴とするフ
    ライバツクトランス。
JP1986042548U 1986-03-24 1986-03-24 Expired - Lifetime JPH0512983Y2 (ja)

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JPS62154618U JPS62154618U (ja) 1987-10-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146247A (en) * 1974-10-17 1976-04-20 Toyo Boseki Hoseiyonunojino hansosha

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JPS5146247A (en) * 1974-10-17 1976-04-20 Toyo Boseki Hoseiyonunojino hansosha

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JPS62154618U (ja) 1987-10-01

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