JPS58269B2 - フライバツクトランス - Google Patents

フライバツクトランス

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Publication number
JPS58269B2
JPS58269B2 JP52075875A JP7587577A JPS58269B2 JP S58269 B2 JPS58269 B2 JP S58269B2 JP 52075875 A JP52075875 A JP 52075875A JP 7587577 A JP7587577 A JP 7587577A JP S58269 B2 JPS58269 B2 JP S58269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage coil
flyback transformer
coil
voltage
high voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52075875A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS549723A (en
Inventor
今村英二
三谷泰
徳田克己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP52075875A priority Critical patent/JPS58269B2/ja
Publication of JPS549723A publication Critical patent/JPS549723A/ja
Publication of JPS58269B2 publication Critical patent/JPS58269B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はTV受像機等のブラウン管のアノード電圧を供
給するために使用されるフライバックトランスに関する
ものである。
近年、第1図の回路図に示すように、コア上に巻装され
た低圧コイル1と磁気結合して巻装された高圧コイルを
複数個のコイル2に分割し、これらの分割された高圧コ
イル2間、および最終段の高圧コイル2の巻き終り端に
ダイオード3が接続されて構成された、いわゆるマルチ
ジングラ一方式と呼ばれるフライバックトランスが提案
されている。
そしてこのような方式のフライバックトランスを製作す
るにあたり、その小型化を促進するとともに、コイルと
一体構成されるダイオードの放熱効果を高め、かつ高次
同調をとらない、いわゆる無同調方式に適したものとし
て、第2図に示す構造のものが提案されている。
つまり、この第2図に示されたフライバックトランスは
、コア11上に巻装された低圧コイル12上に、少なく
ともこの低圧コイル12の巻き幅と略同等の巻き幅を有
するソレノイド巻された複数個の高圧コイル13.14
,15,16,17.18がその低圧コイル12を覆う
ようにして順次同軸状に巻装されたものであって、最外
層の高圧コイル18外周面にボビン状の絶縁材19が配
置され、かつこの絶縁材19の外周面に複数個のダイオ
ード20が配置、固定されて、これら高圧コイル13.
14゜15.16,17,18およびダイオード20が
交互に接続され、前述の第1図の回路図に示したような
マルチジングラ一方式のフライバックトランスが構成さ
れたものである。
そしてこのようなフライバックトランスは、最内層の高
圧コイル13から最外層の高圧コイル18にいくにつれ
て電位が高くなるように構成され、その全体が略均−の
厚みを有する樹脂等の絶縁外装材21により被覆されて
いる。
ところが、このように低圧コイル12上に複数個の高圧
コイル13,14,15,16,17゜18が積み重ね
られた構造のフライバックトランスは、それぞれの高圧
コイルの巻き幅、すなわち巻数が同じであるため、それ
らの線間容量は同一となり、かつ各高圧コイル間にはダ
イオードが介在されているために各高圧コイルの浮遊容
量は略等しいものとなるが、低圧コイルと各高圧コイル
との間の距離か異なるために、各高圧コイルの漏洩イン
ダクタンスが異なったものとなり、その結果、fo=1
/[2π√(LlCs)](fo:共振周波数、Ll:
漏洩インダクタンス、C8:浮遊容量)の式により定ま
る漏洩インダクタンスと浮遊容量との直列共振周波数が
、第3図の共振曲線に示すように各高圧コイルによって
異なったものとなる。
つまり最内層の高圧コイル13から最外層の高圧コイル
18にいくにつれて漏洩インダクタンスが大きくなるた
めに、その共振周波数が最内層の高圧コイル13から最
外層の高圧コイル18にいくにつれて小さくなるのであ
る。
第2図に示したように、高圧コイルを6段とし、各高圧
コイル間にダイオードを介在させてそれぞれ直列接続し
たフライバックトランスにおいて、それぞれの高圧コイ
ルの層間距離を0.8 mmとした場合の最外層の高圧
コイルの漏洩インダクタンスと浮遊容量との直列共振周
波数は、最内層の高圧コイルの約1/2の値を有するも
のとなった。
そのために同一の仕様で製作したといえどもフライバッ
クトランス全体としての漏洩インダクタンスと浮遊容量
との直列共振周波数は、その偏差が大きくなりやすく、
特に高次同調をとって用いる場合はもちろんのこと、高
次同調をとらないで用いる、いわゆる無同調方式の場合
においても好ましくないものであった。
また、最内層の高圧コイル13側よりも最外層の高圧コ
イル18側の方が電位が高いために、各高圧コイルのコ
ア11の軸心と直交する両側面においては、本来ならば
外装材21の厚みを高圧コイル18側のみが厚くなるよ
うにするだけでよいものを、その注型技術上の問題から
均一な厚みの被覆しか施しがたいため、必然的に電位の
低い高圧コイル13側にも電位の高い高圧コイル18側
と同じ厚みの余分な外装材を被覆しなければならず、そ
の結果、コスト面での損失および小型化の阻害という不
都合を生じせしめるものであった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、低圧コ
イル上に複数個の高圧コイルが積み重ねられ、かつダイ
オードを介してそれぞれが直列接続されてなるフライバ
ックトランスにおいて、その漏洩インダクタンスと浮遊
容量との直列共振周波数の偏差を小さくするとともに、
つまり、単一同調に近づけるとともに、絶縁外装材の削
減および小型化を一層促進し得たフライバックトランス
を提供することを目的としたものであって、最内層の高
圧コイルから最外層の高圧コイルにいくに従って、その
巻き幅を狭くするようにしたことを特徴とするものであ
る。
以下に本発明の一実施例を図面とともに説明する。
第4図において31はコア、32はこのコア31上に巻
装された低圧コイルであって、分割型コイルボビンに分
割されてなるものである。
ここまでの構成は従来のものと伺ら異なるところはない
33.34,35,36,37,38はそれぞれ前記低
圧コイル32上に順次同軸状に巻装された高圧コイルで
あり、最内層の高圧コイル33の巻き幅は前記低圧コイ
ル32と略同等に形成され、他の高圧コイルの巻き幅は
最外層の高圧コイル38にいくに従って狭くなるように
、内径および長さの異なる高圧コイルボビン39,40
,41゜42.43,44にそれぞれソレノイド巻され
てなるものである。
45は最外層の高圧コイル38外周面に設けられたボビ
ン状の絶縁材、46はこの絶縁材45の外周面に配置、
固定された複数個のダイオードであり、絶縁材45の両
端部に設けられたそれぞれ複数個の端子47.48に前
記各高圧コイルの各引出線とともに半田付けされて固定
されたものであって、各高圧コイルをそれぞれこれらの
ダイオード46を介して直列接続したものである。
49は低圧コイル32.高圧コイル33.34,35,
36,37,38の全体を被覆してなる絶縁外装材、5
0は最外層の高圧コイル38の巻き終り端よりダイオー
ド46を介して外部に導出された高圧出力リード線であ
る。
本発明のフライバックトランスはこのように構成される
のであるが、第4図に示したものはあくまでも本発明の
一実施例を示したものにすぎず、何らこれに限定される
ものではない。
つまり、低圧コイル32は分割巻に限らず、ソレノイド
巻された無分割巻でもよく、逆に高圧コイル33,34
゜35.36,37,38は本実施例のようなソレノイ
ド巻ではなく、分割型コイルボビンに分割巻されたもの
であってもよい。
また、最内層の高圧コイル33の巻き幅についても、必
ずしも低圧コイル32の巻き幅に合せる必要はなく、要
は各高圧コイルが、最内層から最外層にいくに従って巻
き幅が狭くなるように形成されておればよいのである。
その場合、各高圧コイルのボビンは同じ長さのものを用
いて、その巻き幅だけを異ならせることも任意である。
ダイオードの配置およびその固定、低圧コイル、各高圧
コイルの巻き始め端、巻き終り端の端末処理等について
も任意の手段を用い得る。
また、ダイオードを本実施例のように高圧コイル1個ご
とに介在させる必要はなく、複数個ごとに介在させるこ
とも全く任意である。
以上のように構成された本発明のフライバックトランス
は、その高圧コイルの巻き幅、すなわち巻回数が最外層
にいくに従って少なくなるように形成されているので、
巻回数Nの2乗に比例する漏洩インダクタンスは最外層
にいく程小さくなり低圧コイルとの距離が大きくなるこ
とによる漏洩インダクタンスの増加を相殺する作用を有
する。
但し、巻回数が少なくなると巻回数Nに反比例するコイ
ルの線間容量が大きくなることになるが、巻回数Nの2
乗に比例する漏洩インダクタンスの影響の方が大きいの
で、適宜の巻回数を選択することにより各高圧コイルの
漏洩インダクタンスと浮遊容量との直列共振周波数fo
=1/[2π√(LlCS)]をそれぞれ均一化せしめ
ることができ、従来の第3図に示したような各高圧コイ
ル間の共振周波数のバラツキをなくすることができるの
で、フライバックトランス全体としての共振周波数の偏
差も小さくすることができるのである。
また、最外層の高圧コイルにいく程、コイルが小さくな
るのでその分だけ絶縁外装材が省略でき、外装材の使用
量が少なくてすむとともに、それにより小型化が一層促
進される。
さらに本実施例の図面に示すように、外装材の外形をコ
アの軸心と直交する両半部が平行となるようにした場合
には、その両平面方向の外装材厚みがコイルの小さな高
電位の最外層の高圧コイルにいくほど厚くなるので、高
電位の高圧コイルに十分なる耐電圧性をもたせることが
できる。
この場合であっても、両平面間の距離は、電位の低い最
内層の高圧コイルの耐電圧を保証し得る厚さのみでよい
ので、従来のように低電位側の余分な外装材が不必要と
なり、小型化を一層促進せしめるものである。
以上のように本発明のフライバックトランスは種々のす
ぐれた効果を奏するもので、その利用価値多大なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフライバックトランスの電気回路図、第2図は
従来のフライバックトランスの要部断面図、第3図は第
2図に示したフライバックトランスの各高圧コイルの漏
洩インダクタンスと浮遊容量とによる共振曲線図、第4
図は本発明の一実施例のフライバックトランスの要部断
面図である。 31・・・・・・コア、32・・・・・・低圧コイル、
33,34゜35.36,37,38・・・・・・高圧
コイル、39゜40.41.42,43,44・・・・
・・高圧コイルボビン、45・・・・・・絶縁材、46
・・・・・・ダイオード、47.48・・・・・・端子
、49・・・・・・絶縁外装材、50・・・・・・高圧
出力リード線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コア上に巻装された低圧コイル上に、それぞれ内径
    の異なる複数個の高圧コイルを順次同軸状に巻装すると
    ともに、これら高圧コイルを1〜複数個ごとにダイオー
    ドを介してそれぞれ直列接続してなるフライバックトラ
    ンスであって、前記高圧コイルを、最内層から最外層に
    いくに従ってその巻き幅を狭くするようにしたことを特
    徴とするフライバックトランス。
JP52075875A 1977-06-24 1977-06-24 フライバツクトランス Expired JPS58269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52075875A JPS58269B2 (ja) 1977-06-24 1977-06-24 フライバツクトランス

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JP52075875A JPS58269B2 (ja) 1977-06-24 1977-06-24 フライバツクトランス

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Publication Number Publication Date
JPS549723A JPS549723A (en) 1979-01-24
JPS58269B2 true JPS58269B2 (ja) 1983-01-06

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ID=13588875

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106169A (ja) * 1982-12-10 1984-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd レ−ザ発振器
JPS59106170A (ja) * 1982-12-10 1984-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd レ−ザ発振器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5271626A (en) * 1976-12-22 1977-06-15 Hitachi Ltd Fly-back transformer

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JPS5271626A (en) * 1976-12-22 1977-06-15 Hitachi Ltd Fly-back transformer

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