JPS5843437Y2 - フライバツクトランス - Google Patents

フライバツクトランス

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JPS5843437Y2
JPS5843437Y2 JP1977091469U JP9146977U JPS5843437Y2 JP S5843437 Y2 JPS5843437 Y2 JP S5843437Y2 JP 1977091469 U JP1977091469 U JP 1977091469U JP 9146977 U JP9146977 U JP 9146977U JP S5843437 Y2 JPS5843437 Y2 JP S5843437Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage coil
coil
voltage
core
wound
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977091469U
Other languages
English (en)
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JPS5418619U (ja
Inventor
英二 今村
泰 三谷
克己 徳田
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社村田製作所 filed Critical 株式会社村田製作所
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Publication of JPS5418619U publication Critical patent/JPS5418619U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はTV受像機等のブラウン管のアノード電圧を供
給するために使用されるフライバックトランスに関する
ものである。
従来のフライバックトランスは、第1図に示すようにコ
ア1に巻装された低圧コイル2上に平巻きされた高圧コ
イル3を巻装するとともに、−この高圧コイル3の巻き
終り端に整流回路(図示せず)を接続して構成したり、
あるいは第2図に示すように分割型コイルボビンに巻装
された低圧コイル4上に5分割型コイルボビンの各巻溝
に高圧コイルと夕゛イオードとを交互に配置してそれら
を直列接続してなる高圧コイル5を巻装して構成したも
のであった。
−力、フライバックトランスは高周波領域の周波数帯に
卦いて、用いられるものであるため、不要輻射が生じや
すく、フライバックトランスを組み込んだTV受像機自
身や池の装置にノイズ等の悪影響を与えるという欠点を
有するものであった。
このようなフライバックトランスから生じる不要輻射を
防止するには、フライバックトランス全体を金属ケース
等で覆うことによってシールドすればよいことは一般的
に知られていることである。
ところが、前述したようi構成になるフライバックトラ
ンスにあっては、それに近接して金属ケース等を被せた
場合には、高圧コイルと金属ケースとの間にコロナ放電
が生じたり、高圧コイルと金属ケース間に生じる浮遊容
量によってチューニングがずれて所望の適切な特性が得
られなくなったりするという不都合が生じるものであっ
た。
そのため金属ケース等を被せるにあたっては、高圧コイ
ルとの間に相当の距離をとらなければならず、その結実
装置全体が大型化してし1うというものであった。
しかもシールドするにあたっては、シールド材料が必要
となるとともに、フライバックトランスの組立て工程が
煩雑化するという不都合をも生じせしめるものであった
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、不要輻
射を防止するにあたり側ら大型化させることなく、しか
もその組立て工程も極めて簡素化されたフライバックト
ランスを提供することを目的とするものであって、閉磁
路の構成されたポット型コアの中心磁路に巻装された低
圧コイル上に、ソレノイド巻された複数個の高圧コイル
を同軸状に積み重ねて巻装するとともに、これらの高圧
コイルをl〜複数個ごとに最内層の高圧コイルから最外
層の高圧コイルに向う1向を順方向とし、かつ最外層の
高圧コイルの外周部分に配置されたダイオードを介して
それぞれ直列接続するようにし、そのポット型コア内空
隙部に樹脂を充填するようにしたことを特徴とするもの
である。
以下に本考案の一実施例を図面を参照しつつ説明する。
第3図にむいて、11は同形状の一対のポット型コア1
2.13を突き合せて接着することにより形成された閉
磁路型コア、14ばこのコア11の中心磁路に巻装され
た低圧コイルであり、複数個の鍔15を有する分割型コ
イルボビン16の各巻溝に導線が乱れ巻されて形成され
たものである。
17.18.19,20.21.22ばそれぞれ同−1
向に巻回された高圧コイルであり、それぞれ内径の異な
る高圧コイルボビン23,24゜25.26,27.2
8に導線がソレノイド巻により単層に巻回されるととも
に、その巻き幅が前記低圧コイル14の巻き幅と略同等
に形成され、前記低圧コイル14上に積み重ねられるよ
うにして同軸状に巻装されたものである。
29は前記最外層の高圧コイル22の外周面に配置され
たボビン状の絶縁材、30.31はこの絶縁材29外周
面の両端部にそれぞれ設けられたそれぞれ複数個の端子
であり、これらそれぞれ複数個の端子30゜31に前記
低圧コイル14釦よび前記各高圧コイル17,18,1
9,20,21.22の両側部より導出された各引出線
が接続されてなるものである。
32は前記絶縁材29外周面の両端部に設けられた端子
30.31間に各コイルと略同軸力向に接続された複数
個のダイオードであり、前記高圧コイル17,18.1
9.20.21.22のそれぞ力隣接する各高圧コイル
間転よび最外層の高圧コイル22の巻き終り端に、最内
層の高圧コイル17から最外層の高圧コイル22に向う
1向が順方向となるようにそれぞれ接続されて、これら
各高圧コイルを各ダイオードを介して直列に接続するよ
うにしたものである。
つ捷り、等何曲には第4図に示すような回路構成がなさ
れているのである。
33は最外層の高圧コイル22の巻き終り端よりダイオ
ード32を介して導出された高圧出力リード線、34は
コア11外部の一端に設けた端子板であって、前記低圧
コイル14の各引出線於よび最内層の高圧コイル17の
巻き始め端を端子30.31を介して外部に導出するよ
うにしたものである。
35はコア11の中空部に充填された充填樹脂であり、
本考案のフライバンクトランスは以上のように構成され
る。
なト、上記の実施例は本考案の一実施例を示し7たもの
にすぎず、何らこれに限定されるものではない。
たとえば本実施例の低圧コイル14は乱れ巻された分割
巻のものであるが、ソレノイド巻された無分割巻であっ
てもよく、高圧コイル17゜18.19.20,21.
22は単層ソレノイド巻であるが、多層ソレノイド巻に
してもよい。
また、ダイオードの配置トよび各コイルの端末処理につ
いても上記実施例のものにのみ限定されるものではなく
、要はダイオードが最外層の高圧コイルの外周部分に配
置される構造であればよい。
さらに高圧コイルの分割段数も本実施例のように6段に
限ることばなく、高圧コイル間に介在されるダイオード
も必ずしも高圧コイル1個釦きに設ける必要のないもの
で、複数側転きであってもよいのである。
また、コア11は一対の同形状のポット型コア12.1
3からなるものであるが、−力のポット型コアが各コイ
ルを覆うだけの十分iる深さのあるものである場合は、
他力のポット型コアは平板状コアにむきかえることがで
きる。
コア11の固定も本実施fEような接着に限らず、コア
11の外周面に設けた締付バンドで固定したり、あるい
はポット型コアの中心磁路を貫くように設けた通孔にビ
スを挿通させ、その両端部にナツトを螺合させる等して
固定したりする等、適宜の手段をとり得る。
本考案のフライバンクトランスは以上に説明したように
、閉磁路を形成したポット型コアの中心磁路に低圧コイ
ルを巻装し、この低圧コイル上にソレノイド巻された複
数個の高圧コイルを積み重ねるようにして同軸状に巻装
し、かつこれらの高圧コイルを1〜複数個ごとに最内層
から最外層にいく1向を順方向とするダイオードを介し
てそれぞれ直列接続するように構成したので、各高圧コ
イルはダイオードによって交流的にそれぞれ独立したも
のとなり、各高圧コイルの誘起電圧はダイオードによっ
て交流的に分割されたその段数に応じて低くなる。
そのためコアの内壁面が最外層の高圧コイルに接近して
いてもコロナ放電は発生しにくくなる。
また、コアの内壁面が最外層の高圧コイルに接近した場
合には、その間に生じる浮遊容量は大きくなるが前述し
たように各高圧コイルはダイオードの介在によって交流
的に独立限かつアースからはういているために、この浮
遊容量は何らチューニングに影響することがない。
さらに、最内層の高圧コイルは、その巻き始め端がアー
スに接続されるために浮遊容量が大きい場合にはチュー
ニングに影響を与えることになるが、コアの内壁面とは
相当の距離を有しているため浮遊容量は極めて小さく、
実質的には側ら影響を与えることがないのである。
また、コアの外部磁路はコイルの全体を覆っているので
、その断面積を中心磁路と同じにするには、その中心磁
路に比べて極めて薄く形成することができ、前述したよ
うにコアの内壁面を最外層の高圧コイルに接近して位置
させることができること相俟て、フライバックトランス
の全体を極めてコンパクトにすることができる。
また、コア材料の使用量は従来から一般に用いられ1い
る口字形コアと略同じでよく、しかも従来の金属ケース
のようにシールドするための余分な材料も何ら必要とし
ないで、組立て工程が煩雑化することがない。
u上のように本考案のフライバンクトランスは、小型で
その組立て工程も極めて簡素化されたものであるにもか
かわらず、コイル全体がコアで覆われているため不要輻
射を完全防止することができるというすぐれたものとな
る。
さらには、最外層の高圧コイル外周部分にダイオードを
配置する構造のため、それぞ力の高圧コイルを同−力向
に巻回して電流の流れる方向を同−力向とすることがで
き、それによりそれぞれの高圧コイル間の交流的な電位
差が小さくなることから高圧コイル間の絶縁を簡素化す
ることができる。
また、ダイオードが高圧コイルの最外層に配置されるこ
とから、り゛イオードの熱が充填樹脂トよびコアを介し
て外部に良好に放散される等の種々のすぐれた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のフライバンクトランスの側面図
お・よび要部側断面図、第3図は本考案の一実施例のフ
ライバックトランスの要部断面図、第4図はその等価回
路図である。 11・・・コア、12.13・・・ポット型コア、14
・・・低圧コイル、15・・・鍔、16・・・分割型コ
イルボビン、17.18:19,20,21.22・・
・高圧コイル、23,24,25,26,27.28・
・・高圧コイルボビン、29・−・絶縁材、30.31
・・・端子、32・・・ダイオード、33・・・高圧出
力リード線、34・・・端子板、35・・・充填樹脂、
36・・・樹脂ケース、3γ、38・・・スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも電力がポット型コアである2個のコアからな
    る閉磁路型コアの中心磁路に巻装された低圧コイル上に
    、それぞれコイル径の異なる複数個のソレノイド巻され
    た複数個の高圧コイルを順次積み重ねるようにして同軸
    状に巻装するとともに、これらの高圧コイルをl〜複数
    個ごとに最内層の高圧コイルから最外層の高圧コイルに
    向う方向を順方向とし、かつ最外層の高圧コイルの外周
    部分に配置されたダイオードを介してそれぞれ直列接続
    し、前記ポット型コア内空隙部に樹脂を充填したことを
    特徴とするフライバックトランス。
JP1977091469U 1977-07-08 1977-07-08 フライバツクトランス Expired JPS5843437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977091469U JPS5843437Y2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 フライバツクトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977091469U JPS5843437Y2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 フライバツクトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5418619U JPS5418619U (ja) 1979-02-06
JPS5843437Y2 true JPS5843437Y2 (ja) 1983-10-01

Family

ID=29020779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977091469U Expired JPS5843437Y2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 フライバツクトランス

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JP (1) JPS5843437Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4837633A (ja) * 1971-09-14 1973-06-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4837633A (ja) * 1971-09-14 1973-06-02

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Publication number Publication date
JPS5418619U (ja) 1979-02-06

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