JPS5936887Y2 - 高電圧発生装置 - Google Patents

高電圧発生装置

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JPS5936887Y2
JPS5936887Y2 JP1602178U JP1602178U JPS5936887Y2 JP S5936887 Y2 JPS5936887 Y2 JP S5936887Y2 JP 1602178 U JP1602178 U JP 1602178U JP 1602178 U JP1602178 U JP 1602178U JP S5936887 Y2 JPS5936887 Y2 JP S5936887Y2
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JP
Japan
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winding
bobbin
secondary winding
high voltage
voltage generator
Prior art date
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Expired
Application number
JP1602178U
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English (en)
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JPS54119627U (ja
Inventor
龍二 久保内
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえばカラーテレビジョン受像機のフライ
バックトランスとして用いられる高電圧発生装置に関す
る。
テレビジョン受像機のフライバックトランスにおいては
、陰極線管のアノードに印加するための高圧が導出され
る。
この高圧発生手段として、1次巻線(低圧コイル)に高
周波電圧を印加し、2次巻線(高圧コイル)に誘起させ
、この巻線に生じた電圧を整流して使用する方法がとら
れている。
具体的な構造としては、1次巻線を最内層の筒状ボビン
外周囲に巻装し、2次巻線をこの1次巻線外周囲に同軸
的に配設した高圧ボビンに巻装した構造である。
ところで高圧巻線は、巻数が1次巻線に比べて大きいた
め、層数が多くなり、それだけ1次巻線から離れリーケ
ージインダクタンスが大きくなる不都合がある。
また従来の装置は、1次巻線側の基本波に対して2次巻
線側の同調をとるのに高次の同調がとり難く、安定した
出力を得られない。
つまり、2次巻線とコア間には分布容量が生じ、これと
リーケージインダクタンスの関係で共振周波数が作用さ
れるが、リーケージインダクタンスと分布容量は小さい
方が好ましい。
また、リーケージインダクタンスを減らす意味で層数を
減少させることも考えられるが今度はボビン軸方の巻幅
が大きくなり結局リーケージインダクタンスを減らすこ
とができない。
更に、同様な目的で、2次巻線の線路の小さいものを使
用することも考えられるが、これの場合、ボビンに対す
る巻回作業において電線の断線等を生じやすく、また作
業もむずかしくなる。
更に極細線の場合、製造技術も高度な技術を要し高価と
なると共に絶縁被覆膜が薄く耐圧に信頼が欠ける。
高電圧発生装置は上記のような問題が残されており、リ
ーケージインダクタンスが大きく高次同調がとれないと
、画面走査期間においても高調波の影響で直流レベルが
変動し、画面左側に縦縞が生じることがあった。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、リーケ
ージインダクタンスを極力少なくして、かつ製造が容易
であり性能的にも向上し、経済的にも有利な高電圧発生
装置を提供することを目的とするものである。
以下この考案の一実施例を第1図乃至第4図を参照して
詳細に説明する。
まず、第1図において、この考案高電圧発生装置の回路
方式を説明するに11は1次巻線(低圧コイル)、Bは
2次巻線であり、複数たとえば4つの分割巻線N11〜
N14に分割されており、各々は、同極性方向となる整
流ダイオードD1□〜D14によって直列に接続されて
いる。
なお12は磁路を形成するコアである。この回路方式に
よると1次巻線に同周波電圧が印加され2次巻線側にお
いては、ダイオードと分布容量による整流回路が形成さ
れて、出力端子には、コンテ゛ンサ(平滑回路)を不要
とする。
次に上記した回路の具体的な部品配置関係を説明する。
すなわち、第2図aにおいて、Aは、1次巻線用ボビン
であり、合成樹脂により成形されており、軸方向一端に
は、中空に連続して半径延長方向へコアガイド溝21が
一体に成形されている。
なお22は仕切壁であり、コアが取付けられるときは除
去される。
また、ボビンの一端側には、鍔状に端子板20が形成さ
れており、ボビン本体とは反対側の端子板回転面には、
複数のピン状端子Po、Pl、P2.P3.P4・・・
が設けられている。
上記1次巻線用ボビンAは、第2図1)−eに示す2次
巻線用第1〜第4ボビンB1〜B4とともに同軸的に組
合わされる。
すなわち、前記2次巻線用第1〜第4ボビンB1〜4に
はそれぞれ第1図で説明した分割巻線N1□〜N14が
巻回されるものである。
そして、分割巻線N1□〜N14が巻回されると各ボビ
ンは、径の小さいものから順に同軸的に重ね合わされ組
立てられる。
そして、2次巻線用第1〜第4ボビンB1〜B4の軸方
向一端には、それぞれ突起a1.b1.C1,d1が突
出して形成されており、これらは、それぞれ前記端子板
20に形成された係合穴に挿入されて位置決めが図られ
る。
この係合穴は図面上はあられれていないがボビン軸を中
心として回転角位置がずれて設定されている。
また、前記端子板20には複数の透孔23も形成されて
いる。
上記したように各ボビンが組立てられ、後述する結線が
なされると、これらは一体に合成樹脂により成形された
容器Gに収容される。
そして内部に生じた空間には、コロナ防止剤が充填され
る。
次にボビン組立構造を第3図に示して説明する。
すなわち、最内層に配設されているのが1次巻線用ポビ
ンA、次の層が2次巻線用第1ボビンBL次の層が2次
巻線用第2ボビンB2というように順次配設されている
そして、1次巻線用ポビンAの巻始め及び巻終りは、端
子板20の適当な端子にそれぞれ接続される。
また、次の層のボビンB1に巻回された分割巻線N1□
の巻始め端子板20の適当な端子に接続され、巻終りは
、最外層のボビンB4の外周側に端子線25等を用いて
導出され、ダイオードD1□のアノード側リード線に接
続される。
このダイオードD1□のカソード側リード線は、第2ボ
ビンB2に巻回された分割巻線N12の巻始めに接続さ
れる。
そしてこの分割巻線N1□の巻終りは、先のダイオード
D1□の接続と同様な方法で、ダイオードD12を介し
て第3ボビンB3に巻回された分割巻線N13の巻始め
に接続される。
このように第1図で説明したような回路が形成されるも
のである。
この考案は上記のような第1〜第4ボビンに巻線を施す
場合その巻回方法に特徴を有するもので、第4図に示す
ような巻回構造がとられる。
すなわち、ボビンB1の一端から他端に向って分割巻線
N1□を巻き始めてからn1ターン(第1のソレノイド
部)平巻きし、次に折返し−)Xn1ターン(第2のソ
レノイド部)以下の巻数で巻回し、次にまた他端に向っ
てn1ターン巻きつける(第3のソレノイド部)巻方法
で、これを順次繰返えして分割巻線N1□を形成するも
のである。
このような巻回構造は、第2〜第4ボビンB2〜B4に
おいてもそれぞれとられるものである。
上記したこの考案の高電圧発生装置によれば、第4図に
示すような巻線構造をとることから、2次巻線の巻き幅
lを狭くすることができる。
このことは、1次巻線の巻き幅と同等にすることができ
、リーケージインダクタンスを小さくすることができる
更に、この巻線構造によって、線の径が太くても(0,
08〜0.1mmφ)巻き幅1を小さくできることにつ
ながる。
すなわち、径の太い電線を使用できることは、それだけ
、線の絶縁被覆が細いものに比し厚く、線相互間の耐圧
的な向上が得られる。
また、径の太い電線は、細い線を作るよりも経済的には
有利であって、また巻回作業においても強度が大きいの
で、断線等の事故とか絶縁被覆のはがれも生じ難く、良
品の装置を作るために有効である。
また、装置の全体的な構造も軸方向へ延在して大きくす
る必要もなくなる利点がある。
以上説明したようにこの考案はリーケージインダクタン
スを極力少なくして、かつ製造が容易であり、性能的に
も向上し経済的にも有利な高電圧発生装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高電圧発生装置の回路例、第2図a〜eは第1
図の回路の具体的組立構造を説明するのに示した各部品
の斜視図、第3図は第2図の部品の組立後の断面図、第
4図はこの考案の要部を示す説明図である。 A・・・・・・1次巻線用ボビン、B1〜B4・・・・
・・2次巻線用第1〜第4ボビン、N1□〜N14・・
・・・・分割巻線(2次巻線)、D1□〜D14・・・
・・・ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1次巻線を1次巻線用ボビンに巻回し、この巻線の外周
    囲に2次巻線用ボビンを同軸的に配設した高電圧発生装
    置において、前記2次巻線用ボビンは複数個同軸的に重
    ねるように配設し、各2次巻線用ボビンには、ボビンの
    軸方向一端側から他端側に向って電線を巻回して第1の
    ソレノイド部を形成し、途中で折り返えして前記一端側
    に向って少くとも前記第1のソレノイド部の巻幅の%以
    下まで巻回して第2のソレノイド部を形成し、再び前記
    他端側に向って前記第2のソレノイド部よりは前記他端
    側まで巻回した第3のソレノイド部を形成するような構
    造を軸方向へ順次繰りかえして有する2次巻線を設けた
    ことを特徴とする高電圧発生装置。
JP1602178U 1978-02-10 1978-02-10 高電圧発生装置 Expired JPS5936887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1602178U JPS5936887Y2 (ja) 1978-02-10 1978-02-10 高電圧発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1602178U JPS5936887Y2 (ja) 1978-02-10 1978-02-10 高電圧発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54119627U JPS54119627U (ja) 1979-08-22
JPS5936887Y2 true JPS5936887Y2 (ja) 1984-10-12

Family

ID=28838770

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JP1602178U Expired JPS5936887Y2 (ja) 1978-02-10 1978-02-10 高電圧発生装置

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