JPS6032738Y2 - フライバツクトランス - Google Patents
フライバツクトランスInfo
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- JPS6032738Y2 JPS6032738Y2 JP13230979U JP13230979U JPS6032738Y2 JP S6032738 Y2 JPS6032738 Y2 JP S6032738Y2 JP 13230979 U JP13230979 U JP 13230979U JP 13230979 U JP13230979 U JP 13230979U JP S6032738 Y2 JPS6032738 Y2 JP S6032738Y2
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- JP
- Japan
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- winding
- primary
- primary winding
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、テレビジョン受像機に使用されるフライバ
ックトランスにおいて、3次巻線の出力電圧の調整を2
次巻線のチューニング状態に影響を及ぼすことなくでき
るようにしたフライバックトランスに関する。
ックトランスにおいて、3次巻線の出力電圧の調整を2
次巻線のチューニング状態に影響を及ぼすことなくでき
るようにしたフライバックトランスに関する。
一般に、テレビジョン受像機に使用されるフライバック
トランスは受像機の受像管に直流高、中電圧を供給する
ための2次巻線のほかに、受像機内の各回路のB電源用
としての直流低電圧やAFCパルス、ブランキングパル
スなどの交流低電圧を供給するための2次巻線(以下、
前者と区別するために3次巻線と云う)を具備している
。
トランスは受像機の受像管に直流高、中電圧を供給する
ための2次巻線のほかに、受像機内の各回路のB電源用
としての直流低電圧やAFCパルス、ブランキングパル
スなどの交流低電圧を供給するための2次巻線(以下、
前者と区別するために3次巻線と云う)を具備している
。
このようなフライバックトランスの一例として、近年に
なって2次巻線を分割し、複数個の整流器によりこれを
直列接続した方式が考えられている。
なって2次巻線を分割し、複数個の整流器によりこれを
直列接続した方式が考えられている。
この回路方式は第1図に示すように、2次巻線13(高
圧巻線)を複数個の第1〜第nの巻線部N1□〜Ni。
圧巻線)を複数個の第1〜第nの巻線部N1□〜Ni。
に分割し、各分割された巻線部Nil〜Ninの終端に
同極性方向となす整流器D11〜D、。
同極性方向となす整流器D11〜D、。
によって直列接続したものである。
この第1図における12はコア、11は1次巻線(低圧
巻線)である。
巻線)である。
この回路方式によると、1次巻線11に高周波電圧を印
加することにより、2次巻線の各巻線部N11〜Ntn
出力端に発生するパルスをそれぞれ整流器D1□〜D□
で整流して重畳し、直流高電圧を発生させることができ
る。
加することにより、2次巻線の各巻線部N11〜Ntn
出力端に発生するパルスをそれぞれ整流器D1□〜D□
で整流して重畳し、直流高電圧を発生させることができ
る。
上記回路の具体的構造について述べると、第2図に示す
ように、1次巻線11は磁路を構成するコア12に巻装
されたボビンB1oに巻回される。
ように、1次巻線11は磁路を構成するコア12に巻装
されたボビンB1oに巻回される。
また、上記コア12には径の異なる複数個のボビン13
tt〜B1nが同軸的に巻装され、この各ボビンa工〜
Binには2次巻線13の各巻線部N11〜Ninがそ
れぞれ巻装されている。
tt〜B1nが同軸的に巻装され、この各ボビンa工〜
Binには2次巻線13の各巻線部N11〜Ninがそ
れぞれ巻装されている。
上記ボビンB□□〜B1゜の所、最外層のボビンBin
の両端には鍔部が形成され、この鍔部間に上記整流器D
11〜D□。
の両端には鍔部が形成され、この鍔部間に上記整流器D
11〜D□。
が取り付けられている。
この第1図および第2図に示したフライバックトランス
においては、先に述べた3次巻線は示されていないが、
当然3次巻線を有する場合もあり得るわけである。
においては、先に述べた3次巻線は示されていないが、
当然3次巻線を有する場合もあり得るわけである。
この3次巻線の出力電圧はその巻数と1次巻線の巻数と
の比にほぼ比例するので、1次巻線数が決まると、それ
にしたがって、各3次巻線の巻数も決まるが、3次巻線
の数が多ければ多いほど、すべての3次巻線の出力電圧
を所望の値に発生させることが難しくなる。
の比にほぼ比例するので、1次巻線数が決まると、それ
にしたがって、各3次巻線の巻数も決まるが、3次巻線
の数が多ければ多いほど、すべての3次巻線の出力電圧
を所望の値に発生させることが難しくなる。
この場合、比較的出力電圧の高いもの、すなわち、1次
巻線との巻数比が比較的大きなものでは、巻数を1〜2
回増減させることにより調整できる場合もあるが、たと
えば、受像管のヒータ電圧のように、低電圧のものをフ
ライバックトランスから供給する場合、通常は1次巻線
数が数W巻以上巻かれているのに対して、2〜5回巻き
程度と少ないので、調整が困難である。
巻線との巻数比が比較的大きなものでは、巻数を1〜2
回増減させることにより調整できる場合もあるが、たと
えば、受像管のヒータ電圧のように、低電圧のものをフ
ライバックトランスから供給する場合、通常は1次巻線
数が数W巻以上巻かれているのに対して、2〜5回巻き
程度と少ないので、調整が困難である。
このような場合には、通常所望の値よりも高い電圧が発
生するように巻数を設定し、負荷回路において、これと
直列に抵抗を挿入し、それによって、電圧を所望の値に
まで下げて使用している。
生するように巻数を設定し、負荷回路において、これと
直列に抵抗を挿入し、それによって、電圧を所望の値に
まで下げて使用している。
この方法では、抵抗で無駄な電力を消費することになり
、消費電力の増加となる。
、消費電力の増加となる。
また、逆に、各3次巻線の出力電圧が所望の値となるよ
うな1次巻線数を選ぶ、すなわち、各3次巻線の巻数と
1次巻線の巻数の比(1次巻数/3次巻数)がほぼ整数
となるように、1次巻線の巻数を運ぶという方法もある
が、1次巻線数は使用するコアの寸法やフライバックト
ランスの寸法により制約を受ける2次巻線の巻数と所望
の高電圧値、さらには2次巻線とのチューニングを得る
ための条条件等々により、かなりの制約を受ける。
うな1次巻線数を選ぶ、すなわち、各3次巻線の巻数と
1次巻線の巻数の比(1次巻数/3次巻数)がほぼ整数
となるように、1次巻線の巻数を運ぶという方法もある
が、1次巻線数は使用するコアの寸法やフライバックト
ランスの寸法により制約を受ける2次巻線の巻数と所望
の高電圧値、さらには2次巻線とのチューニングを得る
ための条条件等々により、かなりの制約を受ける。
このため、後者の方法は採用できない場合が多く。
結局前記にような種々の制約のもとて1次巻線数が決定
され、しかる後に、3次巻線数が決定される。
され、しかる後に、3次巻線数が決定される。
したがって、すべての3次巻線出力電圧を所望の値にす
ると云うことが難しいと云う欠点があった。
ると云うことが難しいと云う欠点があった。
ここで、上記3次巻線の出力電圧を調整する方法につい
てさらにわかり易くするために、項目的に分けて詳述す
ることにする。
てさらにわかり易くするために、項目的に分けて詳述す
ることにする。
この調整をする方法には次の1項から4項に列挙する場
合がある。
合がある。
(1)3次巻線の巻数を変える。
(2)1次巻線の巻数を変える。
(3)負荷側の抵抗値を変える。
(4)1次巻線と3次巻線の相対位置関係を変え、結合
度を変える。
度を変える。
これらのうち、第1項の方法はすでに述べたように、比
較的出力電圧の高いもの、すなわち、1次巻線との巻数
比が比較的大きなものでは可能であるが、たとえば、受
像管のヒータ電圧のようなものでは困難な場合が多い。
較的出力電圧の高いもの、すなわち、1次巻線との巻数
比が比較的大きなものでは可能であるが、たとえば、受
像管のヒータ電圧のようなものでは困難な場合が多い。
この場合、たとえば、受像管のヒータとフライバックト
ランスのヒータ巻線との間に挿入されている安全対策の
ためのヒユーズ抵抗の値を一定として5,3Vr、 m
、 sを得る場合を想定する。
ランスのヒータ巻線との間に挿入されている安全対策の
ためのヒユーズ抵抗の値を一定として5,3Vr、 m
、 sを得る場合を想定する。
この場合、1次巻線数が8(2)、ヒータ巻線数が2回
で丁度5,3vrSmSsが得られたとすると、ヒータ
巻線数を3回にした場合、■次巻線数は12(2)にし
なければ、6.3Vr1m1Sが得られないことになる
。
で丁度5,3vrSmSsが得られたとすると、ヒータ
巻線数を3回にした場合、■次巻線数は12(2)にし
なければ、6.3Vr1m1Sが得られないことになる
。
そして、1次巻線の巻数はすでに述べたように、使用す
るコアの寸法、所要インダクタンス、フライバックトラ
ンスの寸法により制約を受ける2次巻線の巻数および所
要の高圧値、さらには2次巻線との最適チューニングを
得るための条件等々によってかなりの制約を受ける。
るコアの寸法、所要インダクタンス、フライバックトラ
ンスの寸法により制約を受ける2次巻線の巻数および所
要の高圧値、さらには2次巻線との最適チューニングを
得るための条件等々によってかなりの制約を受ける。
いま、たとえば、上記のような種々の制約により、1次
巻線の巻数が100回であったとすると、ヒータ巻線数
が2回では、出力電圧が低すぎ、3回では高過ぎると云
うような不都合を生じ、3次巻線の巻数では出力電圧を
最適な値に制御できなくなる。
巻線の巻数が100回であったとすると、ヒータ巻線数
が2回では、出力電圧が低すぎ、3回では高過ぎると云
うような不都合を生じ、3次巻線の巻数では出力電圧を
最適な値に制御できなくなる。
次に、第2項の方法は上記のような理由により困難であ
るし、また、1次巻線が1つの巻線で形成されている場
合、1次巻線の自己インダクタンスは巻線の2乗に比例
して変化するので、巻数を変えた場合、2次巻線のチュ
ーニングが大幅に変化してしまうと云う欠点を有する。
るし、また、1次巻線が1つの巻線で形成されている場
合、1次巻線の自己インダクタンスは巻線の2乗に比例
して変化するので、巻数を変えた場合、2次巻線のチュ
ーニングが大幅に変化してしまうと云う欠点を有する。
また、第3項の方法は通常負荷回路とフライバックトラ
ンスとの間に安全対策のために挿入されている抵抗の値
を変えることによって行われるが、この抵抗値は小さい
方が望ましい。
ンスとの間に安全対策のために挿入されている抵抗の値
を変えることによって行われるが、この抵抗値は小さい
方が望ましい。
そして、通常は必要最小値を採用している。
したがって、この方法は発生電圧が高すぎる場合にのみ
彩用できる。
彩用できる。
その場合は抵抗を増して電圧を下げると云うことは損失
の増加となり、好ましくない。
の増加となり、好ましくない。
さらに、第4項の方法は極く微小な範囲の変化手段とし
ては使えるが、余り有効ではない。
ては使えるが、余り有効ではない。
また、1次巻線が1つの巻数で形成されている場合、3
次巻線の巻き位置を変えることにより、3次出力パルス
のリンギング(走査期間)が大きくなったり、リップル
が増えたりしたり、あるいは2次巻線のチューニング状
態が変わるなどの欠点を有する。
次巻線の巻き位置を変えることにより、3次出力パルス
のリンギング(走査期間)が大きくなったり、リップル
が増えたりしたり、あるいは2次巻線のチューニング状
態が変わるなどの欠点を有する。
この考案は、上記諸点にかんがみなされたもので、第1
の1次巻線とこの第1の1次巻線に対して巻数の異なる
第2の1次巻線とを並列にするとともに、第1の1次巻
線と2次巻線および第2の1次巻線と上記2次巻線から
電気的に分離独立した3次巻線とをそれぞれ密に結合し
、第2の1次巻線の巻数を増減させることにより第1の
1次巻線と2次巻線の電気的、磁気的結合関係を損うこ
となく、3次巻線の出力電圧を調整することのできるフ
ライバックトランスを提供することを目的とする。
の1次巻線とこの第1の1次巻線に対して巻数の異なる
第2の1次巻線とを並列にするとともに、第1の1次巻
線と2次巻線および第2の1次巻線と上記2次巻線から
電気的に分離独立した3次巻線とをそれぞれ密に結合し
、第2の1次巻線の巻数を増減させることにより第1の
1次巻線と2次巻線の電気的、磁気的結合関係を損うこ
となく、3次巻線の出力電圧を調整することのできるフ
ライバックトランスを提供することを目的とする。
以下、この考案のフライバックトランスの実施例につい
て図面に基づき説明する。
て図面に基づき説明する。
第3図はその一実施例の回路図であり、第4図は第3図
に示すフライバックトランスのコアに対する各巻線の配
置関係を示す一部切欠断面図である。
に示すフライバックトランスのコアに対する各巻線の配
置関係を示す一部切欠断面図である。
この第3図および第4図において、21はコアであり、
22a、22bはそれぞれ1次巻線である。
22a、22bはそれぞれ1次巻線である。
1次巻線22a、22bは並列に接続されている。
1次巻線22aに対応して2次巻線23が密に巻装され
ている。
ている。
同様にして、1次巻線22bに対して3次巻線24が密
に巻装されている。
に巻装されている。
すなわち、第4図に示すように、コア21は1コヨ字型
のコアを1組組み合わせて101字型に形成されており
、その相対向する脚部21a。
のコアを1組組み合わせて101字型に形成されており
、その相対向する脚部21a。
21bにはそれぞれ1次巻線22a、22bが巻装され
ている。
ている。
なお、3次巻線24は第3図においては複数個、すなわ
ち、3次巻線24a、24bを有する場合を示している
が、第4図では、3次巻線全体を符号24として示して
いる。
ち、3次巻線24a、24bを有する場合を示している
が、第4図では、3次巻線全体を符号24として示して
いる。
この第4図に示すように、2次巻線23と3次巻線24
をコア21の別々の脚部21a、21bに巻くことによ
り、2次巻線23と同じ脚部21aに巻かれている1次
巻線22aと3次巻線の結合度および3次巻線24と同
じ脚部21bに巻かれている1次巻線22bと2次巻線
23との結合度はそれぞれ非常に弱くなり、互いに殆ん
ど影響を及ぼさないようになる。
をコア21の別々の脚部21a、21bに巻くことによ
り、2次巻線23と同じ脚部21aに巻かれている1次
巻線22aと3次巻線の結合度および3次巻線24と同
じ脚部21bに巻かれている1次巻線22bと2次巻線
23との結合度はそれぞれ非常に弱くなり、互いに殆ん
ど影響を及ぼさないようになる。
したがって、コア21の飽和の問題や好性能を得るため
の2次巻線23の最適チューニング条件などによって、
1次巻線22a*22bの巻数を決定しても、3次巻線
24の出力電圧は3次巻線24と密結合している1次巻
線22bの巻数を増減させることにより、所望の値を得
ることが可能となる。
の2次巻線23の最適チューニング条件などによって、
1次巻線22a*22bの巻数を決定しても、3次巻線
24の出力電圧は3次巻線24と密結合している1次巻
線22bの巻数を増減させることにより、所望の値を得
ることが可能となる。
なお、第3図における25は整流用の整流器であり、2
次巻線23に誘起された高電圧を整流して、受像管のア
ノードに高電圧の直流電圧を供給させるためのものであ
る。
次巻線23に誘起された高電圧を整流して、受像管のア
ノードに高電圧の直流電圧を供給させるためのものであ
る。
第5図および第6図はこの考案の第2の実施例を示すも
のであり、第5図は回路図で、第6図はコアに対する各
巻線の配置関係を示す一部切欠断面図である。
のであり、第5図は回路図で、第6図はコアに対する各
巻線の配置関係を示す一部切欠断面図である。
この第2の実施例の場合は、上記第1図および第2図で
示した方式のに属する場合の実施例を示すものである。
示した方式のに属する場合の実施例を示すものである。
この第5図および第6図の両図において、第3図および
第4図と同一部分には同一符号を付して述べることにす
る。
第4図と同一部分には同一符号を付して述べることにす
る。
第5図に示すように、コア21に巻装される2つの1次
巻線22a、22bは並列に接続されている。
巻線22a、22bは並列に接続されている。
1次巻線22aに2次巻線23が密に結合され、1次巻
線22bに3次巻線24が密に結合されているのは上記
実施例と同様である。
線22bに3次巻線24が密に結合されているのは上記
実施例と同様である。
しかし、この第2の実施例では、2次巻線23は第1図
および第2図の場合と同様にして、複数個に分割されて
巻線部23..23□、233を有している。
および第2図の場合と同様にして、複数個に分割されて
巻線部23..23□、233を有している。
各巻線23、〜233に同極性方向となる整流器251
〜253が直列に接続されている。
〜253が直列に接続されている。
このような接続関係をなす各巻線の配置関係は第6図の
ごとくになっている。
ごとくになっている。
すなわち、コア21の同一脚部にボビン26を装着し、
このボビン26には隔壁26aが設けられている。
このボビン26には隔壁26aが設けられている。
隔壁26aと一端間には1次巻線22aが巻装されてい
る。
る。
また、隔壁26aと他端間には3次巻線24が巻装され
ている。
ている。
この実施例においても、第5図には3次巻線24として
、2つの3次巻線24ay24bを示しているが、第6
図では全体を3次巻線24として示している。
、2つの3次巻線24ay24bを示しているが、第6
図では全体を3次巻線24として示している。
この3次巻線24上に1次巻線22bが3次巻線24と
密結合となるように巻装されている。
密結合となるように巻装されている。
また、1次巻線22aの外周面には別のボビン27が設
けられている。
けられている。
ボビン27にはそれぞれ複数個の溝部27a〜27cが
設けられ、溝部27aと27b、27bと27c間には
所定の間隔が設けられている。
設けられ、溝部27aと27b、27bと27c間には
所定の間隔が設けられている。
各溝部27a〜27cにはそれぞれ2次巻線23の各巻
線部231〜233が巻回されている。
線部231〜233が巻回されている。
そして、溝部27aの端部には整流器251が配設され
、溝部27aと27b間、溝部27bと27c間にはそ
れぞれ整流器25□、253が配設されている。
、溝部27aと27b間、溝部27bと27c間にはそ
れぞれ整流器25□、253が配設されている。
かくすることにより、1次巻線22aと2次巻線23が
密結合されることになる。
密結合されることになる。
つまり、この第2の実施例では、2次巻線23.3次巻
線24とともに、コア21の同じ脚部に巻装され、1次
巻線22aと2次巻線23.1次巻線22bと3次巻線
24をそれぞれ密結合とし、1次巻線22aと3次巻線
24.1次巻線22bと2次巻線23との結合度はそれ
ぞれ非常に弱くなり、互いに影響を及ぼさなくなる。
線24とともに、コア21の同じ脚部に巻装され、1次
巻線22aと2次巻線23.1次巻線22bと3次巻線
24をそれぞれ密結合とし、1次巻線22aと3次巻線
24.1次巻線22bと2次巻線23との結合度はそれ
ぞれ非常に弱くなり、互いに影響を及ぼさなくなる。
これにともない、コア21の飽和の問題や2次巻線23
の最適チューニング条件などによって、1次巻線の巻数
を決定しても、3次巻線24の出力電圧は3次巻線24
と密結合している。
の最適チューニング条件などによって、1次巻線の巻数
を決定しても、3次巻線24の出力電圧は3次巻線24
と密結合している。
1次巻線22bの巻数を増減させることにより、所望の
値を得ることが可能となる。
値を得ることが可能となる。
上記からも明らかなように、従来のように1次巻線が一
つ巻装されている場合に対して、この考案では、2次巻
線23と密に結合する1次巻線22aと、3次巻線24
と密に結合されている1次巻線22bとの二つの1次巻
線を設けているものであるから、1次巻線22bの巻数
を変えても1次巻線と2次巻線間のリーケージインダク
タンスや分布容量を殆んど変えることがない。
つ巻装されている場合に対して、この考案では、2次巻
線23と密に結合する1次巻線22aと、3次巻線24
と密に結合されている1次巻線22bとの二つの1次巻
線を設けているものであるから、1次巻線22bの巻数
を変えても1次巻線と2次巻線間のリーケージインダク
タンスや分布容量を殆んど変えることがない。
すなわち、2次巻線23のチューニング状態を変えるこ
となく、さらに、1次巻線の自己インダクタンスの変化
も小さい状態で3次巻線24の出力電圧を調整できる。
となく、さらに、1次巻線の自己インダクタンスの変化
も小さい状態で3次巻線24の出力電圧を調整できる。
第7図は書巻1次巻線数の変化に対するインダクタンス
の変化を示すものであり、横軸に書巻1次巻線数Nps
をとって示し、縦軸にインダクタンスをとって示してい
る。
の変化を示すものであり、横軸に書巻1次巻線数Nps
をとって示し、縦軸にインダクタンスをとって示してい
る。
図中のLpsは3次巻線24と密結合する1次巻線22
bのセルフインダクタンスであり、Lpmは1次巻線2
2aのインダクタンスである。
bのセルフインダクタンスであり、Lpmは1次巻線2
2aのインダクタンスである。
そして、Lpは1次巻線22at22bの並列接続時の
セルフインダクタンスである。
セルフインダクタンスである。
また、コアギャップは0.7’平巻1次巻線数Npm=
10σ(コンスタント)である。
10σ(コンスタント)である。
この第7図を見ても明らかなごとく、2次巻線23のチ
ューニング状態を変えることなく、1次巻線22a、2
2bの並列インダクタンスの変化も小さい状態で3次巻
線24の出力電圧を調整できることを示している。
ューニング状態を変えることなく、1次巻線22a、2
2bの並列インダクタンスの変化も小さい状態で3次巻
線24の出力電圧を調整できることを示している。
そして、二つの1次巻線22a。22bが書巻、平巻並
列接続の状態では、書巻1次巻線の巻数を士用口程度の
実用範囲内で変えてもリーケージインダクタンスは殆ん
ど変わらない。
列接続の状態では、書巻1次巻線の巻数を士用口程度の
実用範囲内で変えてもリーケージインダクタンスは殆ん
ど変わらない。
以上詳述したように、この考案のフライバックトランス
によれば、1次巻線を二つ設けてこれらを並列接続し、
この二つの1次巻線をそれぞれ2次巻線と3次巻線に密
結合させ、3次巻線に密結合している方の1次巻線の巻
数を増減させるようにしたので、2次巻線のチューニン
グ状態に影響を及ぼすことなく、3次巻線の出力電圧を
調整することができると云う利点を有するものである。
によれば、1次巻線を二つ設けてこれらを並列接続し、
この二つの1次巻線をそれぞれ2次巻線と3次巻線に密
結合させ、3次巻線に密結合している方の1次巻線の巻
数を増減させるようにしたので、2次巻線のチューニン
グ状態に影響を及ぼすことなく、3次巻線の出力電圧を
調整することができると云う利点を有するものである。
第1図は従来のフライバックトランスの回路図、第2図
は第1図のフライバックトランスの一部切欠断面図、第
3図はこの考案のフライバックトランスの一実施例を示
す回路図、第4図は第3図のフライバックトランスの一
部切欠断面図、第5図はこの考案のフライバックトラン
スの他の実施例の回路図、第6図は第5図のフライバッ
クトランスの一部切欠断面図、第7図はこの考案のフラ
イバックトランスにおける書巻1次巻線数の変化に対す
るインダクタンスの変化を示す図である。 21・・・・・・コア、22a、22b・・・・・・1
次巻線、23・・・・・・2次巻線、24・・・・・・
3次巻線、25,251〜253・・・・・・整流器、
26,27・・・・・・ボビン。
は第1図のフライバックトランスの一部切欠断面図、第
3図はこの考案のフライバックトランスの一実施例を示
す回路図、第4図は第3図のフライバックトランスの一
部切欠断面図、第5図はこの考案のフライバックトラン
スの他の実施例の回路図、第6図は第5図のフライバッ
クトランスの一部切欠断面図、第7図はこの考案のフラ
イバックトランスにおける書巻1次巻線数の変化に対す
るインダクタンスの変化を示す図である。 21・・・・・・コア、22a、22b・・・・・・1
次巻線、23・・・・・・2次巻線、24・・・・・・
3次巻線、25,251〜253・・・・・・整流器、
26,27・・・・・・ボビン。
Claims (1)
- 磁路を形成するコアと、このコアの外周に設けられる第
1の絶縁部材と、この第1の絶縁部材に巻装される第1
の1次巻線と、この第1の1次巻線の周面上に設けられ
る第2の絶縁部材と、この第2の絶縁部材に巻装され前
記第1の1次巻線と密結合される高中電圧発生用の2次
巻線と、この高中電圧発生用の2次巻線と電気的に分離
独立しており、前記第1の1次巻線と異なる位置で前記
第1の絶縁部材に巻装される低電圧用の2次巻線と、前
記第1の1次巻線と並列に接続されこの第1の1次巻線
と巻数が異なるものであって前記低電圧用の2次巻線に
密結合される第2の1次巻線とを具備し、前記第2の1
次巻線の巻数を変化させて前記第2の2次巻線の発生す
る低電圧量を調整するようにしたことを特徴とするフラ
イバックトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13230979U JPS6032738Y2 (ja) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | フライバツクトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13230979U JPS6032738Y2 (ja) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | フライバツクトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5651313U JPS5651313U (ja) | 1981-05-07 |
JPS6032738Y2 true JPS6032738Y2 (ja) | 1985-09-30 |
Family
ID=29363928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13230979U Expired JPS6032738Y2 (ja) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | フライバツクトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032738Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57206274A (en) * | 1981-06-11 | 1982-12-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Flyback transformer |
-
1979
- 1979-09-25 JP JP13230979U patent/JPS6032738Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5651313U (ja) | 1981-05-07 |
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