JPH0516766Y2 - - Google Patents

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JPH0516766Y2
JPH0516766Y2 JP3489789U JP3489789U JPH0516766Y2 JP H0516766 Y2 JPH0516766 Y2 JP H0516766Y2 JP 3489789 U JP3489789 U JP 3489789U JP 3489789 U JP3489789 U JP 3489789U JP H0516766 Y2 JPH0516766 Y2 JP H0516766Y2
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voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として受像管を使用したテレビジヨ
ン受像機やデイスプレイ機器における直流高圧発
生回路の改良に関するものである。
(従来の技術) 第2図は本考案が係わる従来の直流高圧発生回
路の一部を示す回路例である。
ここで、1は高圧出力回路を励振する励振トラ
ンスであつて、その1次巻線1aにはここでは図
示されない前段の励振回路から得た励振パルス
Vdが加えられる。尚、この励振パルスVdの繰り
返し周波数は、テレビジヨン受像機等では水平偏
向周波数と一致させる事が多い。
励振トランス1の2次巻線1bは出力NPNト
ランジスタ2のベース・エミツタ間に接続され
る。この様にすると、励振パルスVdに応じて出
力トランジスタ2と、ダンパーダイオード3がス
イツチング動作を行なう。
また、4は帰線共振コンデンサ、5は水平偏向
コイル、6はS字補正コンデンサ、7はフライバ
ツクトランスである。
この様にして、フライバツクトランス7の1次
巻線7aの一端から直流電源電圧(回路全体に電
力を供給する電圧)Ebを加えると、周知の原理
により、出力トランジスタ2のコレクタには正弦
半波のフライバツクパルスVcが発生し、水平偏
向コイル5には水平偏向周期のノコギリ波電流
(水平偏向電流)が流れる。
そして、このフライバツクパルスVcはフライ
バツクトランス7の2次巻線7bに昇圧されて、
更に、高圧整流ダイオード8で整流され、直流高
圧EHTとなり、受像管陽極に供給される。
水平偏向コイル5とS字補正コンデンサ6はこ
の回路を水平偏向と共用する場合に挿入され、こ
こに水平偏向周期のノコギリ波電流が流れる。も
し、この回路を高圧発生専用として使用する場合
は、この水平偏向コイル5とS字補正コンデンサ
6は不要である。
9はダミーコイルであつて、回路の設計次第で
は省略しても問題にならない事も有る。特に、回
路を水平偏向と共用にして、水平偏向コイル5を
挿入している場合は無くても済む場合が多い。
しかし、水平偏向コイル5、S字補正コンデン
サ6を外して、この回路を高圧発生専用回路とす
る場合は、このダミーコイル9を付ける事によつ
て、ここに出来るだけ多くのノコギリ波電流を流
してリアクテイブパワーを蓄えられる様にした方
が良い。その方が直流高圧EHTの負荷電流が変
動した時、回路動作に与える影響が少なく、高圧
出力が安定する。勿論、フライバツクトランス7
の1次巻線7aのインダクタンスを小さくしても
電気的には同じであるが、構造的に困難な事が多
い。
一方、予め準備された直流電源電圧Ebでは必
要な直流高圧EHTを得るには不足であり、且つ
フライバツクパルスVcに対して出力トランジス
タ2はダンパーダイオード3の耐圧に余裕が有る
場合は、回路の加わる実質電源電圧を更に高くし
たい場合が有る。
第3図は従来その様な場合に使われていた回路
であつて、フライバツクトランス7の1次巻線に
タツプを設けて7a′とし、ここに所謂シリーズブ
ースト回路を形成したものである。
即ち、ここで、10はブーストダイオード、1
1はブーストコンデンサ、Vc′は1次巻線7a′の
タツプ上に変圧されたフライバツクパルスであ
る。
この様にすると、フライバツクパルスVc′の基
底部から平均値までの電圧がブーストダイオード
10で整流平滑されてブーストコンデンサ11に
図の様な極性でブースト電圧Ecが充電される。
すると、このブースト電圧Ecは直流電源電圧Eb
と直列に加算されてフライバツクトランス7の1
次巻線7a′の一端に加わるから、回路の実質電源
電圧がブースト電圧Ecの分だけ上昇したのと同
じ事になる。
この電圧上昇分(補助直流電圧)Ecの値は、
1次巻線7a′のタツプ位置によつて定まる。即
ち、図のように、タツプより上側の巻数をn1、
下側のa巻数をn2とすると、 Ec=(n2/n1)Eb で定まる。
従つて、このタツプの位置を適宜設定する事に
よつて、この直流高圧発生回路の実質電源電圧
Eb+Ecの値を自在に定める事が出来る。
(考案が解決しようとする課題) 以上述べた様な従来回路で得られた回路の実質
電源電圧Eb+Ecが丁度、設計上下都合の良い電
圧になれば何も問題は無い。
しかし、当然、1次巻線7a′のタツプの位置
は、1ターンずつしか変えられないので、得られ
るブースト電圧(補助直流電圧)Ecの値は離散
的になる。
ところが、通常のフライバツクトランスでは、
帰線時間による1次巻線側の基本周波数に対し
て、2次巻線側は、所謂、高次高周波チユーニン
グを行なわなければならない。
その為、2次巻線側は自己共振周波数を出来る
だけ高くする必要があり、あまり巻数を多く巻く
事は出来ない。すると、必要な巻線比は確保しな
ければならない以上、当然、1次巻線も巻数を多
くする事が出来ない。
このフライバツクトランスの1次巻線の巻数が
少ないと、ブーストダイオードのタツプ位置を1
ターン変えただけで、前述のn2/n1比は大きく
変り、その結果、ブースト電圧(補助直流電圧)
Ecも大きく動いてしまう。
従つて、回路の実質電源電圧Eb+Ecは飛び飛
びの値にしか設定出来ず、最適設計から外れてし
まう事があつた。まして、フライバツクトランス
の1次巻線のボビンを複数の円環状の鍔で幾つか
に仕切り、この仕切りの中に何ターンかずつ巻い
て行く最近のスロツトタイプのフライバツクトラ
ンスでは、仕切りから隣の仕切りに巻線が移る所
でしかタツプが出せず、設計の自由度が著しく制
限されてしまつていた。
そして、その結果、直流高圧EHTが高過ぎる
と受像管のX線放射の限界値をオーバーする事
や、受像管そのものの信頼性の点から言つて危険
であり、また逆に、直流高圧EHTが低く過ぎる
のは受像管としての性能が充分出し切れず、受像
品位が低下してしまう事になる。
また、特に近年高精細デイスプレイ機器におい
ては、水平偏向周波数の上昇と共に帰線時間も短
くなるので1次巻線が少なくなる傾向はますます
強くなり、ブースト方式の高圧出力回路設計の隘
路となつていた。
(課題を解決する為の手段) 本考案は以上の様な課題を解決する為になされ
たものであつて、周期的に開閉するスイツチング
素子と、このスイツチイング素子と並列に接続さ
れた共振コンデンサと、前記スイツチング素子に
生じるパルスを昇圧するフライバツクトランス
と、このフライバツクトランスの1次巻線に実質
的に並列に接続されるダミーコイルと、前記フラ
イバツクトランスの2次巻線に接続される整流回
路とからなる直流高圧発生回路において、回路全
体に電力を供給する第1の直流電源電圧に対し
て、前記ダミーコイルの巻線の一部に生じた交流
電圧を整流平滑して得た第2の補助直流電源電圧
が直列に加算される様に配置して、この第1、第
2の直流電源電圧の実質的な和が回路の直流動作
電源電圧になる様にした事によつて前述の課題を
良好に解決したものである。
(実施例) 第1図は本考案による直流高圧発生回路の一実
施例を示したものである。ここで、番号1〜4,
7〜11は先の第2図及び第3図の同一番号部分
と同様な働きをするものとし、その説明は省略す
る。
この第1図でのダミーコイル12は先に第2図
でのダミーコイル9に相当するものであつて、ブ
ーストダイオード10を接続する為のタツプTを
新たに設けている。
そして、このダミーコイル12の巻線のホツト
エンドをA、コールドエンドをBとし、ホツトエ
ンドAとタツプTとの間の巻数をn1′、タツプ
TとコールドエンドBとの間の巻数をn2′とす
ると、前述した式に従つてB点の電圧、即ち回路
の実質電源電圧が定まる事になる。
この様にすると、ダミーコイル12の巻数の一
部である巻数n2′の巻数に生じたフライバツク
パルスVc′の基底部から平均値までの電圧がブー
ストダイオード10で整流平滑されてブーストコ
ンデンサ11に図の様な極性でブースト電圧Ec
が充電され、このブースト電圧Ecが直流電源電
圧Ebと直列に加算されてフライバツクトランス
7の1次巻線7aの一端に加わり、直流電源電圧
Ebとブースト電圧Ecの実質的な和(Eb+Ec)が
回路の直流動作電源電圧になる。
本考案によるこの第1図では、ダミーコイル1
2の巻数であるn1′+n2′はフライバツクトランス
7の1次巻線7aの巻数より昇圧比の制限がない
分だけ多く巻く事が出来、その方がコア磁束密度
も減少して小型に出来るので都合が良い。また、
巻数が増えてインダクタンスが増加する分は、コ
アギヤツプにより実効磁路長を長くして調整出来
る。
ダミーコイル12の巻数であるn1′,n2′が
多いと言う事は、1ターンずつタツプTの位置を
変えたとしても、比較的微細に巻数比n2′/n1′を
動かす事が出来、その結果、得られる実質電源電
圧Eb+Ecを設計上の理想値に充分近付ける事が
出来る。
また、この第1図の方法は本来設けてある第2
図中のダミーコイル9にタツプTを一つ加えるだ
けなので、コストの上昇の問題は少ない。
(考案の効果) 以上詳記したところから明らかな様に、本考案
の直流高圧発生回路によれば、ごく僅かのコスト
で最適設計が出来る様になるので、受像管を使つ
たデイスプレイ機器の画像品位向上、信頼性向上
に寄与する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による直流高圧発生回路の一実
施例を示す図、第2図は従来回路の一例を示す
図、第3図は従来回路の他の一例の一部分を示す
図である。 1……励振トランス、1a,7a,7a′……1
次巻線、1b,7b……2次巻線、2……出力ト
ランジスタ、3……ダンパーダイオード、4……
共振コンデンサ、5……水平偏向コイル、6……
S字補正コンデンサ、7……フライバツクトラン
ス、8……高圧整流ダイオード、9,12……ダ
ミーコイル、10……ブーストダイオード、11
……ブーストコンデンサ、Eb……直流電源電圧、
Ec……ブースト電圧(補助直流電圧)、EHT…
…直流高圧、n1,n2,n1′,n2′……フラ
イバツクトランス7の1次巻線、Vc,Vc′……フ
ライバツクパルス、Vd……励振パルス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 周期的に開閉するスイツチング素子と、このス
    イツチイング素子と並列に接続された共振コンデ
    ンサと、前記スイツチング素子に生じるパルスを
    昇圧するフライバツクトランスと、このフライバ
    ツクトランスの1次巻線に実質的に並列に接続さ
    れるダミーコイルと、前記フライバツクトランス
    の2次巻線に接続される整流回路とからなる直流
    高圧発生回路において、 回路全体に電力を供給する第1の直流電源電圧
    に対して、前記ダミーコイルの巻線の一部に生じ
    た交流電圧を整流平滑して得た第2の補助直流電
    源電圧が直列に加算される様に配置して、この第
    1、第2の直流電源電圧の実質的な和が回路の直
    流動作電源電圧になる様にした事を特徴とする直
    流高圧発生回路。
JP3489789U 1989-03-28 1989-03-28 Expired - Lifetime JPH0516766Y2 (ja)

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