JPS5812548Y2 - フライバックトランス装置 - Google Patents

フライバックトランス装置

Info

Publication number
JPS5812548Y2
JPS5812548Y2 JP1977074595U JP7459577U JPS5812548Y2 JP S5812548 Y2 JPS5812548 Y2 JP S5812548Y2 JP 1977074595 U JP1977074595 U JP 1977074595U JP 7459577 U JP7459577 U JP 7459577U JP S5812548 Y2 JPS5812548 Y2 JP S5812548Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
divided
flyback transformer
coils
secondary coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977074595U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS542117U (ja
Inventor
功 大沢
建 谷村
敏美 福岡
Original Assignee
ソニー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソニー株式会社 filed Critical ソニー株式会社
Priority to JP1977074595U priority Critical patent/JPS5812548Y2/ja
Publication of JPS542117U publication Critical patent/JPS542117U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5812548Y2 publication Critical patent/JPS5812548Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機等に適用して好適なフライ
バックトランス装置に関する。
フライバックトランス装置にあって、高圧電圧を得る2
次コイルが複数に分割されたいわゆる分割巻きのフライ
バックトランス装置は既に知られている。
これは例えば第1図に示すように、1次コイル1Aは通
常のごとく巻装されるが、高圧電圧を得るための2次コ
イル1Bは複数、例えば3つに分割され、分割されたコ
イルL1〜L3間に整流用のダイオードD□、D2が直
列に接続されて構成されたものである。
端子2は高圧電圧HVを得るための端子である。
これら1次コイル1A及び2次コイル1Bは第2図で示
すように一対のコア3A、3Bの一方例・えばコア3A
に対し図のような状態で取付は固定されるが、この場合
2次コイル1Bの巻数は1次コイル1Aのそれに比し多
いので、通常は図のように2次コイル1Bの低圧側に1
次コイル1Aが位置するように取付けられるものである
従ってこのようなフライバックトランス装置にあっては
、1次コイル1Aと2次コイル1Bの高圧側巻線とが離
れ過ぎるので、リーケージインダクタンスが大きくなり
、それに伴なって高次の同調が不可能になり、高圧レギ
ュレーションの改善を図ることができない欠点がある。
すなわちり−ケージインダクタンスが増えると、それだ
け共振周波数が小さくなるので、低次の同調しか行なわ
れず、高圧レギュレーションが改善されない。
本考案はこのような点を考慮し、特にリーケージインダ
クタンスを減少せしめることにより、高次同調を可能に
し、高圧レギュレーションの改善を図ったものである。
第3図以下を参照しながら本考案によるフライバックト
ランス装置の一例を詳細に説明しよう。
第3図は本考案によるフライバックトランス装置の一例
を示すもので、本考案においては2次コイル1Bに対し
て1次コイル1Aも複数に分割される。
すなわちこの例においては2次コイル1Bの分割コイル
L0〜L3に夫々対応して3つに分割された分割コイル
IAI/IA3が設けられる。
分割コイルIAI〜IA3は例えば直列に接続される。
第4図は1次コイル1Aと2次コイル1Bとの配置関係
を示す図であって、10は2次コイル1Bを巻装するた
めのボビン、同様に20は1次コイル1Aを巻装するた
めのボビンである。
この例では複数の分割コイルL1〜L3はさらに複数の
セクション毎に分割されて巻装された例である。
また、この例では巻数比が1:2:1に選定された場合
であるので、分割コイルLi、L3を3セクシヨン10
a〜10 Cおよび10 j〜101で構成した場合
には、中間に存する部側コイルL2は6つのセクション
10d〜10 iで構成されることになる。
そしてこの例にあっては1次コイル1Aもまたセクショ
ン毎にコイルが巻装された場合を示す。
すなわち、この例は分割コイルI A1. I A3が
3つのセクションにて構成され、中間の分割コイル1A
2は4つのセクションによって構成された例である。
従ってこれらボビン10および20はセクション毎に複
数の鍔を有するが、2次コイル巻装用ボビン10には整
流用のダイオードD工、D2の取付は凹部11および1
2が形成されている。
ところで、このように1次コイル1Aを複数に分割して
フライバックトランス装置を構成した場合、2次コイル
1Bの等価容量(線間容量、対接地間分布などの合成容
量)であって、1次コイル側に換算した場合の等価容量
を少なくできれば、リーケージインダクタンスを減少せ
しめると同様の効果、すなわち高次同調が可能になるた
め、より一層の高圧レギュレーションの改善を行なうこ
とができる。
その−例について第5図以下を参照して説明しよう。
第5図は2次コイル1Bの各分割コイルL1〜L3の電
位分布の状態を示す説明図であって、最初に分割コイル
L1について説明すると、点P1は接地されているので
、点P2に至るまでの電位分布は〔■〕のようになる。
a点は直流的にも、交流的にも零ポイントである。
これに対し中間の分割コイルL2においては接地から浮
いた状態にあるので、点P3と点24間の電位分布をと
れば〔■I〕のようになる。
ずなわち分割コイルL2においてはそのほぼ士の巻数の
所が交流的な零ポイントとなるため、この零ポイントb
を中心として、正負両方向のパルスS2が発生すること
になる。
これに対し、高圧側の分割コイルL3にあっては、点P
5がブラウン管のコーティング容量や平滑用コンデンサ
で交流的に接地されているので、低圧側の分割コイルL
1とは反対の極性のパルスが発生するから、点P5およ
び16間の電位分布は〔III)のようになる。
従って点Cが交流的な零ポインI・である。
これら分割コイルL□〜L3の各電位分布を連続的に図
示すれば、第6図のようになり、■3が最終的に得よう
とする高圧電圧HVに対応する電圧である。
ここで、交流的な零ポイントは他の点に比べて等価容量
が少なく、遠ざかるにしたがって増加する傾向にあるか
ら、これら交流的な零ポイントを中心として1次、2次
のコイルの結合を行なえば、分割コイル間の等価容量ま
でも減少させることができる。
そのためこの考案では上述の構成に加え、分割コイルL
1〜L3の各交流的な零ポイン)a−cに、1次コイル
1Aの各分割コイルIAt〜IA3の中心が来るように
、その相対的な位置関係を選定して等価容量の削減をも
図っている。
第7図は分割コイルIA、とLlとの関係を例示した。
分割コイルIAiの中心はその電位分布が士の所、すな
わち殆んどの場合士の巻数の点Pa′であるから、この
線上mに分割コイルL1の交流的な零ポイントaが来る
ように位置関係を選定すればよい。
第3図の例はこの関係を踏えて作図されている。
m8〜moが交流的な零ポイントを示す線である。
以上説明したように本考案においては、2次コイルの分
割に対応して1次コイル1Aに複数に分割すると共に、
夫々対応する位置にこの分割コイルIAI〜1A3を配
置したため、リーケージインダクタンスを減少させるこ
とができ、高次同調がとり易くなる結果、高圧レギュレ
ーションの改善を図ることができる。
さらに、この考案では分割コイルL1〜L3の交流的零
ポイントの少くとも1つ、この例ではすべての交流的零
ポイントと、1次コイルの分割コイルIAt〜1A3の
士の直流電位点とを一致させるように配置し7であるの
で、等価容量が極めて少なくなって、リーケージインダ
クタンスの減少に加えて、等価容量の削減も図り得るか
ら、さらに高次同調が可能になって、高圧レギュレーシ
ョンの一層の改善を図ることができるものである。
又第4図で示したように1次コイル用のボビン20にあ
って夫々の分割コイルIA1〜IA3間の接続は直線的
に行なってもよく、あるいは数ターン巻装した状態で、
両者間の接続を図ってもよい。
また第8図のように高圧側の分割コイルL3に対しさら
に直列に整流用のダイオードD3が接続されているよう
な場合には、この分割コイルL3における電位分布は第
5図〔I■〕のようになるから、その場合には分割コイ
ルIA2とL2と同じ位置関係となる。
なお、2次コイル1Bの分割数は任意である。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来のフライバックトランス装置の一実例を示
す接続図、第2図はその要部の構成図、第3図は本考案
によるフライバックトランス装置の一例を示す第1図と
同様な接続図、第4図はフライバックトランス装置の具
体的な構成例を示す要部の断面図、第5図および第6図
は2次コイルにおける分割コイルの電位分布を説明する
ための図、第7図は1次コイルと2次コイルとの相対的
な位置関係を示す図、第8図は分割コイルの接続の他の
例を示す結線図である。 1Aは1次コイル、1A1〜IAaはその分割コイル、
1Bは2次コイル、L1〜L3はその分割コイル、D1
〜D3は整流用のダイオード、10および20はボビン
、点a−cは交流的な零ポイントである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧電圧を得る2次コイルが複数に分割されて2次コイ
    ルボビン上に並列に配置され、これら分割コイル間に整
    流用のダイオードが直列接続されたフライバックトラン
    スにおいて、1次コイルは上記分割コイルに対応して複
    数に分割されて直列接続されるとともに、2次コイルボ
    ビンと同軸の1次コイルボビン上に並列配置され、上記
    2次コイルの少くとも1つは、このコイル内部の交流的
    零点が該コイルの端部に生じるようにコイルの1端が交
    流的に接地され、接地されたこの分割コイルに対応する
    上記1次コイルの中心位置が上記接地された分割コイル
    の端部まで偏位して配されてなるフライバックトランス
    装置。
JP1977074595U 1977-06-08 1977-06-08 フライバックトランス装置 Expired JPS5812548Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977074595U JPS5812548Y2 (ja) 1977-06-08 1977-06-08 フライバックトランス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977074595U JPS5812548Y2 (ja) 1977-06-08 1977-06-08 フライバックトランス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS542117U JPS542117U (ja) 1979-01-09
JPS5812548Y2 true JPS5812548Y2 (ja) 1983-03-10

Family

ID=28988263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977074595U Expired JPS5812548Y2 (ja) 1977-06-08 1977-06-08 フライバックトランス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5812548Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103224U (ja) * 1982-12-27 1984-07-11 株式会社西原環境衛生研究所 光学式面積流量計

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5276637A (en) * 1975-12-22 1977-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fly-back transformer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5276637A (en) * 1975-12-22 1977-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fly-back transformer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS542117U (ja) 1979-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11251713B2 (en) Multiple parallel-connected resonant converter, inductor-integrated magnetic element and transformer-integrated magnetic element
US4204263A (en) Flyback transformer
US5107411A (en) Interference free, pulse type transformer
JPS5812548Y2 (ja) フライバックトランス装置
GB2033669A (en) Flyback transformer
KR930005134B1 (ko) 플라이백 트랜스포머
US4841201A (en) Display device including flyback transformer constructed to control leakage currents
JPS6355311B2 (ja)
JPS59741Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH0112549Y2 (ja)
JPS6033752Y2 (ja) 高圧発生装置
JPS5932229Y2 (ja) 高電圧発生装置
JPS6026558Y2 (ja) 直流高電圧発生装置
JP2002237421A (ja) スイッチング電源用トランス
JPS645863Y2 (ja)
JPS5910725Y2 (ja) フライバツクトランス
JPS6017863Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH062365Y2 (ja) 高電圧発生回路
JPH0639442Y2 (ja) フライバックトランス
JPS6031425Y2 (ja) フライバツクトランス
JPS6123896Y2 (ja)
JP2559553Y2 (ja) 絶縁変圧器
JPS6032738Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH05159734A (ja) 高電圧電源
JP2895211B2 (ja) 進行波管用電源装置