JP2895211B2 - 進行波管用電源装置 - Google Patents

進行波管用電源装置

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JP2895211B2 JP30205690A JP30205690A JP2895211B2 JP 2895211 B2 JP2895211 B2 JP 2895211B2 JP 30205690 A JP30205690 A JP 30205690A JP 30205690 A JP30205690 A JP 30205690A JP 2895211 B2 JP2895211 B2 JP 2895211B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は進行波管用電源装置に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕
進行波管はそのヘリックス電圧として約10kV,コレク
タ電圧として約5kVの低リプルの直流高電圧電源を必要
とする。従来は,この直流高電圧電源の回路を構成する
場合において,コレクタ用電源とヘリックス用電源とを
個別に構成するか,すくなくとも変圧器の2次巻線以降
は各別に構成する必要がある。このヘリックス電圧用と
コレクタ電圧用の多出力の直流高電圧を得るためには,
変圧器の巻線と絶縁物とを合わせると相当な重量物とな
る。
本発明は進行波管用電源装置において,高電圧変圧器
の巻線を1つでコレクタ用電圧とヘリックス用電圧とを
それぞれ両波整流構成により,供給することを課題とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するため,以下の手段を提案するもの
である。
1次巻線21と2次巻線22と巻線22の両端に接続され等
しい増加巻数を有する巻線23と巻線24とを有する変圧器
を設けて,1次巻線21に交流電源を接続し,この変圧器2
の2次巻線22にブリッジ接続整流回路3の入力端子を接
続する。このブリッジ接続整流回路3の負出力端子をカ
ソード電圧端子30とし,その正出力端子をコレクタ電圧
端子39とする。つぎに変圧器2の2次巻線22と巻線24と
の間に接続され,互いに直列接続されるダイオード44と
コンデンサ41と,互いに直列接続されたダイオード43と
コンデンサ42であって,ダイオード44とコンデンサ41と
は対称方向に変圧器2の2次巻線22と巻線23との間に接
続されるダイオード43とコンデンサ42とを設ける。そし
てダイオード44とコンデンサ41との相互接続点Aに接続
されるダイオード45と,ダイオード43とコンデンサ42と
の相互接続点B点に接続されるダイオード46とを合一接
続して,ヘリックス電圧端子49とする構成を提案するも
のである。
また,上記の構成において,巻線22の両端に接続され
等しい増加巻数を有する巻線23と巻線24とに代えて,巻
線22の両端より等しい減少巻数に位置する中間端子410
と420とを有する構成も提案するものである。
〔作用〕
ブリッジ接続整流回路3は2次巻線22の電圧を両波整
流をして,ほぼ波高値に等しい値の直流出力電圧をコレ
クタ電圧として供給する。またコンデンサ41,42とダイ
オード43,44,45,46とは両波倍電圧整流回路を構成し,
波高値の2倍強乃至2倍弱の調整可能な値の直流出力電
圧をヘリックス電圧として供給する。このとき,ブリッ
ジ接続整流回路3の中のダイオードの2つがその電流経
路を兼ねるので,共通端子カソードとして利用できる。
〔実施例〕
第1図は本発明で利用する基礎的原理の回路図であ
る。同図において,交流電源1は入力端子11,12を介し
て変圧器2の1次巻線21に供給される。変圧器1の2次
巻線22は4個のダイオード31,32,33,34からなるブリッ
ジ接続整流回路3に接続される。この回路の出力はコン
デンサ38に蓄えられ,平滑された出力端子たる,コレク
タ端子39とカソード端子30との間に発生する。この出力
電圧はピーク値では,2次巻線22の交流電圧の波高値Eに
なる。
また,変圧器2の2次巻線22には両波倍電圧整流回路
4が同時に接続されている。この両波倍電圧整流回路4
の構成を説明すると,先ず巻線22の端子221と端子222と
の間にはダイオード44とコンデンサ41で半波整流回路が
形成されていて,端子221が正のとき,この回路が導通
してコンデンサ41には図示の極性の巻線22のほぼ波高値
Eに等しい値の電圧が蓄えられる。またこれと逆極性
で,ダイオード43とコンデンサ42で半波整流回路が形成
され,端子222が正のとき,この回路が導通してコンデ
ンサ41には図示の極性の巻線22のほぼ波高値Eに等しい
値の電圧が蓄えられる。次に巻線22の電圧の極性が端子
222が正のときは,巻線22の発生電圧とコンデンサ41の
蓄積電圧との和がダイオード45コンデンサ48ダイオ
ード33端子221の経路で電流が流れて,コンデンサ48
を2Eまで充電する。次に巻線22の電圧の極性が端子221
が正のときは,巻線22の発生電圧とコンデンサ42の蓄積
電圧との和がダイオード46コンデンサ48ダイオード
34端子222の経路で電流が流れて,コンデンサ48を2E
まで充電する。したがってコンデンサ48は交流電源1の
正負の両方のサイクルで巻線22の波高値のほぼ2倍の電
圧2Eまで充電される。したがって,コレクタ電圧とヘリ
ックス電圧との電圧比率は1:2となる。このようにし
て,両波倍電圧整流回路4はその入力端子410と420から
受けた交流電圧を,その直流出力をカソード電圧端子30
とヘリックス電圧端子49との間に発生させる。このと
き,ブリッジ接続整流回路3の中のダイオードの2つが
その電流経路を兼ねるので,共通端子カソードとして作
用する。
第2図は本発明の第1の実施例である。第1図に示す
回路では,コレクタ電圧とヘリックス電圧との電圧比率
はほぼ1:2に固定されるが,この実施例はこの電圧比率
の調整機能を有する。第2図において,第1図と同じ参
照番号の構成要素はそれぞれ同じものに対応し,変圧器
2の2次巻線22の両端に互いに等しい増加巻数を有する
巻線23と巻線24を設ける。この巻線23の一端に,両波倍
電圧整流回路4の入力端子410を接続し,巻線24の一端
に,両波倍電圧整流回路4の入力端子420を接続する。
その他は第1図の実施例と同じ構成であり,両波倍電圧
整流回路4の入力電圧が巻線23,24の分だけ高くなるの
で,コレクタ電圧とヘリックス電圧との電圧比率が1:2
よりやや大きくなる。
第3図は本発明の第2の実施例である。この実施例は
コレクタ電圧とヘリックス電圧との電圧比率を2より小
さくする調整機能を有する。第3図において,第1図と
同じ参照番号の構成要素はそれぞれ同じものに対応す
る。変圧器2の2次巻線22の両端より,互いに等しい減
少巻数に位置する中間タップを設け,この中間タップに
両波倍電圧整流回路4の入力端子410と420とを接続す
る。その他は第1図の実施例と同じ構成であり,両波倍
電圧整流回路4の入力電圧が中間タップまでの巻線分だ
け低くなるので,コレクタ電圧とヘリックス電圧との電
圧比率が1:2よりやや小さくなる。
進行波管のコレクタ電圧とヘリックス電圧とは電圧比
率が2付近なので,使用する管球の仕様に応じて第1図
乃至第3図の実施例を選択すればよい。
第4図は本発明において,変圧器2の巻線構造を改良
した実施例である。第2図の実施例において,増加巻数
23,24の誘起電圧を互いに等しくするため,巻線構造を
1次巻線に対して対称的に配置したものである。具体的
には,第4図において,鉄芯20に対して,先ず1次巻線
21を均等に最低位に巻き,その上位置に2次巻線22を2
分割して鉄芯20の磁路中心断面に対して対称的に巻く。
この場合,2次巻線22の半分づつを離隔距離dを保つ。そ
してそれぞれの半分の2次巻線22の上方に,同じ離隔距
離dを保ちつつ増加巻線23,24を巻く。したがって2次
巻線の電圧分布は図の矢印に示すように隣接層間毎に変
位する。しかも巻線の両端については増加巻線23と24の
端部は離隔距離dを保っているので,必要な絶縁耐力を
必然的に得ることができる。また,増加巻線23と24とは
1次巻線21に対して互いに等距離,対称位置にあるの
で,結合率の差異がなくそれらの誘起電圧が等しくな
る。特に交流電源1の周波数が高い場合にはその効果が
大きい。この変圧器の構造は,第3図に示す中間端子を
利用する実施例においても同様に実施できる。
〔発明の効果〕
本発明は以上述べたような特徴を有し,高電圧変圧器
の一つの2次巻線から進行波管のコレクタ,ヘリックス
の複数電極の電圧を得ることができるので,絶縁構成物
も減らせて軽量となる。また,それぞれが両波整流構成
であるので,少ない平滑用コンデンサ容量であっても低
リプルで電圧変動率も低くできる。さらに,ヘリックス
用電圧とコレクタ電圧との相対的な電圧調整が容易にで
きる。したがって,進行波管用電源装置として,良質の
電源であって,軽量経済的となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で利用する基礎的原理の回路図を示し,
第2図乃至第4図はそれぞれ,本発明に係る進行波管用
電源装置の実施例を示す。 1……交流電源,2……変圧器,3……ブリッジ接続整流回
路 4……両波倍電圧整流回路,30……カソード電圧端子,39
……コレクタ電圧端子 49……ヘリックス電圧端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次巻線21と2次巻線22と巻線22の両端に
    接続され等しい増加巻数を有する巻線23と巻線24とを有
    する変圧器であって,交流電源に1次巻線21が接続され
    る変圧器2と, 変圧器2の2次巻線22に入力端子が接続されるブリッジ
    接続整流回路3と, ブリッジ接続整流回路3の負出力端子に接続されるカソ
    ード電圧端子30と, ブリッジ接続整流回路3の正出力端子に接続されるコレ
    クタ電圧端子39と, 変圧器2の2次巻線22と巻線24との間に跨がって接続さ
    れ,互いに直列接続されるダイオード44とコンデンサ41
    と, 互いに直列接続されたダイオード43とコンデンサ42であ
    って,ダイオード44とコンデンサ41とは対称方向に変圧
    器2の2次巻線22と巻線23との間に跨がって接続される
    ダイオード43とコンデンサ42と, ダイオード44とコンデンサ41との相互接続点Aに接続さ
    れるダイオード45と,前記ダイオード43とコンデンサ42
    との相互接続点B点に接続されるダイオード46とを合一
    接続されるヘリクス電圧端子49とからなる進行波管用電
    源装置。
  2. 【請求項2】変圧器2の2次巻線22の巻数を2等分割し
    て離隔距離を保ち,かつそれぞれの上方に増加巻線23,2
    4を配設することを特徴とする第1項記載の進行波管用
    電源装置。
  3. 【請求項3】1次巻線21と2次巻線22と巻線22の両端よ
    り等しい減少巻数に位置する中間端子410と420とを有す
    る変圧器であって,交流電源に1次巻線21が接続される
    変圧器2と, 変圧器2の2次巻線22に入力端子が接続されるブリッジ
    接続整流回路3と, ブリッジ接続整流回路3の負出力端子に接続されるカソ
    ード電圧端子30と, ブリッジ接続整流回路3の正出力端子に接続されるコレ
    クタ電圧端子39と, 変圧器2の2次巻線22の一端221と中間端子410との間に
    跨がって接続され,互いに直列接続されるダイオード44
    とコンデンサ41と, 互いに直列接続されたダイオード43とコンデンサ42であ
    って,ダイオード44とコンデンサ41とは対称方向に変圧
    器2の2次巻線22の一端222と中間端子420との間に跨が
    って接続されるダイオード43とコンデンサ42と, ダイオード44とコンデンサ41との相互接続点Aに接続さ
    れるダイオード45と,ダイオード43とコンデンサ42との
    相互接続点B点に接続されるダイオード46とを合一接続
    されるヘリクス電圧端子49とからなる進行波管用電源装
    置。
  4. 【請求項4】変圧器2の2次巻線22の巻数を2等分割し
    て離隔距離を保ち,かつ中間端子410と420とを対称に配
    設することを特徴とする第3項記載の進行波管用電源装
    置。
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