JPS62177Y2 - - Google Patents

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JPS62177Y2
JPS62177Y2 JP1978055639U JP5563978U JPS62177Y2 JP S62177 Y2 JPS62177 Y2 JP S62177Y2 JP 1978055639 U JP1978055639 U JP 1978055639U JP 5563978 U JP5563978 U JP 5563978U JP S62177 Y2 JPS62177 Y2 JP S62177Y2
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magnetic
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leg
pot
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JP1978055639U
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に、フエライトコアを用いた有心の
インダクタンス素子に関し、更に詳しくは高周波
での電源電力回路を使用する磁心の形状の改善に
関するものである。
従来のインダクタンス素子に用いる磁心は、大
きなインダクタンスを得る目的で種々の形状がす
でに提案されており、その一例として例えば実公
昭40−22354のような壷型磁心が公知に属する。
その壷型磁心は中央の磁脚の周囲に空間をもつて
配置された円筒状の外側磁脚からなり、いわゆる
つば状の部分で前記円筒状の外側磁脚の両端がほ
ぼ閉塞された形状であつて、磁芯は大型であり、
少なくとも1個所にリード線引出用の切欠が形成
されている。このような壷型磁心を用いたインダ
クタンス素子は、信号電流を取扱うものであり他
の形状の磁心を用いたインダクタンス素子と比較
して、磁心の有効断面積を大きくしても、磁路長
を短かくできるため、広く用いられている。しか
し、この壷型磁心はリード線引出口が小さく、大
電流および高電圧の電力用のリード線の引出し処
理がきわめて困難であり、更に前記の空間に設け
られたコイルの端子処理のため、前記空間にコイ
ルの巻回できない欠点があつた。さらに、前記壷
型磁心では、高周波での電力と電流による高い密
度の磁束が、なんら有効に集束されるものではな
く、磁脚の磁界分布は、大きく、不均一となつて
しまい、さらに、磁束の漏れもその周辺に多いと
いう欠点の、解決が必要とされていた。又、前記
の磁心の外側磁脚の周囲が円柱状であるため、電
子回路部品として電子機器装置および基板等に組
込んだ際、仮りに固定金具等で締付固定するとし
ても、インダクタンス素子全体が中央の磁脚を中
心として調整するとき、および振動等により回転
する可能性があり、強固な静止する、位置ぎめと
固定が困難であるという欠点を有していた。
さらに、貫通孔を設けた、可変インダクタンス
並びにQを可変する線輪は、例えば実公昭49−
15172等で知られているが、これ等はやはり、電
力回路に用いることが到底できないものであつ
た。
本考案は上述の欠点を充分に改善されたもので
あり、その要旨は外周面に巻回されたコイルを備
えた中空ボビン、及び該中空ボビン内に位置する
円柱状の中央磁脚と、該中央磁脚の両端に配置さ
れたつば部と、前記中央磁脚の周囲に前記中空ボ
ビンを収納する空間をもつて配置された略筒状の
外側磁脚とを備えた壷型磁心からなるインダクタ
ンス素子において、前記壷型磁心は前記中空ボビ
ンの両端からそれぞれかん合されて、互いに接合
される2個の磁心部材で構成されており、前記外
側磁脚の外周面は多角形に形成されており、前記
外側磁脚の内周面は円形に形成されており、前記
つば部には少くとも一つの前記中央磁脚の円周面
に達するテーパー状の切欠部が設けられていると
ともに、該切欠部に連らなる開口部が前記外側磁
脚に設けられており、前記外側磁脚の横断面の面
積が前記中央磁脚の横断面の面積にほゞ等しくな
るように形成されており、前記つば部の切欠部よ
り前記コイルのリード線が前記壷型磁心の外側へ
導出されていることを特徴とするインダクタンス
素子により、リード線引出用の、テーパー状の切
欠部をつば部の端縁から、中央磁脚の円周面に至
る迄形成し、外側磁脚をいわゆる角形状の平面の
組合せで構成することにより、リード線の引出が
容易で、強固な取付が可能に改善された高周波電
源装置等に用いるインダクタンス素子を提供する
ことを目的とする。
以下本考案に係るインダクタンス素子を実施例
により、説明する。
第1図は本考案のインダクタンス素子の一実施
例を示す磁心でいわゆる壷型磁心、ボビンおよび
コイルの分解斜視図であつて、第2図はその壷型
磁心の要部を示す斜視図である。
本考案で説明する前記壷型磁心1′および1″
は、全周を囲うような外側磁脚ではなく、少くと
も一つのテーパー状の切欠部13′および13″が
設けられた2個の外側磁脚14′および14″を有
する構造のものである。前記外側磁脚14′およ
び14″の内周面は、円形に形成されて中央磁脚
11′および11″に対して一部囲うもので、略筒
状で、しかも部分的な壷状に構成された磁心にな
つている。
前述のように第1図において、1′は上側磁心
であり、1″は下側磁心であり、2はボビン、3
はコイルの組合わせを示している。この壷型磁心
(以下磁心と言う)は、同一形状の上側磁心1′と
下側磁心1″とが組合されてなり、上下に分割可
能であつて、前記下側磁心1″(上側磁心1′も同
様)は円柱状の中央磁脚11″と該中央磁脚1
1″の下端に略正8角形のつば部12″を形成し、
該つば部12″の相対向する2辺の端縁からは、
少くとも一つの前記中央磁脚11″の円周面に対
応する位置迄リード線引出用の切欠13″を、前
記中央磁脚の円周面まで、間隙が充分に少くなる
ようにテーパー状に設けられ該切欠13″に連ら
なる開口部15が前記外側磁脚14″に至るよう
に設けられており、該切欠13″を除く前記つば
部12″の周縁には、外周部が該つば部12″の周
縁に沿つて直立して形成され、内周部は前記中央
磁脚11″を中心とする円に沿つて略同心円状に
直立して形成されたいわゆる外側磁脚14″を形
成しており、該外側磁脚14″の各横断面積(ハ
ツチング面部分)の和と前記中央磁脚11″の横
断面積(第1図の斜線のハツチング面部分)は略
同一の面積に形成されている。
前記中央磁脚11″の円周面までは間隙が充分
に少くなるようにテーパー部を形成することによ
り、大電流により得られる磁束が、前記中央磁脚
に、充分しぼられていくことにより、高い密度が
得られ、効率よく集束されるものが得られた。
しかも、中央磁脚は、前記テーパー部の形成に
より、磁束がほゞ充分に均一になることも認めら
れた。
本考案のインダクタンス素子のボビン2は、中
空円筒体21の両端に、中央側に間隙が充分に少
くなるようにテーパー状の切欠部22が形成され
たつば部23を有し、前記ボビン2のつば部23
には、磁心1の切欠13′および切欠13″を組合
わせて係合させるようにする。前記中空円筒体2
1上には、コイル3が巻回され、該中空円筒体2
1を、前記上側磁心1′と下側磁心1″の中央磁脚
11′,11″に嵌合させて第2図に示す磁心1の
内側に収容し、第1図に示すコイル3のリード線
31を、ボビン2の前記切欠22と例えば上側磁
心1′の切欠13′を介して磁心1の外部に導出
し、1個のインダクタンス素子が構成されてい
る。
上述の如く構成された本考案のインダクタンス
素子によつて得られる作用効果は、外周面に巻回
されたコイルを備えた中空ボビン、及び該中空ボ
ビン内に位置する円柱状の中央磁脚と、該中央磁
脚の両端に配置されたつば部と、前記中央磁脚の
周囲に前記中空ボビンを収納する空間をもつて配
置された略筒状の外側磁脚とを備えた壷型磁心か
らなるインダクタンス素子において、前記壷型磁
心は前記中空ボビンの両端からそれぞれかん合さ
れて、互いに接合される2個の磁心部材で構成さ
れており、前記外側磁脚の外周面は多角形に形成
されており、前記外側磁脚の内周面は円形に形成
されており、前記つば部には少くとも一つの前記
中央磁脚の円周面に達するテーパー状の切欠部が
設けられているとともに、該切欠部に連らなる開
口部が前記外側磁脚に設けられており、前記外側
磁脚の横断面の面積が前記中央磁脚の横断面の面
積にほゞ等しくなるように形成されており、前記
つば部の切欠部より前記コイルのリード線が前記
壷型磁心の外側へ導出されていることを特徴とす
るインダクタンス素子により、小型にして高周波
電源装置用トランス等において、大電力の回路を
容易に形成することが可能となり、大電流を取扱
うきわめて太い巻線の、リード線引出もきわめて
容易であり、高い高周波の電圧にも充分耐えるこ
とができ、コイルの巻回する空間は多くなり、磁
束の高い密度での集束は均一にして、有効とな
り、さらに磁束の漏れもほとんど生ずることがな
いとともに、小型でシールド効果も良いとともに
組立も容易となり、絶縁性にすぐれ長年月の寿命
特性もよい等、特にDC−DCコンバータ装置用の
インダクタンス素子として、優れたものが得られ
るようになつた。
さらに前記つば部12′,12″に形成された例
えば8個の辺に対応して、8個の平面からなる、
外部磁脚14′,14″を有しているために、回路
部品として電子機器に組込んだ際、従来の円筒状
の外側磁脚からなる、略円形の壷型磁心を用いた
インダクタンス素子のように中央磁脚を中心にし
て調整のときまたは固定する際に回転するような
ことはなく、固定金具等により平面を組合わせた
多角形状のつば部で強固に固定できるという利点
をも有している。又、リード線引出用の切欠1
3′,13″が、つば部12′,12″の端縁から中
央磁脚11′,11″の円周面迄テーパー状に形成
されているため、リード線31の引出にあたつ
て、なんら前記つば部12′,12″の内壁に沿わ
せて導出することがなく、大電流側の太い巻線の
リード線をコイルから直接に真直ぐ導出できるた
め前記巻線スペースの減少が生ずることもなくな
り、磁心1内の巻線空間を極めて有効に使えると
いう利点を有している。さらに、磁心1のいわゆ
る断面積中の大部分が高い磁束密度で有効断面積
となり、電気的および磁気的特性の優れたインダ
クタンス素子を提供できるという利点を有してい
る。
このように、本考案のインダクタンス素子は、
種種の優れた利点を有しており、実用上得られる
利益は多大であり、電子産業に大きく貢献できる
考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインダクタンス素子の一例を
示す磁芯、ボビンおよびコイルの分解斜視図であ
つて、第2図は同じくその磁心の要部を示す斜視
図である。 1……磁心、2……ボビン、3……コイル、1
1′,11″……中央磁脚、12′,12″……つば
部、13′,13″……切欠、14′,14″……外
側磁脚、15……開口部、31……リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周面に巻回されたコイルを備えた中空ボビ
    ン、及び該中空ボビン内に位置する円柱状の中央
    磁脚と、該中央磁脚の両端に配置されたつば部
    と、前記中央磁脚の周囲に前記中空ボビンを収納
    する空間をもつて配置された略筒状の外側磁脚と
    を備えた壷型磁心からなるインダクタンス素子に
    おいて、前記壷型磁心は前記中空ボビンの両端か
    らそれぞれかん合されて、互いに接合される2個
    の磁心部材で構成されており、前記外側磁脚の外
    周面は多角形に形成されており、前記外側磁脚の
    内周面は円形に形成されており、前記つば部には
    少くとも一つの前記中央磁脚の円周面に達するテ
    ーパー状の切欠部が設けられているとともに、該
    切欠部に連らなる開口部が前記外側磁脚に設けら
    れており、前記外側磁脚の横断面の面積が前記中
    央磁脚の横断面の面積にほゞ等しくなるように形
    成されており、前記つば部の切欠部より前記コイ
    ルのリード線が前記壷型磁心の外側へ導出されて
    いることを特徴とするインダクタンス素子。
JP1978055639U 1978-04-26 1978-04-26 Expired JPS62177Y2 (ja)

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JP1978055639U JPS62177Y2 (ja) 1978-04-26 1978-04-26

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Publication Number Publication Date
JPS54157266U JPS54157266U (ja) 1979-11-01
JPS62177Y2 true JPS62177Y2 (ja) 1987-01-07

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ID=28951710

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915172U (ja) * 1972-05-15 1974-02-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915172U (ja) * 1972-05-15 1974-02-08

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JPS54157266U (ja) 1979-11-01

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