JPH0349381Y2 - - Google Patents

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JPH0349381Y2
JPH0349381Y2 JP10377988U JP10377988U JPH0349381Y2 JP H0349381 Y2 JPH0349381 Y2 JP H0349381Y2 JP 10377988 U JP10377988 U JP 10377988U JP 10377988 U JP10377988 U JP 10377988U JP H0349381 Y2 JPH0349381 Y2 JP H0349381Y2
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secondary coil
coil
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transformer
conductive plate
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は変圧器に係り、更に詳述すれば内鉄
形の低電圧大電流出力の変圧器に関する。
[従来の技術] この種の変圧器としては従来例えばオーム社刊
「電気機器」に記載されているものがある。
この従来の技術は鉄心に施す巻線として、小形
変圧器としては軟銅線、丸銅線、平角銅線が用い
られ、中形、大形変圧器としては円筒コイルや板
状コイルが用いられている。
[考案が解決しようとする課題] 前記した従来の技術として小形変圧器で二次側
出力電圧が2〜3ボルト、出力電流が100〜200ア
ンペアというような低電圧、大電流を定格出力と
する小形変圧器を作成する場合、軟銅線、丸銅
線、平角銅線を用いたのでは銅損が大きく巻線が
発熱し絶縁物の許容温度を越えてしまう。
この発熱による温度上昇を抑えるため、色々な
冷却方法があるが、油入式、ガス式は大形変圧器
に限られ、風冷式も中形変圧器には適するが小形
変圧器としては自冷式とせざるを得ず、内鉄形変
圧器として組立性がよく、銅損による変圧器の温
度上昇をいかに低減せしめるかという問題点があ
つた。
この考案は前記した各問題点を解除するため
に、二次巻線に生じる銅損を低減すると共に、一
次コイルボビンとして兼用できる巻き易い形状の
筒状二次コイルを有する変圧器を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記したこの考案の目的は導電板を筒状に巻回
し、この巻回された筒状の導電板の重合部に絶縁
部材を介在させるとともに、前記重合部からリー
ド片を延在させたボビン兼用の二次コイルと、こ
の二次コイル上に巻装された一次コイルと、前記
二次コイルのキヤビテイ内に挿入されたコアとを
それぞれ具備することで達成される。
[作用] この考案の変圧器は一次コイルに例えば100V
の商用交流電圧を印加することで板状の二次コイ
ルから例えば2.5V,100〜300Aの低電圧大電流の
出力電力を得ることができ、二次コイル自体が板
金で筒状化されているからこの二次コイルの外側
に絶縁被覆導線を一次コイルとして巻回すること
で変圧器を作ることができ、したがつて二次コイ
ル自体が一次コイルのボビンとして兼用できる作
用がある。
また二次コイルは板金であり表面積が大きいの
で一次コイルで発生した熱を良く吸熱し、この吸
熱による熱と二次コイル自体の発熱とをリード片
を経て放熱板等の他部材に効率よく放熱できる作
用もある。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は二次コイル1の展開図の1例を示し、
軟銅板等の導電板10をもつて鉄心の全周長より
も前記鉄心の周囲の1つの面の幅だけ長い長さの
1巻分のコイル形成部11と、このコイル形成部
11を前記鉄心の幅ずつ5つの区画に分ける折り
目12,12と、前記コイル形成部11の両端の
折り目12,12で区画された5つのコイル素片
13,13の内外側のコイル素片13,13の側
辺から折り目14,14を介して互に逆方向に延
在し、前記折り目14,14から所定の長さ隔つ
た位置に折り目15,15をもつて脚片16,1
6とリード片17,17の2つに区画された部分
を延在したものを形成する。
第2図は二次コイル1の他の展開実施例で、こ
の例は第1図に示すものと同じであるがコイル形
成部11を構成する各コイル素片13,13の幅
を広くし折り目12,12で折曲げて形どられた
コイル形成部11による筒状体の長さを長くした
場合を示す。
第3図に二次コイル1の更に他の展開実施例を
示すもので、コイル形成部11を2回巻分と長く
し、折り目12,12で9つのコイル素片13,
13を区画したものである。
この二次コイル1は第4図乃至第8図に示すよ
うに、第4図に示す状態から第5図,第6図に示
すように折り目12,12において各コイル素片
13,13をそれぞれ同じ方向に90°ずつ折り曲
げ、第7図に示すように両外側のコイル素片13
と13とを重合する前に前記コイル素片と同じ大
きさか若干長い絶縁部材2を挿入し、第8図およ
び第9図に示すように外側のコイル素片13と1
3との重合部10Aが電気的に接触してシヨート
リングにならないようにして筒状のボビン状化す
る。
なお各コイル素片13,13の長さを同じよう
に説明したが、実際には第8図および第9図に示
すように外側のコイル素片13の端辺と直立した
コイル素片13とが接触しないようにギヤツプ1
8が生じるよう脚片16、リード片17の長さ
(ここでは幅といつた方が正しい)を若干短くし
ておく必要がある。
このギヤツプ18を含めて前記重合部10Aに
絶縁部材2の端縁を第9図に示すように折曲げて
介在させる。
この二次コイル1は更に第10図に示すように
折り目14,14と折り目15,15で脚片1
6,16をコイル素片13,13に対し外側90°
折り曲げ、この脚片16,16に対しリード片1
7,17を前記折り曲げ方向とは反対側に90°折
り曲げることで完成する。
なお、導電板10に折り目を設けないで導電板
10を円筒状に巻回し、その重合部に絶縁部材を
介在させて二次コイル1を形成してもよい。
このようにして作られた二次コイル1に第11
図に示すように軟銅線、丸銅線等の被覆導線によ
る一次コイル3を入力電圧と所定の出力電圧との
比数倍だけ絶縁部材4を層間に挿入しつつ巻回
し、巻回し終つたらバインドテープ5で巻きほぐ
れないように締結してコイル対6,6を作る。
このコイル対6,6の1組を用意し、二次コイ
ル1で作られたキヤビテイ19内に第12図に示
すようにコ字状の閉磁路形成用コア7,7を両側
から挿入して閉磁路を形成し第13図乃至第16
図に示す内鉄形の変圧器Tを得る。
図示のものはコイル対6,6の一次コイル3を
連続して巻回してあるが、個々に巻回したあと接
続しても支障ない。
コア7,7は二次コイル1との絶縁を図るため
第13図に示すようにコア7,7は絶縁スリーブ
8に収納してから挿着してもよい。
使用に当つては、第16図に示すように二次コ
イル1の1方のリード片17を熱容量の大い筐体
や放熱板に接続し、他のリード片17に別の放熱
板を介しまたは直接に放熱板付きの大電流用ダイ
オード(図示してない)を接続することで、例え
ば一次コイル3に交流100V,5.1Aを入力して二
次コイル1から直流2.5V,200Aの出力を得るこ
とができる。
なお二次コイル1は第17図から第22図まで
に示すように導電板10からリード片17,17
を第17図のようにその長さ方向に延在させ、こ
のリード片17,17をそれぞれ45°の折り目a
から第18図で示すように直角に折り曲げて形成
し、第19図から第21図に示す状態を経て第2
2図に示すような二次コイル1を作つてもよい。
また第23図に示すように45°の折り目aから
第24図に示すように折り曲げたリード片17,
17を有する導電板10を第25図〜第27図に
示す状態を経て第28図に示すように折り曲げた
二次コイル1を作ることもできる。
さらに上記第17図から第28図までの各図
中、前記実施例と同一符号を示した部分は前記実
施例によるものの各部と同一または均等部分をそ
れぞれ示すものである。
[考案の効果] この考案は以上説明したように構成されている
ので、以下に記載する効果を奏する。
請求項1の変圧器においては、筒状に巻回した
二次コイルはそのまま一次コイルのボビンとして
兼用できるから専用ボビンが不要となりコスト安
となると共に薄形化でき、一次コイルで生じた熱
を板状の二次コイルで吸熱し、この二次コイルを
経て積極的に外部に放熱でき、かつ二次コイル自
体が板状であるからその発熱も少なく、多少の発
熱もリード片等を介して外部に直接放熱すること
ができ、したがつて小型でも低電圧大電流容量の
変圧器を簡単に実現できる効果を有する。
請求項2の変圧器においては、二次コイルの自
動組立てが容易であると共に、断面方形の一般的
積層コアを二次コイルのキヤビテイ内に挿入して
変圧器とすることができる。
請求項3によれば、より一層二次コイルを簡素
化でき、断面円形等のフエライトコアを挿入して
高周波用変圧器が得られ、誠に便利である。
請求項4では、コイル素片を比較的幅広として
二次コイル断面積を多くなしたので、より一層大
電流を二次コイルから取出すことができる。
請求項5では、変圧器を外部材に安定に取着で
き放熱も一層よくなる効果を有する。
請求項6によれば、導電板に割安なフープ材を
用いて二次コイルを作ることができ、材料取りに
ムダが生じないのでより一層安価な大電力用の変
圧器を得ることができる。
請求項7では、二次コイル電圧を1回巻きの二
次コイル電圧よりも高くすることができる。
請求項8によれば、ギヤツプロスが少ない磁気
効率のよい閉磁路変圧器が得られる。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の1実施例を示すもの
で、第1図は二次コイルの展開図、第2図は二次
コイルの他の実施例の展開図、第3図は二次コイ
ルの更に他の実施例の展開図、第4図乃至第8図
は二次コイルの作成順次を示す説明図、第9図は
第8図のA−A断線における断面図、第10図は
二次コイル対の斜視図、第11図は一次コイルを
巻装したコイル対の斜視図、第12図はコアの斜
視図、第13図は変圧器の斜視図、第14図は同
じく平面図、第15図は第14図のB−B断線に
おける断面図、第16図は第14図のC−C断線
における断面図、第17図から第28図まではそ
れぞれこの考案による二次コイルの他の作成例を
示す説明図である。 1……二次コイル、2……絶縁部材、3……一
次コイル、7……コア、10……導電板、10A
……重合部、12……折り目、13……コイル素
片、17……リード片、19……キヤビテイ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 導電板10を筒状に巻回し、この巻回された
    筒状の導電板10の重合部10Aに絶縁部材2
    を介在させるとともに、前記重合部10Aから
    リード片17,17を延在させたボビン兼用の
    二次コイル1と、この二次コイル1上に巻装さ
    れた一次コイル3と、前記二次コイル1のキヤ
    ビテイ19内に挿入されたコア7とをそれぞれ
    具備してなる変圧器。 2 導電板10を折り目12,12で角筒状に巻
    回した請求項1記載の変圧器。 3 導電板10を円筒状に巻回した請求項1記載
    の変圧器。 4 二次コイル1を形成するコイル素片13,1
    3の幅をその長さよりも広くした請求項2記載
    の変圧器。 5 リード片17,17を互いに反対向きに形成
    した請求項1乃至3または4記載の変圧器。 6 筒状の導電板10の重合部10Aからリード
    片17,17を折り曲げて延在させた請求項1
    乃至4または5記載の変圧器。 7 導電板10を2回巻き以上巻回してなる請求
    項1乃至5または6記載の変圧器。 8 二次コイル1のキャビテイ19内に閉磁路形
    成コア7,7を挿入した請求項1乃至6または
    7記載の変圧器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3619457B2 (ja) * 2001-01-11 2005-02-09 株式会社デンソー 大電流平滑用の平滑コイル
CN107710578B (zh) * 2015-09-01 2019-11-05 三菱电机株式会社 电力变换装置

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