JP2529948Y2 - コモンモードチョークコイル - Google Patents

コモンモードチョークコイル

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JP2529948Y2
JP2529948Y2 JP1990073875U JP7387590U JP2529948Y2 JP 2529948 Y2 JP2529948 Y2 JP 2529948Y2 JP 1990073875 U JP1990073875 U JP 1990073875U JP 7387590 U JP7387590 U JP 7387590U JP 2529948 Y2 JP2529948 Y2 JP 2529948Y2
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common mode
choke coil
mode choke
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magnetic core
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JP1990073875U
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JPH0432513U (ja
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信 手嶋
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコモンモードチョークコイルに関するもので
ある。
[従来の技術] フェライト閉磁路磁芯に複数個の巻線を磁束が互いに
打ち消し合うように巻回したコモンモードチョークコイ
ルは、このフェライト閉磁路磁芯が高透磁率(100〜120
00)であり、渦電流損が小さいため、ノイズ防止用とし
て機器で発生するノイズが電流線へ流出するのを阻止し
たり、あるいは、電源線やインターフェースケーブルに
流れる高周波数ノイズ電流(10MHz〜200MHz)を阻止し
て、輻射ノイズを防止するために用いられている。とこ
ろで、最近のディジタル機器は、内蔵するクロック信号
の高周波化により、200MHzを越える周波数帯においても
ノイズ発生が見られるようになってきている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来のフェライト閉磁路磁芯のスネークの限
界により、200MHz以上の高周波では、透磁率が下がり、
広帯域のノイズ防止効果が得られないという欠点があっ
た。
そこで、本考案の技術的課題は、広帯域のノイズ防止
効果が得られるコモンモードチョークコイルを提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば,閉磁路型磁芯に複数の巻線を磁束が
互いに打ち消しあうように巻回してなるコモンモードチ
ョークコイルにおいて,前記閉磁路型磁芯は,夫々トロ
イダル型を有するカーボニル鉄圧粉閉磁路磁芯とフェラ
イト閉磁路磁芯とを端面同士を合わせて並列に一体に構
成してなることを特徴とするコモンモードチョークコイ
ルが得られる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の第1の実施例に係るコモンモードチ
ークコイルの斜視図である。
第1図において、コモンモードチークコイルは環状磁
芯2に2組の銅線1をバフィラ巻線してなるトロイダル
型である。環状磁芯2はフェライト閉磁路磁芯2bとカー
ボニル鉄圧粉閉磁路磁芯2aとを組み合わせ一体化した構
造となっている。
第2図は本考案の第2の実施例に係るコモンモードチ
ョークコイルを示す図である。
第2図において、コモンモードチョークコイルは、一
対のカーボニル鉄圧粉閉磁路磁芯12aで、フェライト閉
磁路磁芯を挟み込みんで環状磁芯12を構成し、この環状
磁芯12の円環部分に、電源ケーブルやインターフェース
ケーブル13を巻き付けて形成されている。
第3図は本考案の第3の実施例に係るコモンモードチ
ョークコイルに使用される分割型の磁芯を示す斜視図で
ある。
第3図において、分割型の磁芯は、断面8角形で中心
軸に沿って設けられた貫通孔22を有する断面8角形状の
円筒磁芯21で、長さ方向の半分ずつをフェライト閉磁路
磁芯21bと、カーボニル鉄磁芯21aとにより構成され、夫
々の磁芯は、中心軸と半径とを含む面で分割されたもの
から構成されている。
第4図は本考案の第4の実施例に係るコモンモードチ
ョークコイルに使用される分割型の磁芯を示す斜視図で
ある。
第4図の分割型の磁芯は、断面形状が四角形の他は、
第3の実施例と同様の構成を有する。
第5図は本考案の実施例に係るコモンモードチョーク
コイルのインピーダンス特性を示す図である。比較のた
めに、従来例に係るコモンモードチョークコイルのイン
ピーダンス特性も併せて示している。
試料に供した実施例に係るコモンモードチョークコイ
ルは、第6図に示すようにフェライト閉磁路磁芯とカル
ボニル鉄圧粉磁芯から構成された外径19mm,内径10mm,お
よび高さ10mmの寸法を有する環状磁芯に、直径0.5mmの
銅線を1巻き貫通させて形成されており、従来例コモン
モードチョークコイルは、上記と同形のフェライト閉磁
路磁芯のみ、およびカーボニル鉄圧粉閉磁路磁芯のみ
に、直径0.5mmの導線を1ターン貫通させて形成されて
いるものを用いた。
第5図において、曲線51は、実施例に係るコモンモー
ドチョークコイルのインピーダンス特性を、曲線52は従
来例に係るフェライト閉磁路磁芯を用いたチョークコイ
ルのインピーダンス特性を、曲線53は従来例に係るカル
ボニル鉄圧粉磁芯を用いたチョークコイルのインピーダ
ンス特性を夫々示している。
第5図に示すように、本考案の実施例に係るコモンモ
ードチョークコイルは、200MHz以下の低周波領域におい
ては、曲線52で示されるフェライト閉磁路磁芯を用いた
コモンモードチョークコイルのインピーダンス特性に従
い、200MHz以上の高周波領域においては、曲線53で示さ
れるカーボニル鉄圧粉閉磁路磁芯のインピーダンス特性
に従うので、200MHz以下又は200MHz以上のいずれか一方
の領域においては使用できない従来例のコモンモードチ
ョークコイルに比べて極めてインピーダンス特性が優れ
ていることが分かる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、夫々トロイダ
ル型を有するカーボニル鉄圧粉閉磁路磁芯とフェライト
閉磁路磁芯を一体化した磁芯に、巻線を施すことで、1
つの部品で、200MHz以上の高周波数でもノイズ防止特性
を有する広帯域(10MHz〜1GHz)特性の優れたコモンモ
ードチョークコイルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係るコモンモードチー
クコイルの斜視図、第2図は本考案の第2の実施例に係
るコモンモードチョークコイルを示す図、第3図は本考
案の第3の実施例に係るコモンモードチョークコイルを
示す図、第4図は本考案の第4の実施例に係るコモンモ
ードチョークコイルを示す図、第5図は本考案の実施例
に係るコモンモードチョークコイルのインピーダンス特
性を示す図である。比較のために、従来例に係るコモン
モードチョークコイルのインピーダンス特性も併せて示
している。 第6図はインピーダンス特性測定に使用した実施例およ
び従来例に係るコモンモードチョークコイルの磁芯の寸
法を示す斜視図である。 図中、1……銅線、2……環状磁芯、2b……フェライト
閉磁路磁芯、2a……カーボニル鉄圧粉閉磁路磁芯、12…
…環状磁芯、13……インターフェースケーブル、21a…
…カーボニル鉄圧粉閉磁路磁芯、21b……フェライト閉
磁路磁芯。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉磁路型磁芯に複数の巻線を磁束が互いに
    打ち消しあうように巻回してなるコモンモードチョーク
    コイルにおいて, 前記閉磁路型磁芯は,夫々トロイダル型を有するカーボ
    ニル鉄圧粉閉磁路磁芯とフェライト閉磁路磁芯とを端面
    同士を合わせて並列に一体に構成してなることを特徴と
    するコモンモードチョークコイル。
JP1990073875U 1990-07-13 1990-07-13 コモンモードチョークコイル Expired - Lifetime JP2529948Y2 (ja)

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JPH0432513U JPH0432513U (ja) 1992-03-17
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JP6426370B2 (ja) * 2014-05-12 2018-11-21 田淵電機株式会社 電磁誘導器

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