JPS5915461Y2 - パルストランス - Google Patents
パルストランスInfo
- Publication number
- JPS5915461Y2 JPS5915461Y2 JP12623079U JP12623079U JPS5915461Y2 JP S5915461 Y2 JPS5915461 Y2 JP S5915461Y2 JP 12623079 U JP12623079 U JP 12623079U JP 12623079 U JP12623079 U JP 12623079U JP S5915461 Y2 JPS5915461 Y2 JP S5915461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse transformer
- winding
- magnetic
- orthogonal
- choke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は断面Ｕ字形の磁心２個を、磁束が互に直交する
よう磁極面を重ね、一方の磁心に入力からの１次巻線お
よび２次巻線を巻き、他方の磁心に２次巻線からの２本
の電線をパイファイラー巻きとしてコンモンチョークと
したパルストランスである。
よう磁極面を重ね、一方の磁心に入力からの１次巻線お
よび２次巻線を巻き、他方の磁心に２次巻線からの２本
の電線をパイファイラー巻きとしてコンモンチョークと
したパルストランスである。
パルストランスは例えばコンピュータと周辺端末機の間
のテ゛イジタル信号伝送用線路の整合用および方式変換
などに広く用いられている。
のテ゛イジタル信号伝送用線路の整合用および方式変換
などに広く用いられている。
しかしこのような場合、帯電された人体や道具類など、
帯電体が端末機などに触れたとき、帯電体からの放電電
流が大地へ流れ、この電流が信号線に誘導障害を生じさ
せ、コンピュータの誤動作を引きおこす。
帯電体が端末機などに触れたとき、帯電体からの放電電
流が大地へ流れ、この電流が信号線に誘導障害を生じさ
せ、コンピュータの誤動作を引きおこす。
これを防止するために、端末機の接地一端末機筐体一信
号線−コンピュータ筐体−コンピュータ接地−大地で構
成される回路のどこかに高いインピーダンス素子を入れ
れば、回路の一部が遮断される形となる。
号線−コンピュータ筐体−コンピュータ接地−大地で構
成される回路のどこかに高いインピーダンス素子を入れ
れば、回路の一部が遮断される形となる。
従来このために端末機およびコンピュータ双方の接地線
あるいは信号線にコイルのような誘導性素子を直列に挿
入することが行なわれていた。
あるいは信号線にコイルのような誘導性素子を直列に挿
入することが行なわれていた。
しかしこの方法は誘導性素子の部品が別に必要である欠
点があった。
点があった。
本考案はこれらの欠点を除くためにＵ字形の磁心を２個
直交させそれぞれの磁心に巻線を施して、パルストラン
スとチョーク線輪とを合せ持った複合素子に関する。
直交させそれぞれの磁心に巻線を施して、パルストラン
スとチョーク線輪とを合せ持った複合素子に関する。
本考案のパルストランスの等価回路は第１図に示すよう
に入力端子Ａ、Ａ’からのテ゛イジタル信号はパルスト
ランス１の１次巻線と２次巻線間で結合変成され、その
出力はチョーク線輪２を経て出力端子ｃ、ｃ’から取り
出される。
に入力端子Ａ、Ａ’からのテ゛イジタル信号はパルスト
ランス１の１次巻線と２次巻線間で結合変成され、その
出力はチョーク線輪２を経て出力端子ｃ、ｃ’から取り
出される。
この回路を単一複合部品として第２図に示すように断面
がＵ字形磁心の磁極面を互に直交させて重ね合せた直交
磁心３，４の、一方の磁心３に１次巻線５と２次巻線６
とを巻くと、この巻線はパルストランス１ともなり、ま
た２次巻線の両端Ｂ、Ｂ’からの出力線を他の磁心４に
パイファイラー巻きに巻くと、この巻線はチョーク線輪
２となる。
がＵ字形磁心の磁極面を互に直交させて重ね合せた直交
磁心３，４の、一方の磁心３に１次巻線５と２次巻線６
とを巻くと、この巻線はパルストランス１ともなり、ま
た２次巻線の両端Ｂ、Ｂ’からの出力線を他の磁心４に
パイファイラー巻きに巻くと、この巻線はチョーク線輪
２となる。
ここでパルストランス１の１次巻線および２次巻線に流
れる電流によって磁心３内に生ずる磁界７とチョーク線
輪２の巻線に流れる電流によって磁心４内に生ずる磁界
８とは磁心内部で常に直交しているので、パルストラン
ス１とチョーク線輪２との間に相互誘導を生じない。
れる電流によって磁心３内に生ずる磁界７とチョーク線
輪２の巻線に流れる電流によって磁心４内に生ずる磁界
８とは磁心内部で常に直交しているので、パルストラン
ス１とチョーク線輪２との間に相互誘導を生じない。
したがって入力端子Ａ、Ａ’から伝送されたパルス信号
はチョーク線輪２によっては信号品質は損なわれず、出
力端子ｃ、ｃ’に伝送され、また帯電体からの放電電流
はチョーク線輪２の高いインピーダンスによって阻止さ
れて、信号線への誘導障害を防止することができる。
はチョーク線輪２によっては信号品質は損なわれず、出
力端子ｃ、ｃ’に伝送され、また帯電体からの放電電流
はチョーク線輪２の高いインピーダンスによって阻止さ
れて、信号線への誘導障害を防止することができる。
しかし実用上チョーク線輪の漏洩インダクタンスによっ
て伝送路の整合が乱されるような場合は第３図のように
整合補正用の容量９をチョーク線輪２の線間に挿入する
ことによって防ぐことができる。
て伝送路の整合が乱されるような場合は第３図のように
整合補正用の容量９をチョーク線輪２の線間に挿入する
ことによって防ぐことができる。
以上の説明では磁心に断面Ｕ字形の磁心を重ね合せな例
について述べたが、一体に成形された磁心なと如何なる
形状の直交磁心であっても差支えない。
について述べたが、一体に成形された磁心なと如何なる
形状の直交磁心であっても差支えない。
上述の如く本考案は従来行なわれているように信号線の
整合用パルストランスとは別に誘導障害防止用の誘導性
素子を入れることなく、パルストランスと誘導性素子と
が一体となった複合部品を構威し、また本来のパルスト
ランスの特性を維持しながら雑音誘導障害を極力防止す
ることができる。
整合用パルストランスとは別に誘導障害防止用の誘導性
素子を入れることなく、パルストランスと誘導性素子と
が一体となった複合部品を構威し、また本来のパルスト
ランスの特性を維持しながら雑音誘導障害を極力防止す
ることができる。
第１図は本考案の基本的な回路図、第２図は本考案のパ
ルス変成器の構造を示す斜視図、第３図は第１図の回路
に容量を追加接続した回路図である。 図において、１：パルストランス、２：コンモンチョー
ク、３，４：何れもＵ字形磁心、５：１次巻線、６：２
次巻線、７：パルストランスによる磁束の流れ、８：コ
ンモンチョータによる磁束の流れ、９：整合補正用容量
。
ルス変成器の構造を示す斜視図、第３図は第１図の回路
に容量を追加接続した回路図である。 図において、１：パルストランス、２：コンモンチョー
ク、３，４：何れもＵ字形磁心、５：１次巻線、６：２
次巻線、７：パルストランスによる磁束の流れ、８：コ
ンモンチョータによる磁束の流れ、９：整合補正用容量
。
Claims (1)
- 励磁された磁束が互に直交する直交磁心の一方の磁心に
１次巻線および２次巻線を巻き、他方の直交する磁心に
２次巻線からの出力線をパイファイラー巻としてコンモ
ンチョークとしたパルストランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12623079U JPS5915461Y2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | パルストランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12623079U JPS5915461Y2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | パルストランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5646221U JPS5646221U (ja) | 1981-04-24 |
| JPS5915461Y2 true JPS5915461Y2 (ja) | 1984-05-08 |
Family
ID=29358120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12623079U Expired JPS5915461Y2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | パルストランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5915461Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6112184B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2017-04-12 | Tdk株式会社 | パルストランス及びこれを備えた回路部品 |
-
1979
- 1979-09-14 JP JP12623079U patent/JPS5915461Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5646221U (ja) | 1981-04-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0579962A1 (en) | Choke coil | |
| JPS5915461Y2 (ja) | パルストランス | |
| JPH0613120U (ja) | ノイズ防止チョークコイル | |
| JP3396908B2 (ja) | ラインフィルタ | |
| JPH0233390Y2 (ja) | ||
| JPH0614428Y2 (ja) | コイル部品 | |
| JP3306365B2 (ja) | 複合トランス | |
| JPS63261907A (ja) | ノイズフイルタ | |
| US2096801A (en) | Power transformer | |
| JPS5881320A (ja) | ノイズフイルタ− | |
| JPH0526729Y2 (ja) | ||
| JPS5919480Y2 (ja) | 広帯域変成器回路 | |
| JP2601901Y2 (ja) | 高周波用チョークコイル | |
| JPH0422581Y2 (ja) | ||
| JP2580367Y2 (ja) | ノイズフィルタ用チョークコイル | |
| JPH0227534Y2 (ja) | ||
| JPH0447943Y2 (ja) | ||
| JPS62108509A (ja) | インダクタンス素子およびフイルタ装置 | |
| JPH02235420A (ja) | ノイズフィルタ | |
| JPS6040025Y2 (ja) | 遅延線 | |
| JPS5820129B2 (ja) | ノイズフイルタ | |
| JPS5938734Y2 (ja) | 平衡不平衡変換変成器 | |
| JPH0141254B2 (ja) | ||
| JPS59114808A (ja) | 変圧器 | |
| JPS5915463Y2 (ja) | 平衡不平衡変換変成器 |