JP6112184B2 - パルストランス及びこれを備えた回路部品 - Google Patents

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本発明はパルストランスに関し、特に、ドラム型コアを用いた表面実装型のパルストランスに関する。
近年、コネクタなどの回路部品には、入力側(1次側)のディファレンシャル信号と出力側(2次側)のディファレンシャル信号を絶縁するためのパルストランスが広く用いられている。複数のパルストランスをプリント基板上に高密度に実装するためには、ドラム型コアを用いた表面実装型のパルストランスを用いることが好ましい(特許文献1,2参照)。
特許文献2に記載されたパルストランスは、一方の鍔部に1次側の端子電極と2次側のセンタータップが形成され、他方の鍔部に2次側の端子電極と1次側のセンタータップが形成された構成を有している。このような構成を有するパルストランスをプリント基板上に複数個実装する場合、1次側と2次側の絶縁耐圧が十分に確保されるよう、レイアウトを工夫する必要がある。
図11(a)は一般的なパルストランス11,12をX方向に並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図11(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。
図11(a)に示すパルストランス11,12は互いに同じ形状及び構造を有しており、いずれも平面形状が長方形、つまり、X方向における長さよりもY方向における長さの方が長い形状を有している。図11(a)に示す符号P1,N1は一対の1次側端子電極であり、符号P2,N2は一対の2次側端子電極である。また、符号CT1は1次側センタータップであり、符号CT2は2次側センタータップである。図11(a)はパルストランス11,12を上面方向から見た状態を示しており、下面側に位置する端子電極を透過的に示している。
図11(a)に示すように、1次側端子電極P1,N1と2次側センタータップCT2は一方の鍔部21に配置され、2次側端子電極P2,N2と1次側センタータップCT1は他方の鍔部22に配置されている。鍔部21において1次側端子電極N1と2次側センタータップCT2との距離が離れているのは、1次側と2次側の絶縁耐圧を確保するためである。同様の理由から、鍔部22においても2次側端子電極P2と1次側センタータップCT1との距離が離れている。
このような構造を有するパルストランス11,12をX方向に近接して配置した場合、プリント基板上における配線パターンは図11(b)に示すレイアウトとなる。図11(b)において、末尾に「a」が付された符号は対応する端子電極に接続されるべきランドパターンであり、末尾に「b」が付された符号は対応するランドパターンから延在する配線パターンである。また、符号11R,12Rは、それぞれパルストランス11,12の搭載領域である。
図11(a)に示すように、パルストランス11,12をX方向に近接して配置すると、パルストランス11の1次側端子電極P1とパルストランス12の2次側センタータップCT2との距離や、パルストランス11の1次側センタータップCT1とパルストランス12の2次側端子電極N2との距離が非常に近くなってしまう。このため、図11(b)に示すように、ランドパターンP1aとCT2aとの距離、ランドパターンN2aとCT1aとの距離、配線パターンP1bとCT2bとの距離、配線パターンN2bとCT1bとの距離が近くなり、十分な絶縁耐圧を確保することが困難となる。この種の回路部品では、通常、1次側と2次側との間に確保すべきクリアランスが仕様などで定められているため、図11(b)に示すレイアウトは仕様を満たさないおそれが高い。
このような問題を回避するためには、図12(a)に示すように、2つのパルストランス11,12のX方向における距離Dxをある程度離せばよい。これによれば、図12(b)に示すように、配線パターンP1bとCT2bとの距離や、配線パターンCT1bとP2bとの距離を十分に確保することが可能となる。しかしながら、この場合は、プリント基板上において領域R1がデッドスペースとなり、プリント基板の使用効率が低下してしまう。
別の方法として、図13(a)に示すように、パルストランス11とパルストランス12とで、鍔部21,22の位置を互いに入れ替える方法も考えられる。これによれば、図13(b)に示すように、2つのパルストランス11,12の1次側同士(又は2次側同士)が隣接することになるため、1次側と2次側の絶縁耐圧を十分に確保することが可能となる。しかしながら、この場合は、図13(b)に示すように、2つのパルストランス11,12において1次側の配線パターンP1b,N1bの導出方向が互いに異なり、同様に、2次側の配線パターンP2b,N2bの導出方向が互いに異なってしまう。つまり、図13(b)に示す左側のパルストランス11については、1次側の配線パターンP1b,N1bが下方向、2次側の配線パターンP2b,N2bが上方向に導出されるのに対し、右側のパルストランス12については、1次側の配線パターンP1b,N1bが上方向、2次側の配線パターンP2b,N2bが下方向に導出されることになる。このため、プリント基板上における配線パターンの引き回し距離が長くなるとともに、パルストランス11を経由する信号とパルストランス12を経由する信号との間に特性差が生じる恐れもある。
さらに別の方法として、図14(a)に示すように、一方のパルストランス12を平面的に90°回転させる方法も考えられる。これによれば、図14(b)に示すように、1次側の配線パターンP1b,N1b及び2次側の配線パターンP2b,N2bの導出方向をパルストランス11,12間で一致させつつ、2つのパルストランス11,12の1次側同士(又は2次側同士)を隣接させることができる。この場合、パルストランス11の1次側のセンタータップCT1と、パルストランス12の2次側のセンタータップCT2との距離が短くなるが、これらが互いに同電位(例えばグランド電位)である場合などにおいては、これらセンタータップ間の距離は大きな問題とならない。しかしながら、この場合は、プリント基板上において領域R2がデッドスペースとなり、プリント基板の使用効率が低下してしまう。
特開2009−302321号公報 特開2010−109267号公報
このように、平面形状が長方形である一般的なパルストランスを用いた場合、1次側と2次側の絶縁耐圧を十分に確保しつつ、プリント基板上に複数のパルストランスを効率よくレイアウトすることは困難であった。このため、一般的なパルストランスを用いた場合、プリント基板上におけるレイアウトの自由度が制限されるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、プリント基板上に近接して複数個搭載する場合であっても、1次側と2次側の絶縁耐圧を十分に確保しつつ、レイアウトの自由度を十分に確保することが可能なパルストランスを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明によるパルストランスは、巻芯部と、前記巻芯部の第1の方向における一端に設けられた第1の鍔部と、前記巻芯部の前記第1の方向における他端に設けられた第2の鍔部とを有するドラム型コアと、前記第1の鍔部に設けられ、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列された第1の端子電極、第2の端子電極及び第2のセンタータップと、前記第2の鍔部に設けられ、前記第2の方向に配列された第3の端子電極、第4の端子電極及び第1のセンタータップと、前記巻芯部に巻回され、一端が前記第1の端子電極に接続され、他端が前記第1のセンタータップに接続された第1のワイヤと、前記巻芯部に巻回され、一端が前記第2の端子電極に接続され、他端が前記第1のセンタータップに接続された第2のワイヤと、前記巻芯部に巻回され、一端が前記第3の端子電極に接続され、他端が前記第2のセンタータップに接続された第3のワイヤと、前記巻芯部に巻回され、一端が前記第4の端子電極に接続され、他端が前記第2のセンタータップに接続された第4のワイヤと、を備え、前記ドラム型コアの前記第1の方向におけるサイズと前記第2の方向におけるサイズが等しいことを特徴とする。
本発明によれば、パルストランスの平面形状が正方形であることから、例えば搭載方向を90°回転させたとしても、プリント基板上における搭載領域の形状は変化しない。このため、プリント基板上におけるレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
本発明によるパルストランスは、前記第1及び第2の鍔部と接して設けられた板状コアをさらに備え、前記板状コアは前記第1及び第2の方向を平面とする外形が正方形であることが好ましい。これによれば、板状コアによって閉磁路が形成されることから、高い磁気特性を得ることが可能となる。
本発明において、前記第2の端子電極と前記第2のセンタータップの前記第2の方向における距離は、前記第1の端子電極と前記第2の端子電極の前記第2の方向における距離よりも長く、前記第3の端子電極と前記第1のセンタータップの前記第2の方向における距離は、前記第3の端子電極と前記第4の端子電極の前記第2の方向における距離よりも長いことが好ましい。これによれば、1次側と2次側の絶縁耐圧を十分に確保することが可能となる。
本発明において、前記第2のセンタータップは前記第1の鍔部に設けられた単一の端子電極からなり、前記第1のセンタータップは前記第2の鍔部に設けられた単一の端子電極からなることが好ましい。これによれば、1つの鍔部に3つの端子電極を設ければ足りることから、第2の方向におけるサイズを小型化することが可能となる。
本発明において、前記第2のセンタータップは、前記第1の鍔部に設けられた第1及び第2のセンタータップ用端子電極からなり、前記第1のセンタータップは、前記第2の鍔部に設けられた第3及び第4のセンタータップ用端子電極からなることもまた好ましい。これによれば、1つの端子電極に複数のワイヤを継線する必要がないため、製造プロセスによっては、信頼性が高められる可能性がある。
この場合、前記第1のワイヤは、前記第1の端子電極と前記第3のセンタータップ用端子電極とを接続し、前記第2のワイヤは、前記第2の端子電極と前記第4のセンタータップ用端子電極とを接続し、前記第3のワイヤは、前記第3の端子電極と前記第1のセンタータップ用端子電極とを接続し、前記第4のワイヤは、前記第2の端子電極と前記第2のセンタータップ用端子電極とを接続することが好ましい。これによれば、プリント基板上で第1及び第2のセンタータップ用端子電極を短絡し、プリント基板上で第3及び第4のセンタータップ用端子電極を短絡することにより、パルストランスとして機能させることが可能となる。
本発明において、前記第1乃至第4の端子電極並びに前記第1及び第2のセンタータップは、いずれも前記第1又は第2の鍔部に固定された端子金具からなることが好ましい。これによれば、鍔部に端子電極を焼き付けるなどの工程が不要となることから、製造コストを低減することが可能となる。
このように、本発明によるパルストランスを用いれば、プリント基板上におけるレイアウトの自由度が高くなる。これにより、1次側と2次側の絶縁耐圧を十分に確保しつつ、複数のパルストランスを高密度に搭載することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるパルストランス1の外観構成を示す略斜視図である。 図2は、パルストランス1の分解斜視図である。 図3は、パルストランス1を上下反転させて実装面側から見た略斜視図である。 図4は、パルストランス1の等価回路である。 図5は、パルストランス1が搭載されるプリント基板上の配線パターンを示す略平面図である。 図6(a)は、2個のパルストランス1A,1Bを並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図6(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。 図7(a)は、4個のパルストランス1A〜1Dを並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図7(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。 図8(a)は、4個のパルストランス1A〜1DをY方向に並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図8(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。 図9(a)は、4個のパルストランス1A〜1DをX方向に並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図9(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。 変形例によるパルストランスの外観構成を示す略斜視図である。 図11(a)は一般的なパルストランス11,12をX方向に並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図11(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。 図12(a)は一般的なパルストランス11,12を距離Dxだけ離してX方向に並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図12(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。 図13(a)は一般的なパルストランス11,12を互いに180°回転させた状態で配置した状態を示す模式的な平面図であり、図13(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。 図14(a)は一般的なパルストランス11,12を互いに90°回転させた状態で配置した状態を示す模式的な平面図であり、図14(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるパルストランス1の外観構成を示す略斜視図である。また、図2は、本実施形態によるパルストランス1の分解斜視図であり、図3は、本実施形態によるパルストランス1を上下反転させて実装面側から見た略斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態によるパルストランス1は、ドラム型コア2と、板状コア5と、6つの端子金具6a〜6fと、ドラム型コア2に巻回されたワイヤからなるコイル7とを備えている。特に限定されるものではないが、パルストランス1のX方向、Y方向及びZ方向におけるサイズは、約3.3×3.3×2.7mmである。したがって、Z方向から見たパルストランス1の平面形状は正方形である。
ドラム型コア2は例えばNi−Zn系フェライトなどの磁性材料からなり、コイル7が巻回された巻芯部3と、巻芯部3のY方向における両端に配置された一対の鍔部4A,4Bを有している。板状コア5もまたNi−Zn系フェライトなどの磁性材料からなり、一対の鍔部4A,4Bの上面に載置され、接着剤等で固定されている。板状コア5のZ方向から見た平面形状も正方形である。
板状コア5の上面は平坦な平滑面であるため、パルストランス1の実装時に、この平滑面を吸着面として吸着実装することができる。さらに、鍔部4A,4Bの上面と接着される板状コア5の表面も平滑面であることが好ましい。板状コア5の平滑な表面が鍔部4A,4Bと当接することにより、両者を確実に密着させることができ、磁束漏れのない閉磁路を形成することができる。
端子金具6a〜6fは、鍔部4A,4Bの底面から外側側面にかけて延設されたL字型の金属片である。ここで、鍔部の外側側面とは、巻芯部3の取り付け面とは反対側に位置する面である。これらの端子金具6a〜6fは、一枚の金属板を加工して得られるリードフレームから切り出された部分であることが好ましい。端子金具6a〜6fはリードフレームの状態のままでドラム型コア2に接着固定され、フレーム部から切り離されることにより、独立した端子となる。端子金具6a〜6fを用いた場合には、めっき電極を用いた場合に比べてその形成が容易であり、量産時のコスト面でも有利である。さらに、端子金具6a〜6fの取り付け時の位置精度を高くすることができる。
端子金具6a〜6fのうち、3つの端子金具6a,6b,6cは鍔部4A側に設けられており、他の3つの端子金具6d,6e,6fは鍔部4B側に設けられている。端子金具6a,6b,6cは鍔部4AにおいてX方向に配列されており、端子金具6d,6e,6fは鍔部4BにおいてX方向に配列されている。
さらに3つの端子金具6a,6b,6cのうち、2つの端子金具6a,6bは鍔部4AのX方向における一端寄り(図2においては右寄り)に設けられており、端子金具6cは鍔部4AのX方向における他端寄り(図2においては左寄り)に設けられている。つまり、端子金具6a,6bの間隔よりも、端子金具6b,6cの間隔の方が広く、これにより1次側と2次側との間における絶縁耐圧が確保されている。同様に、3つの端子金具6d,6e,6fのうち、2つの端子金具6d,6eは鍔部4BのX方向における一端寄り(図2においては左寄り)に設けられており、端子金具6fは鍔部4BのX方向における他端寄り(図2においては右寄り)に設けられている。つまり、端子金具6d,6eの間隔よりも、端子金具6e,6fの間隔の方が広く、これにより1次側と2次側との間における絶縁耐圧が確保されている。
図2に示すように、L字型の端子金具6a〜6fの各々は、鍔部4A,4Bの底面に接する底面部Tと、鍔部4A,4Bの外側側面に接する側面部Tとを有している。そして図3に示すように、コイル7の端末部は、端子金具6a〜6fの底面部Tの表面に熱圧着されている。
コイル7は、4本のワイヤS1〜S4で構成されている。ワイヤS1〜S4は被覆導線であり、巻芯部3に2層構造で巻回される。詳細には、ワイヤS1,S4がバイファイラ巻き(2本のワイヤを交互に並べて単層巻きすること。)により1層目を構成し、ワイヤS2,S3がバイファイラ巻きにより2層目を構成する。ワイヤS1〜S4のターン数は互いに同一である。
また、ワイヤS1〜S4の巻回方向は1層目と2層目とで異なっている。すなわち、例えば鍔部4Aから鍔部4Bに向かう巻回方向を鍔部4A側から見た場合、ワイヤS1,S4の巻回方向は時計回りであるのに対し、ワイヤS2,S3の巻回方向は反時計回りであり、互いに逆になっている。このようにしているのは、巻き始めの際及び巻き終わりの際に各ワイヤを巻芯部3の一端から他端まで引き延ばさないで済むようにするためである。
ワイヤS1〜S4と端子金具6a〜6fの結線について説明する。ワイヤS1の一端S1a,他端S1bはそれぞれ端子金具6a,6fに継線され、ワイヤS2の一端S2a,他端S2bはそれぞれ端子金具6f,6bに継線される。また、ワイヤS3の一端S3a,他端S3bはそれぞれ端子金具6e,6cに継線され、ワイヤS4の一端S4a,他端S4bはそれぞれ端子金具6c,6dに継線される。
図4は、パルストランス1の等価回路である。
図4に示すように、端子金具6aと6bは一対の平衡入力、つまり1次側のプラス側端子電極P1とマイナス側端子電極N1として用いられる。また、端子金具6eと6dは一対の平衡出力、つまり2次側のプラス側端子電極P2とマイナス側端子電極N2として用いられる。端子金具6c,6fは、それぞれ入力側,出力側のセンタータップCT1,CT2として用いられる。ワイヤS1,S2はパルストランスの一次巻線を構成し、ワイヤS3,S4はパルストランスの二次巻線を構成する。尚、パルストランスに入出力される信号はディファレンシャルな信号であるため、「プラス側」及び「マイナス側」の区別は便宜上に過ぎない。したがって、これらは固定的な電位差を意味するものではなく、単に、ディファレンシャルな信号の一方を入出力する側を便宜上「プラス側」と称し、ディファレンシャルな信号の他方を入出力する側を便宜上「マイナス側」と称しているに過ぎない。
図5は、パルストランス1が搭載されるプリント基板上の配線パターンを示す略平面図である。
図5に示す符号1Rはパルストランス1の搭載領域であり、その形状は正方形である。これは、本実施形態によるパルストランス1の平面形状が正方形であることに対応している。搭載領域1Rにパルストランス1を実装すると、1次側の端子電極P1,N1はランドパターンP1a,N1aに接続され、2次側の端子電極P2,N2はランドパターンP2a,N2aに接続される。センタータップCT1,CT2は、それぞれランドパターンCT1a,CT2aに接続される。ランドパターンP1a,N1aからは、それぞれ配線パターンP1b,N1bが図面の下方向に導出され、ランドパターンP2a,N2aからは、それぞれ配線パターンP2b,N2bが図面の上方向に導出される。ランドパターンCT1a,CT2aからは、配線パターンCT1b,CT2bがそれぞれ導出される。
図5には、1個のパルストランス1に対応する搭載領域1Rのみを示しているが、プリント基板上に2個以上のパルストランス1を搭載する場合、複数の搭載領域1Rを近接して配置する必要が生じる。この場合、異なるパルストランス間における1次側と2次側の絶縁耐圧を考慮してレイアウトする必要があり、その際に生じる問題はすでに説明したとおりである。
例えば、2つのパルストランス1をX方向に近接して配置する場合、図11を用いて説明したように、一方のパルストランスの1次側と他方のパルストランスの2次側が近接するため、絶縁耐圧が不足するおそれが生じる。これを防止するためには、図12を用いて説明したように、2つのパルストランスのX方向における間隔を拡大すればよいが、この場合、プリント基板にデッドスペースが生じてしまう。さらに、図13を用いて説明したように、2つのパルストランスの1次側と2次側を180°逆にすれば耐圧は確保できるが、この場合、プリント基板上における配線パターンの引き回しが長くなる。
しかしながら、以下に説明するように、本実施形態によるパルストランス1を用いれば、1次側と2次側の絶縁耐圧を確保しつつ、デッドスペースの発生を最小限に抑えることが可能となる。
図6(a)は、2個のパルストランス1A,1Bを並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図6(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。パルストランス1A,1Bは、いずれも図1〜図3を用いて説明したパルストランス1と同じ構造を有している。また、図6(b)に示す符号1AR,1BRは、それぞれパルストランス1A,1Bの搭載領域である。
図6(a)に示す例では、一方のパルストランス1Aと他方のパルストランス1Bの搭載方向が平面的に90°異なっている。つまり、図14(a)を用いて説明した搭載方法と同様である。しかしながら、本実施形態によるパルストランス1は、その平面形状が正方形であるため、プリント基板上における搭載領域の形状は、90°回転させても変化しない。つまり、搭載領域1ARと搭載領域1BRは互いに同じ形状となる。
このため、図14(b)に示したようなデッドスペースは発生せず、プリント基板の表面を有効に活用することができる。また、図6(b)に示すように、1次側の配線パターンP1b,N1b及び2次側の配線パターンP2b,N2bの導出方向をパルストランス1A,1B間において一致させつつ、2つのパルストランス1A,1Bの1次側同士を隣接させることができる。尚、パルストランス1Aの1次側のセンタータップCT1と、パルストランス1Bの2次側のセンタータップCT2との距離が短くなるため、パルストランス1A,1B間のX方向における距離については必要に応じてある程度離間させる必要があるが、これらが互いに同電位(例えばグランド電位)である場合などにおいては、これらセンタータップ間の距離は大きな問題とならない。したがって、このような場合には、パルストランス1A,1B間のX方向における距離を図12(a)に示した距離Dx未満に近接させることが可能である。
図7(a)は、4個のパルストランス1A〜1Dを並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図7(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。パルストランス1A〜1Dは、いずれも図1〜図3を用いて説明したパルストランス1と同じ構造を有している。また、図7(b)に示す符号1AR〜1DRは、それぞれパルストランス1A〜1Dの搭載領域である。
図7(a)に示すように、4個のパルストランス1A〜1Dを用いる場合、搭載方向を交互に90°回転させればよい。つまり、奇数番目のパルストランス1A,1Cの搭載方向を0°とした場合、偶数番目のパルストランス1B,1Dの搭載方向を90°回転させればよい。これにより、図7(b)に示すように、パルストランス1A,1Bについては1次側同士が隣接し、パルストランス1B,1Cについては2次側同士が隣接し、パルストランス1C,1Dについては1次側同士が隣接する、といったレイアウトを実現することができ、デッドスペースを発生させることなく、1次側と2次側との絶縁耐圧を十分に確保することが可能となる。
もちろん、5個以上のパルストランス1をプリント基板上に搭載する場合は、図7に示した例に倣い、奇数番目のパルストランス1の搭載方向を0°とした場合、偶数番目のパルストランス1の搭載方向を90°回転させればよい。
但し、本実施形態によるパルストランス1をプリント基板上に複数個搭載する場合のレイアウトが図6及び図7に示した例に限定されるものではなく、種々のレイアウトを採用することが可能である。
図8(a)は、4個のパルストランス1A〜1DをY方向に並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図8(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。
図8(a)に示すように、4個のパルストランス1A〜1DをY方向に並べて配置する場合、隣接するパルストランス間におけるY方向の距離Dyを比較的近づけることが可能である。これは、2つのパルストランス1をY方向に近接して配置しても、1次側に属する端子電極と2次側に属する端子電極がそれほど近接しないからである。また、パルストランス1A〜1DをY方向に並べて配置する場合、図8(b)に示すように、1次側に属する配線パターンを全てX方向における一方側(例えば左側)に導出し、2次側に属する配線パターンを全てX方向における他方側(例えば右側)に導出することができるため、配線パターンの引き回しを単純化することが可能となる。本実施形態によるパルストランス1は、このようなレイアウトにも適している。
図9(a)は、4個のパルストランス1A〜1DをX方向に並べて配置した状態を示す模式的な平面図であり、図9(b)はプリント基板上の配線パターンを示す模式的な平面図である。
図9(a)に示すように、4個のパルストランス1A〜1DをX方向に並べて配置する場合、隣接するパルストランス間におけるX方向の距離Dxについては、ある程度確保する必要がある。つまり、Dx>Dyに設定する必要がある。これは、2つのパルストランス1をX方向に近接して配置すると、1次側に属する端子電極と2次側に属する端子電極が近接するからである。また、パルストランス1A〜1DをX方向に並べて配置する場合においても、図9(b)に示すように、1次側に属する配線パターンを全てY方向における一方側(例えば下側)に導出し、2次側に属する配線パターンを全てY方向における他方側(例えば上側)に導出することができるため、配線パターンの引き回しを単純化することが可能となる。本実施形態によるパルストランス1を用いた場合、このようなレイアウトを採用することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によるパルストランス1は、平面形状が正方形であることから、1次側と2次側の絶縁耐圧を確保しつつ、種々のレイアウトを採用することが可能となる。これによりプリント基板上におけるレイアウトの自由度が増すため、コネクタなど複数のパルストランスを使用する回路部品への適用が好適となる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、本発明の範囲に含まれるパルストランスは、平面形状が完全な正方形である必要はなく、実質的に正方形であれば足りる。これは、フェライトなどの磁性材料を用いたドラム型コアは、金型を用いて形成されるため、作製精度による誤差が不可避的に生じるからである。金型を用いてドラム型コアを形成する場合、一般的な作製精度は±50μm程度であることを考慮すれば、ドラム型コアのX方向におけるサイズとY方向におけるサイズとの差が100μm以下であれば、実質的に正方形であると言える。但し、本発明のよる効果を十分に得るためには、ドラム型コアのX方向におけるサイズとY方向におけるサイズとの間に実質的な差がある場合、その差は、X方向又はY方向におけるサイズの10%以下であることが望ましい。
また、上記実施形態においては、鍔部に端子金具が接着されたタイプのパルストランスを例に説明したが、本発明の適用対象がこれに限定されるものではなく、鍔部に銀ペーストなどの導電性材料を直接形成したタイプのパルストランスについても、本発明の適用対象である。
さらに、上記実施形態においては、鍔部にそれぞれ3つの端子金具を取り付けたタイプのパルストランス1を例に説明したが、図10に示すように、鍔部にそれぞれ4つの端子金具を取り付けた構成とすることも可能である。図10に示す例では、端子金具6cを2つの端子金具6c1,6c2に分け、端子金具6fを2つの端子金具6f1,6f2に分けている。この場合、ワイヤS3の他端S3bを端子金具6c1(又は6c2)に接続し、ワイヤS4の一端S4aを端子金具6c2(又は6c1)に接続し、ワイヤS1の他端S1bを端子金具6f1(又は6f2)に接続し、ワイヤS2の一端S2aを端子金具6f2(又は6c1)に接続すればよい。そして、プリント基板上の配線パターンを介して、端子金具6f1,6f2を短絡するとともに、端子金具6c1,6c2を短絡すれば、図1〜図3に示したパルストランス1と実質的に同じ機能を実現することができる。したがって、このような構成を有するパルストランスも本発明の適用対象である。
1,1A〜1D,11,12 パルストランス
1R,1AR〜1DR パルストランスの搭載領域
2 ドラム型コア
3 巻芯部
4A,4B,21,22 鍔部
5 板状コア
6a〜6f,6c1,6c2,6f1,6f2 端子金具
7 コイル
CT1 1次側センタータップ
CT2 2次側センタータップ
CT1a,CT2a,P1a,N1a,P2a,N2a ランドパターン
CT1b,CT2b,P1b,N1b,P2b,N2b 配線パターン
N1 1次側端子電極(マイナス側)
N2 2次側端子電極(マイナス側)
P1 1次側端子電極(プラス側)
P2 2次側端子電極(プラス側)
S1〜S4 ワイヤ
端子金具の底面部
端子金具の側面部

Claims (9)

  1. 巻芯部と、前記巻芯部の第1の方向における一端に設けられた第1の鍔部と、前記巻芯部の前記第1の方向における他端に設けられた第2の鍔部とを有するドラム型コアと、
    前記第1の鍔部に設けられ、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列された第1の端子電極、第2の端子電極及び第2のセンタータップと、
    前記第2の鍔部に設けられ、前記第2の方向に配列された第3の端子電極、第4の端子電極及び第1のセンタータップと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第1の端子電極に接続され、他端が前記第1のセンタータップに接続された第1のワイヤと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第2の端子電極に接続され、他端が前記第1のセンタータップに接続された第2のワイヤと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第3の端子電極に接続され、他端が前記第2のセンタータップに接続された第3のワイヤと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第4の端子電極に接続され、他端が前記第2のセンタータップに接続された第4のワイヤと、を備えるパルストランスであって、
    前記第1の方向におけるサイズと前記第2の方向におけるサイズが等しく、且つ、前記第1及び第2の方向と直交する第3の方向におけるサイズは、前記第1及び第2の方向におけるサイズよりも小さいことを特徴とするパルストランス。
  2. 前記第1及び第2の鍔部と接して設けられた板状コアをさらに備え、
    前記板状コアは、前記第1及び第2の方向を平面とする外形が正方形であることを特徴とする請求項1に記載のパルストランス。
  3. 前記第2の端子電極と前記第2のセンタータップの前記第2の方向における距離は、前記第1の端子電極と前記第2の端子電極の前記第2の方向における距離よりも長く、
    前記第3の端子電極と前記第1のセンタータップの前記第2の方向における距離は、前記第3の端子電極と前記第4の端子電極の前記第2の方向における距離よりも長いことを特徴とする請求項1又は2に記載のパルストランス。
  4. 前記第2のセンタータップは前記第1の鍔部に設けられた単一の端子電極からなり、前記第1のセンタータップは前記第2の鍔部に設けられた単一の端子電極からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパルストランス。
  5. 前記第2のセンタータップは、前記第1の鍔部に設けられた第1及び第2のセンタータップ用端子電極からなり、
    前記第1のセンタータップは、前記第2の鍔部に設けられた第3及び第4のセンタータップ用端子電極からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパルストランス。
  6. 前記第1のワイヤは、前記第1の端子電極と前記第3のセンタータップ用端子電極とを接続し、
    前記第2のワイヤは、前記第2の端子電極と前記第4のセンタータップ用端子電極とを接続し、
    前記第3のワイヤは、前記第3の端子電極と前記第1のセンタータップ用端子電極とを接続し、
    前記第4のワイヤは、前記第2の端子電極と前記第2のセンタータップ用端子電極とを接続することを特徴とする請求項5に記載のパルストランス。
  7. 前記第1乃至第4の端子電極並びに前記第1及び第2のセンタータップは、いずれも前記第1又は第2の鍔部に固定された端子金具からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のパルストランス。
  8. プリント基板上に実装され、互いに同じ構造を有する複数のパルストランスを備えた回路部品であって、前記複数のパルストランスのそれぞれは、
    巻芯部と、前記巻芯部の第1の方向における一端に設けられた第1の鍔部と、前記巻芯部の前記第1の方向における他端に設けられた第2の鍔部とを有するドラム型コアと、
    前記第1の鍔部に設けられ、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列された第1の端子電極、第2の端子電極及び第2のセンタータップと、
    前記第2の鍔部に設けられ、前記第2の方向に配列された第3の端子電極、第4の端子電極及び第1のセンタータップと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第1の端子電極に接続され、他端が前記第1のセンタータップに接続された第1のワイヤと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第2の端子電極に接続され、他端が前記第1のセンタータップに接続された第2のワイヤと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第3の端子電極に接続され、他端が前記第2のセンタータップに接続された第3のワイヤと、
    前記巻芯部に巻回され、一端が前記第4の端子電極に接続され、他端が前記第2のセンタータップに接続された第4のワイヤと、を備え、
    前記複数のパルストランスのそれぞれは、前記第1の方向におけるサイズと前記第2の方向におけるサイズが等しく、且つ、前記第1及び第2の方向と直交する第3の方向におけるサイズが前記第1及び第2の方向におけるサイズよりも小さく、
    前記複数のパルストランスのそれぞれについての前記第1の方向は互いに平行であり、
    前記複数のパルストランスのそれぞれについての前記第2の方向は互いに平行であることを特徴とする回路部品。
  9. 1次側のディファレンシャル信号と2次側のディファレンシャル信号を絶縁するためのパルストランスであって、
    巻芯部と、前記巻芯部の第1の方向における一端に設けられた第1の鍔部と、前記巻芯部の前記第1の方向における他端に設けられた第2の鍔部とを有するドラム型コアと、
    前記第1の鍔部に設けられ、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列された複数の端子電極と、
    前記第2の鍔部に設けられ、前記第2の方向に配列された複数の端子電極と、
    前記巻芯部に巻回された複数のワイヤであって、それぞれ一端が前記第1の鍔部に設けられた前記複数の端子電極のいずれかに接続され、他端が前記第2の鍔部に設けられた前記複数の端子電極のいずれかに接続された複数のワイヤと、を備え、
    前記第1の方向におけるサイズと前記第2の方向におけるサイズが等しく、且つ、前記第1及び第2の方向と直交する第3の方向におけるサイズは、前記第1及び第2の方向におけるサイズよりも小さいことを特徴とするパルストランス。
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