JPS5919480Y2 - 広帯域変成器回路 - Google Patents
広帯域変成器回路Info
- Publication number
- JPS5919480Y2 JPS5919480Y2 JP1978103868U JP10386878U JPS5919480Y2 JP S5919480 Y2 JPS5919480 Y2 JP S5919480Y2 JP 1978103868 U JP1978103868 U JP 1978103868U JP 10386878 U JP10386878 U JP 10386878U JP S5919480 Y2 JPS5919480 Y2 JP S5919480Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary winding
- grounded
- winding
- transformer
- longitudinal current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は各種通信機器に使用される広帯変成器回路に関
し、特に縦電流の影響を大巾に軽減できる広帯域変成器
路に関する。
し、特に縦電流の影響を大巾に軽減できる広帯域変成器
路に関する。
従来、外部誘導により伝送線路に誘起された雑音電流、
即ち縦電流が通信機器へ流入することを防止するために
、第1図に示されるように、伝送線路1と通信機器2と
の間に、絶縁型変成器3と縦電流阻止線輪4とを縦続に
接続した広域変成器回路5が接続されている。
即ち縦電流が通信機器へ流入することを防止するために
、第1図に示されるように、伝送線路1と通信機器2と
の間に、絶縁型変成器3と縦電流阻止線輪4とを縦続に
接続した広域変成器回路5が接続されている。
しかしこのような広帯域変成器回路における縦電流を阻
止する度合、即ち縦電流減衰量は第2図の曲線Aで示さ
れるような周波数特性となり、周波数f。
止する度合、即ち縦電流減衰量は第2図の曲線Aで示さ
れるような周波数特性となり、周波数f。
で急峻な落込を生ずる。
この落込みが縦電流阻止線輪4の自己インダクタンスL
と絶縁型変成器3の平衡系巻線6の片端T1と不平衡系
巻線8の高電位端T2間の等価浮遊容量C1との直列共
振(fo=±π4)によりもたらされることはよく知ら
れてる。
と絶縁型変成器3の平衡系巻線6の片端T1と不平衡系
巻線8の高電位端T2間の等価浮遊容量C1との直列共
振(fo=±π4)によりもたらされることはよく知ら
れてる。
この結果、誘導源Eから伝送線路1へ誘起した縦電流j
uが等価浮遊容量C1を通して通信機器2内へ流入し通
信品質の低下及び通信機器2の損傷を引き起こす等の問
題がある。
uが等価浮遊容量C1を通して通信機器2内へ流入し通
信品質の低下及び通信機器2の損傷を引き起こす等の問
題がある。
本考案の目的は上述の欠点を除去し広帯域に亙って縦電
流減衰量特性が良好な広帯域変成器回路を提供すること
にある。
流減衰量特性が良好な広帯域変成器回路を提供すること
にある。
本考案の広帯域変成器回路は、平衡型線路に接続された
一次巻線とこの一次巻線と密結合された二次巻線を有す
る絶縁型変成器の前記二次巻線に中点タップを形成し、
前記中点タップをコンデンサで接地すると共に前記コン
テ゛ンサで接地された前記二次巻線の両端に1対1の巻
数比で巻がれた線路型の縦電流阻止線輪を縦続に接続し
、この縦電流阻止線輪の他端の一方を接地したことを特
徴とする。
一次巻線とこの一次巻線と密結合された二次巻線を有す
る絶縁型変成器の前記二次巻線に中点タップを形成し、
前記中点タップをコンデンサで接地すると共に前記コン
テ゛ンサで接地された前記二次巻線の両端に1対1の巻
数比で巻がれた線路型の縦電流阻止線輪を縦続に接続し
、この縦電流阻止線輪の他端の一方を接地したことを特
徴とする。
従って本考案によれば縦電流阻止線輪の接続された絶縁
型変成器の巻線両端に巻線間の等価浮遊容量により縦電
流が同一位相でほぼ同量流入することとなる。
型変成器の巻線両端に巻線間の等価浮遊容量により縦電
流が同一位相でほぼ同量流入することとなる。
そこで巻線両端から中点タップへ向って流れる縦電流は
互いに磁束を相殺するように作用することから中点タッ
プに接続されたコンテ゛ンサのインピーダンスが無視で
きる周波数領域においては縦電流に対し上記巻線の両端
が大地電位となり縦電流は大地へ流出し通信機器への縦
電流の影響は大巾に軽減され、且つ、絶縁型変成器の一
次、二次巻線の直流的な絶縁は阻害されない。
互いに磁束を相殺するように作用することから中点タッ
プに接続されたコンテ゛ンサのインピーダンスが無視で
きる周波数領域においては縦電流に対し上記巻線の両端
が大地電位となり縦電流は大地へ流出し通信機器への縦
電流の影響は大巾に軽減され、且つ、絶縁型変成器の一
次、二次巻線の直流的な絶縁は阻害されない。
次に本考案を図面を参照して詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す回路図である。
図において絶縁型変成器3は任意の巻数比で密結合に巻
かれた一次巻線6と二次巻線8からなり、二次巻線8に
形成された中点タップT3をコンテ゛ンサ9を介して接
地されている。
かれた一次巻線6と二次巻線8からなり、二次巻線8に
形成された中点タップT3をコンテ゛ンサ9を介して接
地されている。
更に、二次巻線8の両側端T2.T4に、2個の巻線が
巻数比1対1で巻かれた線路型縦電流阻止線輪4を縦続
に接続し縦電流阻止線輪4の他端T5.T6の一方T6
を接地している。
巻数比1対1で巻かれた線路型縦電流阻止線輪4を縦続
に接続し縦電流阻止線輪4の他端T5.T6の一方T6
を接地している。
即ち、二次巻線8の片端T2に縦電流阻止線輪4の1つ
の巻線10の一方の端子T7を接続し、他方の一端T5
を負荷回路11に接続し、また縦電流阻止線輪4のもう
一つの巻線12の一方の端子T8を二次巻線8の他端T
4に接続し他方の一端T6を接地すると共に負荷回路1
1に接続している。
の巻線10の一方の端子T7を接続し、他方の一端T5
を負荷回路11に接続し、また縦電流阻止線輪4のもう
一つの巻線12の一方の端子T8を二次巻線8の他端T
4に接続し他方の一端T6を接地すると共に負荷回路1
1に接続している。
従って本回路によれば、絶縁型変成器3の一次巻線6の
両端T 9 、 T 1oに接続された伝送線路1に誘
導源Eから誘導された縦電流Iu/2はその両端T 9
、 T 1oに同相でほぼ同量流入する。
両端T 9 、 T 1oに接続された伝送線路1に誘
導源Eから誘導された縦電流Iu/2はその両端T 9
、 T 1oに同相でほぼ同量流入する。
その場合、一次巻線6と二次巻線8との間にある電位差
が生ずることは容易に理解できる。
が生ずることは容易に理解できる。
そこで、一次巻線6の一端T9と二次巻線8の一端T2
、更にTloとT4との間の等価容量C1,C2を通し
て二次巻線8へ流入するが縦電流Iu/2に対し縦電流
阻止線輪4は同一磁心に巻線10と12が同一方向に巻
線されたものであるから流入を阻止するように働く。
、更にTloとT4との間の等価容量C1,C2を通し
て二次巻線8へ流入するが縦電流Iu/2に対し縦電流
阻止線輪4は同一磁心に巻線10と12が同一方向に巻
線されたものであるから流入を阻止するように働く。
しかし、縦電流Iu/2は絶縁型変成器3の二次巻線8
の両端T2とT4から中点タップT3へ互いに磁束を相
殺するように作用するので縦電流Iu/2に対しインピ
ーダンスを有しない。
の両端T2とT4から中点タップT3へ互いに磁束を相
殺するように作用するので縦電流Iu/2に対しインピ
ーダンスを有しない。
そこで沖点タップT3に接続されたコンテ゛ンサ9のイ
ンピーダンスが無視できる周波数領域においては縦電流
Iu/2は大地へ流出し負荷回路11には流入しない。
ンピーダンスが無視できる周波数領域においては縦電流
Iu/2は大地へ流出し負荷回路11には流入しない。
第2図の曲線Bは本考案による改善効果を示したもので
第1図に示す従来の広帯域変成器回路の縦電流減衰量特
性曲線Aに比し急峻な落込みもなく全帯域に亙って縦電
流減衰量が大巾に改善できることが判る。
第1図に示す従来の広帯域変成器回路の縦電流減衰量特
性曲線Aに比し急峻な落込みもなく全帯域に亙って縦電
流減衰量が大巾に改善できることが判る。
以上のように本考案では縦電流減衰量特性が良好な変成
器回路が得られる。
器回路が得られる。
第1図は従来の広帯域変成器を示す回路図、第2図は本
考案の改善効果を示す図および第3図は本考案の一実施
例を示す回路図である。 第3図において、3・・・・・・絶縁型変成器、4・・
・・・・縦電流阻止線輪、6・・・・・・一次巻線、T
3・・・・・・中点タップ、T5.T6・・・・・・縦
電流阻止線輪の他端。
考案の改善効果を示す図および第3図は本考案の一実施
例を示す回路図である。 第3図において、3・・・・・・絶縁型変成器、4・・
・・・・縦電流阻止線輪、6・・・・・・一次巻線、T
3・・・・・・中点タップ、T5.T6・・・・・・縦
電流阻止線輪の他端。
Claims (1)
- 平衡型線路に接続された一次巻線とこの一次巻線と密結
合された二次巻線を有する絶縁型変成器の前記二次巻線
に中点タップを形威し、前記中点タップをコンデンサで
接地すると共に前記コンデンサで接地された前記二次巻
線の両端に1対1の巻数比で巻かれた線路型の縦電流阻
止線輪を縦続に接続し、この縦電流阻止線輪の他端の一
方を接地したことを特徴とする広帯域変成器回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978103868U JPS5919480Y2 (ja) | 1978-07-27 | 1978-07-27 | 広帯域変成器回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978103868U JPS5919480Y2 (ja) | 1978-07-27 | 1978-07-27 | 広帯域変成器回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5521658U JPS5521658U (ja) | 1980-02-12 |
JPS5919480Y2 true JPS5919480Y2 (ja) | 1984-06-05 |
Family
ID=29044750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978103868U Expired JPS5919480Y2 (ja) | 1978-07-27 | 1978-07-27 | 広帯域変成器回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919480Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2670166B2 (ja) * | 1990-03-13 | 1997-10-29 | 株式会社日立製作所 | データ伝送システム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50151409A (ja) * | 1974-05-25 | 1975-12-05 |
-
1978
- 1978-07-27 JP JP1978103868U patent/JPS5919480Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50151409A (ja) * | 1974-05-25 | 1975-12-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5521658U (ja) | 1980-02-12 |
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