JPH06236822A - ノイズフィルタ回路 - Google Patents
ノイズフィルタ回路Info
- Publication number
- JPH06236822A JPH06236822A JP5021309A JP2130993A JPH06236822A JP H06236822 A JPH06236822 A JP H06236822A JP 5021309 A JP5021309 A JP 5021309A JP 2130993 A JP2130993 A JP 2130993A JP H06236822 A JPH06236822 A JP H06236822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- line
- several
- choke
- filter circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アースラインチョークを実装しても高周波数
帯域でのEMIノイズ抑制特性が劣化しないノイズフィ
ルタ回路を提供する。 【構成】 スイッチング電源20に装着されるノイズフ
ィルタ回路10であって、ACライン側のグランドに接
地されたアースライン40にアースラインチョークを挿
入すると共に、ノイズ削減を行う素子として、チョーク
コイルや当該アースラインに一端が接続されるコンデン
サCY1,CY2を有する装置において、アースラインチョ
ークを、比透磁率が数千のコア材に数回巻線したインダ
クタンス数十〜数百μHの第1インダクタL31と、比
透磁率が数百のコア材に数回巻線したインダクタンス数
μHの第2インダクタL32の二段構成とした。
帯域でのEMIノイズ抑制特性が劣化しないノイズフィ
ルタ回路を提供する。 【構成】 スイッチング電源20に装着されるノイズフ
ィルタ回路10であって、ACライン側のグランドに接
地されたアースライン40にアースラインチョークを挿
入すると共に、ノイズ削減を行う素子として、チョーク
コイルや当該アースラインに一端が接続されるコンデン
サCY1,CY2を有する装置において、アースラインチョ
ークを、比透磁率が数千のコア材に数回巻線したインダ
クタンス数十〜数百μHの第1インダクタL31と、比
透磁率が数百のコア材に数回巻線したインダクタンス数
μHの第2インダクタL32の二段構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源から発
生するノイズのACラインへの伝播を抑制するノイズフ
ィルタ回路に係り、特にEMIノイズ抑制特性にバラツ
キがなく、特性の安定する改良に関する。
生するノイズのACラインへの伝播を抑制するノイズフ
ィルタ回路に係り、特にEMIノイズ抑制特性にバラツ
キがなく、特性の安定する改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ノイズフィルタ回路は、例えば本出願人
の提案に係る特願平3−156716号明細書に開示さ
れている。図7はこのような従来装置の構成ブロック図
である。図において、ノイズフィルタ回路10は、交流
電源30とスイッチング電源20の間に装着されるもの
で、スイッチング電源20により発生するスイッチング
ノイズが交流電源30側に伝播するのを防止している。
ノイズフィルタ回路10の端子P1,P2は交流電源3
0との接続に用い、端子P3,P4はスイッチング電源
20との接続に用いている。インピーダンスZ1はスイ
ッチング電源20の接地インピーダンスで、ここでは例
えばスイッチング素子のカンケースとヒートシンク間の
キャパシタ等がある。
の提案に係る特願平3−156716号明細書に開示さ
れている。図7はこのような従来装置の構成ブロック図
である。図において、ノイズフィルタ回路10は、交流
電源30とスイッチング電源20の間に装着されるもの
で、スイッチング電源20により発生するスイッチング
ノイズが交流電源30側に伝播するのを防止している。
ノイズフィルタ回路10の端子P1,P2は交流電源3
0との接続に用い、端子P3,P4はスイッチング電源
20との接続に用いている。インピーダンスZ1はスイ
ッチング電源20の接地インピーダンスで、ここでは例
えばスイッチング素子のカンケースとヒートシンク間の
キャパシタ等がある。
【0003】次にノイズフィルタ回路10の詳細を説明
する。アクロスザラインコンデンサCX1は、端子P1と
端子P2を連絡するもので、これと並列に放電用の抵抗
R1が接続されている。コモンモードチョークコイルL
1はアクロスザラインコンデンサCX1の後段に接続され
たもので、コモンモードノイズとノーマルモードノイズ
を低減する。アクロスザラインコンデンサCX2は、コモ
ンモードチョークコイルL1の後段に接続されたもので
あり、これと並列にコンデンサCY1、CY2が接続されて
いる。コンデンサCY1、CY2は両者の接続点が接地され
たもので、コモンモードノイズを低減する。
する。アクロスザラインコンデンサCX1は、端子P1と
端子P2を連絡するもので、これと並列に放電用の抵抗
R1が接続されている。コモンモードチョークコイルL
1はアクロスザラインコンデンサCX1の後段に接続され
たもので、コモンモードノイズとノーマルモードノイズ
を低減する。アクロスザラインコンデンサCX2は、コモ
ンモードチョークコイルL1の後段に接続されたもので
あり、これと並列にコンデンサCY1、CY2が接続されて
いる。コンデンサCY1、CY2は両者の接続点が接地され
たもので、コモンモードノイズを低減する。
【0004】続いてスイッチング電源20によるノイズ
について説明する。コモンモードノイズi1は、インピ
ーダンスZ1とグランドを通して流れスイッチング電源
20に戻るもので、図中破線で示してある。ノーマルモ
ードノイズi2は、交流電源30からノイズフィルタ回
路10に流れるもので、図中実線で表している。ノーマ
ルモードノイズi3は、スイッチング電源20からノイ
ズフィルタ回路10に流れるもので、図中一点鎖線で表
している。両者i2,i3は何れも交流電源30とスイ
ッチング電源20とを接続する二本の信号線間を往復す
る経路で流れるものである。
について説明する。コモンモードノイズi1は、インピ
ーダンスZ1とグランドを通して流れスイッチング電源
20に戻るもので、図中破線で示してある。ノーマルモ
ードノイズi2は、交流電源30からノイズフィルタ回
路10に流れるもので、図中実線で表している。ノーマ
ルモードノイズi3は、スイッチング電源20からノイ
ズフィルタ回路10に流れるもので、図中一点鎖線で表
している。両者i2,i3は何れも交流電源30とスイ
ッチング電源20とを接続する二本の信号線間を往復す
る経路で流れるものである。
【0005】そして、コモンモードノイズi1は、コモ
ンモードチョークコイルL1とコンデンサCY1、CY2に
より削減される。またノーマルモードノイズi2は、ア
クロスザラインコンデンサCX2により交流電源30側の
発生源に還流し、ノーマルモードノイズi3は、アクロ
スザラインコンデンサCX1によりスイッチング電源20
側の発生源に還流して、信号線に流れるノーマルモード
ノイズ電流の総量を削減している。
ンモードチョークコイルL1とコンデンサCY1、CY2に
より削減される。またノーマルモードノイズi2は、ア
クロスザラインコンデンサCX2により交流電源30側の
発生源に還流し、ノーマルモードノイズi3は、アクロ
スザラインコンデンサCX1によりスイッチング電源20
側の発生源に還流して、信号線に流れるノーマルモード
ノイズ電流の総量を削減している。
【0006】しかしながら、図7のノイズフィルタ回路
のみでは伝導ノイズを抑制しきれず、特にMHz帯の高
周波コモンモードノイズを削減するには別の対策が取ら
れている。図8はアースラインチョークを有する従来装
置の構成図である。図において、ノイズフィルタ回路1
0はここでは単純化のためチョークコイルLを一段とし
ているが、図7の回路としてもよい。スイッチング電源
20ではノイズ源22とソースインピーダンス24を図
示すると共に、アースライン40により接地している。
疑似電源回路網LISNは、ノイズを測定する際にAC
ラインとグランドとの間に装着されるもので、測定系を
安定させる働きをする。アースラインチョークL3は、
アースライン40とグランドとの間に装着されるもの
で、グランドループのインピーダンスを高めて、ACラ
インに流入するノイズを減少させる効果がある。
のみでは伝導ノイズを抑制しきれず、特にMHz帯の高
周波コモンモードノイズを削減するには別の対策が取ら
れている。図8はアースラインチョークを有する従来装
置の構成図である。図において、ノイズフィルタ回路1
0はここでは単純化のためチョークコイルLを一段とし
ているが、図7の回路としてもよい。スイッチング電源
20ではノイズ源22とソースインピーダンス24を図
示すると共に、アースライン40により接地している。
疑似電源回路網LISNは、ノイズを測定する際にAC
ラインとグランドとの間に装着されるもので、測定系を
安定させる働きをする。アースラインチョークL3は、
アースライン40とグランドとの間に装着されるもの
で、グランドループのインピーダンスを高めて、ACラ
インに流入するノイズを減少させる効果がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9はアースラインチ
ョークのインピーダンスZの周波数依存性の説明図であ
る。アースラインチョークL3には、インダクタンスが
通常数十〜数百μHのものを採用しているが、周波数が
10MHz以上になってくると、インダクタンスが低下
してくる。このため、ノイズ削減に必要なインピーダン
スも高周波数帯域では低下して、所期の削減効果を発揮
できないという課題があった。本発明はこのような課題
を解決したもので、アースラインチョークを実装しても
高周波数帯域でのEMIノイズ抑制特性が劣化しないノ
イズフィルタ回路を提供することを目的とする。
ョークのインピーダンスZの周波数依存性の説明図であ
る。アースラインチョークL3には、インダクタンスが
通常数十〜数百μHのものを採用しているが、周波数が
10MHz以上になってくると、インダクタンスが低下
してくる。このため、ノイズ削減に必要なインピーダン
スも高周波数帯域では低下して、所期の削減効果を発揮
できないという課題があった。本発明はこのような課題
を解決したもので、アースラインチョークを実装しても
高周波数帯域でのEMIノイズ抑制特性が劣化しないノ
イズフィルタ回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、スイッチング電源(20)のACライン側
若しくはスイッチング電源内部に設けられた入力電流を
整流平滑化する回路とスイッチング素子(Q)との間に
設けられるノイズフィルタ回路(10)であって、AC
ライン側のグランドに接地されたアースライン(40)
にアースラインチョーク(L3)を挿入すると共に、ノ
イズ削減を行う素子として、チョークコイル(L1,L
2)や当該アースラインに一端が接続されるコンデンサ
(CY1,CY2)を有する装置において、前記アースライ
ンチョークを、比透磁率が数千のコア材に数回巻線した
インダクタンス数十〜数百μHの第1インダクタ(L3
1)と、比透磁率が数百のコア材に数回巻線したインダ
クタンス数μHの第2インダクタ(L32)の二段構成
としたことを特徴としている。
る本発明は、スイッチング電源(20)のACライン側
若しくはスイッチング電源内部に設けられた入力電流を
整流平滑化する回路とスイッチング素子(Q)との間に
設けられるノイズフィルタ回路(10)であって、AC
ライン側のグランドに接地されたアースライン(40)
にアースラインチョーク(L3)を挿入すると共に、ノ
イズ削減を行う素子として、チョークコイル(L1,L
2)や当該アースラインに一端が接続されるコンデンサ
(CY1,CY2)を有する装置において、前記アースライ
ンチョークを、比透磁率が数千のコア材に数回巻線した
インダクタンス数十〜数百μHの第1インダクタ(L3
1)と、比透磁率が数百のコア材に数回巻線したインダ
クタンス数μHの第2インダクタ(L32)の二段構成
としたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明において、アースラインチョークはグラ
ンドループのインピーダンスを高めて、ACラインに流
れるノイズを削減するものであるが、第1のインダクタ
は透磁率が高いものの高周波数帯域ではインピーダンス
が大幅に低下する難点がある。そこで、透磁率の低いも
のでは高周波数帯域でもインピーダンスの低下は招来さ
れないから、両者を組み合わせて高周波数帯域でもイン
ピーダンスをノイズ削減に必要な程度確保する。
ンドループのインピーダンスを高めて、ACラインに流
れるノイズを削減するものであるが、第1のインダクタ
は透磁率が高いものの高周波数帯域ではインピーダンス
が大幅に低下する難点がある。そこで、透磁率の低いも
のでは高周波数帯域でもインピーダンスの低下は招来さ
れないから、両者を組み合わせて高周波数帯域でもイン
ピーダンスをノイズ削減に必要な程度確保する。
【0010】
【実施例】以下図面を用いて、本発明を説明する。図1
は本発明の一実施例を示す回路図で、前記図8と相違す
る点はアースラインチョークL3にある。即ち、アース
ラインチョークL31,L32が二個直列に接続されて
いる。ここでチョークコイルL31はコア材の比透磁率
μが数千のもので、インダクタンスが数十〜数百μHに
なっている。このようなコアとして、コア材質には比透
磁率μが約3000のNiZn系フェライトコアがあり、ト
ロイダル形で外形13mm、内径6mm、厚さ4mmで
巻数3Tとすると、必要な値が得られる。
は本発明の一実施例を示す回路図で、前記図8と相違す
る点はアースラインチョークL3にある。即ち、アース
ラインチョークL31,L32が二個直列に接続されて
いる。ここでチョークコイルL31はコア材の比透磁率
μが数千のもので、インダクタンスが数十〜数百μHに
なっている。このようなコアとして、コア材質には比透
磁率μが約3000のNiZn系フェライトコアがあり、ト
ロイダル形で外形13mm、内径6mm、厚さ4mmで
巻数3Tとすると、必要な値が得られる。
【0011】他方チョークコイルL32は、コア材の比
透磁率μが数百程度のもので、低周波帯域では高いイン
ピーダンスを得られないが、高周波帯域になっても比透
磁率μが変動しないので、高周波数帯域では実質的に高
いインピーダンスが得られるという性質がある。このよ
うなコアとして、コア材質には比透磁率μが約300のN
iZn系フェライトコアがあり、前述の設計例に対応す
る形状としてはトロイダル形で外形16mm、内径8m
m、厚さ4mmで巻数3Tとするとよい。インダクタン
スは数μHになっている。
透磁率μが数百程度のもので、低周波帯域では高いイン
ピーダンスを得られないが、高周波帯域になっても比透
磁率μが変動しないので、高周波数帯域では実質的に高
いインピーダンスが得られるという性質がある。このよ
うなコアとして、コア材質には比透磁率μが約300のN
iZn系フェライトコアがあり、前述の設計例に対応す
る形状としてはトロイダル形で外形16mm、内径8m
m、厚さ4mmで巻数3Tとするとよい。インダクタン
スは数μHになっている。
【0012】図2はアースラインチョークの組立状態を
説明する斜視図である。高透磁率コアを用いた高インダ
クタL31と、低透磁率コアを用いた低インダクタL3
2が直列に接続されている。両コアは独立した巻線を有
している。
説明する斜視図である。高透磁率コアを用いた高インダ
クタL31と、低透磁率コアを用いた低インダクタL3
2が直列に接続されている。両コアは独立した巻線を有
している。
【0013】図3はインピターンスZの周波数特性図で
ある。高インダクタL31は、周波数10MHzを基準
として低周波数側にピークを有している。他方、低イン
ダクタL32は、周波数10MHzを基準として高周波
数側にピークを有している。それ故、両者を結合させた
アースラインチョークL31,L32では、双峰性のピ
ークを有している。これにより、低周波数帯域では高イ
ンダクタL31によりノイズを削減し、高周波数帯域で
は低インダクタL32によりノイズを削減しているか
ら、広い周波数帯域にわたってノイズの抑制が行える。
ある。高インダクタL31は、周波数10MHzを基準
として低周波数側にピークを有している。他方、低イン
ダクタL32は、周波数10MHzを基準として高周波
数側にピークを有している。それ故、両者を結合させた
アースラインチョークL31,L32では、双峰性のピ
ークを有している。これにより、低周波数帯域では高イ
ンダクタL31によりノイズを削減し、高周波数帯域で
は低インダクタL32によりノイズを削減しているか
ら、広い周波数帯域にわたってノイズの抑制が行える。
【0014】図4は従来装置に比較して実施例品の効果
を説明する図で、インピーダンスZの周波数依存性を表
している。ここでは、実施例品は前述の数値と形状を有
するアースラインチョークL31,L32で、特性を実
線で表している。これに対して、比較品は高インダクタ
L31のみを装着したもので、特性を破線で表してい
る。高周波数帯域でのインピーダンスを比較すると、1
0MHzでは1.7倍、30MHzでは4倍に改善されて
いる。
を説明する図で、インピーダンスZの周波数依存性を表
している。ここでは、実施例品は前述の数値と形状を有
するアースラインチョークL31,L32で、特性を実
線で表している。これに対して、比較品は高インダクタ
L31のみを装着したもので、特性を破線で表してい
る。高周波数帯域でのインピーダンスを比較すると、1
0MHzでは1.7倍、30MHzでは4倍に改善されて
いる。
【0015】図5は従来装置に比較して実施例品の効果
を説明する図で、ノイズ減衰量dBの周波数依存性を表
している。ここでは、実施例品は前述の数値と形状を有
するアースラインチョークL31,L32で、特性を実
線で表している。これに対して、比較品は高インダクタ
L31のみを装着したもので、特性を破線で表してい
る。高周波数帯域でのノイズ減衰特性を比較すると、3
0MHzで改善が5dB、60MHzでは10dB以上
になっている。
を説明する図で、ノイズ減衰量dBの周波数依存性を表
している。ここでは、実施例品は前述の数値と形状を有
するアースラインチョークL31,L32で、特性を実
線で表している。これに対して、比較品は高インダクタ
L31のみを装着したもので、特性を破線で表してい
る。高周波数帯域でのノイズ減衰特性を比較すると、3
0MHzで改善が5dB、60MHzでは10dB以上
になっている。
【0016】図6はアースラインチョークの他の組立状
態を説明する斜視図である。コアの形状がほぼ等しく、
且つ巻数の等しい場合には、高透磁率コアL31と、低
透磁率コアL32を積み重ねて、巻線してもよい。この
ようにすると、巻線の工数を削減しながら、別々の巻線
して直列接続する図2の場合と同特性が得られる。
態を説明する斜視図である。コアの形状がほぼ等しく、
且つ巻数の等しい場合には、高透磁率コアL31と、低
透磁率コアL32を積み重ねて、巻線してもよい。この
ようにすると、巻線の工数を削減しながら、別々の巻線
して直列接続する図2の場合と同特性が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればア
ースラインチョークを高インダクタL31と低インダク
タL32を組み合わせているので、従来高インダクタで
は高周波数帯域でのノイズ減衰特性が不十分になる点を
低インダクタL32で補完し、広い周波数帯域で安定し
たノイズの低減特性が得られるという効果がある。
ースラインチョークを高インダクタL31と低インダク
タL32を組み合わせているので、従来高インダクタで
は高周波数帯域でのノイズ減衰特性が不十分になる点を
低インダクタL32で補完し、広い周波数帯域で安定し
たノイズの低減特性が得られるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】アースラインチョークの組立状態を説明する斜
視図である。
視図である。
【図3】インピターンスZの周波数特性図である。
【図4】従来装置に比較して実施例品の効果を説明する
図である。
図である。
【図5】従来装置に比較して実施例品の効果を説明する
図である。
図である。
【図6】アースラインチョークの他の組立状態を説明す
る斜視図である。
る斜視図である。
【図7】従来装置の構成ブロック図である。
【図8】アースラインチョークを有する従来装置の構成
図である。
図である。
【図9】アースラインチョークのインピーダンスZの周
波数依存性の説明図である。
波数依存性の説明図である。
10 ノイズフィルタ回路 20 スイッチング電源 40 アースライン L3 アースラインチョーク L31 高インダクタ L32 低インダクタ
Claims (1)
- 【請求項1】スイッチング電源(20)のACライン側
若しくはスイッチング電源内部に設けられた入力電流を
整流平滑化する回路とスイッチング素子(Q)との間に
設けられるノイズフィルタ回路(10)であって、 前記ACライン側のグランドに接地されたアースライン
(40)にアースラインチョーク(L3)を挿入すると
共に、 ノイズ削減を行う素子として、チョークコイル(L1,
L2)や当該アースラインに一端が接続されるコンデン
サ(CY1,CY2)を有する装置において、 前記アースラインチョークを、比透磁率が数千のコア材
に数回巻線したインダクタンス数十〜数百μHの第1イ
ンダクタ(L31)と、比透磁率が数百のコア材に数回
巻線したインダクタンス数μHの第2インダクタ(L3
2)の二段構成としたことを特徴とするノイズフィルタ
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021309A JPH06236822A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ノイズフィルタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021309A JPH06236822A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ノイズフィルタ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06236822A true JPH06236822A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12051553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5021309A Pending JPH06236822A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ノイズフィルタ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06236822A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5757628A (en) * | 1996-01-31 | 1998-05-26 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Stabilized high frequency switching power supply with suppressed EMI noise |
JP2006074006A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-03-16 | Sumida Corporation | 磁気素子 |
JP2007317569A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | フィルタ装置及びそれを用いた放電灯点灯装置並びに照明器具 |
JP2012089924A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Nippon Antenna Co Ltd | 雑音除去フィルタ |
KR101528636B1 (ko) * | 2014-01-29 | 2015-06-17 | 아이스파이프 주식회사 | 역률 보상회로와 전류제어회로를 포함하는 led lamp 전원공급장치 |
US9742950B2 (en) | 2015-09-24 | 2017-08-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Noise suppressing device, image reading device, and image forming apparatus |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP5021309A patent/JPH06236822A/ja active Pending
Cited By (6)
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