JPH09116367A - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

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JPH09116367A
JPH09116367A JP26841695A JP26841695A JPH09116367A JP H09116367 A JPH09116367 A JP H09116367A JP 26841695 A JP26841695 A JP 26841695A JP 26841695 A JP26841695 A JP 26841695A JP H09116367 A JPH09116367 A JP H09116367A
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JP
Japan
Prior art keywords
noise filter
common mode
capacitor
choke coil
mode choke
Prior art date
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Pending
Application number
JP26841695A
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English (en)
Inventor
Kimiki Harada
公樹 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波領域をも含め広い周波領域においてノ
イズの減衰量が大きいノイズフィルタを提供する。 【解決手段】 Mn−Zn系の磁芯に複数の巻線を施し
た第1のコモンモードチョークコイル3と、第1のコモ
ンモードチョークコイル3の複数の巻線の各巻き始め間
および各巻き終わり間に接続したコンデンサ4と、複数
の巻線の各巻き終わりとグランドとの間に接続したコン
デンサ5とを備える第1のノイズフィルタ部1と、第1
のコモンモードチョークコイル3に施した複数の巻線と
同本数以下の巻線をNi−Zn系の磁芯に施した第2の
コモンモードチョークコイル6と、第2のコモンモード
チョークコイル6に並列に接続した共振用コンデンサ7
と、第2のコモンモードチョークコイル6の複数の巻線
の各巻き終わりとグランドとの間に接続したコンデンサ
8とを備えた第2のノイズフィルタ部2とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器等に
用いられ、外来ノイズと電子機器等自体が出すノイズと
の両方を減衰するノイズフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のノイズフィルタは、コイ
ルとコンデンサとにより構成されている。図3は、従来
のノイズフィルタの一例を示す回路図である。図3にお
いて、このノイズフィルタは、コモンモードチョークコ
イル9に対してACライン側(端子A11、B11側)にX
キャパシタと呼ばれることがあるコンデンサ10を配置
し、電子機器側(端子A12、B12側)にYキャパシタと
呼ばれることがあるコンデンサ11を配置した構成であ
る。
【0003】図4は、図3に示す従来のノイズフィルタ
にノーマルモードノイズ電流が流れた状態を示す図であ
る。図4において、ACラインa−b間に接続されてい
るコンデンサ10は、ノーマルモードノイズ、即ち、複
数本(本例では、2本)のACライン間にノイズ源NS
が存在するノイズ(図中、破線で示す)を吸収するため
のものである。
【0004】図5は、複数のACラインのいずれか(本
例では、ACラインb)とグランドとの間にY字形に接
続されているコンデンサ11とコモンモードチョークコ
イル9は、コモンモードのいず、即ち、複数のACライ
ンa、bとグランドとの間にノイズ源NSが存在するノ
イズ(図中、一点鎖線で示す)を減衰するためのもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3〜5に示した例を
も含め、Mn−Zn系の磁芯を用いたコモンモードチョ
ークコイルとXキャパシタおよびYキャパシタで構成さ
れる従来のノイズフィルタは、そのコモンモードチョー
クコイルの特性上、ノイズの減衰の有効性は10MHz
程度の周波数領域までであり、これ以上の高周波におい
ては大きな減衰量を得ることはできない。
【0006】一方、電子機器の高周波化に伴い、そのノ
イズ対策においては、特に高周波領域における大きな減
衰量が要求されているという実情にある。
【0007】本発明の課題は、高周波領域におけるノイ
ズの減衰量が大きいノイズフィルタを提供することであ
る。
【0008】本発明の他の課題は、高周波領域をも含め
広い周波領域においてノイズの減衰量が大きいノイズフ
ィルタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、Mn−
Zn系の磁芯に複数の巻線を施した第1のコモンモード
チョークコイルと、該第1のコモンモードチョークコイ
ルの複数の巻線の各巻き始め間および各巻き終わり間の
少なくとも一方に接続したコンデンサと、複数の巻線の
各巻き終わりとグランドとの間に接続したコンデンサと
を備える第1のノイズフィルタ部と、前記第1のコモン
モードチョークコイルに施した複数の巻線と同本数以下
の巻線をNi−Zn系の磁芯に施した第2のコモンモー
ドチョークコイルと、該第2のコモンモードチョークコ
イルに並列に接続した共振用コンデンサと、該第2のコ
モンモードチョークコイルの複数の巻線の各巻き終わり
とグランドとの間に接続したコンデンサとを備えた第2
のノイズフィルタ部とを有することを特徴とするノイズ
フィルタが得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の一形態によるノイズフィルタを説明する。
【0011】図1は、本形態によるノイズフィルタを示
す回路図である。図1において、本ノイズフィルタは、
第1のノイズフィルタ部1と、第2のノイズフィルタ部
2とを有している。
【0012】第1のノイズフィルタ部1は、Mn−Zn
系の磁芯に複数の巻線(本形態では、2本)を施した第
1のコモンモードチョークコイル3と、第1のコモンモ
ードチョークコイル3の2本の巻線の各巻き始め間およ
び各巻き終わり間の少なくとも一方(本形態では、両
方)に接続したコンデンサ(Xキャパシタ)4と、第1
のコモンモードチョークコイル3の2個の巻線の各巻き
終わりとグランドとの間に接続したコンデンサ(Yキャ
パシタ)5とを備えている。
【0013】第2のノイズフィルタ部2は、第1のコモ
ンモードチョークコイル3に施した複数(本形態では、
2本)の巻線と同本数以下(本形態では、2本)の巻線
をNi−Zn系の磁芯に施した第2のコモンモードチョ
ークコイル6と、第2のコモンモードチョークコイル6
に並列に接続した共振用コンデンサ7と、第2のコモン
モードチョークコイル6の2本の巻線の各巻き終わりと
グランドとの間に接続したコンデンサ(Yキャパシタ)
8とを備えている。
【0014】本ノイズフィルタでは、低周波領域(およ
そ1MHz以下)と中間周波領域(およそ1〜7MH
z)については、第1のノイズフィルタ部によってノイ
ズの大きな減衰量が得られる。また、第2のノイズフィ
ルタ部は並列共振回路を構成している。この並列共振回
路によって高周波において高インピーダンス素子として
の機能を持たせ、かつこの高インピーダンス素子とYキ
ャパシタとによってローパスフィルタとしての機能を持
たせたものであり、高周波領域(およそ7〜30MH
z)でのノイズの大きな減衰量が得られる。よって、本
ノイズフィルタは、それぞれの周波数領域にてノイズの
大きな減衰量が得られる第1および第2のノイズフィル
タ部から構成されるので、低周波領域から高周波領域ま
での広い周波数領域において、ノイズの大きな減衰量を
得ることができる。
【0015】次に、本発明の一形態によるノイズフィル
タをさらに具体的に説明する。
【0016】第1のノイズフィルタ部1の第1のコモン
モードチョークコイル3は、Mn−Zn系の磁芯に、線
径2.1mmの銅線をそれぞれ10ターンずつ巻線を行
い、インダクタンスは約2mHである。コンデンサ(X
キャパシタ)4はそれぞれ0.2μF、コンデンサ(Y
キャパシタ)5はそれぞれ4700pFである。
【0017】第2のノイズフィルタ部2のコモンモード
チョークコイル6は、Ni−Zn系の磁芯に、線径2.
1mmの銅線をそれぞれ3ターンずつ巻線を行い、イン
ダクタンスは約11.5μHである。共振用コンデンサ
7は28pF、コンデンサ(Yキャパシタ)8は150
0pFである。
【0018】第2のノイズフィルタ部2におけるコモン
モードチョークコイル6と共振用コンデンサ7とは、並
列共振により以下に示す数式1の共振周波数fによって
約9MHzにてインピーダンス最大のインピーダンス素
子となる。尚、数式1において、Lはコモンモードチョ
ークコイル6に施されている各巻線のインダクタンスで
あり、Cは共振用コンデンサ7の容量である。
【0019】
【数1】
【0020】したがって、ノイズフィルタの定数のと
き、約9MHz付近にノイズのピークがある電子機器に
対して大きな減衰量が得られ、数式1の共振周波数f
は、コモンモードチョークコイル6のインダクタンスL
あるいは共振用コンデンサ7の容量Cを変えることによ
って容易に変化させることができる。
【0021】図2は、本ノイズフィルタの減衰特性A
と、比較例としての従来のノイズフィルタの減衰特性B
を示す図である、図2を参照すると、600KHz乃至
30MHzの範囲において本発明によるノイズフィルタ
は従来のノイズフィルタよりも良好な減衰特性が得られ
ていることがわかる。即ち、本発明によるノイズフィル
タは、低周波領域から高周波領域までの広い範囲にて、
大きな減衰量を得ている。
【0022】
【発明の効果】本発明によるノイズフィルタは、Mn−
Zn系の磁芯に複数の巻線を施した第1のコモンモード
チョークコイルと、第1のコモンモードチョークコイル
の複数の巻線の各巻き始め間および各巻き終わり間の少
なくとも一方に接続したコンデンサと、複数の巻線の各
巻き終わりとグランドとの間に接続したコンデンサとを
備える第1のノイズフィルタ部と、第1のコモンモード
チョークコイルに施した複数の巻線と同本数以下の巻線
をNi−Zn系の磁芯に施した第2のコモンモードチョ
ークコイルと、第2のコモンモードチョークコイルに並
列に接続した共振用コンデンサと、第2のコモンモード
チョークコイルの複数の巻線の各巻き終わりとグランド
との間に接続したコンデンサとを備えた第2のノイズフ
ィルタ部とを有しているため、高周波領域をも含め広い
周波領域においてノイズの減衰量が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるノイズフィルタを
示す回路図である。
【図2】図1に示すノイズフィルタと比較例としての従
来のノイズフィルタとの各減衰特性を示す図である。
【図3】従来例によるノイズフィルタを示す回路図であ
る。
【図4】図3に示すノイズフィルタにおけるノーマルモ
ードノイズ電流の流れを示す図である。
【図5】図3に示すノイズフィルタにおけるコモンモー
ドノイズ電流の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 第1のノイズフィルタ部 2 第2のノイズフィルタ部 3 第1のコモンモードチョークコイル 4、5、8、10、11 コンデンサ 6 第2のコモンモードチョークコイル 7 共振用コンデンサ 9 コモンモードチョークコイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mn−Zn系の磁芯に複数の巻線を施し
    た第1のコモンモードチョークコイルと、該第1のコモ
    ンモードチョークコイルの複数の巻線の各巻き始め間お
    よび各巻き終わり間の少なくとも一方に接続したコンデ
    ンサと、複数の巻線の各巻き終わりとグランドとの間に
    接続したコンデンサとを備える第1のノイズフィルタ部
    と、前記第1のコモンモードチョークコイルに施した複
    数の巻線と同本数以下の巻線をNi−Zn系の磁芯に施
    した第2のコモンモードチョークコイルと、該第2のコ
    モンモードチョークコイルに並列に接続した共振用コン
    デンサと、該第2のコモンモードチョークコイルの複数
    の巻線の各巻き終わりとグランドとの間に接続したコン
    デンサとを備えた第2のノイズフィルタ部とを有するこ
    とを特徴とするノイズフィルタ。
JP26841695A 1995-10-17 1995-10-17 ノイズフィルタ Pending JPH09116367A (ja)

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