JP3142060B2 - ノイズフィルタ - Google Patents
ノイズフィルタInfo
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- JP3142060B2 JP3142060B2 JP01239841A JP23984189A JP3142060B2 JP 3142060 B2 JP3142060 B2 JP 3142060B2 JP 01239841 A JP01239841 A JP 01239841A JP 23984189 A JP23984189 A JP 23984189A JP 3142060 B2 JP3142060 B2 JP 3142060B2
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- noise filter
- core
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- toroidal core
- toroidal
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Description
機器等の各種電子機器が広く普及してきているが、これ
ら電子機器から発生される電磁波が周囲の他の電子機器
や無線局等の施設に与える影響が電磁波障害(Electro
−Magnetic Interference)として大きな問題となって
きている。このため特に電磁波を発生し易い電子機器に
対しては機器外に電磁波を出さないように、又は機器外
から電磁波が入らないようにEMI対策用のノイズフィル
タを設けいわゆるEMIフィルタとして使用することが行
われている。
るためにはL(インダクタンス)×C(キャパシタン
ス)の値を大きくとる必要があるが、Cを大きくするに
は限度があるのでLを大きくせざるを得ない。
で、マンガン(Mn)−亜鉛(Zn)系のフェライトから成
るトロイダルコア1が用いられ、コア1には一対の電流
供給用導線2,3が巻回されている。INは入力側,OUTは出
力側である。このノイズフィルタはいわゆるコモンモー
ドチョークの構造を有しており、往復する負荷電流によ
る磁束A及びノイズ電流による磁束Bは各導波2,3によ
るコイルによって打ち消されるので、EMIの影響を防止
することができる。このノイズフィルタは比較的磁気効
率が良好であり、また大きなインダクタンスが得られる
利点がある。
フェライトコアでは磁気飽和を起こしてインダクタンス
Lが低下してしまうので、より大型寸法にコアを形成す
る必要がある。しかし大型のフェライトコアを製造する
には製造歩留り及び価格等の点で困難な問題がある。
ス材料を用いたコアを用いてノイズフィルタを構成する
ことが行われている。
合にはコアの体積の大型化が避けられないという問題が
ある。また従来のノイズフィルタのようにトロイダルコ
アにコイルを形成する場合、インダクタンスを大きくす
るにはコイルの巻数を多くしなければならなず、均一な
磁気特性が得にくいという問題がある。
で、コアの小型化を図り且つ均一な磁気特性が得られる
ノイズフィルタを提供することを特徴とするものであ
る。
着剤を介して積層された複数のコバルト系アモルファス
トロイダルコアと、各トロイダルコアを貫通した複数の
電流供給用導線とから成り、前記複数の電流供給用導線
が相互に間隔をあけた状態で前記トロイダルコア内に充
填剤により封止されていることを特徴とするものであ
る。前記複数の電流供給用導線は三相交流を形成しても
良い。
モルファス材料を用いることにより、大電流を取扱う場
合でもコア体積を小型化することができる。またコアに
電流供給用導線を貫通させた構造とすることにより、コ
アにコイルを巻回しなくとも良いので、より小型化に寄
与すると共に、磁気特性の安定化を図れる。この効果
は、三相交流に適用した場合に顕著である。また、複数
の導線を間隔をあけてコア内に充填剤により封止したの
で、構造の簡素化及び低価格化が図れる。さらに、絶縁
性接着剤を介してコア間を積層したので、コア間の絶縁
を図りつつアライメントのばらつきを抑えた固定が容易
となり、組み立て作業の効率化を図れる。
図で、5はコバルト系アモルファス材料から成るトロイ
ダルコアで複数の単位チップ5a,5b,5c,…が互いに絶縁
性接着剤6によって絶縁されて一体に積層されている。
トロイダルコア5の穴部には一対の電流供給用導線7,8
が貫通されている。トロイダルコア5及び電流供給用導
電線7、8は相互に間隔をあけた状態で樹脂等の充填剤
9により封止されている。
よりも飽和磁束密度及び透磁率が高く、優れた磁気特性
を有している。このためインダクタンスLを大きくした
い場合単位チップ5a,5b,5c,…の数を増加すればよく、
体積を鉄系アモルファス材料に比べ1/3乃至1/4に小型化
することができる。またコバルト系アモルファス材料は
高透磁率なのでトロイダルコア5にコイルを形成するこ
とは不要であり、その穴部に電流供給用導線7,8を貫通
させるだけで十分である。従ってコイルを形成する際の
巻線のバラツキが生じないので均一な磁気特性を得るこ
とができる。また組立に際しても単位チップの数を調整
するだけで必要な大電流容量に対処させることができる
ので、作業性良く製造することができる。
用導線7、8、10の3本をトロイダルコア5の穴部に貫
通させて三相交流に対処させる構造を示すものである。
この場合も第1図の構造に比べ単に導線10を増加するだ
けで良いので、簡単に製造することができる。この点従
来のようにコイルを形成する構造では三本の導線を均一
にコアに巻回するのは困難であり、均一な磁気特性が得
られない。
て用いる場合の回路構成図を示すもので、1段目に第1
図のノイズフィルタ(コモンモード)F1を用いると共に
2段目にフェライトコアにコイルを巻回した従来型ノイ
ズフィルタ(コモンモード)F2をカスケード接続した構
成を示している。このEMIフィルタは2段目に従来型ノ
イズフィルタF2を接続することで、特にコバルト系アモ
ルファスノイズフィルタF2のみの不足な周波数特性を改
善することができる。なお、CY1,CY2,CY3はコモンモー
ド対処用のコンデンサ,CX1,CX2,CX3はノーマルモード対
処用のコンデンサを示している。
電流容量を必要とする用途の場合でも単位チップを必要
数積層するだけで大きなインダクタンスを得ることがで
きる。またコイルを形成する必要はなくコアに単に電流
供給用導線を貫通させるだけでよい。従って製造する場
合の作業性が良くなり、従来と同一寸法に形成する条件
ではより低周波領域まで対ノイズ減衰効果を得ることが
でき、また大電流容量を得ることができる。
ファス材料を用いてノイズフィルタを構成するようにし
たので、大電流を扱う場合でも体積を小型化できると共
に均一な磁気特性を得ることができる。
図、第2図は本発明の他の実施例を示す斜視図、第3図
は本実施例ノイズフィルタをEIMフィルタとして用いる
場合の回路構成図、第4図は従来ノイズフィルタを示す
概略図である。 5……コバルト系アモルファストロイダルコア、 5a,5b,5c……単位チップ、 7,8,10……電流供給用導線。
Claims (2)
- 【請求項1】互いに絶縁性接着剤を介して積層された複
数のコバルト系アモルファストロイダルコアと、各トロ
イダルコアを貫通した複数の電流供給用導線とから成
り、前記複数の電流供給用導線が相互に間隔をあけた状
態で前記トロイダルコア内に充填剤により封止されてい
ることを特徴とするノイズフィルタ。 - 【請求項2】前記複数の電流供給用導線は、三相交流を
形成することを特徴とする請求項1記載のノイズフィル
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01239841A JP3142060B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | ノイズフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01239841A JP3142060B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | ノイズフィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102808A JPH03102808A (ja) | 1991-04-30 |
JP3142060B2 true JP3142060B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17050665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01239841A Expired - Lifetime JP3142060B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | ノイズフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142060B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101657866B (zh) * | 2007-04-17 | 2013-01-09 | 株式会社东芝 | 电感元件及其制造方法、以及使用该元件的开关电源 |
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CN108010687A (zh) * | 2018-02-05 | 2018-05-08 | 国网河南省电力公司新乡供电公司 | 一种变压器及其铁芯 |
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-
1989
- 1989-09-18 JP JP01239841A patent/JP3142060B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101657866B (zh) * | 2007-04-17 | 2013-01-09 | 株式会社东芝 | 电感元件及其制造方法、以及使用该元件的开关电源 |
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JPH03102808A (ja) | 1991-04-30 |
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