JP2000151326A - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

Info

Publication number
JP2000151326A
JP2000151326A JP10331954A JP33195498A JP2000151326A JP 2000151326 A JP2000151326 A JP 2000151326A JP 10331954 A JP10331954 A JP 10331954A JP 33195498 A JP33195498 A JP 33195498A JP 2000151326 A JP2000151326 A JP 2000151326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
capacitor
resonance
winding
noise filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10331954A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiki Harada
公樹 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP10331954A priority Critical patent/JP2000151326A/ja
Publication of JP2000151326A publication Critical patent/JP2000151326A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波領域をも含めた広い周波数帯域におい
て、特定周波数にのみノイズの減衰量が大きく、かつ、
安価で、小型なノイズフィルタを提供する。 【解決手段】 高い透磁率を有するMn−Zn系フェラ
イトリングコアに、2本の巻線を施したコモンモードチ
ョークコイル1と、前記コモンモードチョークコイル1
の2本の巻線の各巻き始め間および各巻き終わり間に接
続した線間コンデンサ2と複数の巻線の各巻き終わりと
接地間に接続したコンデンサ3と、共振用チョークコイ
ル5と、共振用コンデンサ4を直列接続した直列共振回
路線間、共振用チョークコイル7と共振用コンデンサ6
を直列接続した直列共振回路を接地間に接続してなるノ
イズフィルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器等の
電源ラインおよび信号ラインに挿入接続し、電子機器か
ら発生する電磁ノイズを抑制(減衰)させるノイズフィ
ルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のノイズフィルタは、コイ
ルとコンデンサとにより構成されている。図2は、従来
のノイズフィルタの一例を示す回路図である。図2にお
いて、このノイズフィルタは、高い透磁率特性を有する
閉磁路磁芯(例えば、Mn−Zn系フェライトリングコ
ア)に、複数の巻線を施したコモンモードチョークコイ
ル1と、前記コモンモードチョークコイルの複数の巻線
の各巻き始め間および各巻き終わり間に接続した線間コ
ンデンサ(Xコンデンサ)2と、複数の巻線の各巻き終
わりと接地間に接続した接地間コンデンサ(Yコンデン
サ)3を接続して構成されている。従来は、このノイズ
フィルタにより、電子機器から発生する電磁ノイズを抑
制していた。
【0003】このようなノイズフィルタは、電子機器か
ら発生する電磁ノイズの許容値を法律で規制する周波数
帯域全体において、むらなく効果が得られるようになっ
ている。
【0004】しかしながら、電子機器から発生する電磁
ノイズは、その大きさが、各周波数において、それぞれ
異なり、その結果、ノイズフィルタを挿入しているにも
かかわらず、特定の周波数において、電磁ノイズが許容
値を超える場合が、多々生じていた。
【0005】即ち、低周波数帯において、電磁ノイズが
許容値を超えた場合は、コモンモードチョークコイル1
のインダクタンスや線間コンデンサ2の容量値を増大さ
せ、あるいは、これらの素子の員数を追加(多段化)し
たり、高周波帯域において、電磁ノイズが許容値を超え
た場合は、低い透磁率特性を有する閉磁路磁芯(例え
ば、Ni−Zn系フェライトリングコア)に巻線を行っ
たコモンモードチョークコイルを追加するなど、資材コ
ストおよび加工コストが高額で、かつ、形状も大きいノ
イズフィルタになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの欠
点を除去するため、高周波領域をも含めた広い周波数領
域において、特定周波数にのみ、ノイズの減衰量が大き
く、かつ、安価で、小型なノイズフィルタを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、高い透
磁率特性を有する閉磁路磁芯(例えば、Mn−Zn系フ
ェライトリングコア)に複数の巻線を施したコモンモー
ドチョークコイルと、該コモンモードチョークコイルの
複数の巻線の各巻き始め間および各巻き終わり間に接続
した線間コンデンサと、複数の巻線の各巻き終わりと接
地間に接続したコンデンサにより、法律で規制する周波
数帯域全体において、むらなく減衰量を獲得し、更に、
特定周波数のみ大きい減衰量が得られるように、特定周
波数に共振周波数を一致させた共振用チョークコイルと
共振用コンデンサを、直列接続した直列共振回路を線間
に接続、または接地間に接続したことを特徴とするノイ
ズフィルタが得られる。
【0008】共振用チョークコイルと共振用コンデンサ
の定数を電子機器の電磁ノイズの大きな特定周波数に直
列共振回路の共振周波数が一致するように選定すること
により、あらゆる電子機器の特定周波数での大きな電磁
ノイズを簡単に抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施の形態によるノイズフィルタを説明する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態によるノイズ
フィルタを示す回路図である。
【0011】図1に示すように、本発明のノイズフィル
タでは、高い透磁率特性を有するMn−Zn系フェライ
トリングコアに2本の巻線を施したコモンモードチョー
クコイル1と、前記コモンモードチョークコイル1の2
本の巻線の各巻き始め間および各巻き終わり間の両方に
接続した線間コンデンサ2、巻き終わり間に直列共振回
路4を、巻き終わりと接地間に接地間コンデンサ3と直
列共振回路を接続している。
【0012】また、線間(A11,A12−B11,B
12)の直列共振回路を、共振用チョークコイル5と共
振用コンデンサ4を直列に接続することにより、接地間
の直列共振回路は、共振用チョークコイル7と共振用コ
ンデンサ6を直列に接続することにより構成する。
【0013】線間に挿入したコモンモードチョークコイ
ル1の高いインピーダンスと、線間および接地間に接続
した線間コンデンサ2、および接地間コンデンサ3の低
いインピーダンスにより、法律で規制する広帯域の周波
数全域において、むらなく、電磁ノイズを抑制する。
【0014】更に、本発明の特徴である直列共振回路の
持つ狭帯域の特定周波数における低いインピーダンス
が、電子機器から発生した特定周波数の大きな電磁ノイ
ズを抑制する。
【0015】即ち、図3に示すように、広帯域におい
て、むらがなく、特定周波数の狭帯域において、大きな
減衰特性が得られる。
【0016】なお、本実施の形態では、コモンモードチ
ョークコイルにおいて、2本の巻線を施したが、複数で
もよい。また、コモンモードチョークコイルの2本の巻
線の各巻き始め間および各巻き終わり間の両方に線間コ
ンデンサを設けたが、少なくとも、どちらか一方であれ
ばよい。
【0017】
【発明の効果】本発明のノイズフィルタによれば、前記
直列共振回路は、共振周波数で回路のインピーダンスが
最小で、極めて小さい値となるため、電子機器の線間ま
たは接地間接続した場合に発生する電磁ノイズを共振周
波数で極めて大きく減衰させることが可能である。
【0018】また、共振周波数帯以外においては、コモ
ンモードチョークコイルと線間コンデンサおよび接地間
コンデンサより、むらなく電磁ノイズを抑制することが
できる。従って、本発明のノイズフィルタを使用するこ
とにより、電子機器の電磁ノイズを極めて効果的に抑制
することが可能である。
【0019】前記直列共振回路は、パワーラインではな
く、線間または接地間に接続するため、電流定格の極め
て小さい素子で良く、コモンモードチョークコイルを追
加することにより、はるかに安価で、かつ小型なノイズ
フィルタが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノイズフィルタの一実施の形態を
示す回路図。
【図2】従来のノイズフィルタの回路図。
【図3】本発明によるノイズフィルタの一実施の形態の
減衰特性を示す特性図。
【符号の説明】
1 コモンモードチョークコイル 2 線間コンデンサ 3 接地間コンデンサ 4 (線間の)直列共振回路用コンデンサ 5 (線間の)直列共振回路用チョークコイル 6 (接地間の)直列共振回路用コンデンサ 7 (接地間の)直列共振回路用チョークコイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高い透磁率を有する閉磁路磁芯に複数の
    巻線を施したコモンモードチョークコイルと、該コモン
    モードチョークコイルの複数の巻線の各巻き始め間およ
    び各巻き終わり間に接続した線間コンデンサと、前記巻
    線の各巻き終わりと接地間に接続した接地間コンデンサ
    と、前記巻線の各巻き終わり間および前記巻線の各巻き
    終わりと接地間に共振用チョークコイルと共振用コンデ
    ンサを直列接続した直列共振回路とから構成されること
    を特徴とするノイズフィルタ。
JP10331954A 1998-11-06 1998-11-06 ノイズフィルタ Withdrawn JP2000151326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10331954A JP2000151326A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 ノイズフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10331954A JP2000151326A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 ノイズフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000151326A true JP2000151326A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18249506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10331954A Withdrawn JP2000151326A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 ノイズフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000151326A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008086156A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Mitsubishi Electric Corp フィルタ回路
JP2008245037A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Fuji Electric Holdings Co Ltd ノイズフィルタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008086156A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Mitsubishi Electric Corp フィルタ回路
JP2008245037A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Fuji Electric Holdings Co Ltd ノイズフィルタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01220415A (ja) Acラインフィルタ
JP2004140006A (ja) コモンモードチョークコイル及びラインフィルタ
US5805042A (en) Radio frequency low hum-modulation AC bypass coil
JP2006100465A (ja) コイル及びこれを用いたフィルタ回路
JP2000151326A (ja) ノイズフィルタ
JPH01109811A (ja) ノイズフィルタ
JP3396908B2 (ja) ラインフィルタ
KR20180055440A (ko) 라인 필터 및 라인 필터를 포함하는 전원 공급 장치
JPH07226639A (ja) Lc素子
US20020075118A1 (en) Inductor arrangement
US6087822A (en) Power transformer with internal differential mode distortion cancellation
CN210093187U (zh) 一种高频段滤波装置及电器设备
JPH09116367A (ja) ノイズフィルタ
JP2001060520A (ja) 高周波チョークコイル
JP2002111424A (ja) ラインフィルタ
JP2006186620A (ja) ラインフィルタ
JPS6032310A (ja) チヨ−クコイル
JPH06236822A (ja) ノイズフィルタ回路
JP2004063550A (ja) チョークコイル
Kuisma et al. Air-cored common mode filter with integrated capacitors
JP3118411B2 (ja) 同調回路
JP3208766B2 (ja) フィルタ回路
JP3204231B2 (ja) ラインフィルタ
KR100264145B1 (ko) 콤온모드필터와차동모드필터를일체화한인덕터
JPH0677756A (ja) ノイズフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050419

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060512