JP3208766B2 - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えばスイッチング電源等のラインフィル
タに使用されるフィルタ回路に関するものである。
従来の技術 現在、一般的に使用されているフィルタ回路のチョー
クコイルは、第10図のような構成となっていた。すなわ
ち、日字状の コイル3を巻回したコイルボビン2を組込み、このコイ
ル3の外周に外装テープ4を巻付けて構成されていた。
このチョークコイルは、その巻線に存在する浮遊容量
と、自己インダクタンスにより、ある特定の共振周波数
を有し、この共振周波数より低い周波数帯域においては
インダクタンスとして動作するが、高い周波数帯域で
は、コンデンサとして動作している。このためチョーク
コイルのインピーダンスは、第11図のような周波数特性
を示す。ここで第11図中の共振周波数(f0)は、フィル
タ回路の減衰効果が最大になる点を意味するが、この共
振周波数は、そのチョークコイルの自己インダクタンス
と巻線の浮遊容量によって決まるものであり一定で可変
できないものであった。
発明が解決しようとする課題 このようなチョークコイルで、必要な周波数に共振点
を設定するには、自己インダクタンスと浮遊容量を変更
するために、コイルの巻線数や巻線構造を、例えば、複
数の空間的に分割したコイル(一般に分割巻と呼ばれる
方法)のように変更する必要があり、その管理が容易で
はなかった。
本発明は、このような問題点を解決するもので、簡易
な構成で、共振周波数をある一定範囲内において、任意
に設定できるフィルタ回路を提供するものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のフィルタ回路は、 に少なくとも2つの巻線を巻装してなるチョークコイル
本体と、このチョークコイル本体の外周に絶縁層を介し
て密着配置された導電層と、この導電層とアースとの間
に適当なインピーダンス素子とを有し、このインピーダ
ンス素子を任意に選定することで、フィルタ回路の共振
周波数を任意に設定できるようにしたものである。
作用 上記構成とすることにより、簡単な構成でチョークコ
イルの自己インダクタンスと浮遊容量とによる共振周波
数を可変することができることになる。
実施例 第1図、第2図は、本発明の一実施例を示すフィルタ
回路の構成を示す斜視図と要図の断面図である。第1
図、第2図において、1はフェライトなどからなる日字
状の 2はコイルを巻装するための複数の鍔を有する分割タイ
プのコイルボビン、3はこのコイルボビン2に巻回され
たコイル、4はこのコイル3を巻回したコイルボビン2
の外周部に巻回された外装テープで、これらでチョーク
コイル本体を構成している。5はこのチョークコイル本
体と導電層を絶縁するための絶縁テープ、6は絶縁テー
プ5上に巻付けられた導電層として使用される銅板、7
はアースに接続されたアース端子、8は上記導電層6と
アース端子7間に接続されたインピーダンス素子であ
る。
この構成にすることによって、チョークコイルの浮遊
容量の内、第3図(a)のように、 を経由して成る成分は、挿入されたインピーダンス素子
8を介してアースされることになり、この浮遊容量は、
第3図(b)のように、ラインとアース間にあるコンデ
ンサとして作用することになる。さらに、挿入するイン
ピーダンスの大きさにより、ラインとアース間にあるコ
ンデンサとして作用する度合を可変することが可能とな
る。同時に、チョークコイルの浮遊容量も変化するた
め、フィルタ回路の共振周波数を可変することが可能と
なり、前述したように、コイル3の巻数数や、巻線構造
を変更する必要がなくなる。
また、チョークコイル本体と、導電層6とを絶縁する
ことで、チョーク本体、特に に誘起されたノイズが、インピーダンス素子8を通じて
アースに漏れて行かないようにしている。
このように構成したフィルタ回路は、チョークコイル
の浮遊容量が減少し、共振周波数は、第4図に示すよう
に、第10図に示す従来のチョークよりも高くなり、イン
ピーダンスも大きくなっている。従って、スイッチング
電源装置に、本発明によるフィルタ回路を適用すると、
第5図のように極めて低い帰還ノイズを実現することが
できる。
これに対し、従来技術による第11図のような特性のフ
ィルタ回路を、上記と同じ電源装置に適用した場合、第
12図に示すように、帰還ノイズが十分に減衰されない。
第6図は、他の実施例を示す斜視図であるが、この実
施例では、導電層として、銅箔(テープでも可)を使い の外周に、絶縁テープ5を巻いた上から巻いたものであ
るが、その動作は、第1図と全く同じである。
第7図は、第1図においてインピーダンス素子として
抵抗を使った時のフィルタ回路のインピーダンス特性で
あるが、抵抗値を可変することで、フィルタ回路の共振
周波数が変化しており、それに応じて共振周波数より高
域でのインピーダンスも変化している。
第8図は、上記の抵抗の代わりにインダクタを使った
場合の特性であるが、インダクタの値によっても同様な
効果が得られることがわかる。
第9図は、上記の抵抗の代わりにコンデンサを使った
時の特性であるが、コンデンサの値によっても同様な効
果が得られる。又、この場合、共振周波数でのインピー
ダンスを、第9図中のA点のように極めて大きくするこ
とが可能となる。これは、浮遊容量と挿入されたインピ
ーダンスが同じ容量成分であるため、このコンデンサ
と、チョークコイルとで、新たなQの高い共振現象が現
れるためと考えられる。このため、共振型スイッチング
電源装置のように、発生するノイズが500Kから数MHzの
スイッチング周波数近辺に集中しているものについて、
本発明によるフィルタ回路を適用すると、極めて良好な
ノイズ特性を得ることができる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、簡易な構成で、チョ
ークコイルの自己インダクタンスと浮遊容量とによる共
振周波数を可変することができるので、必要なインピー
ダンス特性を持つフィルタ回路を容易に表現できると言
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフィルタ回路の一実施例を示す斜視
図、第2図は同要部の断面図、第3図(a)、(b)は
同等価回路図、第4図は同フィルタ回路のインピーダン
ス特性図、第5図は同フィルタ回路をスイッチング電源
装置に適用した時の帰還ノイズ特性図、第6図は他の実
施例の斜視図、第7図はインピーダンス素子に抵抗を用
いたときのフィルタ回路のインピーダンス特性図、第8
図はインピーダンス素子としてインダクタを使用した時
のインピーダンス特性図、第9図は同コンデンサを使用
した時のインピーダンス特性図、第10図は従来のチョー
クコイルの構成を示す斜視図、第11図は、従来のチョー
クコイルのインピーダンス特性図、第12図は、第11図に
示した特性を有するフィルタ回路を第5図と同じ電源装
置に適用した時のノイズ特性図である。 2……コイルボビン、3……コイル、4……外装テー
プ、5……絶縁テープ、6……銅板、7……アース端
子、8……インピーダンス素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 15/18 (56)参考文献 特開 昭55−74119(JP,A) 特開 昭62−26912(JP,A) 特開 昭61−256708(JP,A) 実開 昭62−201914(JP,U) 実開 昭58−8924(JP,U) 実開 昭55−37286(JP,U) 実開 昭63−61187(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 37/00 H01F 27/42 H03H 7/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉磁路磁心に少なくとも2つのコイルを巻
    装して成るチョークコイル本体と、前記チョークコイル
    本体の外周に対して絶縁状態を保つように密着配置され
    た導電層と、前記導電層と接地端子との間に挿入された
    インピーダンス素子とを有するフィルタ回路。
  2. 【請求項2】チョークコイル本体と、導電層との間の絶
    縁を保つ手段として、絶縁テープを使用した請求項1記
    載のフィルタ回路。
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