JPH0574926B2 - - Google Patents
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- JPH0574926B2 JPH0574926B2 JP60198365A JP19836585A JPH0574926B2 JP H0574926 B2 JPH0574926 B2 JP H0574926B2 JP 60198365 A JP60198365 A JP 60198365A JP 19836585 A JP19836585 A JP 19836585A JP H0574926 B2 JPH0574926 B2 JP H0574926B2
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- JP
- Japan
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- coil
- noise
- bobbin
- inductor
- wound
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- 238000005192 partition Methods 0.000 description 7
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F37/00—Fixed inductances not covered by group H01F17/00
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/04—Fixed inductances of the signal type with magnetic core
- H01F17/045—Fixed inductances of the signal type with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/24—Magnetic cores
- H01F27/26—Fastening parts of the core together; Fastening or mounting the core on casing or support
- H01F27/263—Fastening parts of the core together
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/02—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/02—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
- H01F2005/022—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers wound on formers with several winding chambers separated by flanges, e.g. for high voltage applications
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ノイズ除去用インダクタに関し、特
に、異なつた複数の周波数帯域のノイズを同時に
除去するのに適したノイズ除去用インダクタに関
する。
に、異なつた複数の周波数帯域のノイズを同時に
除去するのに適したノイズ除去用インダクタに関
する。
(従来技術)
従来のノイズ除去用インダクタは、たとえば、
第8図に示すように、フランジ1によつて等分割
されたボビン2に、同様のコイル3および4を、
互いに磁束を打ち消す向きに巻装し、このボビン
2を、1対のU字形コア5,6を突き合わせなる
閉磁路コア7の一方の脚部に嵌装したものであ
る。8は、1対のU字形コア5,6を固定してい
るスプリングである。このような構成になる従来
のノイズ除去用インダクタは、夫々のコイル3,
4が第9図に示すように、コイル3,4のインダ
クタンスとこれらのコイル3,4に生じる浮遊容
量とによつて決定される1つの自己共振周波数0
を有する減衰特性を示す。
第8図に示すように、フランジ1によつて等分割
されたボビン2に、同様のコイル3および4を、
互いに磁束を打ち消す向きに巻装し、このボビン
2を、1対のU字形コア5,6を突き合わせなる
閉磁路コア7の一方の脚部に嵌装したものであ
る。8は、1対のU字形コア5,6を固定してい
るスプリングである。このような構成になる従来
のノイズ除去用インダクタは、夫々のコイル3,
4が第9図に示すように、コイル3,4のインダ
クタンスとこれらのコイル3,4に生じる浮遊容
量とによつて決定される1つの自己共振周波数0
を有する減衰特性を示す。
(発明が解決しようとする問題点)
近年、多機能電話機等のアウトパルスダイヤル
方式の電話機においては、約525〜1605KHzにわ
たるAM放送波と、約76〜108MHzにわたるFM放
送波およびTVローチヤンネル(1〜3チヤンネ
ル)放送波が周波数帯域の異つた2種類のノイズ
として問題となつている。
方式の電話機においては、約525〜1605KHzにわ
たるAM放送波と、約76〜108MHzにわたるFM放
送波およびTVローチヤンネル(1〜3チヤンネ
ル)放送波が周波数帯域の異つた2種類のノイズ
として問題となつている。
ところが、前記のような構成になる従来のノイ
ズ除去用インダクタを用いて、このような周波数
帯域の異なつた2種類のノイズを除去しようとし
ても、従来のノイズ除去用インダクタは、1つの
自己共振周波数0しか有しないため、1つの帯域
についてしかノイズを除去することができず、同
時に異つた2つの帯域のノイズを効果的に除去す
ることができないものである。そこで、このよう
な周波数帯域の異なつた2種類のノイズを効果的
に除去しようとすると、夫々除去したい周波数帯
域に自己共振周波数を持つ2個のノイズ除去用イ
ンダクタを用いなければならず、部品点数が増加
してコストアツプとなるとともに、取り付けに手
間がかかる等の種々の不都合を有するものであ
る。
ズ除去用インダクタを用いて、このような周波数
帯域の異なつた2種類のノイズを除去しようとし
ても、従来のノイズ除去用インダクタは、1つの
自己共振周波数0しか有しないため、1つの帯域
についてしかノイズを除去することができず、同
時に異つた2つの帯域のノイズを効果的に除去す
ることができないものである。そこで、このよう
な周波数帯域の異なつた2種類のノイズを効果的
に除去しようとすると、夫々除去したい周波数帯
域に自己共振周波数を持つ2個のノイズ除去用イ
ンダクタを用いなければならず、部品点数が増加
してコストアツプとなるとともに、取り付けに手
間がかかる等の種々の不都合を有するものであ
る。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
で、部品点数の増加やコストアツプの不都合を生
じさせることなく、しかも取り付けの簡単な、少
なくとも2種類の周波数帯域のノイズを効果的に
除去することのできるノイズ除去用インダクタを
提供することを目的するものである。
で、部品点数の増加やコストアツプの不都合を生
じさせることなく、しかも取り付けの簡単な、少
なくとも2種類の周波数帯域のノイズを効果的に
除去することのできるノイズ除去用インダクタを
提供することを目的するものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明のノイズ除去用インダクタは、1つのコ
イルを複数個のコイル単位に分割して整列巻した
ノイズ除去用インダクタであつて、前記各コイル
単位のうち少なくとも1個のコイル単位は2層目
の途中までしか巻回されておらず、その他のコイ
ル単位は2層以上巻回されていることを特徴とす
るものである。
イルを複数個のコイル単位に分割して整列巻した
ノイズ除去用インダクタであつて、前記各コイル
単位のうち少なくとも1個のコイル単位は2層目
の途中までしか巻回されておらず、その他のコイ
ル単位は2層以上巻回されていることを特徴とす
るものである。
(作用)
本発明のノイズ除去用インダクタは、コイルを
複数個のコイル単位に分割巻するに当つて、前記
コイル単位のうちの少なくとも2個を2層を境に
巻回層数を異ならせるようにしたので、これらの
コイル単位のインダクタンスと浮遊容量とにより
決定される自己共振周波数が異なつたものとな
り、1つのコイルで異なつた複数の自己共振周波
数を持つものとなる。さらに、2層目において浮
遊容量の変化率が大きくなるため、より広い範囲
で浮遊容量を調整することができ、高い自己共振
周波数を容易に所望の共振周波数に調整でき、効
果的にノイズを除去することができる。
複数個のコイル単位に分割巻するに当つて、前記
コイル単位のうちの少なくとも2個を2層を境に
巻回層数を異ならせるようにしたので、これらの
コイル単位のインダクタンスと浮遊容量とにより
決定される自己共振周波数が異なつたものとな
り、1つのコイルで異なつた複数の自己共振周波
数を持つものとなる。さらに、2層目において浮
遊容量の変化率が大きくなるため、より広い範囲
で浮遊容量を調整することができ、高い自己共振
周波数を容易に所望の共振周波数に調整でき、効
果的にノイズを除去することができる。
(実施例)
以下に、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、本発明の一実施例のノイズ除去用イ
ンダクタの正面図、第2図は、その底面図、第3
図は、その縦断面図である。
ンダクタの正面図、第2図は、その底面図、第3
図は、その縦断面図である。
これらの図においては、11は、1対のU字形
コア12,13を突き合わせてなる閉磁器コア、
14は、このコア11に外装される金属等のスプ
リングである。15は、このコア11の一方の脚
部に嵌挿されたボビン、16,17はこのボビン
15の両端側に形成されたボビン15の1対のフ
ランジ部、18は、前記ボビン15のこれらの両
フランジ部16,17間を等分割するボビン15
の中央フランジである。19,20は、前記ボビ
ン15の仕切板で夫々前記フランジ部16と中央
フランジ18間および前記フランジ部17と中央
フランジ18間を同じ幅W1となるように等分割
している。21,22は、前記ボビン15に、互
いに磁束を打ち消す向きに巻装されるコイルで
夫々前記フランジ部16と中央フランジ18間お
よび前記フランジ部17と中央フランジ18間
に、前記仕切板19,20によつて同じ幅W1を
有するコイル単位23,24および25,26を
形成するように分割巻されている。これらのコイ
ル単位23,24および25,26は常に1層巻
回が完了した後、次の層は、この巻回の完了した
層の巻き終わりの直上から、この層の巻き始めの
方向へ順次巻き戻してゆく整列巻であつて、前記
コイル単位23,25は、巻回層数が3層に形成
され、前記コイル単位24,26は、巻回層数は
2層であるが、2層目は途中までしか形成されて
いないものである。なお、コイル単位23,25
の巻回層数は、少なくとも略完全2層であればよ
い。また、コイル単位24,26は、2層目の途
中までしか巻回されていない状態のものであれば
よい。この状態を2層未満とよぶ。このように、
巻回層数を2層以上と2層未満に分けるのは、コ
イル単位の巻回層数が2層以上か、2層未満かで
浮遊容量が大きく異なるからである。ここで、前
記コイル21は、巻幅W1を有する前記フランジ
部16と前記仕切板19との間に巻回層数が2層
以上のコイル単位23を形成した後、そのまま連
続して、同じ巻幅W1を有する前記仕切板19と
中央フランジ18との間に巻回層数が2層未満の
コイル単位24を形成してなるものである。前記
コイル22についても同様の方法で、巻回層数が
2層以上のコイル単位25と2層未満のコイル単
位26とを形成している。従つて、前記各コイル
単位23,24,25,26は同じ幅W1に形成
されているが、巻回層数が2層を境として異なる
ために、浮遊容量は、巻回層数が2層以上である
コイル単位23,25で生じるものの方が、2層
未満であるコイル単位24,26で生じるものよ
り大きくなる。27,28は、前記ボビン15の
一方のフランジ部16側底面から垂直に突出した
1対のリード端子で、前記コイル21の両引き出
し端29,30が夫々半田等(図示せず)によつ
て接続されている。同様に、31,32は、前記
ボビン15の他方のフランジ部17側底面から垂
直に突出した1対のリード端子で、前記コイル2
2の両引き出し端33,34が夫々半田等(図示
せず)によつて接続されている。
コア12,13を突き合わせてなる閉磁器コア、
14は、このコア11に外装される金属等のスプ
リングである。15は、このコア11の一方の脚
部に嵌挿されたボビン、16,17はこのボビン
15の両端側に形成されたボビン15の1対のフ
ランジ部、18は、前記ボビン15のこれらの両
フランジ部16,17間を等分割するボビン15
の中央フランジである。19,20は、前記ボビ
ン15の仕切板で夫々前記フランジ部16と中央
フランジ18間および前記フランジ部17と中央
フランジ18間を同じ幅W1となるように等分割
している。21,22は、前記ボビン15に、互
いに磁束を打ち消す向きに巻装されるコイルで
夫々前記フランジ部16と中央フランジ18間お
よび前記フランジ部17と中央フランジ18間
に、前記仕切板19,20によつて同じ幅W1を
有するコイル単位23,24および25,26を
形成するように分割巻されている。これらのコイ
ル単位23,24および25,26は常に1層巻
回が完了した後、次の層は、この巻回の完了した
層の巻き終わりの直上から、この層の巻き始めの
方向へ順次巻き戻してゆく整列巻であつて、前記
コイル単位23,25は、巻回層数が3層に形成
され、前記コイル単位24,26は、巻回層数は
2層であるが、2層目は途中までしか形成されて
いないものである。なお、コイル単位23,25
の巻回層数は、少なくとも略完全2層であればよ
い。また、コイル単位24,26は、2層目の途
中までしか巻回されていない状態のものであれば
よい。この状態を2層未満とよぶ。このように、
巻回層数を2層以上と2層未満に分けるのは、コ
イル単位の巻回層数が2層以上か、2層未満かで
浮遊容量が大きく異なるからである。ここで、前
記コイル21は、巻幅W1を有する前記フランジ
部16と前記仕切板19との間に巻回層数が2層
以上のコイル単位23を形成した後、そのまま連
続して、同じ巻幅W1を有する前記仕切板19と
中央フランジ18との間に巻回層数が2層未満の
コイル単位24を形成してなるものである。前記
コイル22についても同様の方法で、巻回層数が
2層以上のコイル単位25と2層未満のコイル単
位26とを形成している。従つて、前記各コイル
単位23,24,25,26は同じ幅W1に形成
されているが、巻回層数が2層を境として異なる
ために、浮遊容量は、巻回層数が2層以上である
コイル単位23,25で生じるものの方が、2層
未満であるコイル単位24,26で生じるものよ
り大きくなる。27,28は、前記ボビン15の
一方のフランジ部16側底面から垂直に突出した
1対のリード端子で、前記コイル21の両引き出
し端29,30が夫々半田等(図示せず)によつ
て接続されている。同様に、31,32は、前記
ボビン15の他方のフランジ部17側底面から垂
直に突出した1対のリード端子で、前記コイル2
2の両引き出し端33,34が夫々半田等(図示
せず)によつて接続されている。
このような構成になる本発明の一実施例のノイ
ズ除去用インダクタは、各コイル21,22が
夫々巻回層数の異なる2つのコイル単位23,2
4および25,26に分割されているので、夫々
のコイル21,22について、第4図に示すよう
な2つの自己共振周波数1、2を有する減衰特性
を示す。つまり、巻回層数の少ないコイル単位2
4,26は、インダクタンスおよび浮遊容量が共
に小さくなつて、高い自己共振周波数1を有する
減衰特性を示す。一方、巻回層数の多いコイル単
位23,25は、インダクタンスおよび浮遊容量
が共に大きくなつて、低い自己共振周波数2を有
する減衰特性を示す。このようなコイル単位2
3,24および25,26は、共に直列に接続さ
れて夫々のコイル21,22を形成しているの
で、このノイズ除去用インダクタの減衰特性は、
夫々のコイル21,22について、前記各コイル
単位23,24および25,26の示す減衰特性
を合成した、上記の第4図に示すものとなるので
ある。ここでは、自己共振周波数1、2を決定す
るのに、各コイル単位23,24,25,26の
浮遊容量の変化が大きな要因となる。
ズ除去用インダクタは、各コイル21,22が
夫々巻回層数の異なる2つのコイル単位23,2
4および25,26に分割されているので、夫々
のコイル21,22について、第4図に示すよう
な2つの自己共振周波数1、2を有する減衰特性
を示す。つまり、巻回層数の少ないコイル単位2
4,26は、インダクタンスおよび浮遊容量が共
に小さくなつて、高い自己共振周波数1を有する
減衰特性を示す。一方、巻回層数の多いコイル単
位23,25は、インダクタンスおよび浮遊容量
が共に大きくなつて、低い自己共振周波数2を有
する減衰特性を示す。このようなコイル単位2
3,24および25,26は、共に直列に接続さ
れて夫々のコイル21,22を形成しているの
で、このノイズ除去用インダクタの減衰特性は、
夫々のコイル21,22について、前記各コイル
単位23,24および25,26の示す減衰特性
を合成した、上記の第4図に示すものとなるので
ある。ここでは、自己共振周波数1、2を決定す
るのに、各コイル単位23,24,25,26の
浮遊容量の変化が大きな要因となる。
これらの自己共振周波数1、2は、前記各コイ
ル単位23,24および25,26の巻回層数を
変化させて、夫々に生じる浮遊容量を変化させる
ことにより、任意の値に設定することができる。
ル単位23,24および25,26の巻回層数を
変化させて、夫々に生じる浮遊容量を変化させる
ことにより、任意の値に設定することができる。
従つて、このようなノイズ除去用インダクタを
用いて、たとえば、多機能電話機等のアウトパル
スダイヤル方式の電話機における、AM放送波
(約525〜1605KHz)と、FM放送波およびTVロ
ーチヤンネル(1〜3チヤンネル)放送波(約76
〜108MHz)といつた周波数帯域の異なる2種類
のノイズを除去するには、夫々のノイズ周波数帯
域に自己共振周波数1、2を有するように各コイ
ル単位23,24および25,26の巻回層数を
設定すればよい。この場合、前記各ノイズ周波数
帯域の中央値である約1065KHzおよび92MHzに、
自己共振周波数1、2を設定すれば、より効果的
である。
用いて、たとえば、多機能電話機等のアウトパル
スダイヤル方式の電話機における、AM放送波
(約525〜1605KHz)と、FM放送波およびTVロ
ーチヤンネル(1〜3チヤンネル)放送波(約76
〜108MHz)といつた周波数帯域の異なる2種類
のノイズを除去するには、夫々のノイズ周波数帯
域に自己共振周波数1、2を有するように各コイ
ル単位23,24および25,26の巻回層数を
設定すればよい。この場合、前記各ノイズ周波数
帯域の中央値である約1065KHzおよび92MHzに、
自己共振周波数1、2を設定すれば、より効果的
である。
第5図は、本発明の他の実施例のノイズ除去用
インダクタの正面図、第6図は、その底面図、第
7図は、その縦断面図である。
インダクタの正面図、第6図は、その底面図、第
7図は、その縦断面図である。
この実施例は、基本的には、第1図〜第3図の
実施例のものと同様であるので、相違点について
のみ説明し、同一部材については、同一番号を用
いてその説明を省略する。
実施例のものと同様であるので、相違点について
のみ説明し、同一部材については、同一番号を用
いてその説明を省略する。
すなわち、この実施例は、コイルが1つの場合
を示すものである。これらの図において、40は
ボビン、41,42は、ボビン40の両端側に形
成されたボビン40の1対のフランジ部、43
は、このボビン40の両フランジ部41,42間
を同じW2に等分割するボビン40の仕切板であ
る。44は、前記ボビン40に巻装されるコイル
で、前記仕切板43によつて分割巻されて、コイ
ル単位45,46を形成している。これらのコイ
ル単位45,46、第1図の実施例と同様の整列
巻であつて、コイル単位45は巻回層数が2層以
上、コイル単位46は2層目の途中まで巻回され
ている。従つて、これらコイル単位45,46に
生じる浮遊容量は、巻回層数の多いコイル単位4
5の方が、巻回層数の少ないコイル単位46より
も大きくなる。47,48は、前記ボビン40の
両端側の底面から垂直に突出した1対のリード端
子で、前記コイル44の両引き出し端49,50
が夫々半田等(図示せず)によつて接続されてい
る。
を示すものである。これらの図において、40は
ボビン、41,42は、ボビン40の両端側に形
成されたボビン40の1対のフランジ部、43
は、このボビン40の両フランジ部41,42間
を同じW2に等分割するボビン40の仕切板であ
る。44は、前記ボビン40に巻装されるコイル
で、前記仕切板43によつて分割巻されて、コイ
ル単位45,46を形成している。これらのコイ
ル単位45,46、第1図の実施例と同様の整列
巻であつて、コイル単位45は巻回層数が2層以
上、コイル単位46は2層目の途中まで巻回され
ている。従つて、これらコイル単位45,46に
生じる浮遊容量は、巻回層数の多いコイル単位4
5の方が、巻回層数の少ないコイル単位46より
も大きくなる。47,48は、前記ボビン40の
両端側の底面から垂直に突出した1対のリード端
子で、前記コイル44の両引き出し端49,50
が夫々半田等(図示せず)によつて接続されてい
る。
このような構成による第5図〜第7図の実施例
のノイズ除去用インダクタは、第1図の実施例の
コイル21,22の場合と同様に、コイル44の
各コイル単位45,46に生じるインダクタンス
と、浮遊容量の差異によつて、第4図に示すよう
な2つの自己共振周波数を有する減衰特性を示
す。
のノイズ除去用インダクタは、第1図の実施例の
コイル21,22の場合と同様に、コイル44の
各コイル単位45,46に生じるインダクタンス
と、浮遊容量の差異によつて、第4図に示すよう
な2つの自己共振周波数を有する減衰特性を示
す。
なお、本発明のノイズ除去用インダクタは、上
記各実施例のものに限定されるものではなく、要
旨を変更しない範囲で適宜変更しうることは言う
までもない。
記各実施例のものに限定されるものではなく、要
旨を変更しない範囲で適宜変更しうることは言う
までもない。
たとえば、コイル分割数は、3分割以上にして
もよい。この場合、2つは勿論のこと、3つ以上
の異なる自己共振周波数を有するものにすること
もできる。
もよい。この場合、2つは勿論のこと、3つ以上
の異なる自己共振周波数を有するものにすること
もできる。
ボビンは、必ずしも等分割にする必要はない。
また、各コイル単位は整列巻に限らず、他の巻
回方式によつて巻回されたものであつてもよい。
回方式によつて巻回されたものであつてもよい。
(発明の効果)
本発明のノイズ除去用インダクタは、以上の様
な構成にしたので、少なくとも2種類の周波数帯
域のノイズを効果的に除去することができ、部品
点数が増加したり、コストアツプになつたりする
ことがなく、しかも、取り付けの簡単なものとな
る等の種々の効果を奏する。
な構成にしたので、少なくとも2種類の周波数帯
域のノイズを効果的に除去することができ、部品
点数が増加したり、コストアツプになつたりする
ことがなく、しかも、取り付けの簡単なものとな
る等の種々の効果を奏する。
第1図は、本発明の一実施例のノイズ除去用イ
ンダクタの平面図、第2図は、その底面図、第3
図は、その縦断面図、第4図は、その減衰特性の
概略を示すグラフ、第5図は、本発明の他の実施
例のノイズ除去用インダクタの正面図、第6図
は、その底面図、第7図は、その縦断面図、第8
図は、従来のノイズ除去用インダクタの平面図、
第9図は、その減衰特性の概略を示すグラフであ
る。 11……コア、12,13……U字形コア、1
4……スプリング、15,40……ボビン、1
6,17,41,42……フランジ部、18……
中央フランジ、19,20,43……仕切板、2
1,22,44……コイル、23,24,25,
26,45,46……コイル単位、27,28,
31,32,47,48……リード端子、29,
30,33,34,49,50……コイルの引き
出し端。
ンダクタの平面図、第2図は、その底面図、第3
図は、その縦断面図、第4図は、その減衰特性の
概略を示すグラフ、第5図は、本発明の他の実施
例のノイズ除去用インダクタの正面図、第6図
は、その底面図、第7図は、その縦断面図、第8
図は、従来のノイズ除去用インダクタの平面図、
第9図は、その減衰特性の概略を示すグラフであ
る。 11……コア、12,13……U字形コア、1
4……スプリング、15,40……ボビン、1
6,17,41,42……フランジ部、18……
中央フランジ、19,20,43……仕切板、2
1,22,44……コイル、23,24,25,
26,45,46……コイル単位、27,28,
31,32,47,48……リード端子、29,
30,33,34,49,50……コイルの引き
出し端。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1つのコイルを複数個のコイル単位に分割し
て整列巻したノイズ除去用インダクタであつて、 前記各コイル単位のうち少なくとも1個のコイ
ル単位は2層目の途中までしか巻回されておら
ず、その他のコイル単位は2層以上巻回されてい
ることを特徴とするノイズ除去用インダクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60198365A JPS6258608A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | ノイズ除去用インダクタ |
US06/903,133 US4779068A (en) | 1985-09-06 | 1986-09-03 | Noise suppression inductor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60198365A JPS6258608A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | ノイズ除去用インダクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258608A JPS6258608A (ja) | 1987-03-14 |
JPH0574926B2 true JPH0574926B2 (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=16389892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60198365A Granted JPS6258608A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | ノイズ除去用インダクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4779068A (ja) |
JP (1) | JPS6258608A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP2533069Y2 (ja) * | 1989-05-23 | 1997-04-16 | ティーディーケイ株式会社 | 電子部品の止め具 |
JPH03103619U (ja) * | 1990-02-08 | 1991-10-28 | ||
EP0510252B1 (en) * | 1991-04-26 | 1995-06-07 | International Business Machines Corporation | Coaxial isolation mounting of a toroidal transformer |
WO1994008417A1 (en) * | 1992-09-25 | 1994-04-14 | Tom Denedios | Radio frequency interference filter |
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EP0962947A3 (en) * | 1994-11-04 | 2000-01-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Line filter |
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CN104917477A (zh) * | 2015-06-02 | 2015-09-16 | 青岛海信电器股份有限公司 | 一种滤波器 |
EP3131101A1 (en) * | 2015-08-12 | 2017-02-15 | Mahle International GmbH | Coil former for an electrical coil, electrical coil comprising such a coil former |
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NL7713118A (nl) * | 1977-11-29 | 1979-05-31 | Philips Nv | Hoogspanningstransformator. |
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JPS60190020U (ja) * | 1984-05-26 | 1985-12-16 | ソニー株式会社 | 高周波コイル |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP60198365A patent/JPS6258608A/ja active Granted
-
1986
- 1986-09-03 US US06/903,133 patent/US4779068A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258608A (ja) | 1987-03-14 |
US4779068A (en) | 1988-10-18 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |