JPH0115147Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0115147Y2 JPH0115147Y2 JP1982137211U JP13721182U JPH0115147Y2 JP H0115147 Y2 JPH0115147 Y2 JP H0115147Y2 JP 1982137211 U JP1982137211 U JP 1982137211U JP 13721182 U JP13721182 U JP 13721182U JP H0115147 Y2 JPH0115147 Y2 JP H0115147Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- partition plate
- wound
- windings
- start point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 43
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 14
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はノイズフイルタ用チヨークコイルに関
し、特にその巻線の巻回し構造に関する。
し、特にその巻線の巻回し構造に関する。
一般に電気接点や半導体によるスイツチ素子か
ら発生するノイズには、一対の往復線路間に生ず
るノーマルモード成分と、線路−アース間に発生
するコモンモード成分とがある。このようなノイ
ズ成分のうち、ノーマルモード成分の除去には、
環状コアに１個の巻線を施したチヨークコイルが
用いられる。またコモンモードノイズ除去には、
環状コアに２個の巻線を各巻線によつて生ずる磁
束が互いに打ち消し合うように施したチヨークコ
イルが用いられる。
ら発生するノイズには、一対の往復線路間に生ず
るノーマルモード成分と、線路−アース間に発生
するコモンモード成分とがある。このようなノイ
ズ成分のうち、ノーマルモード成分の除去には、
環状コアに１個の巻線を施したチヨークコイルが
用いられる。またコモンモードノイズ除去には、
環状コアに２個の巻線を各巻線によつて生ずる磁
束が互いに打ち消し合うように施したチヨークコ
イルが用いられる。
これらのチヨークコイルの巻線は電線の一端を
巻き始め点、他端を巻き終り点として普通に巻き
回されている。例えばコモンモードチヨークコイ
ルは、第１図に示すように環状コア（一点鎖線）
１の内部空間をコア１の軸心と平行な二空間１
１，１２に等分割する仕切板２を備え、コア１を
収納可能な環状空間を有する非磁性の絶縁キヤツ
プと上記環状空間を塞ぐ非磁性の蓋体とでコア１
を覆い、この上に巻線３，４を巻き回している。
巻線３，４は、電線の一端を巻き始め点として仕
切板２の近傍から、分割空間１１，１２のそれぞ
れを通して巻き回し始め、矢印付破線で示すよう
に巻き回しを進めて、仕切板２に関して対称な同
一巻数になるよう巻き回している。
巻き始め点、他端を巻き終り点として普通に巻き
回されている。例えばコモンモードチヨークコイ
ルは、第１図に示すように環状コア（一点鎖線）
１の内部空間をコア１の軸心と平行な二空間１
１，１２に等分割する仕切板２を備え、コア１を
収納可能な環状空間を有する非磁性の絶縁キヤツ
プと上記環状空間を塞ぐ非磁性の蓋体とでコア１
を覆い、この上に巻線３，４を巻き回している。
巻線３，４は、電線の一端を巻き始め点として仕
切板２の近傍から、分割空間１１，１２のそれぞ
れを通して巻き回し始め、矢印付破線で示すよう
に巻き回しを進めて、仕切板２に関して対称な同
一巻数になるよう巻き回している。
しかしながらこのような通常の巻線を施したチ
ヨークコイルは、分布容量が大きく帯域性が狭い
欠点がある。
ヨークコイルは、分布容量が大きく帯域性が狭い
欠点がある。
本考案の目的は、巻線の巻回し構造を改良して
広帯域性をもつノイズフイルタ用チヨークコイル
を提供することにある。
広帯域性をもつノイズフイルタ用チヨークコイル
を提供することにある。
本考案によるチヨークコイルは、閉磁路を形成
したコアに施されるべき巻線を、その巻線の電線
の中点を巻き始め点としてその両側に分けて同一
巻数に巻き回したことを特徴とする。
したコアに施されるべき巻線を、その巻線の電線
の中点を巻き始め点としてその両側に分けて同一
巻数に巻き回したことを特徴とする。
次に本考案を実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第２図は本考案によるコモンモードチヨークコ
イルの一実施例の巻線の巻回し構造を示す図であ
る。
イルの一実施例の巻線の巻回し構造を示す図であ
る。
図において、コア１としては、第１図のものと
同様、仕切板２を備え絶縁キヤツプと蓋体とで覆
つたものを用いる。巻線５は、巻き回すべき電線
の全長の中点５０を巻き始め点として、仕切板２
と対向する外周面の中央部に置き、矢印付破線で
示すように仕切板２の端部に向けて両側へ巻き回
しを進める。そして仕切板２の端部近傍で巻き始
め点５０に向けて折り返し、巻き始め点５０の手
前で再び折り返して仕切板２の端部に向けて途中
まで進めることにより、同一巻数の部分巻線５
１，５２を形成している。反対側の巻線６は、仕
切板２に関して巻線５と対称となるように、巻線
５と同じ要領で施される。
同様、仕切板２を備え絶縁キヤツプと蓋体とで覆
つたものを用いる。巻線５は、巻き回すべき電線
の全長の中点５０を巻き始め点として、仕切板２
と対向する外周面の中央部に置き、矢印付破線で
示すように仕切板２の端部に向けて両側へ巻き回
しを進める。そして仕切板２の端部近傍で巻き始
め点５０に向けて折り返し、巻き始め点５０の手
前で再び折り返して仕切板２の端部に向けて途中
まで進めることにより、同一巻数の部分巻線５
１，５２を形成している。反対側の巻線６は、仕
切板２に関して巻線５と対称となるように、巻線
５と同じ要領で施される。
このような巻線の巻回し構造のチヨークコイル
は、分布容量を小さくできる。そしてインピーダ
ンス周波数特性の最大値が、第１図に示した従来
構造の場合5MHzであつたのが8MHzまで伸び、そ
の周波数での減衰量が従来のものでは38dB程度
であつたのが約45dBまで増加し帯域性が良い。
は、分布容量を小さくできる。そしてインピーダ
ンス周波数特性の最大値が、第１図に示した従来
構造の場合5MHzであつたのが8MHzまで伸び、そ
の周波数での減衰量が従来のものでは38dB程度
であつたのが約45dBまで増加し帯域性が良い。
なお実施例として環状コアを用いる場合を説明
したが、複数個のコアを突き合せて環状磁路を形
成したコアを用いてもよい。
したが、複数個のコアを突き合せて環状磁路を形
成したコアを用いてもよい。
第１図は従来のコモンモードチヨークコイルの
巻線の巻回し構造を説明する図、第２図は本考案
によるコモンモードチヨークコイルの一実施例の
巻線の巻回し構造を説明する図である。なお第１
図、第２図における矢印付破線は巻線を進める方
向を示す。 １，７：コア、２：絶縁キヤツプの仕切板、
３，４，５，６：巻線。
巻線の巻回し構造を説明する図、第２図は本考案
によるコモンモードチヨークコイルの一実施例の
巻線の巻回し構造を説明する図である。なお第１
図、第２図における矢印付破線は巻線を進める方
向を示す。 １，７：コア、２：絶縁キヤツプの仕切板、
３，４，５，６：巻線。
Claims (1)
- 仕切板で内周部が２つに仕切られた環状コアに
２個の巻線を各巻線によつて生ずる磁束が互いに
打ち消し合うように施したチヨークコイルにおい
て、前記各巻線はそれぞれ、その全長の中点を巻
き始め点とすると共に、該巻き始め点の両側に分
けて同一巻数巻き回し、前記仕切板の端部付近で
折り返して巻き始め点近くまで巻き回し、再び折
り返して前記仕切板端部近くまで巻き回したこと
を特徴とするノイズフイルタ用チヨークコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13721182U JPS5942023U (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | ノイズフイルタ用チヨ−クコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13721182U JPS5942023U (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | ノイズフイルタ用チヨ−クコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5942023U JPS5942023U (ja) | 1984-03-17 |
| JPH0115147Y2 true JPH0115147Y2 (ja) | 1989-05-08 |
Family
ID=30308267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13721182U Granted JPS5942023U (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | ノイズフイルタ用チヨ−クコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5942023U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5182925B2 (ja) * | 2008-03-18 | 2013-04-17 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | インダクタンス素子 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5880810A (ja) * | 1981-11-10 | 1983-05-16 | Nippon Ferrite Ltd | チヨ−クコイル |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5821167Y2 (ja) * | 1979-11-20 | 1983-05-04 | ティーディーケイ株式会社 | ラインフイルタ |
-
1982
- 1982-09-10 JP JP13721182U patent/JPS5942023U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5880810A (ja) * | 1981-11-10 | 1983-05-16 | Nippon Ferrite Ltd | チヨ−クコイル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5942023U (ja) | 1984-03-17 |
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