JPH04258105A - ノイズフィルタ用チョークコイルの巻線方法 - Google Patents
ノイズフィルタ用チョークコイルの巻線方法Info
- Publication number
- JPH04258105A JPH04258105A JP3039011A JP3901191A JPH04258105A JP H04258105 A JPH04258105 A JP H04258105A JP 3039011 A JP3039011 A JP 3039011A JP 3901191 A JP3901191 A JP 3901191A JP H04258105 A JPH04258105 A JP H04258105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- wire
- choke coil
- noise filter
- area
- Prior art date
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- Granted
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- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims abstract description 46
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、コモンモードチョー
クコイルで代表されるノイズフィルタ用チョークコイル
に関し、特に、コイル線材を環状コアに巻き付ける巻線
方法に関する。
クコイルで代表されるノイズフィルタ用チョークコイル
に関し、特に、コイル線材を環状コアに巻き付ける巻線
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】コモンモードチョークコイルは、環状コ
アの巻線部分を２個に等分割し、両分割部分にそれぞれ
同じ巻数のコイルを対称に巻線し、両コイルから生ずる
磁束が互いに打ち消し合うようにしたものである。必要
なコイルの巻数に対して環状コアが十分に大きければ、
線材を重ね巻きせずに必要な巻数のコイルを巻線するこ
とができる（これをストレート巻きという）。ところが
環状コアの巻線部分の大きさに対して必要な巻数が非常
に多い場合や、線材が非常に太い場合、ストレート巻き
では必要な巻数を取れず、巻線部分に線材を重ね巻きす
ることになる。重ね巻きによってコイルを巻線した場合
、線材が重なることによって浮遊容量が非常に大きくな
ってしまう。浮遊容量が大きいとノイズフィルタとして
の高周波特性が劣化する。
アの巻線部分を２個に等分割し、両分割部分にそれぞれ
同じ巻数のコイルを対称に巻線し、両コイルから生ずる
磁束が互いに打ち消し合うようにしたものである。必要
なコイルの巻数に対して環状コアが十分に大きければ、
線材を重ね巻きせずに必要な巻数のコイルを巻線するこ
とができる（これをストレート巻きという）。ところが
環状コアの巻線部分の大きさに対して必要な巻数が非常
に多い場合や、線材が非常に太い場合、ストレート巻き
では必要な巻数を取れず、巻線部分に線材を重ね巻きす
ることになる。重ね巻きによってコイルを巻線した場合
、線材が重なることによって浮遊容量が非常に大きくな
ってしまう。浮遊容量が大きいとノイズフィルタとして
の高周波特性が劣化する。
【０００３】実公平１−１５１４７号公報には重ね巻き
によってコイルを巻線するノイズフィルタ用チョークコ
イルにおいて、浮遊容量を低減して特性を向上させる技
術が示されている。これは図２に示すように、環状コア
１の巻線部分はその直径方向に配置した仕切板で２等分
し、その２つの分割部分にそれぞれ以下のようにして１
つのコイルを巻線する。つまり一つの分割部分（環状コ
ア１の半分）を第１エリア４ａと第２エリア４ｂに分割
し、両エリアの境界部分を巻き始め位置３とする。線材
の中央部分を巻き始め位置３に合わせ、その片側を第１
エリア４ａに約１往復半重ね巻きするとともに、同様に
して反対側を第２エリア４ｂに約１往復半重ね巻きして
いる。
によってコイルを巻線するノイズフィルタ用チョークコ
イルにおいて、浮遊容量を低減して特性を向上させる技
術が示されている。これは図２に示すように、環状コア
１の巻線部分はその直径方向に配置した仕切板で２等分
し、その２つの分割部分にそれぞれ以下のようにして１
つのコイルを巻線する。つまり一つの分割部分（環状コ
ア１の半分）を第１エリア４ａと第２エリア４ｂに分割
し、両エリアの境界部分を巻き始め位置３とする。線材
の中央部分を巻き始め位置３に合わせ、その片側を第１
エリア４ａに約１往復半重ね巻きするとともに、同様に
して反対側を第２エリア４ｂに約１往復半重ね巻きして
いる。
【０００４】この巻線方法によれば、第１エリア４ａに
重ね巻きされた部分の浮遊容量と、第２エリア４ｂに重
ね巻きされた部分の浮遊容量とが直列接続され、合成容
量はそれらの約半分になる。同じ巻数を第１エリアと第
２エリアにわたって単純に１往復半重ね巻きした場合に
比べ、図２の巻き方では浮遊容量が約４分の１になる。
重ね巻きされた部分の浮遊容量と、第２エリア４ｂに重
ね巻きされた部分の浮遊容量とが直列接続され、合成容
量はそれらの約半分になる。同じ巻数を第１エリアと第
２エリアにわたって単純に１往復半重ね巻きした場合に
比べ、図２の巻き方では浮遊容量が約４分の１になる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】特に高周波特性を重視
するノイズフィルタ用チョークコイルの場合、図２の巻
線方法でも十分ではなかった。この発明の目的は、図２
の巻線方法よりさらに浮遊容量を小さくし高周波領域に
てより良好な特性を実現できるようにしたノイズフィル
タ用チョークコイルの巻線方法を提供することにある。
するノイズフィルタ用チョークコイルの場合、図２の巻
線方法でも十分ではなかった。この発明の目的は、図２
の巻線方法よりさらに浮遊容量を小さくし高周波領域に
てより良好な特性を実現できるようにしたノイズフィル
タ用チョークコイルの巻線方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、環
状コアの巻線部分を複数に等分割し、各分割部分にそれ
ぞれ１つのコイルを巻線するに際し、１つの前記分割部
分を３つのエリアに分割し、まず中央のエリアに線材を
１往復半重ね巻きし、次にその線材の両端側を前記中央
エリアの両側のエリアにそれぞれ１往復〜１往復半重ね
巻きするようにした。
状コアの巻線部分を複数に等分割し、各分割部分にそれ
ぞれ１つのコイルを巻線するに際し、１つの前記分割部
分を３つのエリアに分割し、まず中央のエリアに線材を
１往復半重ね巻きし、次にその線材の両端側を前記中央
エリアの両側のエリアにそれぞれ１往復〜１往復半重ね
巻きするようにした。
【０００７】
【作用】前記３つのエリアに分割して巻かれた各部分の
浮遊容量が３個直列接続された形で合成容量となるので
、各エリアの浮遊容量が等しいとすれば合成容量はその
３分の１となり、３つのエリアにわたって単純に重ね巻
きした場合の浮遊容量に比べて約９分の１程度の合成容
量となる。
浮遊容量が３個直列接続された形で合成容量となるので
、各エリアの浮遊容量が等しいとすれば合成容量はその
３分の１となり、３つのエリアにわたって単純に重ね巻
きした場合の浮遊容量に比べて約９分の１程度の合成容
量となる。
【０００８】
【実施例】図１に本発明の一実施例を示している。環状
コア１の巻線部分をその直径方向に配置した仕切板２で
２等分し、２つの分割部分にそれぞれれ以下のようにし
て１つのコイルを巻線する。
コア１の巻線部分をその直径方向に配置した仕切板２で
２等分し、２つの分割部分にそれぞれれ以下のようにし
て１つのコイルを巻線する。
【０００９】環状コア１の約半分の分割部分をさらに３
つのエリア５ａ、５ｂ、５ｃにほぼ等分割する。まず中
央の第２エリア５ｂに線材の中央付近を合わせてこのエ
リア５ｂに線材を１往復半重ね巻きする。するとその線
材の両側はそれぞれ第１エリア５ａ、第３エリア５ｃ側
に位置する。そこで線材の一端側を第１エリア５ａに１
往復〜１往復半重ね巻きし、また他端側を第３エリア５
ｃに１往復〜１往復半重ね巻きする。これで１つのコイ
ルの巻線完了である。環状コア１の残る半分の領域にも
同じようにしてもう１つのコイルを巻線する。
つのエリア５ａ、５ｂ、５ｃにほぼ等分割する。まず中
央の第２エリア５ｂに線材の中央付近を合わせてこのエ
リア５ｂに線材を１往復半重ね巻きする。するとその線
材の両側はそれぞれ第１エリア５ａ、第３エリア５ｃ側
に位置する。そこで線材の一端側を第１エリア５ａに１
往復〜１往復半重ね巻きし、また他端側を第３エリア５
ｃに１往復〜１往復半重ね巻きする。これで１つのコイ
ルの巻線完了である。環状コア１の残る半分の領域にも
同じようにしてもう１つのコイルを巻線する。
【００１０】このように中央の第２エリア５ｂに１往復
半重ね巻きし、さらに両側の第１エリア５ａと５ｃに線
材を巻き付けるので、巻線作業に際して環状コア１をく
ぐらせる線材の長さが短くて済み、作業が非常にやりや
すい。
半重ね巻きし、さらに両側の第１エリア５ａと５ｃに線
材を巻き付けるので、巻線作業に際して環状コア１をく
ぐらせる線材の長さが短くて済み、作業が非常にやりや
すい。
【００１１】なおこの発明の巻線方法は３相３線式ノイ
ズフィルタあるいは３相４線式ノイズフィルタ用チョー
クコイルでも同様に適用することができる。
ズフィルタあるいは３相４線式ノイズフィルタ用チョー
クコイルでも同様に適用することができる。
【００１２】同じ環状コアと線材を用い、図２に示す従
来の巻線方法で製作したコモンモードチョークコイルと
図１に示す本発明の巻線方法で製作したコモンモードチ
ョークコイル（巻数は同じ）についての特性比較実験を
行なった。このコモンモードチョークコイルを用いて図
３に示すノイズフィルタを構成し、コイルＬ１、Ｌ２の
周波数／インピーダンス特性を測定した。その結果が図
４である。従来の巻線方法によるチョークコイルでは６
ＭＨｚと２０ＭＨｚ付近で共振点が現れるが、本発明の
巻線方法によるチョークコイルではこの周波数帯でも十
分に高いインピーダンスを保っている。また図３に示す
ノイズフィルタをノイズ源としてのスイッチング電源に
接続してそのノイズ減衰特性を比較試験した。その結果
が図５（Ａ）（Ｂ）である。この実験結果から明らかな
ように、本発明の巻線方法によるチョークコイルを用い
た方がノイズ低減効果、特に高周波領域におけるノイズ
低減効果が優れている。
来の巻線方法で製作したコモンモードチョークコイルと
図１に示す本発明の巻線方法で製作したコモンモードチ
ョークコイル（巻数は同じ）についての特性比較実験を
行なった。このコモンモードチョークコイルを用いて図
３に示すノイズフィルタを構成し、コイルＬ１、Ｌ２の
周波数／インピーダンス特性を測定した。その結果が図
４である。従来の巻線方法によるチョークコイルでは６
ＭＨｚと２０ＭＨｚ付近で共振点が現れるが、本発明の
巻線方法によるチョークコイルではこの周波数帯でも十
分に高いインピーダンスを保っている。また図３に示す
ノイズフィルタをノイズ源としてのスイッチング電源に
接続してそのノイズ減衰特性を比較試験した。その結果
が図５（Ａ）（Ｂ）である。この実験結果から明らかな
ように、本発明の巻線方法によるチョークコイルを用い
た方がノイズ低減効果、特に高周波領域におけるノイズ
低減効果が優れている。
【００１３】
【発明の効果】この発明では、１つのコイルの巻線部分
を３つのエリアに分割し、まず中央のエリアに線材を１
往復半重ね巻きし、さらにその線材の両端側を前記中央
エリアの両側のエリアにそれぞれ１往復〜１往復半重ね
巻きしている。したがって各エリアの巻線の浮遊容量が
３個直列に接続された形の合成容量となり、全体として
の浮遊容量は非常に小さくなり、１つのコイル巻線部分
に単純に重ね巻きしたものに比べて浮遊容量は約９分の
１にも低減される。その結果高周波領域における特性が
向上する。また中央のエリアから線材を巻き始めるので
、巻線作業は非常にやりやすい。
を３つのエリアに分割し、まず中央のエリアに線材を１
往復半重ね巻きし、さらにその線材の両端側を前記中央
エリアの両側のエリアにそれぞれ１往復〜１往復半重ね
巻きしている。したがって各エリアの巻線の浮遊容量が
３個直列に接続された形の合成容量となり、全体として
の浮遊容量は非常に小さくなり、１つのコイル巻線部分
に単純に重ね巻きしたものに比べて浮遊容量は約９分の
１にも低減される。その結果高周波領域における特性が
向上する。また中央のエリアから線材を巻き始めるので
、巻線作業は非常にやりやすい。
【図１】本発明の一実施例による巻線方法の説明図。
【図２】従来の巻線方法の説明図。
【図３】コモンモードチョークコイルを用いたノイズフ
ィルタの回路名を示す図。
ィルタの回路名を示す図。
【図４】従来の巻線方法によるチョークコイルと本発明
の巻線方法によるチョークコイルのインピーダンス／周
波数特性の比較図。
の巻線方法によるチョークコイルのインピーダンス／周
波数特性の比較図。
【図５】従来の巻線方法によるチョークコイルと本発明
の巻線方法によるチョークコイルをそれぞれ用いたノイ
ズフィルタのノイズ減衰特性図。
の巻線方法によるチョークコイルをそれぞれ用いたノイ
ズフィルタのノイズ減衰特性図。
１ 環状コア
２ 仕切板
３ 巻き始め位置
４ａ 第１エリア
４ｂ 第２エリア
５ａ 第１エリア
５ｂ 第２エリア
５ｃ 第３エリア
Claims (1)
- 【請求項１】 環状コアの巻線部分を複数に等分割し
、各分割部分にそれぞれ１つのコイルを巻線するに際し
、１つの前記分割部分を３つのエリアに分割し、まず中
央のエリアに線材を１往復半重ね巻きし、次にその線材
の両端側を前記中央エリアの両側のエリアにそれぞれ１
往復〜１往復半重ね巻きすることを特徴とするノイズフ
ィルタ用チョークコイルの巻線方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3039011A JPH0797532B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | ノイズフィルタ用チョークコイルの巻線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3039011A JPH0797532B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | ノイズフィルタ用チョークコイルの巻線方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04258105A true JPH04258105A (ja) | 1992-09-14 |
| JPH0797532B2 JPH0797532B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=12541164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3039011A Expired - Lifetime JPH0797532B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | ノイズフィルタ用チョークコイルの巻線方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0797532B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1693862A2 (en) * | 2005-02-19 | 2006-08-23 | Tyco Electronics UK Limited | An energy storage coil |
| JP2009123826A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Nagano Japan Radio Co | コイル及びコイルの製造方法 |
| JP2009123827A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Nagano Japan Radio Co | コイル装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS641547U (ja) * | 1987-06-22 | 1989-01-06 | ||
| JPS6415147U (ja) * | 1987-07-15 | 1989-01-25 |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3039011A patent/JPH0797532B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS641547U (ja) * | 1987-06-22 | 1989-01-06 | ||
| JPS6415147U (ja) * | 1987-07-15 | 1989-01-25 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1693862A2 (en) * | 2005-02-19 | 2006-08-23 | Tyco Electronics UK Limited | An energy storage coil |
| EP1693862A3 (en) * | 2005-02-19 | 2011-03-09 | Tyco Electronics UK Limited | An energy storage coil |
| JP2009123826A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Nagano Japan Radio Co | コイル及びコイルの製造方法 |
| JP2009123827A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Nagano Japan Radio Co | コイル装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0797532B2 (ja) | 1995-10-18 |
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