JPS6025886Y2 - ノイズフィルタ用チョ−クコイル - Google Patents
ノイズフィルタ用チョ−クコイルInfo
- Publication number
- JPS6025886Y2 JPS6025886Y2 JP3568681U JP3568681U JPS6025886Y2 JP S6025886 Y2 JPS6025886 Y2 JP S6025886Y2 JP 3568681 U JP3568681 U JP 3568681U JP 3568681 U JP3568681 U JP 3568681U JP S6025886 Y2 JPS6025886 Y2 JP S6025886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- choke coil
- winding
- noise filter
- magnetic circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、閉磁路磁心を用いた比較的インダクタンスの
大きなノイズフィルタ用チョークコイルに関する。
大きなノイズフィルタ用チョークコイルに関する。
一般に、ノイズフィルタは、テレビジョン受像機、ラジ
オ、ステレオセットに電源線を通って飛び込んでくるノ
イズを抑制して良好な状態で聴取できるようにするため
、あるいは電子計算機等の電子機器の内部に電源線を介
してノイズが侵入して動作に悪影響を及ぼすのを防止す
ること等を目的として広範囲に使用されている。
オ、ステレオセットに電源線を通って飛び込んでくるノ
イズを抑制して良好な状態で聴取できるようにするため
、あるいは電子計算機等の電子機器の内部に電源線を介
してノイズが侵入して動作に悪影響を及ぼすのを防止す
ること等を目的として広範囲に使用されている。
ところで、周波数が数MH2以下の中波帯のノイズを充
分除去するためには、ある程度大きなインダクタンスが
必要であり、このため従来より環状磁心、U−U磁心等
に巻線を施したノイズフィルタ用チョークコイルが使用
されている。
分除去するためには、ある程度大きなインダクタンスが
必要であり、このため従来より環状磁心、U−U磁心等
に巻線を施したノイズフィルタ用チョークコイルが使用
されている。
第1図は口の字状を威す閉磁路磁心1に巻線2ヲ−一層
に巻回した従来のノイズフィルタ用チョークコイルの一
例を示す。
に巻回した従来のノイズフィルタ用チョークコイルの一
例を示す。
この種のノイズフィルタ用チョークコイルは小形で比較
的インダクタンスが大きいが、さらに大きなインダクタ
ンスを得るためには、巻線を二層以上にする必要がある
。
的インダクタンスが大きいが、さらに大きなインダクタ
ンスを得るためには、巻線を二層以上にする必要がある
。
第2図は第1図の閉磁路磁心に巻線を二層に設けた構成
を示す。
を示す。
この場合、従来は巻線を■。■、・・・・・・、■の如
く一層目を施してから■、■。
く一層目を施してから■、■。
[相]、・・・・・・の如く二層目を施すようにしてい
た。
た。
しかし、このような巻線構造であると、巻始めと巻終り
とが近接するため、第3図の等価回路においてインダク
タンスLに並列な分布容量Cが大きくなってしまい、コ
イル自体の共振周波数が低下する。
とが近接するため、第3図の等価回路においてインダク
タンスLに並列な分布容量Cが大きくなってしまい、コ
イル自体の共振周波数が低下する。
このことは、巻数を増やしたにもかかわらず高周波領域
でのインピーダンスがかえって低下する不都合を生じる
。
でのインピーダンスがかえって低下する不都合を生じる
。
また、継目の無い第1図の口の字状を或す閉磁路磁心1
を使用する場合、第2図の巻線構造は手巻きには適する
が機械巻きには不適当な欠点もある。
を使用する場合、第2図の巻線構造は手巻きには適する
が機械巻きには不適当な欠点もある。
本考案は、上記の点に鑑み、分布容量の少ない巻線構造
を有し、高周波領域でのインピーダンスが充分大きなノ
イズフィルタ用チョークコイルを提供しようとするもの
である。
を有し、高周波領域でのインピーダンスが充分大きなノ
イズフィルタ用チョークコイルを提供しようとするもの
である。
本考案は、少なくとも一部が直線で断面が略円形の巻線
部分を有する閉磁路磁心(口の字状磁心、U−U磁心、
U−I磁心等)に1個又は複数個の巻線をn層(nは2
以上の整数)を設けたノイズフィルタ用チョークコイル
であって、前記巻線を一層目、二層目、・・・・・・、
n層目の順に1巻きづつ順次繰返して施した構造とした
ことを特徴としている。
部分を有する閉磁路磁心(口の字状磁心、U−U磁心、
U−I磁心等)に1個又は複数個の巻線をn層(nは2
以上の整数)を設けたノイズフィルタ用チョークコイル
であって、前記巻線を一層目、二層目、・・・・・・、
n層目の順に1巻きづつ順次繰返して施した構造とした
ことを特徴としている。
以下、本考案に係るノイズフィルタ用チョークコイルの
実施例を図面に従って説明する。
実施例を図面に従って説明する。
第4図は本考案の第1実施例の巻線構造を示す。
磁心は第1図の如き口の字状の閉磁路磁心であり、巻線
部分は直線で断面が略円形となっている。
部分は直線で断面が略円形となっている。
この場合、巻線は一層目と二層目とを原則として交互に
行う。
行う。
すなわち、■、■の如く一層目を施し、二層目の■を巻
き、一層目の■を巻き、ついで二層目の■を巻き、以後
これを繰返す。
き、一層目の■を巻き、ついで二層目の■を巻き、以後
これを繰返す。
このとき、二層目は一層目に対し線径の1/2だけずれ
て位置している。
て位置している。
第5図は第1実施例の場合のりアクタンス絶対値IXI
(Ω)及びインピーダンス絶対値IZ1(Ω)の周
波数特性を、第2図の従来の巻線構造のものと比較して
示す。
(Ω)及びインピーダンス絶対値IZ1(Ω)の周
波数特性を、第2図の従来の巻線構造のものと比較して
示す。
ただし、口の字状の閉磁路磁心の材質をMn−Zn系フ
ェライトとしその寸法を縦32mm、横40mm、厚み
1−(巻線部分は直径10TrrInの円柱)とし、巻
数を36回とした。
ェライトとしその寸法を縦32mm、横40mm、厚み
1−(巻線部分は直径10TrrInの円柱)とし、巻
数を36回とした。
図において、点線Aは従来のIXl、実線Bは従来のI
Zl、点線りは第1実施例のIXl、実線Eは第1゜実
施例のIZlである。
Zl、点線りは第1実施例のIXl、実線Eは第1゜実
施例のIZlである。
この図から、従来の共振周波数f。
は約450KHzであるのに対し、第1実施例ではf。
は約1.5MHzとなり、1MHz前後より高い周波数
領域ではI21がかなり改善されることが判る。
領域ではI21がかなり改善されることが判る。
以上説明したように、上記第1実施例によれば、閉磁路
磁心に対し分布容量の少なく巻数の多い巻線を設けるこ
とができ、小形で大きなインダクタンスを有腰高周波領
域でのインダクタンスが充分大きなノイズフィルタ用チ
ョークコイルを実現できる。
磁心に対し分布容量の少なく巻数の多い巻線を設けるこ
とができ、小形で大きなインダクタンスを有腰高周波領
域でのインダクタンスが充分大きなノイズフィルタ用チ
ョークコイルを実現できる。
また、口の字状の閉磁路磁心の場合には、機械巻きにて
巻線を設けるのに有利である。
巻線を設けるのに有利である。
第6図は本考案の第2実施例における巻線構造を示す。
この場合、巻線は一層目と二層目とを原則として交互に
行い、かつ一層目の巻線の真上に二番目が来るようにす
る。
行い、かつ一層目の巻線の真上に二番目が来るようにす
る。
すなわち、■の如く一層目を施し、二層目の■を巻き、
一層目の■を巻き、ついで二層目の■を巻き、以後これ
を繰返す。
一層目の■を巻き、ついで二層目の■を巻き、以後これ
を繰返す。
このような巻線構造としても前述の第1実施例と同様の
効果を上げることができる。
効果を上げることができる。
第7図は実施例で使用可能な閉磁路磁心の他の例を示す
。
。
この場合、閉磁路磁心10はU−U磁心であって、U型
磁心11A、IIBを突合わせたものである。
磁心11A、IIBを突合わせたものである。
第8図は本考案の第3実施例であって、コモンモードチ
ョークコイルを構成した場合を示す。
ョークコイルを構成した場合を示す。
この図において、口の字状の閉磁路磁心1は直線で断面
が略円形となっている巻線部分20A、20Bを有腰こ
れらの巻線部分に夫々第4図又は第6図の如き巻線構造
の巻線21A、21Bを有している。
が略円形となっている巻線部分20A、20Bを有腰こ
れらの巻線部分に夫々第4図又は第6図の如き巻線構造
の巻線21A、21Bを有している。
この場合、両巻線は電磁的に密結合しかつ分布容量は少
ないから高周波領域にまでコモンモードチョークコイル
として良好に動作する。
ないから高周波領域にまでコモンモードチョークコイル
として良好に動作する。
なお、本考案で使用可能な閉磁路磁心は、少なくとも一
部が直線で断面が略円形の巻線部分を有していればよく
、継目のない口の字状磁心の他、U−U磁心、U−I磁
心の如く接合により閉磁路を構成するものでもよい。
部が直線で断面が略円形の巻線部分を有していればよく
、継目のない口の字状磁心の他、U−U磁心、U−I磁
心の如く接合により閉磁路を構成するものでもよい。
また、巻線の線径は0.5w以上あればよい。
叙上のように、本考案によれば、分布容量の少ない巻線
構造を有し、高周波領域でのインダクタンスが充分大き
なノイズフィルタ用チョークコイルを得ることができる
。
構造を有し、高周波領域でのインダクタンスが充分大き
なノイズフィルタ用チョークコイルを得ることができる
。
第1図は従来の一層の巻線を施したノイズフィルタ用チ
ョークコイルの一例を示す概略図、第2図は従来の二層
に巻線を施したノイズフィルタ用チョークコイルの巻線
構造を示す拡大断面図、第3図はノイズフィルタ用チョ
ークコイルの等価回路図、第4図は本考案に係るノイズ
フィルタ用チョークコイルの第1実施例における巻線構
造を示す拡大断面図、第5図は第1実施例の場合のりア
クタンス絶対値IXI及びインピーダンス絶対値IZ1
の周波数特性を従来の場合と比較して示すグラフ、第6
図は本考案の第2実施例における巻線構造を示す拡大断
面図、第7図は実施例で使用可能なU−U磁心を示す概
略図、第8図は本考案の第3実施例であってコモンモー
ドチョークコイルを構成した場合を示す概略図である。 1.10・・・・・・閉磁路磁心、 ・・・・・・巻線。 2゜ 21A。 1B
ョークコイルの一例を示す概略図、第2図は従来の二層
に巻線を施したノイズフィルタ用チョークコイルの巻線
構造を示す拡大断面図、第3図はノイズフィルタ用チョ
ークコイルの等価回路図、第4図は本考案に係るノイズ
フィルタ用チョークコイルの第1実施例における巻線構
造を示す拡大断面図、第5図は第1実施例の場合のりア
クタンス絶対値IXI及びインピーダンス絶対値IZ1
の周波数特性を従来の場合と比較して示すグラフ、第6
図は本考案の第2実施例における巻線構造を示す拡大断
面図、第7図は実施例で使用可能なU−U磁心を示す概
略図、第8図は本考案の第3実施例であってコモンモー
ドチョークコイルを構成した場合を示す概略図である。 1.10・・・・・・閉磁路磁心、 ・・・・・・巻線。 2゜ 21A。 1B
Claims (1)
- 少なくとも一部が直線で断面が略円形の巻線部分を有す
る閉磁路磁心に1個又は複数個の巻線をn層(nは2以
上の整数)設けたノイズフィルタ用チョークコイルであ
って、前記巻線を一層目、二層目、・・・・・・、n層
目の順に1巻きづつ順次繰返して施した構造としたこと
を特徴とするノイズフィルタ用チョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3568681U JPS6025886Y2 (ja) | 1981-03-14 | 1981-03-14 | ノイズフィルタ用チョ−クコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3568681U JPS6025886Y2 (ja) | 1981-03-14 | 1981-03-14 | ノイズフィルタ用チョ−クコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57148831U JPS57148831U (ja) | 1982-09-18 |
JPS6025886Y2 true JPS6025886Y2 (ja) | 1985-08-03 |
Family
ID=29832945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3568681U Expired JPS6025886Y2 (ja) | 1981-03-14 | 1981-03-14 | ノイズフィルタ用チョ−クコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025886Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5141659B2 (ja) * | 2009-10-09 | 2013-02-13 | Tdk株式会社 | コイル部品及びその製造方法 |
KR102360971B1 (ko) * | 2019-02-14 | 2022-02-09 | 주식회사 하이딥 | 스타일러스 펜 |
-
1981
- 1981-03-14 JP JP3568681U patent/JPS6025886Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57148831U (ja) | 1982-09-18 |
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