JPS5821167Y2 - ラインフイルタ - Google Patents

ラインフイルタ

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JPS5821167Y2
JPS5821167Y2 JP15998379U JP15998379U JPS5821167Y2 JP S5821167 Y2 JPS5821167 Y2 JP S5821167Y2 JP 15998379 U JP15998379 U JP 15998379U JP 15998379 U JP15998379 U JP 15998379U JP S5821167 Y2 JPS5821167 Y2 JP S5821167Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
line filter
coil
core
fixing member
insulating partition
Prior art date
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Expired
Application number
JP15998379U
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English (en)
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JPS5678543U (ja
Inventor
直治 秋野
公二 石井
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は比較的大電流用のラインフィルタに関する。
電源線路に挿入されるコモンモードチョークコイル等の
ラインフィルタは、比較的大電流用のものにあってはコ
イルをケースに入れて樹脂注形する構造が一般に採用さ
れている。
第1図及び第2図はこの種の従来のラインフィルタの1
例を示す。
これらの図において、ラインフィルタ1は、1組の巻線
2A、2Bを巻回したトロイダルコイル3を円筒状ケー
ス4内に納め、絶縁樹脂5を注形した構造であって、ボ
ルト6、ナツト7により電子、電気機器等の基板8に取
付けられるようになっている。
第3図及び第4図は従来のラインフィルタの他の例であ
る。
これらの図において、ラインフィルタ1Aは、1組の巻
線2A、2Bを施したトロイダルコイル3を箱型ケース
4A内に収納し、絶縁樹脂5を注形した構造であって、
ボルト6、ナツト7により基板8に取付けられるように
なっている。
しかしながら、第1図乃至第4図に示したような従来の
ラインフィルタでは、ケース内にコイルを収納して樹脂
注形によりコイルを固定する構造であるため、ケース及
び注形樹脂の材料費がかさみ、また工数も多くなり、コ
スト上昇を招いていた。
さらに、樹脂のストレスによりコイルのインダクタンス
が減少し周波数特性が劣化する不都合があった。
そのため、樹脂注形を省略することが考慮されているが
、コイルの重量が大きくなる比較的大電流用のラインフ
ィルタではコイルの固定か゛容易でない。
ところで、ラインフィルタは、我国の電気用品取締法、
米国UL規格等によって各国で絶縁要求事項が法定され
ている。
すなわち、第5図に示す如く、ラインフィルタのコイル
10に1組の巻線11A、11 Bを設けた場合、両者
を電気的に絶縁するために絶縁仕切部材12を設ける必
要があり、その仕切部材12の厚さa及びコイル11A
側とコイル11B側との間の沿面距離すはテレビ、ラジ
オ用の場合以下の表1のように夫々規定されている。
(但し、はこりのかからない時とは完全モールド、又は
完全に密閉ケース内に収容した場合である。
)上記の仕切部材12を設けるスペースは必要不可欠で
あるから、このスペースを利用してラインフィルタのコ
イルの固定を行うようにすれば、部品点数の増大やコイ
ルの大型化を招くことなくコイルの基板への取付が実現
可能であると考えられる。
本考案は、上記の点に鑑み、絶縁の安全性の点で法規に
よって設けることが義務付けられている絶縁仕切部分を
利用してコイルの基板への固定を簡単に行えるようにし
たラインフィルタを提供しようとするものである。
以下、本考案に係るラインフィルタの実施例を図面に従
って説明する。
第6図乃至第8図は第1実施例を示す。
これらの図において、ラインフィルタ20は、コイル本
体部30と固定部材40と固定穴51を有する基板50
とから戒る。
コイル本体部30はトロイダルコア31の周囲を絶縁仕
切部32を一体に形成した絶縁樹脂等から戊るコアカバ
ー33で被覆し、その上に絶縁仕切部32を隔てて1組
の巻線34A、34Bを設けた構造であり、前記絶縁仕
切部32には夫々嵌合溝35が形成されている。
前記固定部材40は、前記絶縁仕切部32の嵌合溝35
の相互に対向する部分に嵌合する中央隔離板41と、こ
の中央隔離板41の上部両側より横方向に延長した後は
ぼ直角に折曲がっていて嵌合溝35と嵌合可能な固定足
42と、これらの固定足42の先端に形成された係止折
曲部43とから成り、弾性を有する絶縁樹脂等で一体に
形成される。
コイル本体部30の基板50への取付は、絶縁仕切部3
2の嵌合溝35間に固定部材40を嵌め込み、その固定
部材40の固定足42を基板50の固定穴51に差し込
むことにより行う。
この場合、固定足42は弾性により拡がるから係止折曲
部43が基板50に引掛り確実に固定が行われる。
また、巻線34A、34Bと外部の電源線路との接続は
、一般にコイル本体部30がコモンモードチョークコイ
ルとして働くように行う。
上記第1実施例によれば次のような効果を上げることが
できる。
(1)絶縁の安全性から、法規上コイルの巻線間に設け
なければならない絶縁仕切部32のスペースを利用し、
かつ中央隔離板41を一体に有する固定部材40を用い
て基板50への固定を行っているから、部品点数が少く
、取付構造が簡単でスペースをとらない。
(2)ケースに収納する必要がなく、注形剤も不要であ
るから、コスト低減が可能である。
(3)コイル本体部30の巻線34A、34Bにストレ
スが加わらないのでインダクタンスの減少や周波数特性
の劣化がない。
第9図及び第10図は第2実施例を示す。
これらの図において、ラインフィルタ20Aは、コイル
本体部30と固定部材40Aと固定穴51を有する基板
50とから成る。
その固定部材40Aは、中央隔離板41及び先端に係止
折曲部43を形成した固定足42の他に、前記中央隔離
板41及び固定足42に対してほぼ垂直に延長した後は
ぼ直角に折曲がった支持足44を有しており、弾性を有
する絶縁樹脂等で一体に形成される。
なお、その他の部分は第1実施例と同じである。
上記第2実施例によれば、第1実施例の効果に加えて、
コイル本体部30のがたつき等を支持足44により防ぐ
ことができる利点がある。
第11図乃至第13図は第3実施例を示す。
これらの図において、ラインフィルタ20 Bは、コイ
ル本体部30と固定部材40 Bと固定穴52を有する
基板50とから成る。
その固定部材40 Bは、中央隔離板41 Aと、この
上部両側より横方向に延長した後はぼ直角に折曲がって
前記コイル本体部30の絶縁仕切部32に形成された嵌
合溝35に嵌合可能な支持足45とから成り、前記中央
隔離板41 Aの下端面中央には雌螺子46が形成され
ている。
このような固定部材40 Bは絶縁樹脂等で一体に形成
される。
なお、その他の部分は第1実施例と同じである。
上記第3実施例において、コイル本体部30の基板50
への取付は、絶縁仕切部32の嵌合溝35間に固定部材
40 Bを嵌め込み、ポル) 60を基板50の固定穴
52に挿通し固定部材40 B側の雌螺子46に螺合し
締付けることにより行う。
この第3実施例によっても前述の第1実施例と同様の効
果を上げることができる。
第14図及び第15図は第4実施例を示す。
この図において、ラインフィルタ20Cは、コイル本体
部70と固定部材80と固定穴51 Aを有する基板5
0とから成る。
コイル本体部70は閉磁路を或す口字形コア71に絶縁
仕切部72を一体に形成したボビン73を設け、このボ
ビン73に絶縁仕切部72を隔てて1組の巻線74A、
74Bを設けた構造であり、前記絶縁仕切部72には嵌
合溝75が形成されている。
前記固定部材80は、前記嵌合溝75と嵌合するコ字形
を威し、その先端には夫々係止折曲部81が形成される
この固定部材80は弾性を有する絶縁樹脂等で一体に形
成される。
コイル本体部70の基板50への取付は、絶縁仕切部7
2の嵌合溝75に固定部材80を嵌め、その固定部材8
0を基板50の固定穴51 Aに差し込むことにより行
う。
上記第4実施例によれば、口字形コア71を用いたコイ
ル本体部70の場合であっても、前述のトロイダルコア
31を用いたコイル本体部30と同様に基板50への固
定を簡単に実行でき、前述の第1実施例と同様な効果を
上げることができる。
なお、基板はラインフィルタ専用の基板であってもよく
、他の電子、電気機器のプリント基板を兼ねているもの
で゛もよいことは明らかである。
斜上のように、本考案によれば、絶縁の安全性の点で法
規によって設けることが義務付けられている絶縁仕切部
分を利用してコイルの基板への固定を簡単に実行可能な
ラインフィルタを得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラインフィルタの1例を示す平断面図、
第2図は同正断面図、第3図は従来のラインフィルタの
他の例を示す平断面図、第4図は同正断面図、第5図は
法規で定められた絶縁仕切部材等の寸法を説明するため
のラインフィルタのコイルの平面図、第6図は本考案に
係るラインフィルタの第1実施例を示す分解斜視図、第
7図は同平面図、第8図は同正断面図、第9図は第2実
施例を示す分解斜視図、第10図は同平面図、第11図
は第3実施例を示す分解斜視図、第12図は同平面図、
第13図は同正断面図、第14図は第4実施例を示す分
解斜視図、第15図は同平面図である。 1、I A 、20.2OA乃至20C・・・・・・ラ
インフィルタ、2 A、2 B、11 A、11 B、
34 A、34 B 、74 A、74 B・・・・・
・巻線、8,50・・・・・・基板、30.70・・・
・・・コイル本体部、31・・・・・・トロイダルコア
、32.72・・・・・・絶縁仕切部、33・・・・・
・コアカバー、35.75・・・・・・嵌合溝、40.
40 A 、40B、80・・・・・・固定部材、41
.41A・・・・・・中央隔離板、42・・・・・・固
定足、43.81・・・・・・係止折曲部、44.45
・・・・・・支持足、46・・・・・・雌螺子、51,
51 A、52・・・・・・固定穴、60・・・・・・
ボルト、71・・・・・・口字形コア、73・・・・・
・ボビン。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)閉磁路を威すコアの周囲にコアカバー又はボビン
    を設け、該コアカバー又はボビンに相互に絶縁隔離すべ
    き少くとも1組の巻線を設けたコイル本体部を有するラ
    インフィルタにおいて、前記コアカバー又はボビンに前
    記巻線を相互に仕切るように絶縁仕切部を形威し、該絶
    縁仕切部を固定部材で基板に固定したことを特徴とする
    ラインフィルタ。
  2. (2)前記閉磁路を威すコアがトロイダルコアであり、
    前記固定部材が前記絶縁仕切部と嵌合する中央隔離板を
    有している実用新案登録請求の範囲第1項記載のライン
    フィルタ。
  3. (3)前記閉磁路を戒すコアが口字形コアであり、前記
    固定部材が前記絶縁仕切部に形成された嵌合溝と嵌合す
    るものである実用新案登録請求の範囲第1項記載のライ
    ンフィルタ。
JP15998379U 1979-11-20 1979-11-20 ラインフイルタ Expired JPS5821167Y2 (ja)

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JP15998379U JPS5821167Y2 (ja) 1979-11-20 1979-11-20 ラインフイルタ

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JPS5678543U JPS5678543U (ja) 1981-06-25
JPS5821167Y2 true JPS5821167Y2 (ja) 1983-05-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58158417U (ja) * 1982-04-16 1983-10-22 岡谷電機産業株式会社 インダクタンス素子
JPS5942023U (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 株式会社トーキン ノイズフイルタ用チヨ−クコイル

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JPS5678543U (ja) 1981-06-25

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