JP2012089924A - 雑音除去フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 高周波ノイズを効果的に除去することができる雑音除去フィルタを提供すること。
【解決手段】 低域の減衰特性が優れているMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回した第1のチョークコイルCH1−1と、高域の減衰特性が優れているNi-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回した第2のチョークコイルCH1−2とが、第1の入力端子IN1と第1の出力端子OUT1との間に直列接続されている。また、第1のトロイダルコイルCH1−1と同様の第3のチョークコイルCH1−3と、第2のトロイダルコイルCH1−2と同様の第4のチョークコイルCH1−4とが、第2の入力端子IN2と第2の出力端子OUT2との間に直列接続されている。これにより、低域から高域の広帯域の周波数帯域において安定した大きな減衰量を得ることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、少なくとも2本の電線上のコモンモードノイズを除去する雑音除去フィルタに関する。
近年、ソーラーパネルが普及し、家庭内や工場内で消費する電力の補完や売電を目的とした利用が盛んに行われている。その際、ソーラーパネルによって発電される電力は直流であることから、これを商用電源と同じ電圧の交流電源に変換する目的で、パワーコンディショナと称するインバータ装置が設置されている。
ところが、インバータ装置は直流をチョッパ回路で断続することにより、擬似的な正弦波を作り直流を交流に変換しているため、このチョッパ回路における直流の断続に伴い激しい高調波ノイズが発生する。この高周波ノイズは、インバータ装置からソーラーパネル側にも逆流し、インバータ装置とソーラーパネル間とを接続している電線をアンテナとして、空間に高レベルの高周波ノイズが輻射されてしまうようになる。そこで、インバータ装置の入出力部にラインフィルタを設けて高周波ノイズを低減することにより、不要輻射を防止する処置がとられている。
ところで、一般的に電源線としては平行電線が使用されるので、その伝送モードは高周波回路の平衡モードに相当するノーマルモード(ディファレンシャルモード)となる。この場合、ノーマルモードの雑音成分に対しては、平行する電線間にキャパシタンスを挿入することにより比較的容易に雑音成分を抑圧することができる。しかし、高周波回路の不平衡モードに相当するコモンモードの雑音成分は抑圧することができない。また、ソーラーパネルで作られた直流電力を送る平行電線は高周波に対する考慮がされておらず、コモンモードに対しての考慮がされていない。このため、コモンモードのノイズが発生すると、ラインフィルタを設けても充分な減衰なしに空間へ放射され、雑音障害が生じていた。このように、コモンモードのノイズがアースの存在しない平行電線上、すなわちコモンモードにとっては不完全な線路上を伝搬するので、不要輻射が発生し易い状況となってしまっていた。
高周波回路においてはコモンモードに相当する不平衡伝送時には、低域通過型フィルタ(LPF)を用いて通過周波数に対する高調波成分を低減させることができる。従来の基本的なLPF回路を図16(a)(b)に示す。図16(a)に示すLPF回路はπ型とされ、入力端子INと出力端子OUT間に直列にインダクタンスL201が接続され、インダクタンスL201の両端とアースとの間にそれぞれ並列にキャパシタンスC201,C202が接続されている。また、図16(b)に示すLPF回路はT型とされ、入力端子INと出力端子OUT間に直列にインダクタンスL202,L203が接続され、インダクタンスL202,L203の接続点とアースとの間に並列にキャパシタンスC203が接続されている。
図16(a)(b)に示すLPF回路は、ラインフィルタとして用いることができ、図16(a)に示すπ型のLPF回路を用いた従来のラインフィルタ200の回路を図17に示す。図17に示すラインフィルタ200は、第1入力端子IN201と第1出力端子OUT201との間に直列にインダクタンスL210が接続され、インダクタンスL210の両端とアースEとの間にそれぞれ並列にキャパシタンスC210,C211が接続されている。また、第2入力端子IN202と第2出力端子OUT202との間に直列にインダクタンスL211が接続され、インダクタンスL211の両端とアースEとの間にそれぞれ並列にキャパシタンスC212,C213が接続されている。
次に、図16(b)に示すT型のLPF回路を用いた従来のラインフィルタ300の回路を図18に示す。図18に示すラインフィルタ300は、第1入力端子IN301と第1出力端子OUT301との間に直列にインダクタンスL310,L311が接続され、インダクタンスL310,L311の接続点とアースEとの間に並列にキャパシタンスC310が接続されている。また、第2入力端子IN302と第2出力端子OUT302との間に直列にインダクタンスL312,L313が接続され、インダクタンスL312,L313の接続点とアースEとの間に並列にキャパシタンスC311が接続されている。
図17に示すラインフィルタ200あるいは図18に示すラインフィルタ300は、平行電線等に接続されるが、平行電線の場合、コモンモードで必要となる明確なアース線が存在しないので、大地との間の浮遊容量等を介してのあいまいなアースが存在する事となる。このため、ラインフィルタ200,300において並列接続されているキャパシタンスにとってのアースEは不完全な状態となり、電気的に本来の機能を効果的に発揮出来ない状態となる。このため、コモンモードのノイズ成分に対してラインフィルタ200あるいはラインフィルタ300におけるキャパシタンスは効果的に高調波ノイズの減衰に寄与しないことになる。このため、ソーラーパネルとインバータ装置とを接続している平行電線に、ラインフィルタ200あるいはラインフィルタ300を接続してもインバータ装置から発せられた高調波ノイズが除去されずに、住宅に近接して主に短波帯域を用いて通信を行っているアマチュア無線局やAM・短波・FM帯のラジオ放送波等に対して電波障害が起こす事例が多発している。
そこで、コモンモード電流を抑制するラインフィルタにおいて、チョークコイルのみを用いた図19に示すラインフィルタ400が従来提案されている。図19に示すラインフィルタ400は、モデム410に接続されて通信信号が伝送される電力線に挿入されている。この電力線の先端にはプラグ413が設けられており、プラグ413は屋内のコンセントに差し込まれる。ラインフィルタ400は、第1のチョークコイル411と第2のチョークコイル412が直列に接続されて構成されており、モデム410側に設けられている第1のチョークコイル411のインピーダンスを第2のチョークコイル412のインピーダンスより高くしている。このために、第1のチョークコイル411の巻き数を第2のチョークコイル412の巻き数より多くしている。
特開2006−166015号公報
図19に示す従来のチョークコイルのみを用いたラインフィルタ400において、電力線側に設けたチョークコイル412のインピーダンスを低くしているのは、電力線とのインピーダンス不整合による悪影響を低減するためである。しかしながら、モデム410のインピーダンスは規定されていても、電力線におけるインピーダンスは規定されておらず、電力線のインピーダンスは電力線の配線状況によって大きく異なるようになる。このように、ラインフィルタ400を設置する場所毎に電力線のインピーダンスが異なることが一般的であることから、ラインフィルタ400を電力線に挿入しても電力線のインピーダンスの影響により、高周波ノイズが除去されない場合があるという問題点があった。
また、ソーラーパネルおよびインバータ装置のインピーダンスも規定されていないことから、図19に示す従来のラインフィルタ400をソーラーパネルとインバータ装置とを接続する平行電線やインバータ装置の出力部に設けても、上記した理由により高周波ノイズを効果的に除去することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、高周波ノイズを効果的に除去することができる雑音除去フィルタを提供することを目的としている。
本発明は、Mn-Zn系のトロイダルコアに導体線を巻回した少なくとも1つの第1のチョークコイルと、Ni-Zn系のトロイダルコアに導体線を巻回した少なくとも1つの第2のチョークコイルとの直列接続回路が入力端子と出力端子との間に接続されており、前記入力端子と前記出力端子との対が少なくとも2対とされていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、Mn-Zn系のトロイダルコアに導体線を巻回した第1のチョークコイルと、Ni-Zn系のトロイダルコアに導体線を巻回した第2のチョークコイルとを直列接続して雑音除去フィルタを構成したことから、低域から高域までの広帯域の周波数帯域において安定した大きな減衰量を得ることができる。
本発明にかかる雑音除去フィルタを発明するに至った経過を示すキャパシタンスを備えていない雑音除去フィルタの構成を示す回路図である。 図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn系のトロイダルコアを用いたときの減衰量の周波数特性を示す図である。 図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn系のトロイダルコアを用いたときの減衰量の他の周波数特性を示す図である。 図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn系の他の比透磁率のトロイダルコアを用いたときの減衰量の周波数特性を示す図である。 図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn系の他の比透磁率のトロイダルコアを用いたときの減衰量の他の周波数特性を示す図である。 図1に示す雑音除去フィルタにおいてNi-Zn系のトロイダルコアを用いたときの減衰量の周波数特性を示す図である。 図1に示す雑音除去フィルタにおいてNi-Zn系のトロイダルコアを用いたときの減衰量の他の周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の雑音除去フィルタの構成を示す回路図である。 本発明の第2実施例の雑音除去フィルタの構成を示す回路図である。 本発明の第1実施例の雑音除去フィルタの減衰量の周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の雑音除去フィルタの減衰量の他の周波数特性を示す図である。 本発明の第3実施例の雑音除去フィルタの構成を示す回路図である。 本発明の第4実施例の雑音除去フィルタの構成を示す回路図である。 本発明の第3実施例の雑音除去フィルタの減衰量の周波数特性を示す図である。 本発明の第3実施例の雑音除去フィルタの減衰量の他の周波数特性を示す図である。 従来の基本的なLPF回路の構成を示す回路図である。 π型のLPF回路を用いた従来のラインフィルタの構成を示す回路図である。 T型のLPF回路を用いた従来のラインフィルタの構成を示す回路図である。 チョークコイルのみを用いた従来のラインフィルタの構成を示す回路図である。
本発明にかかる雑音除去フィルタを発明するに至った経過を図1ないし図7に示す。図1はキャパシタンスを備えていない雑音除去フィルタの構成を示す回路図であり、図2は図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn(マンガン・亜鉛)系の比透磁率μsが約5000のトロイダルコアを用いたときの減衰量の周波数特性を示す図であり、図3は図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn系の比透磁率μsが約5000のトロイダルコアを用いたときの減衰量の他の周波数特性を示す図であり、図4は図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn系の比透磁率μsが約2500のトロイダルコアを用いたときの減衰量の周波数特性を示す図であり、図5は図1に示す雑音除去フィルタにおいてMn-Zn系の比透磁率μsが約2500のトロイダルコアを用いたときの減衰量の他の周波数特性を示す図であり、図6は図1に示す雑音除去フィルタにおいてNi-Zn(ニッケル・亜鉛)系の比透磁率μsが約800のトロイダルコアを用いたときの減衰量の周波数特性を示す図であり、図7は図1に示す雑音除去フィルタにおいてNi-Zn系の比透磁率μsが約800のトロイダルコアを用いたときの減衰量の他の周波数特性を示す図である。
図1に示す構成の雑音除去フィルタ100は、平行電線や電力線等の2本の電線を用いる場合の雑音除去フィルタとされている。雑音除去フィルタ100は、第1の入力端子IN1と第1の出力端子OUT1との間に接続された第1のチョークコイルCH1と、第2の入力端子IN2と第2の出力端子OUT2との間に接続された第2のチョークコイルCH2とから構成されている。第1のチョークコイルCH1および第2のチョークコイルCH2とはトロイダルコアに電線を巻回することにより構成されている。この電線は単線でも撚り線でも良い。この明細書で云うトロイダルコアとは、Mn-Zn系やNi-Zn系等の複合フェライトを高温でリング状に焼結したコアを意味している。
このトロイダルコアをMn-Zn系として内径が約40ミリ、比透磁率μsが約5000のトロイダルコアに、電線を24ターン巻回して第1のチョークコイルCH1および第2のチョークコイルCH2を構成する。この第1のチョークコイルCH1および第2のチョークコイルCH2とからなる雑音除去フィルタ100の1MHzまでの減衰量の周波数特性が図2に示されており、スケールを変えて100MHzまでの減衰量の周波数特性が図3に示されている。図2を参照すると、0.3MHz周辺に約39dBの減衰量のピークがあり、1MHzまでは良好な減衰特性を示している。また、図3を参照すると、周波数が高くなるにつれて減衰量が低下していき、約40MHzにおける減衰量は約14dBまで低下するようになる。そして、40MHz以上の周波数においては次第に減衰量が増加して、約90MHzにおいてピークがあるものの約22dBの減衰量しか得られていない。このように、Mn-Zn系の比透磁率μsが約5000のトロイダルコアを用いた雑音除去フィルタ100は、低域の減衰特性に優れているものの、高域部は40MHz辺りで約14dBの減衰量しか得られず、高域において減衰特性が劣っていることが分かる。
次に、トロイダルコアをMn-Zn系として内径が約31ミリ、比透磁率μsが約2500のトロイダルコアに、電線を22ターン巻回して第1のチョークコイルCH1および第2のチョークコイルCH2とを構成する。この第1のチョークコイルCH1および第2のチョークコイルCH2とからなる雑音除去フィルタ100の1MHzまでの減衰量の周波数特性が図4に示されており、スケールを変えて100MHzまでの減衰量の周波数特性が図5に示されている。図4を参照すると、0.8MHz周辺に約48dBの減衰量のピークがあり、1MHzまでは良好な減衰特性を示している。また、図5を参照すると、周波数が高くなるにつれて減衰量が低下していき、約35MHzにおける減衰量は約17dBまで低下し、約70MHzにおいても約16dBまで減衰量は低下してしまうようになる。そして、70MHz以上の周波数において次第に減衰量が増加して、約100MHzにおいてピークがあるものの約21dBの減衰量しか得られない。このように、Mn-Zn系の比透磁率μsが約2500のトロイダルコアを用いた雑音除去フィルタ100は、低域の減衰特性に優れているものの、高域部は70MHz辺りで約16dBの減衰量しか得られず、高域において減衰特性が劣っていることが分かる。
次に、トロイダルコアをNi-Zn系として内径が約27ミリ、比透磁率μsが約800のトロイダルコアに、電線を18ターン巻回して第1のチョークコイルCH1および第2のチョークコイルCH2とを構成する。この第1のチョークコイルCH1および第2のチョークコイルCH2とからなる雑音除去フィルタ100の1MHzまでの減衰量の周波数特性が図6に示されており、スケールを変えて100MHzまでの減衰量の周波数特性が図7に示されている。図6を参照すると、次第に減衰量が増加するが、1MHz周辺において約23dBの減衰量しか得られておらず、1MHzまで減衰特性は劣っている。また、図7を参照すると、周波数が高くなるにつれて減衰量が増加していき、約35MHz周辺における減衰量は約46dBまで増加する。この場合、約7MHzないし約55MHzの広帯域に渡り40dB以上の減衰量が得られるようになる。そして、60MHz以上の周波数において次第に減衰量は低下して、約95MHzにおいて約12dBの減衰量しか得られないようになる。このように、Ni-Zn系の比透磁率μsが約800のトロイダルコアを用いた雑音除去フィルタ100は、高域の減衰特性に優れているものの、低域部は約20dB前後の減衰量しか得られず、低域において減衰特性が劣っていることが分かる。
以上のように、Mn-Zn系のトロイダルコアとNi-Zn系のトロイダルコアとでは、減衰量の周波数特性が異なることの知見を得たことからなし得た本発明の第1実施例の雑音除去フィルタ1の構成を示す回路図を図8に示す。
図8に示す第1実施例の雑音除去フィルタ1は、平行電線や電力線等の2本の電線を用いる場合の雑音除去フィルタとされている。第1実施例の雑音除去フィルタ1は、低域の減衰特性が優れているMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第1のチョークコイルCH1−1と、高域の減衰特性が優れているNi-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第2のチョークコイルCH1−2とが直列に接続されて第1の入力端子IN1と第1の出力端子OUT1との間に接続されている。また、低域の減衰特性が優れているMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第3のチョークコイルCH1−3と、高域の減衰特性が優れているNi-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第4のチョークコイルCH1−4とが直列に接続されて第2の入力端子IN2と第2の出力端子OUT2との間に接続されている。第1のチョークコイルCH1−1ないし第4のチョークコイルCH1−4に巻回されている電線は、単線でも撚り線でも良い。この第1のチョークコイルCH1−1ないし第4のチョークコイルCH1−4はシールドケース10内に収納されている。
上記説明した第1実施例の雑音除去フィルタ1の使用方法の一例を説明すると、1台目の雑音除去フィルタ1の第1の入力端子IN1と第2の入力端子IN2とが、例えばインバータ装置の出力側に接続され、この雑音除去フィルタ1の第1の出力端子OUT1と第2の出力端子OUT2に平行電線や電力線等の2本の電線がそれぞれ接続される。また、2台目の雑音除去フィルタ1の第1の出力端子OUT1と第2の出力端子OUT2とが、例えばインバータ装置の入力側に接続され、この雑音除去フィルタ1の第1の入力端子IN1と第2の入力端子IN2に、ソーラーパネルに接続されている平行電線等の2本の電線がそれぞれ接続される。このように、雑音を発生するインバータ装置の入力側と出力側にそれぞれ雑音除去フィルタ1を接続することにより、インバータ装置において発生された高周波雑音が、ソーラーパネルに接続されている電線やインバータ装置に接続されている電力線から放射されることを極力防止することができる。
ここで、第1実施例の雑音除去フィルタ1の具体的構成の一例を説明する。第1のチョークコイルCH1−1および第3のチョークコイルCH1−3に使用されているMn-Zn系のトロイダルコアは、内径が約31ミリ、比透磁率μsが約2500であり、電線を22ターン巻回して第1のチョークコイルCH1−1および第3のチョークコイルCH1−3を構成する。また、第2のチョークコイルCH1−2および第4のチョークコイルCH1−4に使用されているNi-Zn系のトロイダルコアは、内径が約27ミリ、比透磁率μsが約800であり、電線を18ターン巻回して第2のチョークコイルCH1−2および第4のチョークコイルCH1−4を構成する。
このように構成した第1のチョークコイルCH1−1ないし第4のチョークコイルCH1−4からなる第1実施例の雑音除去フィルタ1の1MHzまでの減衰量の周波数特性が図10に示されており、スケールを変えて100MHzまでの減衰量の周波数特性が図11に示されている。図10を参照すると、約0.8MHzまでは次第に減衰量が増加していき、0.8MHz周辺に約44dBの減衰量のピークがあり、1MHzまでは良好な減衰特性を示している。また、図11を参照すると、2,3MHz近辺において減衰量は約35dBまで低下するものの、それ以上の周波数において減衰量は増加していき約35MHz周辺における減衰量は約58dBまで増加する。この場合、約4MHzないし約75MHzの広帯域に渡り40dB以上の減衰量が得られるようになる。そして、80MHz以上の周波数において次第に減衰量は低下して、約95MHzにおいて約25dBの減衰量まで低下するようになる。このように、本発明の第1実施例の雑音除去フィルタ1は、低域の減衰特性が優れていると共に、高域の減衰特性も優れていることから、約0.5MHz〜約90MHzの広帯域の周波数帯域において安定した大きな減衰量を得ることができる。また、コモンモードやノーマルモードの雑音によらず、全てのモードの高周波雑音を除去することができる。
次に、本発明の第2実施例の雑音除去フィルタ2の構成を示す回路図を図9に示す。
図9に示す第2実施例の雑音除去フィルタ2は、平行電線や電力線等のアース線を含む3本の電線を用いる場合の雑音除去フィルタとされている。第2実施例の雑音除去フィルタ2は、第1実施例の雑音除去フィルタ1に、アース線上の高周波雑音を除去するためにMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第5のチョークコイルCH2−1と、Ni-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第6のチョークコイルCH2−2とを、アースに接続される第3の入力端子IN3と第3の出力端子OUT3との間に直列接続した構成が付加されており、他の構成は第1実施例の雑音除去フィルタ1と同様とされている。第1のチョークコイルCH1−1ないし第6のチョークコイルCH2−2に巻回されている電線は、単線でも撚り線でも良い。この第1のチョークコイルCH1−1ないし第6のチョークコイルCH2−2はシールドケース20内に収納されている。
上記説明した第2実施例の雑音除去フィルタ2の使用方法の一例を説明すると、1台目の雑音除去フィルタ2の第1の入力端子IN1と第2の入力端子IN2とが、例えばインバータ装置の出力側に接続されると共に第3の入力端子IN3がインバータ装置のアースに接続され、この雑音除去フィルタ2の第1の出力端子OUT1と第2の出力端子OUT2に平行電線や電力線等の2本の電線がそれぞれ接続されると共に、第3の出力端子OUT3にアース線が接続される。また、2台目の雑音除去フィルタ2の第1の出力端子OUT1と第2の出力端子OUT2とが、例えばインバータ装置の入力側に接続されると共に第3の出力端子OUT3がインバータ装置のアースに接続され、この雑音除去フィルタ2の第1の入力端子IN1と第2の入力端子IN2に、ソーラーパネルに接続されている平行電線等の2本の電線がそれぞれ接続されると共に、第3の入力端子IN3にアース線が接続される。このように、雑音を発生するインバータ装置の入力側と出力側にそれぞれ雑音除去フィルタ2を接続することにより、インバータ装置において発生された高周波雑音が、ソーラーパネルに接続されている電線やインバータ装置に接続されている電力線から放射されることを極力防止することができる。なお、ソーラーパネルとインバータ装置とを接続する電線が2線でアース線がない場合は、インバータ装置の入力側に第1実施例の雑音除去フィルタ1を接続して2線の電線でソーラーパネルと接続すればよい。
ここで、第2実施例の雑音除去フィルタ2の具体的構成の一例を説明する。第1のチョークコイルCH1−1、第3のチョークコイルCH1−3および第5のチョークコイルCH2−1に使用されているMn-Zn系のトロイダルコアは、内径が約31ミリ、比透磁率μsが約2500であり、電線を22ターン巻回して第1のチョークコイルCH1−1、第3のチョークコイルCH1−3および第5のチョークコイルCH2−1を構成する。また、第2のチョークコイルCH1−2、第4のチョークコイルCH1−4および第6のチョークコイルCH2−2に使用されているNi-Zn系のトロイダルコアは、内径が約27ミリ、比透磁率μsが約800であり、電線を18ターン巻回して第2のチョークコイルCH1−2、第4のチョークコイルCH1−4および第6のチョークコイルCH2−2を構成する。
このように構成した本発明の第2実施例の雑音除去フィルタ2も、低域の減衰特性が優れていると共に、高域の減衰特性も優れていることから、第1実施例の雑音除去フィルタ1と同様に、約0.5MHz〜約90MHzの広帯域の周波数帯域において安定した大きな減衰量を得ることができる。また、コモンモードやノーマルモードの雑音によらず、全てのモードの高周波雑音を除去することができる。
次に、本発明の第3実施例の雑音除去フィルタ3の構成を示す回路図を図12に示す。
図12に示す第3実施例の雑音除去フィルタ3は、平行電線や電力線等の2本の電線を用いる場合の雑音除去フィルタとされている。第3実施例の雑音除去フィルタ3は、第1実施例の雑音除去フィルタ1において、第1のチョークコイルCH1−1の前に直列に低域の減衰特性が優れている比透磁率が第1のチョークコイルCH1−1とは異なるMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第5のチョークコイルCH3−1を接続し、第3のチョークコイルCH1−3の前に直列に低域の減衰特性が優れている比透磁率が第3のチョークコイルCH1−3とは異なるMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第6のチョークコイルCH3−2を接続した構成が付加されており、他の構成は第1実施例の雑音除去フィルタ1と同様とされている。なお、第1のチョークコイルCH1−1ないし第6のチョークコイルCH3−2に巻回されている電線は、単線でも撚り線でも良い。この第1のチョークコイルCH1−1ないし第6のチョークコイルCH3−2はシールドケース30内に収納されている。
上記説明した第3実施例の雑音除去フィルタ3の使用方法は、上記した第1実施例の雑音除去フィルタ1と同様とされる。詳細な説明は省略するが、雑音を発生するインバータ装置の入力側と出力側にそれぞれ雑音除去フィルタ3を接続することにより、インバータ装置において発生された高周波雑音が、ソーラーパネルに接続されている電線やインバータ装置に接続されている電力線から放射されることを極力防止することができる。
ここで、第3実施例の雑音除去フィルタ3の具体的構成の一例を説明する。第1のチョークコイルCH1−1および第3のチョークコイルCH1−3に使用されているMn-Zn系のトロイダルコアは、内径が約31ミリ、比透磁率μsが約2500であり、電線を22ターン巻回して第1のチョークコイルCH1−1および第3のチョークコイルCH1−3を構成する。また、第2のチョークコイルCH1−2および第4のチョークコイルCH1−4に使用されているNi-Zn系のトロイダルコアは、内径が約27ミリ、比透磁率μsが約800であり、電線を18ターン巻回して第2のチョークコイルCH1−2および第4のチョークコイルCH1−4を構成する。さらに、第5のチョークコイルCH3−1および第6のチョークコイルCH3−2に使用されているMn-Zn系のトロイダルコアは、内径が約40ミリ、比透磁率μsが約5000であり、電線を24ターン巻回して第5のチョークコイルCH3−1および第6のチョークコイルCH3−2を構成する。
このように構成した第1のチョークコイルCH1−1ないし第6のチョークコイルCH3−2からなる第3実施例の雑音除去フィルタ3の1MHzまでの減衰量の周波数特性が図14に示されており、スケールを変えて100MHzまでの減衰量の周波数特性が図15に示されている。図14を参照すると、約0.2MHzまでは急激に減衰量が増加していき、0.2MHz周辺において約40dBの減衰量が得られている。さらに周波数が高くなるにつれて減衰量は増加していき、0.8MHz周辺に約51dBの減衰量のピークがあり、1MHzまでは良好な減衰特性を示している。また、図14を参照すると、2,3MHz近辺において減衰量は約42dBまで低下するものの、それ以上の周波数において減衰量は増加していき約30MHz周辺における減衰量は約70dBまで増加する。30MHzを超えると減衰量は緩やかに低下していくが、100MHzまでは約49dB以上の減衰量が得られている。そして、約0.2MHzないし約100MHzの広帯域に渡り40dB以上の減衰量が得られるようになる。このように、本発明の第3実施例の雑音除去フィルタ3は、低域の減衰特性が優れていると共に、高域の減衰特性も優れていることから、約0.2MHz〜約100MHzの広帯域の周波数帯域において安定した大きな減衰量を得ることができる。また、コモンモードやノーマルモードの雑音によらず、全てのモードの高周波雑音を除去することができる。
次に、本発明の第4実施例の雑音除去フィルタ4の構成を示す回路図を図13に示す。
図13に示す第2実施例の雑音除去フィルタ4は、平行電線や電力線等のアース線を含む3本の電線を用いる場合の雑音除去フィルタとされている。第4実施例の雑音除去フィルタ4は、第2実施例の雑音除去フィルタ2において、第1のチョークコイルCH1−1の前に直列に低域の減衰特性が優れている比透磁率が第1のチョークコイルCH1−1とは異なるMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第7のチョークコイルCH3−1を接続し、第3のチョークコイルCH1−3の前に直列に低域の減衰特性が優れている比透磁率が第3のチョークコイルCH1−3とは異なるMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第8のチョークコイルCH3−2を接続し、第5のチョークコイルCH2−1の前に直列に低域の減衰特性が優れている比透磁率が第5のチョークコイルCH2−1とは異なるMn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回することにより構成された第9のチョークコイルCH3−3を接続した構成が付加されており、他の構成は第2実施例の雑音除去フィルタ2と同様とされている。なお、第1のチョークコイルCH1−1ないし第9のチョークコイルCH3−3に巻回されている電線は、単線でも撚り線でも良い。この第1のチョークコイルCH1−1ないし第9のチョークコイルCH3−3はシールドケース40内に収納されている。
上記説明した第4実施例の雑音除去フィルタ4の使用方法は、上記した第2実施例の雑音除去フィルタ2と同様とされる。詳細な説明は省略するが、雑音を発生するインバータ装置の入力側と出力側にそれぞれ雑音除去フィルタ4を接続することにより、インバータ装置において発生された高周波雑音が、ソーラーパネルに接続されている電線やインバータ装置に接続されている電力線から放射されることを極力防止することができる。なお、ソーラーパネルとインバータ装置とを接続する電線が2線でアース線がない場合は、インバータ装置の入力側に第3実施例の雑音除去フィルタ3を接続して2線の電線でソーラーパネルと接続すればよい。
ここで、第4実施例の雑音除去フィルタ4の具体的構成の一例を説明する。第1のチョークコイルCH1−1、第3のチョークコイルCH1−3および第5のチョークコイルCH2−1に使用されているMn-Zn系のトロイダルコアは、内径が約31ミリ、比透磁率μsが約2500であり、電線を22ターン巻回して第1のチョークコイルCH1−1、第3のチョークコイルCH1−3および第5のチョークコイルCH2−1を構成する。また、第2のチョークコイルCH1−2、第4のチョークコイルCH1−4および第6のチョークコイルCH2−2に使用されているNi-Zn系のトロイダルコアは、内径が約27ミリ、比透磁率μsが約800であり、電線を18ターン巻回して第2のチョークコイルCH1−2、第4のチョークコイルCH1−4および第6のチョークコイルCH2−2を構成する。さらに、第7のチョークコイルCH3−1、第8のチョークコイルCH3−2および第9のチョークコイルCH3−3に使用されているMn-Zn系のトロイダルコアは、内径が約40ミリ、比透磁率μsが約5000であり、電線を24ターン巻回して第7のチョークコイルCH3−1、第8のチョークコイルCH3−2および第9のチョークコイルCH3−3を構成する。
このように構成した本発明の第4実施例の雑音除去フィルタ4も、低域の減衰特性が優れていると共に、高域の減衰特性も優れていることから、第3実施例の雑音除去フィルタ3と同様に、約0.2MHz〜約100MHzの広帯域の周波数帯域において安定した大きな減衰量を得ることができる。また、コモンモードやノーマルモードの雑音によらず、全てのモードの高周波雑音を除去することができる。
以上説明した本発明にかかる雑音除去フィルタにおいて、Mn-Zn系のトロイダルコアに電線を巻回する場合は、Mn-Zn系のフェライトの比抵抗が10〜数百Ω・cmと小さいことから、Mn-Zn系のトロイダルコアに巻回する電線には絶縁被覆を施した構造の電線を用いるようにする。また、Ni-Zn系のフェライトの比抵抗は105Ω・cm以上と非常に高いが、巻回した電線同士の短絡を防止するためにNi-Zn系のトロイダルコアに巻回する電線には、絶縁被覆を施した構造の電線を用いることが好適とされる。
さらに、上記の説明ではリング状のトロイダルコアを用いるようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、断面形状が楕円形や矩形のリング状のコアを用いることができる。また、上記説明したトロイダルコアの形状や寸法、及び電線の巻き数は一例であり、本発明は他のトロイダルコアの形状や寸法、及び電線の巻き数としても良い。さらに、入出力端子間に直列接続するチョークコイルの数を4以上としても良い。この場合、高域において優れた減衰量を得ることができるチョークコイルを少なくとも一つと、低域において優れた減衰量を得ることができるチョークコイルを少なくとも一つを直列接続する。
なお、平行電線を第1,2の入出力端子共用のトロイダルコアに巻回することにより、コモンモードの雑音のみを除去するコモンモードフィルタとすることができる。
1 雑音除去フィルタ、2 雑音除去フィルタ、3 雑音除去フィルタ、4 雑音除去フィルタ、10 シールドケース、20 シールドケース、30 シールドケース、40 シールドケース、100 雑音除去フィルタ、200 ラインフィルタ、300 ラインフィルタ、400 ラインフィルタ、410 モデム、411 第1のチョークコイル、412 第2のチョークコイル、413 プラグ

Claims (2)

  1. Mn-Zn系のトロイダルコアに導体線を巻回した少なくとも1つの第1のチョークコイルと、Ni-Zn系のトロイダルコアに導体線を巻回した少なくとも1つの第2のチョークコイルとの直列接続回路が入力端子と出力端子との間に接続されており、
    前記入力端子と前記出力端子との対が少なくとも2対とされていることを特徴とする雑音除去フィルタ。
  2. Mn-Zn系の比透磁率が相互に異なる2つのトロイダルコアにそれぞれ導体線を巻回した2つの第1のチョークコイルと、Ni-Zn系のトロイダルコアに導体線を巻回した第2のチョークコイルとの直列接続回路が、前記入力端子と前記出力端子との間に接続されており、
    前記入力端子と前記出力端子との対が少なくとも2対とされていることを特徴とする雑音除去フィルタ。
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