JPS5940751Y2 - 単巻型ハイブリッドトランス - Google Patents
単巻型ハイブリッドトランスInfo
- Publication number
- JPS5940751Y2 JPS5940751Y2 JP9484779U JP9484779U JPS5940751Y2 JP S5940751 Y2 JPS5940751 Y2 JP S5940751Y2 JP 9484779 U JP9484779 U JP 9484779U JP 9484779 U JP9484779 U JP 9484779U JP S5940751 Y2 JPS5940751 Y2 JP S5940751Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- hybrid transformer
- load
- voltage
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は信号の分配および結合のために使用するハイブ
リッドトランスに関し、特に単巻型のハイブリッドトラ
ンスに関する。
リッドトランスに関し、特に単巻型のハイブリッドトラ
ンスに関する。
従来の単巻型ハイブリッドトランスは、第1図に示すよ
う□、磁心に2巻線を巻装し、第1巻線10巻始め2お
よび巻終り3と、第2巻線40巻終り5のそれぞれと接
地との間にそれぞれ負荷6゜γおよび8を接続し、第1
巻線10巻終り3と第2巻線40巻始め9とを接続し、
第1巻線10巻始め2と第2巻線40巻終り5との間に
平衡負荷10を接続している。
う□、磁心に2巻線を巻装し、第1巻線10巻始め2お
よび巻終り3と、第2巻線40巻終り5のそれぞれと接
地との間にそれぞれ負荷6゜γおよび8を接続し、第1
巻線10巻終り3と第2巻線40巻始め9とを接続し、
第1巻線10巻始め2と第2巻線40巻終り5との間に
平衡負荷10を接続している。
なお、第1図では、2巻線1および40巻数比はl:l
としている。
としている。
この場合の各負荷インピーダンス6.7,8および10
をそれぞれ2□、z2.z3およびz4とすると、終端
条件は2Z□=4z2=2z3=z4となる。
をそれぞれ2□、z2.z3およびz4とすると、終端
条件は2Z□=4z2=2z3=z4となる。
このような単巻型ハイブリッドトランスにおいて、トラ
ンスが理想的な場合、負荷6かも負荷8への信号の伝送
および負荷γから負荷10への信号の伝達は無い。
ンスが理想的な場合、負荷6かも負荷8への信号の伝送
および負荷γから負荷10への信号の伝達は無い。
一般に、ハイブリッドトランスが理想トランスの場合、
負荷6に電源11を接続すると第1巻線10巻始め2に
電圧Eoが印加され、第2巻線40巻終り5にその印加
電圧、EOと逆向の電流12を生ずる。
負荷6に電源11を接続すると第1巻線10巻始め2に
電圧Eoが印加され、第2巻線40巻終り5にその印加
電圧、EOと逆向の電流12を生ずる。
一方、平衡負荷10を介しで印加電圧Eoと同じ向きの
電流i3が流れ、この電流i3と上述の電流12とが打
ち消し合うため、負荷8には電圧E1が発生することは
ない。
電流i3が流れ、この電流i3と上述の電流12とが打
ち消し合うため、負荷8には電圧E1が発生することは
ない。
しかしながら、実際のハイブリッドトランスにおいては
、第1および第2巻線を通じて生ずる逆向きの電流12
は、第2図に示すように、印加電圧EOに対し、巻線長
に相当する時間t1だげ遅れる。
、第1および第2巻線を通じて生ずる逆向きの電流12
は、第2図に示すように、印加電圧EOに対し、巻線長
に相当する時間t1だげ遅れる。
また、平衡負荷10を通って流れる電流i3には、印加
電圧Eoに対する時間遅れは無い。
電圧Eoに対する時間遅れは無い。
したがって、負荷8には、遅延時間0 ” t 1まで
の間は平衡負荷抵抗10を通って流れる電流i3が打ち
消されること無く残り、漏れ電圧E□が生じる。
の間は平衡負荷抵抗10を通って流れる電流i3が打ち
消されること無く残り、漏れ電圧E□が生じる。
このハイブリッドトランスの漏れ電圧E1の周波数特性
である分離度(−2(MogE□ −dB)は、第4図Aに示すように、高周波程悪O 化する。
である分離度(−2(MogE□ −dB)は、第4図Aに示すように、高周波程悪O 化する。
分離度を改善するために巻線長を極力値<シ、遅延時間
t1を少なくすると、高域部分の特性は改善されるが、
トランスのインダクタンスが減少するとともに巻線1お
よび4を通る逆向きの電流i2が小さくなり、今度は、
中低域において、分離度が悪化する。
t1を少なくすると、高域部分の特性は改善されるが、
トランスのインダクタンスが減少するとともに巻線1お
よび4を通る逆向きの電流i2が小さくなり、今度は、
中低域において、分離度が悪化する。
このように、従来の・・イブリッドトランスでは中低域
の分離度を良くすると、高域で劣化し、高域の分離度を
良くすると、中低域が劣化するといった欠点がある。
の分離度を良くすると、高域で劣化し、高域の分離度を
良くすると、中低域が劣化するといった欠点がある。
本考案の目的は上述の欠点を除去し中低域の分離度を劣
化させることなしに高域の分離度を大巾に改善した広帯
域な単巻型・・イブリッドトランスを提供することにあ
る。
化させることなしに高域の分離度を大巾に改善した広帯
域な単巻型・・イブリッドトランスを提供することにあ
る。
次に図面を参照して、本考案を詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す回路図である。
第3図において、本考案の単巻型ハイブリッドトランス
は、磁心に2巻線を巻装し、第1巻線12の巻始め13
と巻終り14と第2巻線150巻終り16のそれぞれに
負荷回路17,18および19を介して接地し、第1巻
線120巻終り14と第2巻線15の巻始め20とを接
続し、第1巻線12の巻始め13と第2巻線150巻終
り16との間に遅延回路21を介して平衡負荷22に接
続している。
は、磁心に2巻線を巻装し、第1巻線12の巻始め13
と巻終り14と第2巻線150巻終り16のそれぞれに
負荷回路17,18および19を介して接地し、第1巻
線120巻終り14と第2巻線15の巻始め20とを接
続し、第1巻線12の巻始め13と第2巻線150巻終
り16との間に遅延回路21を介して平衡負荷22に接
続している。
次にこのような構成の単巻型ハイブリッドトランスの動
作を説明する。
作を説明する。
今、負荷17にステップパルス電源23を接続し、T=
Oで立上るとした時、各部の電圧電流を第4図に示す。
Oで立上るとした時、各部の電圧電流を第4図に示す。
第3図および第4図において第1巻線12に誘導され、
第2巻線150巻終り16に流れる逆向きの電流i2は
、巻線長に相当する遅延時間t0後に流れる。
第2巻線150巻終り16に流れる逆向きの電流i2は
、巻線長に相当する遅延時間t0後に流れる。
そこで負荷22を流れる電流i3は遅延回路21の遅延
時間をtlにすることより、負荷19には大きさが同じ
で正の電流が同時に流れ、電圧E1は発生しない。
時間をtlにすることより、負荷19には大きさが同じ
で正の電流が同時に流れ、電圧E1は発生しない。
このことは、第1 巻線12および第2巻線150巻線
長にかかわらず、負荷17に電圧を加えても、負荷19
には電圧は生じないことを意味する。
長にかかわらず、負荷17に電圧を加えても、負荷19
には電圧は生じないことを意味する。
また負荷の終端条件は変わっていないので、ハイブリッ
ドトランスとしての伝送特性に影響ないのは容易に理解
できるところである。
ドトランスとしての伝送特性に影響ないのは容易に理解
できるところである。
第5図は本考案の効果を明らかにする一実験例で、分離
度の周波数特性を示した図である。
度の周波数特性を示した図である。
図中Bは本考案を示し、従来例Aと比較し、大巾に改善
されていることがわかる。
されていることがわかる。
以上のように、本考案の単巻型ハイブリッドトランスに
おいては平衡負荷に1個以上の遅延回路を付加し、巻線
による遅延時間と一致させるよう構成されているため、
伝送特性を劣化させることなく分離度を大巾に改善でき
る。
おいては平衡負荷に1個以上の遅延回路を付加し、巻線
による遅延時間と一致させるよう構成されているため、
伝送特性を劣化させることなく分離度を大巾に改善でき
る。
尚、本考案は上記に限られることなく、磁心形状や第1
巻線と第2巻線の巻数比によらず、実現でき、第6図に
示すように遅延回路24および25を複数に分割しても
良く、また、第7図に示すように平衡負荷との間に平衡
不平衡変換トランス26を挿入しても良く、さらに、各
負荷は任意の回路を接続しても良く、遅延回路の種類に
依存しない。
巻線と第2巻線の巻数比によらず、実現でき、第6図に
示すように遅延回路24および25を複数に分割しても
良く、また、第7図に示すように平衡負荷との間に平衡
不平衡変換トランス26を挿入しても良く、さらに、各
負荷は任意の回路を接続しても良く、遅延回路の種類に
依存しない。
第1図は従来の単巻型−・イブリッドトランスの接続図
、第2図は第1図の各部の電圧・電流を示す説明図、第
3図は本考案の一実施例を示す接続図、第4図は第3図
の動作の説明図、第5図は本考案の効果を示す特性図、
第6図および第7図は本考案の他の実施例を示す接続図
である。 第1図、第3図、第6図および第1図において、1.1
2・・・・・・第1巻線;2,9,13,20・・・・
・・巻始め、3,5,14,16・・・・・・巻終り、
4,15・・・・・・第2巻線、6,7,8,10,1
7,18゜19.22・・・・・・負荷、it、23・
・・・・・電源、21゜24.25・・・・・・遅延回
路。
、第2図は第1図の各部の電圧・電流を示す説明図、第
3図は本考案の一実施例を示す接続図、第4図は第3図
の動作の説明図、第5図は本考案の効果を示す特性図、
第6図および第7図は本考案の他の実施例を示す接続図
である。 第1図、第3図、第6図および第1図において、1.1
2・・・・・・第1巻線;2,9,13,20・・・・
・・巻始め、3,5,14,16・・・・・・巻終り、
4,15・・・・・・第2巻線、6,7,8,10,1
7,18゜19.22・・・・・・負荷、it、23・
・・・・・電源、21゜24.25・・・・・・遅延回
路。
Claims (1)
- 磁心に2巻線を巻装した単巻型ハイブリッドトランスに
おいて、第1の巻線の巻始めおよび巻終りと前記第2巻
線の巻終りとをそれぞれ異なる負荷回路を介しで接地し
、前記第1巻線の巻終りと前記第2巻線の巻始を接続し
、前記第1巻線の巻始と前記第2巻線の巻終りとの間に
少なくとも1個の遅延回路を介して平衡負荷回路を接続
して構成されたことを特徴とする単巻型ハイブリッドト
ランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9484779U JPS5940751Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 | 単巻型ハイブリッドトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9484779U JPS5940751Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 | 単巻型ハイブリッドトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5612315U JPS5612315U (ja) | 1981-02-02 |
JPS5940751Y2 true JPS5940751Y2 (ja) | 1984-11-20 |
Family
ID=29327719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9484779U Expired JPS5940751Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 | 単巻型ハイブリッドトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940751Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-10 JP JP9484779U patent/JPS5940751Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5612315U (ja) | 1981-02-02 |
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