JP3509436B2 - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

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JP3509436B2
JP3509436B2 JP32123896A JP32123896A JP3509436B2 JP 3509436 B2 JP3509436 B2 JP 3509436B2 JP 32123896 A JP32123896 A JP 32123896A JP 32123896 A JP32123896 A JP 32123896A JP 3509436 B2 JP3509436 B2 JP 3509436B2
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一彰 大西
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は民生あるいは産業用
電子機器に使用されるノイズフィルタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電源ラインに用いられるノイズフ
ィルタとして、図16、図17に示すようなものが知ら
れている。図16、図17はそれぞれ、従来のノイズフ
ィルタの磁気回路構成の模式図を示している。同図にお
いて、30はロの字形磁心、31はI形磁心、32,3
3はコイル、34はUU形磁心、35はEI形磁心、3
6,37はコイル、AはACライン電流、Bはノーマル
モードノイズ、Cはコモンモードノイズ、φAはACラ
イン電流により発生する磁束、φBはノーマルモードノ
イズにより発生する磁束、φCはコモンモードノイズに
より発生する磁束を示している。
【0003】図16に示す磁気回路構成を有する従来の
ノイズフィルタは、外側をフェライト材等の透磁率の高
い磁性材のロの字形磁心30で構成し、中央磁脚に圧粉
鉄心材等の高磁束飽和密度の磁性材の上記とは異種のI
形磁心31を組合せた日の字形磁心を用いて、ロの字形
磁心30の側磁脚のそれぞれにコイル32,33を巻線
する。
【0004】このとき、ACライン電流Aに対して発生
する磁束φAは、実線で示す方向になるようにそれぞれ
のコイル32,33を巻回する。この結果、ACライン
電流Aにより発生した磁束φAは、磁気飽和特性に優れ
るI形磁心31が存在する磁路を流れるため、この磁束
φAに対する使用状態での磁気飽和を起こさないように
できる。
【0005】この状態で、ノーマルモードノイズBの成
分に対しては、点線で示す方向に磁束φBは発生し、ノ
ーマルモードインダクタンスを確保することができる。
【0006】さらにコモンモードノイズCの成分に対し
ては、一点鎖線で示す方向に磁束φCは発生し、コモン
モードインダクタンスを確保することができる。ここ
で、磁束φCは磁気抵抗の高い中央磁脚のI形磁心31
を流れず、外側のロの字形磁心30を流れるため、コモ
ンモードノイズC成分に対しては大きなインダクタンス
値が得られる。
【0007】このようにして図16に示す磁気回路を有
する従来のノイズフィルタは、一個の部品でコモン及び
ノーマルモードノイズに対するノイズ減衰作用が得られ
る。
【0008】図17に示す磁気回路構成を有する従来の
ノイズフィルタは、フェライト材等の透磁率の高い磁性
材からなるUU形磁心34と圧粉鉄心材等の高磁束飽和
密度の磁性材からなるEI形磁心35を組合せ、この2
つの磁心34,35にまたがるようにコイル36,37
を巻線する。
【0009】このとき、ACライン電流Aにより発生す
る磁束φAは、それぞれの磁心34,35において、実
線で示す方向になるようにコイル36,37を巻回す
る。この結果、高磁束飽和密度の磁性材からなるEI形
の磁心35においては、磁気飽和特性に優れるため、こ
の磁束φAに対する使用状態での磁気飽和を起こさない
ようにできる。
【0010】一方、透磁率の高い磁性材からなるUU形
磁心34においては、この磁路内で磁束φAが相殺され
る方向に発生するため、使用状態で磁気飽和を起こすこ
とはない。
【0011】この状態で、ノーマルモードノイズBの成
分に対しては、高磁束飽和密度の磁性材からなるEI形
磁心35内で点線で示す方向に磁束φBは発生し、ノー
マルモードインダクタンスを確保することができる。
【0012】さらにコモンモードノイズCの成分に対し
ては、透磁率の高い磁性材からなるUU形磁心34内で
一点鎖線で示す方向に磁束φCは発生し、コモンモード
インダクタンスを確保することができる。ここで、使用
される磁心は高い透磁率の磁性材で構成されているた
め、コモンモードノイズC成分に対しては大きなインダ
クタンス値が得られる。
【0013】このようにして図17に示す磁気回路を有
する従来のノイズフィルタは、一個の部品でコモン及び
ノーマルモードノイズに対するノイズ減衰作用が得られ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の従来のノイズフィルタも一個の部品でコモン及びノー
マルノイズB,C成分に対して対策できるが、図17に
示す構成では、完全に独立した2種の磁心34,35を
必要とするため、コストアップは避けられない。さら
に、製造面においても、2種の磁心34,35を使用す
ることは、工程が複雑となるという問題があった。
【0015】一方、図16に示す構成では、1種のロの
字形磁心30と簡単な形状のI形磁心31を組合せるだ
けで比較的簡単な構成であるが、特性面から見れば、同
一磁心内でコモンとノーマルモードインダクタンスを複
合させているため、コモンモードにおいて、ノーマルモ
ードの磁路はACライン電流Aにより発生する磁束φA
に対してパス磁路となり磁気飽和特性が大きく悪化して
しまう問題がある。
【0016】また、用いる高磁束飽和密度の磁性材から
なるI形磁心31からは、リーケージフラックスが発生
するにもかかわらず、完全にむき出しの構造となってい
るため、リーケージフラックスの大きいノイズフィルタ
となってしまうことも問題である。
【0017】さらに、図16、図17に示す従来のノイ
ズフィルタでは、コモンとノーマルモードのインダクタ
ンスのバランスを変化させる仕様を構成するには磁性材
の断面積や材質を変化させなければならず、実質的にこ
のような仕様変更に対する対応は不可能といった問題が
あった。
【0018】本発明は以上のような従来の欠点を除去
し、特性が安定しリーケージフラックスの少ないノイズ
フィルタを提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のノイズフィルタは、日の字形磁心と第1のコ
イルと第2のコイルからなり、いずれか一方のコイルが
日の字形磁心の中央磁脚および両外側磁脚の少なくとも
いずれか1つの磁脚に巻回され、他方のコイルを中央磁
脚と両外側磁脚のいずれか一方にまたがるように巻回さ
れた構成としたものである。
【0020】この構成とすることにより信頼性が高く、
低コストで高品質なものとすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、日の字形磁心と第1のコイルと第2のコイルとから
なり、いずれか一方のコイルが日の字形磁心の中央磁脚
および両外側磁脚の少なくともいずれか1つの磁脚に巻
回され、他方のコイルが中央磁脚と両外側磁脚のいずれ
か一方にまたがるように巻回されて構成され、コモン及
びノーマルモードノイズに対するノイズ減衰作用が得ら
れ、低コストでリーケージフラックスを抑制できること
になる。
【0022】請求項2に記載の発明は、第1のコイルが
中央磁脚と一方の外側磁脚にまたがるように巻回され、
第2のコイルが中央磁脚と他方の外側磁脚にまたがるよ
うに巻回された構成であり、コモンとノーマルモードの
インダクタンスの大きなものが得られることになる。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2の構成
に加えて第1のコイルと第2のコイルがともに中央磁脚
より外側磁脚に多く巻線した構成としたものであり、コ
イルの巻数比率を変えることによってインダクタンスの
バランス仕様変更の対応が柔軟に行えることになる。
【0024】請求項4に記載の発明は、第1のコイルが
一方の外側磁脚に巻回され、第2のコイルが中央磁脚と
第1のコイルが巻回された一方の外側磁脚にまたがるよ
うに巻回された構成であり、磁気飽和特性の大きな悪化
が抑制できることになる。
【0025】請求項5に記載の発明は、第1のコイルが
中央磁脚のみに巻回され、第2のコイルが中央磁脚とい
ずれか一方の外側磁脚にまたがるように巻回された構成
であり、大きなインダクタンスが得られリーケージフラ
ックスの抑制も可能となる。
【0026】請求項6に記載の発明は、日の字形磁心と
してEE形磁心を組合せて構成したもので、1種類の材
料で構成されるため低コスト化、製造工程の簡素化が図
れる。
【0027】請求項7に記載の発明は、日の字形磁心と
してロの字形磁心とI形磁心を組合せたものを用いてお
り、これも磁心が低コストで組立てが容易となる。
【0028】請求項8に記載の発明は、日の字形磁心と
してロの字形磁心の共通磁脚を一方に延長した形状のも
のと、I形磁心を組合せたものであり、これも磁心が低
コストで組立てが容易となる。
【0029】請求項9に記載の発明は、日の字形磁心と
してロの字形磁心とコの字形磁心を組合せたものであ
り、この構成も低コストで組立てが容易となる。
【0030】請求項10に記載の発明は、日の字形磁心
の中央磁脚の断面積と両外側磁脚の断面積と共通磁脚の
断面積の比を1:0.4〜0.6:0.4〜0.6とし
たもので、磁心内の磁束の均一化が図れ、磁心の小形
化、低コスト化が図れる。
【0031】請求項11に記載の発明は、請求項5に記
載の構成に加えて第2のコイルを巻回した一方の外側磁
脚の断面積と、第1のコイルと第2のコイルを巻回した
中央磁脚の断面積と、コイルの巻回されない他方の外側
磁脚の断面積と、共通磁脚の断面積の比を1:0.56
〜1:0.25〜0.66:0.56〜1としたもので
あり、磁心内の磁束の均一化が図れ、磁心の小形化、低
コスト化が図れることになる。
【0032】以下、本発明の具体的な実施の形態につい
て説明する。 (実施の形態1)以下本発明の実施の形態1を図面を用
いて説明する。本発明の実施の形態1を示す図1から図
5について説明を省略する。
【0033】図1、図2、図4、図5は、本発明の実施
の形態1を示すノーマル及びコモンノイズ成分に対し
て、一つの部品で対策できるノイズフィルタの磁気回路
構成の模式図で、図3は本発明のノイズフィルタの磁心
の磁束密度分布量をシミュレーションした結果を指数で
示したものである。
【0034】同図において、1は日の字形磁心、2aは
日の字形磁心1の一方の外側磁脚、2bは日の字形磁心
1の他方の外側磁脚、3は日の字形磁心1の中央磁脚、
4は日の字形磁心1の共通磁脚、5は磁気ギャップ、
6,6aは第1のコイル、7,7aは第2のコイル、8
はロの字形磁心、9はI形磁心を示している。
【0035】以下機構を説明すると、図1に示すノイズ
フィルタは、中央磁脚3に磁気ギャップ5を設けた高い
透磁率を持つフェライト材からなるEE形磁心を組合せ
て構成した日の字形磁心1の中央磁脚3と一方の外側磁
脚2aに第1のコイル6をまたがるように巻線し、さら
に第2のコイル7を日の字形磁心1の中央磁脚3と他方
の外側磁脚2bにまたがるように巻線する。
【0036】図2に示すノイズフィルタは、図1の磁気
回路構成において、第1、第2のコイル6,7のそれぞ
れを日の字形磁心1の中央磁脚3と外側磁脚2a,2b
にまたがるように巻線する第1、第2のコイル6,7と
同時に、外側磁脚2a,2bのみにも巻線するコイル6
a,7aを設けたものである。
【0037】このとき、ACライン電流Aにより発生す
る磁束φAは、実線で示す方向になるように、第1、第
2のコイル6,7,6a,7aをそれぞれ巻回する。
【0038】この結果、ACライン電流Aにより両外側
磁脚2a,2bに発生した磁束φAは互いに相殺しあ
い、中央磁脚3に発生した磁束φAは、磁気ギャップ5
を持つ磁気飽和特性に優れる中央磁脚3が存在する磁路
を流れるため、この磁束φAに対する使用状態での磁気
飽和を起こさないようにできる。
【0039】この状態で、ノーマルモードノイズBの成
分に対しては、点線で示す方向に磁束φBは発生し、ノ
ーマルモードインダクタンスを確保することができる。
【0040】さらにコモンモードノイズCの成分に対し
ては、一点鎖線で示す方向に磁束φCは発生し、コモン
モードインダクタンスを確保することができる。ここ
で、磁束φCは磁気抵抗の高い中央磁脚3を流れず、外
側磁脚2a,2b、共通磁脚4を流れるため、コモンモ
ードノイズC成分に対しては大きなインダクタンス値が
得られる。
【0041】以上のように本実施の形態1の図1、図2
に示す磁気回路を有するノイズフィルタは、従来と同
様、一個の部品でコモン及びノーマルモードノイズに対
するノイズ減衰作用が得られる。
【0042】特性面からみれば、同一の日の字形磁心1
内でコモンとノーマルモードインダクタンスを複合させ
ているにもかかわらず、コモンモードにおいて従来のよ
うにノーマルモードの磁路が、ACライン電流Aにより
発生した磁束φAのパス回路となりにくく、磁気飽和特
性の大きな悪化が抑制される。
【0043】これは、日の字形磁心1の中央磁脚3と外
側磁脚2a,2bにまたがって巻回された第1のコイル
6,6aと第2のコイル7,7aが中央磁脚3から磁束
φAが発生する磁気回路構成のため、ノーマルモードの
磁路が磁束のパス回路になりにくいためである。
【0044】また、磁気飽和特性を向上させるために設
けた磁気ギャップ5からは、リーケージフラックスが発
生するが、完全にコイルで覆った内鉄形の巻線構造とな
っているため、リーケージフラックスの抑制も可能とな
る。
【0045】一方、構造面では1種の日の字形磁心1で
構成されているため、低コスト化、製造工程の簡素化が
図れる。
【0046】さらに、図2のような巻線構造を構成する
ことによって、コモンとノーマルモードのインダクタン
スのバランスを変化させる仕様を構成するには、第1の
コイル6,6a及び第2のコイル7,7aのそれぞれを
日の字形磁心1の中央磁脚3と外側磁脚2a,2bにま
たがるように巻線したコイル6,7と、外側磁脚2a,
2bのみに巻線したコイル6a,7aの巻数比率を変化
させるだけで可能となる。
【0047】従って、従来のように用いる磁性材の断面
積や材質を変化させなくてもよく、インダクタンスのバ
ランス仕様変更対応は柔軟に行うことができる利点を有
するものである。
【0048】次に、図3に上述の実施の形態1の日の字
形磁心1の磁路内を流れる磁束密度分布量をシミュレー
ションし、その結果を指数で示した。
【0049】ここで、日の字形磁心1の中央磁脚3の断
面積:両外側磁脚2a,2bの断面積:共通磁脚4の断
面積の比は2:1:1として磁束密度分布量のシミュレ
ーションを行った。
【0050】この結果、それぞれの磁脚の磁束密度分布
量指数から、日の字形磁心1の中央磁脚3の断面積:両
外側磁脚2a,2bの断面積:共通磁脚4の断面積の比
が1:0.4〜0.6:0.4〜0.6の範囲内の磁心
を構成とすることにより、本実施の形態1における磁心
内の磁束の均一化が図られ、磁心の小形化、低コスト化
が図れることが明らかになった。
【0051】つまり、この磁心を用いて構成したノイズ
フィルタは小形化、低コスト化が可能となる。
【0052】この他、本実施の形態1では日の字形磁心
1の材料として、フェライトを例にとり説明をしている
が、他の磁心材料でもよい。これは、以下の実施の形態
においても同様である。
【0053】さらに、図4、図5に示すように、日の字
形磁心1の中央磁脚3に磁気ギャップ5を構成せずに、
フェライト材等の透磁率の高い磁性材のロの字形磁心8
と異種の圧粉鉄心等の高磁束飽和密度の磁性材のI形磁
心9とを組合せて用いて構成しても同様の効果が得られ
ることはいうまでもない。
【0054】(実施の形態2)図6から図9は、本発明
の実施の形態2を示すノーマル及びコモンノイズ成分に
対して一つの部品で対策できるノイズフィルタの磁気回
路構成の模式図を示している。
【0055】同図において、10は第1のコイル、1
1,11aは第2のコイルを示している。以下機構を説
明すると、図6に示すノイズフィルタは、中央磁脚3に
磁気ギャップ5を設けた高い透磁率を持つフェライト材
からなる日の字形磁心1の一方の外側磁脚2aに第1の
コイル10を巻線し、さらに第2のコイル11を日の字
形磁心1の第1のコイル10を巻線した一方の外側磁脚
2aと中央磁脚3にまたがるように巻線する。
【0056】図7に示すノイズフィルタは、図6の磁気
回路構成において第2のコイルを、日の字形磁心1の第
1のコイル10を巻線した外側磁脚2aと中央磁脚3に
またがるように巻線するコイル11と同時に、外側磁脚
2aのみにも巻線するコイル11aを設けたものであ
る。
【0057】このとき、ACライン電流Aにより発生し
た磁束φAは、実線で示す方向になるように第1、第2
のコイル10,11,11aをそれぞれ巻回する。
【0058】この結果、ACライン電流Aにより一方の
外側磁脚2aに発生した磁束φAは互いに相殺しあい、
中央磁脚3に発生した磁束φAは、磁気ギャップ5を持
つ磁気飽和特性に優れる中央磁脚3が存在する磁路を流
れるため、この磁束φAに対する使用状態での磁気飽和
を起こさないようにできる。
【0059】この状態で、ノーマルモードノイズBの成
分に対しては点線で示す方向に磁束φBは発生し、ノー
マルモードインダクタンスを確保することができる。
【0060】さらにコモンモードノイズCの成分に対し
ては一点鎖線で示す方向に磁束φCは発生し、コモンモ
ードインダクタンスを確保することができる。ここで、
磁束φCは磁気抵抗の高い中央磁脚3を流れず、外側磁
脚2a,2b、共通磁脚4を流れるため、コモンモード
ノイズC成分に対しては大きなインダクタンス値が得ら
れる。
【0061】以上のように本実施の形態2の図6、図7
に示す磁気回路を有するノイズフィルタは、従来と同
様、一個の部品でコモン及びノーマルモードノイズに対
するノイズ減衰作用が得られる。
【0062】特性面からみれば、第1のコイル10と第
2のコイル11,11aが結合の高い上下巻線構造とな
り、一方の外側磁脚2aで磁束φAが相殺するため、コ
モンモードにおいて、従来例のようにノーマルモードの
磁路がACライン電流Aにより発生した磁束φAのパス
回路となりにくく、磁気飽和特性の大きな悪化が抑制さ
れる。
【0063】特に、本実施の形態2は実施の形態1で示
した系に比べ、第1のコイル10と第2のコイル11,
11aがより高い結合の巻線構造のため磁気飽和特性の
抑制はより効果的である。
【0064】このことは、逆にいえばコモンモードのイ
ンダクタンス値がより大きく稼げるということである。
【0065】また、磁気飽和特性を向上させるために設
けた磁気ギャップ5からは、リーケージフラックスが発
生するが、完全に第2のコイル11で覆った内鉄形の巻
線構造となっているためリーケージフラックスの抑制も
可能となる。
【0066】一方、構造面では、1種の日の字形磁心1
で構成されているため、低コスト化、製造工程の簡素化
が図れる。
【0067】さらに、図7のような巻線構造を構成する
ことによって、コモンとノーマルモードのインダクタン
スのバランスを変化させる仕様を構成するには、第2の
コイルの日の字形磁心1の中央磁脚3と一方の外側磁脚
2aにまたがるように巻線したコイル11と、外側磁脚
2aのみに巻線したコイル11aの巻数比率を変化させ
るだけで可能となる。
【0068】従って、従来のように用いる磁性材の断面
積や材質を変化させなくてもよく、インダクタンスのバ
ランス仕様変更対応は柔軟に行うことができる利点を有
するものである。
【0069】次に、本発明の実施の形態1と同様用いる
日の字形磁心1の磁路内を流れる磁束密度分布量のシミ
ュレーションを行った。ここで、日の字形磁心1の中央
磁脚3の断面積:両外側磁脚2a,2bの断面積:共通
磁脚4の断面積の比も2:1:1の実施の形態1と同様
として磁束密度分布量のシミュレーションを行った。
【0070】この結果、本発明の実施の形態2において
も、実施の形態1で示した図3と同様の結果が得られ
た。従って、日の字形磁心1の中央磁脚3の断面積:両
外側磁脚2a,2bの断面積:共通磁脚4の断面積の比
を1:0.4〜0.6:0.4〜0.6の範囲内とした
磁心を構成することにより、本実施の形態2における磁
心内の磁束の均一化が図られ、磁心の小形化、低コスト
化が図れることが明らかになった。
【0071】つまり、この磁心を用いて構成したノイズ
フィルタは小形化、低コスト化が可能となる。
【0072】さらに、図8、図9に示すように、日の字
形磁心1の中央磁脚3に磁気ギャップ5を構成せずに、
フェライト材等の透磁率の高い磁性材のロの字形磁心8
と異種の圧粉鉄心等の高磁束飽和密度の磁性材のI形磁
心9とを組合せて用いて構成しても同様の効果が得られ
ることはいうまでもない。
【0073】(実施の形態3)図10、図12、図14
(a),(b)、図15(a),(b)は本発明の実施
の形態3を示すノーマル及びコモンノイズ成分に対して
一つの部品で対策できるノイズフィルタの磁気回路構成
の模式図、図11は図10の組立図、図13は本発明ノ
イズフィルタの磁心の磁束密度分布量をシミュレーショ
ンした結果を指数で示したものである。
【0074】同図において、12は日の字形磁心、13
は日の字形磁心12の一方の外側磁脚、14は日の字形
磁心12の中央磁脚、15は日の字形磁心12の他方の
外側磁脚、16は日の字形磁心12の共通磁脚、17は
第1のコイル、18,18aは第2のコイル、19は一
部が開磁路となった日の字形磁心、20はI形磁心、2
1はロの字形磁心、22はコの字形磁心を示している。
【0075】以下機構を説明すると、図10に示すノイ
ズフィルタは、一方の外側磁脚13に磁気ギャップ5を
設けた高い透磁率を持つフェライト材からなる日の字形
磁心12の中央磁脚14に、第1のコイル17を巻線
し、さらに第2のコイル18を日の字形磁心12の第1
のコイル17を巻線した中央磁脚14と磁気ギャップ5
を設けた一方の外側磁脚13にまたがるように巻線す
る。
【0076】具体的には、図11に示すように第1のコ
イル17を巻線したボビンを、第2のコイル18を巻線
したボビンに挿入嵌合し、その後、EE形からなる日の
字形磁心12を挿入して完成する。ここで、それぞれの
巻線は高周波領域での特性を向上させるため、分割巻き
を採用している。
【0077】図12に示すノイズフィルタは、図10の
磁気回路構成において第2のコイルを、日の字形磁心1
2の第1のコイル17を巻線した中央磁脚14と外側磁
脚13にまたがるように巻線するコイル18と同時に、
中央磁脚14のみにも巻線するコイル18aを設けたも
のである。
【0078】このとき、ACライン電流Aにより発生す
る磁束φAは、実線で示す方向になるように第1、第2
のコイル17,18,18aをそれぞれ巻回する。
【0079】この結果、ACライン電流Aにより中央磁
脚14に発生した磁束φAは互いに相殺しあい、一方の
外側磁脚13に発生した磁束φAは磁気ギャップ5を持
つ磁気飽和特性に優れる外側磁脚13が存在する磁路を
流れるため、この磁束φAに対する使用状態での磁気飽
和を起こさないようにできる。
【0080】この状態で、ノーマルモードノイズBの成
分に対しては点線で示す方向に磁束φBは発生し、ノー
マルモードインダクタンスを確保することができる。
【0081】さらにコモンモードノイズCの成分に対し
ては、一点鎖線で示す方向に磁束φCは発生し、コモン
モードインダクタンスを確保することができる。ここ
で、磁束φCは磁気抵抗の高い外側磁脚13を流れず、
中央磁脚14、共通磁脚16、他方の外側磁脚15を流
れるため、コモンモードノイズC成分に対しては大きな
インダクタンス値が得られる。
【0082】以上のように本実施の形態3の図10、図
12に示す磁気回路を有するノイズフィルタは、従来と
同様、一個の部品でコモン及びノーマルモードノイズに
対するノイズ減衰作用が得られる。
【0083】特性面からみれば、第1のコイル17と第
2のコイル18,18aが結合の高い上下巻線構造とな
り、中央磁脚14で磁束φAが相殺するためコモンモー
ドにおいて従来例のようにノーマルモードの磁路がAC
ライン電流Aにより発生した磁束φAのパス回路となり
にくく、磁気飽和特性の大きな悪化が抑制される。
【0084】特に、実施の形態2で示した系に比べ、コ
モンモードインダクタンスを形成する磁路長がより短く
なるためより大きいインダクタンスを確保できる。
【0085】また、磁気飽和特性を向上させるために設
けた磁気ギャップ5からはリーケージフラックスが発生
するが、完全にコイル18で覆った内鉄形の巻線構造と
なっているためリーケージフラックスの抑制も可能とな
る。
【0086】一方、構造面では、1種の日の字形磁心1
2で構成されているため低コスト化、製造工程の簡素化
が図れる。
【0087】さらに、図12のような巻線構造を構成す
ることによって、コモンとノーマルモードのインダクタ
ンスのバランスを変化させる仕様を構成するには、第2
のコイルの、日の字形磁心12の中央磁脚14と外側磁
脚13にまたがるように巻線したコイル18と、中央磁
脚14のみに巻線したコイル18aの巻数比率を変化さ
せるだけで可能となる。従って、従来のように用いる磁
性材の断面積や材質を変化させなくてもよく、インダク
タンスのバランス仕様変更対応は柔軟に行うことができ
る利点を有するものである。
【0088】次に、図13に上述の実施の形態3の日の
字形磁心12の磁路内を流れる磁束密度分布量をシミュ
レーションし、その結果を指数で示した。ここで、日の
字形磁心12の一方の外側磁脚13の断面積:中央磁脚
14の断面積:他方の外側磁脚15の断面積:共通磁脚
16の断面積の比は2:1.5:1:1.5としてい
る。
【0089】この結果、それぞれの磁脚の磁束密度分布
量指数から日の字形磁心12の一方の外側磁脚13の断
面積:中央磁脚14の断面積:他方の外側磁脚15の断
面積:共通磁脚16の断面積の比が1:0.56〜1:
0.25〜0.66:0.56〜1の範囲内とした磁心
を構成することにより、本実施の形態3における磁心内
の磁束の均一化が図られ、磁心の小形化、低コスト化が
図れることが明らかとなった。つまり、この磁心を用い
て構成したノイズフィルタの小形化、低コスト化が可能
となる。
【0090】さらに、図14、図15に示すように日の
字形磁心12の外側磁脚13に磁気ギャップ5を構成せ
ずに、フェライト材等の透磁率の高い磁性材の一部が開
磁路となった日の字形磁心19と異種の圧粉鉄心等の高
磁束飽和密度の磁性材のI形磁心20、もしくはフェラ
イト材等の透磁率の高い磁性材のロの字形磁心21と異
種の圧粉鉄心等の高磁束飽和密度の磁性材のコの字形磁
心22を組合せて用いて構成しても同様の効果が得られ
ることはいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明のノイズフィルタ
は、日の字形磁心、第1のコイルと第2のコイルからな
るノイズフィルタにおいて、いずれか一方のコイルが日
の字形磁心の中央磁脚および両外側磁脚の少なくともい
ずれか1つの磁脚に巻回し、他方のコイルを日の字形磁
心の中央磁脚と両外側磁脚のいずれか一方にまたがるよ
うに巻線したので、外側磁脚と共通磁脚の磁路でコモン
モードのインダクタンスを確保でき、中央磁脚、共通磁
脚、外側磁脚からなる磁路でノーマルモードのインダク
タンスを確保できるため、一個の部品でコモン及びノー
マルモードノイズに対するノイズ減衰作用が得られる。
【0092】また、特性面からみれば、同一磁心内でコ
モンとノーマルモードインダクタンスを複合させている
にもかかわらず、コモンモードにおいてノーマルモード
の磁路がACライン電流に対して磁束のパス回路となり
にくく、磁気飽和特性の大きな悪化を抑制することがで
きる。
【0093】さらに、コモンとノーマルモードのインダ
クタンスのバランスを変化させる仕様をコイルの巻数比
率を変化させるだけで可能となる。
【0094】また、磁心の小形化、低コスト化が図れ、
この磁心を用いて構成したノイズフィルタの小形化、低
コスト化が可能となる。
【0095】以上のように、信頼性の高いノイズフィル
タを低コスト、かつ高品質で提供することができ、工業
的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のノイズフィルタの磁気
回路構成の模式図
【図2】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式図
【図3】同ノイズフィルタの磁心の磁路内を流れる磁束
密度分布量をシミュレーションし、その結果を指数で示
した図
【図4】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式図
【図5】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式図
【図6】本発明の実施の形態2のノイズフィルタの磁気
回路構成の模式図
【図7】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式図
【図8】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式図
【図9】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式図
【図10】本発明の実施の形態3のノイズフィルタの磁
気回路構成の模式図
【図11】同ノイズフィルタの組立図
【図12】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式
【図13】同ノイズフィルタの磁心の磁路内を流れる磁
束密度分布量をシミュレーションし、その結果を指数で
示した図
【図14】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式
【図15】同他のノイズフィルタの磁気回路構成の模式
【図16】従来のノイズフィルタの磁気回路構成の模式
【図17】従来のノイズフィルタの磁気回路構成の模式
【符号の説明】
1 日の字形磁心 2a 一方の外側磁脚 2b 他方の外側磁脚 3 中央磁脚 4 共通磁脚 5 磁気ギャップ 6,6a 第1のコイル 7,7a 第2のコイル 8 ロの字形磁心 9 I形磁心 10 第1のコイル 11,11a 第2のコイル 12 日の字形磁心 13 一方の外側磁脚 14 中央磁脚 15 他方の外側磁脚 16 共通磁脚 17 第1のコイル 18,18a 第2のコイル 19 一部が開磁路となった日の字形磁心 20 I形磁心 21 ロの字形磁心 22 コの字形磁心

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日の字形磁心と第1のコイルと第2のコ
    イルとからなり、いずれか一方のコイルが日の字形磁心
    の中央磁脚および両外側磁脚の少なくともいずれか1つ
    の磁脚に巻回され、他方のコイルが中央磁脚と両外側磁
    脚のいずれか一方にまたがるように巻回されて構成した
    ノイズフィルタ。
  2. 【請求項2】 第1のコイルが中央磁脚と一方の外側磁
    脚にまたがるように巻回され、第2のコイルが中央磁脚
    と他方の外側磁脚にまたがるように巻回された請求項1
    に記載のノイズフィルタ。
  3. 【請求項3】 第1のコイルと第2のコイルがともに中
    央磁脚より外側磁脚に多く巻線した請求項2に記載のノ
    イズフィルタ。
  4. 【請求項4】 第1のコイルが一方の外側磁脚に巻回さ
    れ、第2のコイルが中央磁脚と第1のコイルが巻回され
    た一方の外側磁脚にまたがるように巻回された請求項1
    に記載のノイズフィルタ。
  5. 【請求項5】 第1のコイルが中央磁脚のみに巻回さ
    れ、第2のコイルが中央磁脚といずれか一方の外側磁脚
    にまたがるように巻回された請求項1に記載のノイズフ
    ィルタ。
  6. 【請求項6】 日の字形磁心としてEE形磁心を組合せ
    て構成した請求項1に記載のノイズフィルタ。
  7. 【請求項7】 日の字形磁心としてロの字形磁心とI形
    磁心を組合せて構成した請求項1に記載のノイズフィル
    タ。
  8. 【請求項8】 日の字形磁心としてロの字形磁心の共通
    磁脚を一方に延長した形状のものとI形磁心を組合せて
    構成した請求項1に記載のノイズフィルタ。
  9. 【請求項9】 日の字形磁心としてロの字形磁心とコの
    字形磁心を組合せて構成した請求項1に記載のノイズフ
    ィルタ。
  10. 【請求項10】 日の字形磁心の中央磁脚の断面積と両
    外側磁脚の断面積と共通磁脚の断面積の比を1:0.4
    〜0.6:0.4〜0.6とした請求項1に記載のノイ
    ズフィルタ。
  11. 【請求項11】 第2のコイルを巻回した一方の外側磁
    脚の断面積と、第1のコイルと第2のコイルを巻回した
    中央磁脚の断面積と、コイルの巻回されない他方の外側
    磁脚の断面積と、共通磁脚の断面積の比を1:0.56
    〜1:0.25〜0.66:0.56〜1とした請求項
    5に記載のノイズフィルタ。
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