JPH0354431Y2 - - Google Patents

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JPH0354431Y2
JPH0354431Y2 JP1985018332U JP1833285U JPH0354431Y2 JP H0354431 Y2 JPH0354431 Y2 JP H0354431Y2 JP 1985018332 U JP1985018332 U JP 1985018332U JP 1833285 U JP1833285 U JP 1833285U JP H0354431 Y2 JPH0354431 Y2 JP H0354431Y2
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radio wave
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noise
rubber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、一般的には電子レンジ、テレビ、ラ
ジオ等の電気機器に使用されるノイズ減衰装置に
関し、特定すると、電気機器回路中の導電線に嵌
合して、広帯域(1〜20GHz)にわたる電波を吸
収するノイズ減衰装置に関する。
〔従来技術とその問題〕
電気機器回路中には種々の人工ノイズ源からの
広帯域の雑音(電波発生源にあつては高調波)が
混入し、機器の安定な作動を妨げる原因となつて
いる。これに対し、従来LCフイルタ、フエライ
ト粉を用いた電波吸収体等を回路中に組み込むこ
とが行われている。本考案は上記電波吸収体の改
良に係わるものである。
従来この電波吸収体は、磁性フエライト
(MFe2O4:MはMo,Mg,Cu,Zo等の2価金属)
粉末をバインダーと混練りし、導電線が貫通する
孔を設けて成形し、これを焼成することによつて
得られる。しかし上記方法による電波吸収体は一
旦回路中に組み込まれると容易に取りはずすこと
ができないし、また結線し終わつた回路に新たに
取り付けることも容易でない。ノイズ発生源に
は、例えば、ラジオの場合グロー放電によるけい
光灯ノイズ等の低周波ノイズさらに電子レンジ等
電波発生源を有する電気機器にとつては、電波発
生源の基本周波数に依存してその高調波である高
周波ノイズが考えられる。これ等広範にわたるノ
イズを有効に除去し、さらに回路中の導電線に容
易に取り付け、取りはずし可能な電波吸収体が必
要である。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、広帯域のノイズに対して電波
シールド効果を有する電波吸収体を提供すること
であり、しかも回路中の導電線に容易に取り付け
取りはずし可能である電波吸収体を提供すること
である。
〔考案の概要〕
本考案に関わるノイズ減衰装置は、フエライト
粉末及びカーボニル鉄粉の少くとも1種とゴムも
しくはプラスチツクとの複合体を管状に成形し、
これに切れ込みを入れて、導電線に嵌合しやすい
ようにしていることを特徴とする。さらに成形体
外周面に導電体を塗布する。必要に応じ前記成形
体中にカーボン粉を含有せしめる。
上記の構成によれば、広帯域(1〜20GHz)に
わたる電波吸収効果が得られ、しかも切れ込みに
よつてこれを回路中に取り付けたりもしくは取り
はずすことが容易である。
〔考案の具体的な説明〕
本考案では磁性粉としてMFe2O4(MはMo
Mg,Cu,Zo等の2価金属)で表わされるフエラ
イト粉末、カーボニル鉄粉の少くともも1種が使
用される。好ましくはフエライト粉とカーボニル
鉄粉の混合比を1:4〜4:1(体積比)とした
ものを使用する。この範囲を外れると高周波また
は低周波いずれかのシールド効果が減じる。しか
し、使用目的に応じて一方のみでも良い。フエラ
イト粉末は主として低周波側で有効であり(4G
Hz以下)またカーボニル鉄粉は主として高周波側
で有効である(4GHz以上)。
磁性粉と混合されるプラスチツクまたはゴムと
しては、ポリプロピレン、ポリアミド、ABS等
の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル、フエノー
ル、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、或いはシリ
コーンゴム等の合成ゴムが使用できる。
磁性粉とプラスチツクまたはゴムとの混合割合
は磁性粉20〜60vo1%、残部ゴムまたはプラスチ
ツクが好ましい。また、磁性粉に加えてカーボン
粉を混合すると一層効果的である。磁性粉−プラ
スチツクまたはゴム成形体の外周面に形成される
導電体は、金属箔を粘着により、もしくは所望の
金属を用いて無電解メツキもしくは蒸着により形
成する。成形体の端面には導電体の膜を形成しな
い。導電体は反射により樹脂部の電波減衰を助け
る。
第1図を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。磁性粉−ゴム(もしくはプラスチツク)成形
体1は、第1図において円筒状としているが、成
形技術上、成形しやすい形状とし得る。導電線2
が嵌合する孔3をほぼ中央に設け、孔3に向かつ
て成形体の表面より切れ込み4を設ける。成形体
の表面は、カーボンブラツク等の導電粉を混合し
たプラスチツク又はゴムより成る塗料、或いは金
属箔等で処理する。電波吸収体は回路中に組み込
まれるので、断面直径は1cm以下とし、長さは電
波環境の違いに応じ数mm〜数cmとする。なお、孔
3は必ずしも一つである必要はなく成形体の大き
さに応じて複数個であることも可能であり、この
場合、切れ込み4も複数とし得る。また孔の直径
は導電線の直径よりも大きいものとする。以上の
ように、回路中の取付け部位に応じて、様々な応
用・変更が可能であることは当業者には明らかで
あろう。
〔考案の作用効果〕
電波吸収体中のフエライトは主として4GHz以
下の低周波電波をまたカーボニル鉄粉は主として
4GHz以上の高周波電波を吸収する。また導電体
はノイズ電波を電波吸収体側へ反射することによ
り吸収を助け電波シールド効果を高める。さらに
成形体に切れ込みを入れてあるので、使用時に容
易に取り付けもしくは取りはずしが可能であり、
作業性が飛躍的に向上する等の作用効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による電波吸収体の斜視図で
ある。第2図は、従来技術による電波吸収体の斜
視図である。図中、番号が示す名称を以下に挙げ
る。なお同一部位を示す番号は共通とする。 1:性広粉−ゴム(もしくはプラスチツク)成
形体、2:導電体、3:孔、4:切れ込み、5:
金属層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回路中の導電線に嵌合するノイズ減衰装置にお
    いて、 前記ノイズ減衰装置は、フエライト粉、及びカ
    ーボニル鉄粉の少くとも1種とプラスチツクまた
    はゴムとの混合物より成る成形体であつて、前記
    成形体に少なくとも1つの孔および1本の切れ込
    みが設けてあり、前記成形体の外周面を金属化し
    ていることを特徴とするノイズ減衰装置。
JP1985018332U 1985-02-14 1985-02-14 Expired JPH0354431Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4750696B2 (ja) * 2004-05-07 2011-08-17 株式会社eウインテック 電気波形調整器

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