JPS603564Y2 - フエライト磁芯 - Google Patents

フエライト磁芯

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Publication number
JPS603564Y2
JPS603564Y2 JP10786782U JP10786782U JPS603564Y2 JP S603564 Y2 JPS603564 Y2 JP S603564Y2 JP 10786782 U JP10786782 U JP 10786782U JP 10786782 U JP10786782 U JP 10786782U JP S603564 Y2 JPS603564 Y2 JP S603564Y2
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JP
Japan
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slug
magnetic core
ferrite magnetic
bobbin
peripheral surface
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Expired
Application number
JP10786782U
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English (en)
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JPS5827912U (ja
Inventor
正 三井
賢 和崎
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高周波電源装置等に用いて、小型で優れた性
能のフェライト磁芯に係り、とくに−組のポットコア状
の磁芯内にコイルを巻装したボビンを設け、前記のフェ
ライト磁芯を金具で締付一体化する構造のインダクタン
ス素子に用いるフェライト磁芯に関する。
従来、ボビンのっぽの一部に突起等を形成し、この突起
をポットコアに係止するようにしてボビンの回転を防止
した構造のフェライト磁芯は一般に知られている。
しかしながら、このポットコアを締付一体化するための
従来の金具とボビンとの組合わせは相互に無関係である
ため、例えば第1図に示すように、金具1は、ポットコ
ア(図示せず)の側面を押えるための折曲部2を有して
いる必要がある。
このため、金具の製造工程が多く、フェライト磁芯も大
型となり、コスト高となり、またポットコアの締付固定
作業がめんどうである。
本考案は、上記の点に鑑み、ボビン、フェライト磁芯、
および金具の3者の位置決めが容易で、小型にして組立
作業性の改組を図ることが可能なフェライト磁芯を提供
しようとするものである。
すなわち本考案の要旨はスラグ部と一対の外殻部はディ
スク部により一体に形成されたフェライト磁芯において
磁気的に接続されている前記ディスク部のスラグ部側は
前記スラグ部に対して前記外殻部から少ない巾となるよ
うにテーパ一部を設けかつ前記スラグ部の円状の周面で
前記ディスク部を設けた側の底部周面には前記ディスク
部と接続されないようにスラグ部の円状の周面を残して
露出部を形成されたことを特徴とするフェライト磁芯に
関するものである。
以下、本考案に係るフェライト磁芯の実施例を図面に従
って説明する。
第2図及び第3図は本考案の第1実施例を示す。
これらの図において、ボビン10の上つば11には、扇
形の切欠部Aが対称に形成されており、それらの切欠部
Aに沿って上つば11に垂直かつ外向きに係合部12が
形成されている。
同様に、ボビン10の下つば13にも係合部14が形成
される。
第2図において前記ボビン10にはコイル15(図示せ
ず)が巻装されるようになっている。
第3図においてフェライト磁芯いわゆるポットコア20
A、20Bは、磁気的に接続されている略平板状のディ
スク部21と、その周縁に一体にしかも一対に形成され
る外殻部22と、ディスク部21の中心部に一体に形成
される円柱状のスラグ部23とから構成され、その断面
は略E形状に形成されている。
前記ボビン10の係合部12.14は前記ディスク部2
1と保合可能なように形成される。
このディスク部21は前記スラグ部23に対して外殻部
から少ない巾となるようにテーパ一部24を設けられて
いる。
このフェライト磁芯からなるポットコア20A、20B
を締付一体化するための金具30は、コ字形を威す弾性
曲面を有する上面31及び両側面32と、両側面32の
先端を内側に折曲げた係止部33とを有しており、前記
上面31は前記ボビン10の係合部12内側面に少くと
も一部において沿接しかつ係合可能なように形成されて
いる。
各部材の組立は、コイル15(図示せず)を設けたホビ
ン10に、前記ポットコア20A、20Bのディスク部
21がボビン10の係合部12゜14と係合するように
、上下方向より夫々ポットコア20A、20Bを嵌め込
み、さらに金具30の上面31が前記保合部12に係合
するように、該金具30をポットコア20A、20Bの
周囲に装着して、前記ポットコア2OA、20Bを、締
付して一体化する。
前記フェライト磁芯のスラグ部23は、円状の周面26
で、前記ディスク部21を設けた側の底面附近である底
面周面27において、前記ディスク部21とは接続され
ない部分で、前記スラグ部の円状の周面を残し、いわゆ
る前記スラグ部23と同一の円状の周面26につS゛く
露出部25を形成することにより、前記外殻部22から
、前記ディスク部21を通る磁束を前記テーパ一部24
によって、前記スラグ23対して接続するところと、接
続しない部分をきめるように形成する。
前記露出部25は、ディスク部21に接続しないので磁
束はスラグ部23に通らず、前記スラグ部23とディス
ク部21の接続されている接続部28を含む、いわゆる
スラグ部23と、ディスク部21の接続面あるいは接続
部分により、ディスク部21からの磁束はスラグ部23
に通るものであり、スラグ部23に対して、前記ディス
ク部21からの磁束は、きわめて短かい通路を得られる
ので、スラグ部23に対しては前記接続部28附近では
前記スラグ部23の円状の周面26に対して、前記磁束
はほとんど垂直な方向で、集束されるので、磁束が有効
に集束され、前記スラグ部23の磁界分布をいわゆるフ
ェライト磁芯中において充分に均一化させるように役立
っている。
しかも、トランスとしてコイル間の磁束の漏れは前記テ
ーパ一部24により格段に少くすることができさらに一
対に形成される外殻部22により外部えのシールドは充
分にはたすことができることも確認されて、組立インダ
クタンス素子の外部えの磁束の漏れもまた格段に少くす
ることができる。
第4図は同じく本考案の第2実施例を示す。
この図において、ピン付ボビン40の上っば41には、
扇形の切欠部Bが対称に形成されており、それらの切欠
部Bに沿って上つば41に垂直かつ外向きに係合部42
が形成されている。
また、ボビン40の下つば43には、段差44が形成さ
れ、これにより下つば43の内面の一部は一段低い段差
面45となっている。
そして、段差面45に駒46が形成され、該駒46に端
子となるピン47が設けられる。
このようなピン付ボビン40に、前記ポットコア20A
のディスク部21の略テーパ一部24が該ボビン40の
係合部42と係合するように、上下方向より夫々ポット
コア20A。
20Bが嵌め込まれ、さらに金具30の上面が前記係合
部42に係合するように、該金具30がポットコア20
A、20Bの周囲に装着される。
第4図の実施例によれば、ピン付ボビン40の下つば4
3に段差44を形成することにより、引出線のピン47
への引出し及び絶縁を容易に行える効果も得られること
が認められた。
第5図及び第6図は同じく本考案の第3実施例を示す。
これらの図において、ピン付ボビン50の上つば51は
、係合部52の内側まで延長しており、巾の狭い扇形の
切欠部Cが対称に形成されている。
また、ボビン50の下つば53には、′前記切欠部Cに
対応した位置に段差54が形成され、これにより下つば
53の内面の一部は一段低い段差面55となっている。
そして、段差面55に駒56が形成され、該駒56に端
子となるピン57が設けられる。
また、下つば53の外面には、ポットコア20Dに沿っ
て突出したスペーサ58が必要に応じて形成される。
このスペーサ58は、ピン57の巻線からげ部分が直接
取付基板に触れたりする不都合を除くとともに巻線から
げ部分とポットコア20Dとの必要な沿面距離を確保す
るものである。
このようなピン付ボビン50に、上下方向より夫々ポッ
トコア20C,20Dが嵌め込まれ、さらに金具30A
が前記係合部52と係合するようにポットコア20C,
20Dの周囲に装着される。
この第3実施例によれば、切欠部C及び段差面55の幅
を狭くしたので巻線の線径か細い場合にも巻線容易な利
点がある。
しかも、前記ポットコア20C,20Dのディスク部2
1の、略テーパ一部24において、そのスラグ部側には
、前記スラグ部23に対してさらに少ない巾となるよう
に、別個のテーパ一部59を設けており、前記のテーパ
一部24とともに、さらに磁束を集束させて、前記スラ
グ部23による、中心磁脚の磁界分布を充分に均一化す
るとともに、磁束分布の効率の、格段の改善とはかるこ
とができた。
叙上のように、本考案によって得られる作用効果はスラ
グ部と一対の外殻部はディスク部により一体に形成され
たフェライト磁芯において磁気的に接続されている前記
ディスク部のスラグ部側は前記スラグ部に対して前記外
殻部から少ない巾となるようにテーパ一部を設けかつ前
記スラグ部の円状の周面で前記ディスク部を設けた側の
底部周面には前記ディスク部と接続されないようにスラ
グ部の円状の周面を残して露出部を形成されたことを特
徴とするフェライト磁芯により、以下のような利点が得
られる。
(1)ボビンに係合部を設けたものを用いて、前記のよ
うにテーパ一部を設けた本考案のフェライト磁芯からな
るポットコア20Aは、前記金具30と保合可能なよう
に形成したので、前記ポットコア20Aおよび20B1
金具30の位置決めが格段に容易であり、組立作業性を
向上させることが可能である。
(2)金具30の形状が簡単となり、金具30の製造工
数の削減及びコスト低減が可能である。
(3)前記テーパ一部を設けたフェライト磁芯からなる
ポットコア20A、20Bは、ボビンの係合部と併せて
金具30の側面部分を充分覆うことになるため、コイル
15よりの引出線の絶縁保護が充分に可能である。
(4)フェライト磁芯の磁束が有効に集束されるので大
電力を加えても発熱が少なく、構造は格段に小形化が可
能となった。
以上のように本考案は、例えば、高周波電源装置用トラ
ンス等のフェライト磁芯として、小形で、周囲に対する
シールドがよく、組立が容易で、しかも磁束が、きわめ
て有効に集束されるので磁束の漏れも少なく、大電流お
よび大電力での使用時の特性が優れており、絶縁および
寿命特性も長年月良好なものが得られる等、特にDC−
DCコンバータ装置用のフェライト磁芯として優れたも
のが得られるもので、実用上得られる利益は多大であり
、電子産業に大きく貢献できる考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインダクタンス素子におけるコア締付一
体化用の金具を示す斜視図、第2図は本考案に係るフェ
ライト磁芯の第1実施例を示す斜視図、第3図は同じく
インダクタンス素子の分解斜視図、第4図は同じく本考
案の第2の実施例を示す分解斜視図である。 第5図は同じく第3実施例を示す分解斜視図、第6図は
同じくその底面図である。 10・・・・・・ボビン、11,41,51・・・・・
・上つば、12. 14.42.52・・・・・・係合
部、13゜43.53・・・・・・下つば、15・・・
・・・コイル、20A乃至20D・・・・・・ポットコ
ア、21・・・・・・ディスク部、22・・・・・・外
殻部、23・・・・・・スラグ部、24・・・・・・テ
ーパ一部、25・・・・・・露出部、26・・・・・・
円状の周面、27・・・・・・底部周面、28・・・・
・・接続部、40.50・・・・・ピン付ボビン、44
,54・・・・・・段差、45,55・・・・・・段差
面、59・・・・・・別個のテーパ一部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スラグ部と一対の外殻部はディスク部により一体に形成
    されたフェライト磁芯において磁気的に接続されている
    前記ディスク部のスラグ部側は前記スラグ部に対して前
    記外殻部から少ない巾となるようにテーパ一部を設けか
    つ前記スラグ部の円状の周面で前記ディスク部を設けた
    側の底部周面には前記ディスク部と接続されないように
    スラグ部の円状の周面を残して露出部を形成されたこと
    を特徴とするフェライト磁芯。
JP10786782U 1982-07-16 1982-07-16 フエライト磁芯 Expired JPS603564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10786782U JPS603564Y2 (ja) 1982-07-16 1982-07-16 フエライト磁芯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10786782U JPS603564Y2 (ja) 1982-07-16 1982-07-16 フエライト磁芯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5827912U JPS5827912U (ja) 1983-02-23
JPS603564Y2 true JPS603564Y2 (ja) 1985-01-31

Family

ID=29902294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10786782U Expired JPS603564Y2 (ja) 1982-07-16 1982-07-16 フエライト磁芯

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JP (1) JPS603564Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136493U (ja) * 1984-08-08 1986-03-06 川崎重工業株式会社 リフタブルカ−デツキ

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Publication number Publication date
JPS5827912U (ja) 1983-02-23

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