JPH0331054Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331054Y2 JPH0331054Y2 JP18650185U JP18650185U JPH0331054Y2 JP H0331054 Y2 JPH0331054 Y2 JP H0331054Y2 JP 18650185 U JP18650185 U JP 18650185U JP 18650185 U JP18650185 U JP 18650185U JP H0331054 Y2 JPH0331054 Y2 JP H0331054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil bobbin
- core
- hollow cylindrical
- low
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 10
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Television Scanning (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、テレビジヨン受像機やデイスプレイ
モニターに装着され使用されるフライバツクトラ
ンスのコイルボビンに関するものである。
モニターに装着され使用されるフライバツクトラ
ンスのコイルボビンに関するものである。
〈従来の技術〉
第2図は従来のコイルボビンを用いたフライバ
ツクトランスの縦断面図で、低圧コイル5の巻回
された中空円筒状低圧コイルボビン1が高圧コイ
ル6の巻回された中空円筒状高圧コイルボビン2
の中空部へ同心状に嵌着される。そして、これら
コイル全体がコイルケース7に装着されて、エポ
キシ樹脂等の絶縁材料によりモールド処理が施さ
れしかる後、中空円筒状低圧コイルボビン1の中
空部へ一対のコ字形コア3のそれぞれの一方の脚
部4、を挿通しロ字型閉磁路コアを形成させ、フ
ライバツクトランスが構成されている。ところ
が、これらコア3の外形寸法にはバラツキがある
ため、コアの脚部4が挿通される低圧コイルボビ
ン1の中空円筒部の内径寸法は、コアの脚部4の
公称外形寸法より若干大きく、製作されている。
それ故低圧コイルボビン1の中空円筒部内壁とこ
の中空部へ挿通されているコア脚部4との間には
隙間が発生し、この隙間により、コア脚部4の位
置が低圧コイルボビン1の中空部内の径方向で変
位する、いわゆるガタを生ずる。このコアの変位
はフライバツクトランスの電気的出力特性に悪影
響を及ぼす。そこでこのコアの変位を防止するた
め、従来は第2図に図示されるように低圧コイル
ボビン1の中空部内壁とコア脚部4との隙間に楔
10を挿入していた。
ツクトランスの縦断面図で、低圧コイル5の巻回
された中空円筒状低圧コイルボビン1が高圧コイ
ル6の巻回された中空円筒状高圧コイルボビン2
の中空部へ同心状に嵌着される。そして、これら
コイル全体がコイルケース7に装着されて、エポ
キシ樹脂等の絶縁材料によりモールド処理が施さ
れしかる後、中空円筒状低圧コイルボビン1の中
空部へ一対のコ字形コア3のそれぞれの一方の脚
部4、を挿通しロ字型閉磁路コアを形成させ、フ
ライバツクトランスが構成されている。ところ
が、これらコア3の外形寸法にはバラツキがある
ため、コアの脚部4が挿通される低圧コイルボビ
ン1の中空円筒部の内径寸法は、コアの脚部4の
公称外形寸法より若干大きく、製作されている。
それ故低圧コイルボビン1の中空円筒部内壁とこ
の中空部へ挿通されているコア脚部4との間には
隙間が発生し、この隙間により、コア脚部4の位
置が低圧コイルボビン1の中空部内の径方向で変
位する、いわゆるガタを生ずる。このコアの変位
はフライバツクトランスの電気的出力特性に悪影
響を及ぼす。そこでこのコアの変位を防止するた
め、従来は第2図に図示されるように低圧コイル
ボビン1の中空部内壁とコア脚部4との隙間に楔
10を挿入していた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
前記のように、従来のフライバツクトランスに
おいては、低圧コイルボビン内壁とコア脚部との
隙間によつて生ずるコア脚部の変位を防ぐため、
この隙間に楔を挿入していたが、この楔の挿入作
業はフライバツクトランス組立工程を煩雑なもの
とし、また幾種類もの厚さの楔を用意せねばなら
ぬという不便があつた。
おいては、低圧コイルボビン内壁とコア脚部との
隙間によつて生ずるコア脚部の変位を防ぐため、
この隙間に楔を挿入していたが、この楔の挿入作
業はフライバツクトランス組立工程を煩雑なもの
とし、また幾種類もの厚さの楔を用意せねばなら
ぬという不便があつた。
〈問題点を解決するための手段〉
中空円筒状コイルボビンの上端周縁部に、この
コイルボビンの軸方向へ延びかつ軸心方向への傾
斜を有する弾性状舌片を設け、この弾性状舌片に
よりコイルボビン中空部へ挿通されるコアを押圧
保持し、コアの変位を防止するものである。
コイルボビンの軸方向へ延びかつ軸心方向への傾
斜を有する弾性状舌片を設け、この弾性状舌片に
よりコイルボビン中空部へ挿通されるコアを押圧
保持し、コアの変位を防止するものである。
〈作用及び実施例〉
第1図は、本考案の実施例を示すもので、以下
第1図に沿い説明する。1は中空円筒状低圧コイ
ルボビンで、この低圧コイルボビン1の中空部に
コア3が挿通されている。8は、低圧コイルボビ
ン1の上端周縁部9に一体的に設けられた低圧コ
イルボビン1と同一材質の合成樹脂からなる弾性
状舌片である。この弾性状舌片8は、低圧コイル
ボビン1の軸方向に延びしかも、該低圧コイルボ
ビン1の軸心方向へ若干傾斜して設けられてい
る。弾性状舌片8は、適度の可撓性と剛性を有す
るよう0.5mm〜0.8mm程度の厚さの合成樹脂片から
成つており、コア3の脚部を低圧コイルボビン1
の中空部へ挿入するときは弾性状舌片8は外側へ
撓り、コア3の脚部の挿通が終了したときは、弾
性状舌片8は低圧コイルボビンの軸心方向へ傾い
た元の状態に戻るので、コア3の脚部は弾性状舌
片8により固く保持され、コア3の脚部が低圧コ
イルボビン1の中空部内で変位することがなくな
る。
第1図に沿い説明する。1は中空円筒状低圧コイ
ルボビンで、この低圧コイルボビン1の中空部に
コア3が挿通されている。8は、低圧コイルボビ
ン1の上端周縁部9に一体的に設けられた低圧コ
イルボビン1と同一材質の合成樹脂からなる弾性
状舌片である。この弾性状舌片8は、低圧コイル
ボビン1の軸方向に延びしかも、該低圧コイルボ
ビン1の軸心方向へ若干傾斜して設けられてい
る。弾性状舌片8は、適度の可撓性と剛性を有す
るよう0.5mm〜0.8mm程度の厚さの合成樹脂片から
成つており、コア3の脚部を低圧コイルボビン1
の中空部へ挿入するときは弾性状舌片8は外側へ
撓り、コア3の脚部の挿通が終了したときは、弾
性状舌片8は低圧コイルボビンの軸心方向へ傾い
た元の状態に戻るので、コア3の脚部は弾性状舌
片8により固く保持され、コア3の脚部が低圧コ
イルボビン1の中空部内で変位することがなくな
る。
〈効果〉
以上、本考案によれば中空円筒状コイルボビン
の上側周縁部に一体的に弾性状舌片を設けるとい
う簡便な手段により、中空円筒状コイルボビンの
中空部に挿通されるコアが固定されるので、フラ
イバツクトランスの組立工程が短縮され、その実
用上の効果は大である。
の上側周縁部に一体的に弾性状舌片を設けるとい
う簡便な手段により、中空円筒状コイルボビンの
中空部に挿通されるコアが固定されるので、フラ
イバツクトランスの組立工程が短縮され、その実
用上の効果は大である。
第1図は、本考案の一実施例を示し、同図aは
組み立てられたフライバツクトランスの要部斜視
図、同図bは本考案の要部拡大斜視図である。第
2図は従来例を示すフライバツクトランスの縦断
面図である。 1……中空円筒状低圧コイルボビン、3……コ
ア、7……コイルケース、8……弾性状舌片、9
……中空円筒状低圧コイルボビンの上端周縁部。
組み立てられたフライバツクトランスの要部斜視
図、同図bは本考案の要部拡大斜視図である。第
2図は従来例を示すフライバツクトランスの縦断
面図である。 1……中空円筒状低圧コイルボビン、3……コ
ア、7……コイルケース、8……弾性状舌片、9
……中空円筒状低圧コイルボビンの上端周縁部。
Claims (1)
- コイルを巻回した中空円筒状コイルボビンの中
空部に閉磁路を形成するコアの一脚部を挿通して
なるフライバツクトランスにおいて、前記中空円
筒状コイルボビンの上端周縁部から該コイルボビ
ンの軸方向へ延びかつ軸心方向へ傾斜を有するコ
ア押圧保持用の弾性状舌片を前記中空円筒状コイ
ルボビンの上端周縁部に一体的に設けたことを特
徴とするフライバツクトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18650185U JPH0331054Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18650185U JPH0331054Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6294609U JPS6294609U (ja) | 1987-06-17 |
JPH0331054Y2 true JPH0331054Y2 (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=31136110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18650185U Expired JPH0331054Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331054Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-03 JP JP18650185U patent/JPH0331054Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6294609U (ja) | 1987-06-17 |
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