JP3247300B2 - 電磁クラッチ用電磁石のボビン - Google Patents
電磁クラッチ用電磁石のボビンInfo
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- electromagnetic clutch
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/14—Details
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/108—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
- F16D27/112—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/02—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D2027/005—Details relating to the internal construction of coils or to clutches having more than one coil in the same housing
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Power Engineering (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁クラッチに属
し、更に詳しくは、電磁クラッチ用電磁石の一部を成す
コイルの一部品であるボビンに属するものである。
し、更に詳しくは、電磁クラッチ用電磁石の一部を成す
コイルの一部品であるボビンに属するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の電磁クラッチ用電磁石のボビン
は、筒状部と、該筒状部の中心軸方向両端面にそれぞれ
連設されたフランジ部とを有している。
は、筒状部と、該筒状部の中心軸方向両端面にそれぞれ
連設されたフランジ部とを有している。
【０００３】このボビンに巻線を施すことにより、コイ
ルが構成され、このコイルは、電磁クラッチ用電磁石の
一部品であるコアの環状溝内に収容される。この環状溝
内に収容されたコイルの保護及び固定のために、環状溝
内にコイルを収容した後、この環状溝内に樹脂を充填す
るように成っている。従来、この環状溝に対する樹脂の
充填は、インジェクションにより行われていた。このイ
ンジェクションによる樹脂の充填は、高圧、高吸引力、
高温の条件下で行われるように成っている。
ルが構成され、このコイルは、電磁クラッチ用電磁石の
一部品であるコアの環状溝内に収容される。この環状溝
内に収容されたコイルの保護及び固定のために、環状溝
内にコイルを収容した後、この環状溝内に樹脂を充填す
るように成っている。従来、この環状溝に対する樹脂の
充填は、インジェクションにより行われていた。このイ
ンジェクションによる樹脂の充填は、高圧、高吸引力、
高温の条件下で行われるように成っている。
【０００４】一方、最近、電磁クラッチ用電磁石に、コ
イルへの通電を断つ温度ヒューズが、コイルの中心軸方
向一端面上に設けられるように成った。この温度ヒュー
ズは、クラッチ摩擦面温度を検出するためのものであ
り、コンプレッサのロックによるクラッチの滑りでクラ
ッチが異常発熱し、この熱によってベルトが切れてしま
う前に、コイルへの通電を断つものである。
イルへの通電を断つ温度ヒューズが、コイルの中心軸方
向一端面上に設けられるように成った。この温度ヒュー
ズは、クラッチ摩擦面温度を検出するためのものであ
り、コンプレッサのロックによるクラッチの滑りでクラ
ッチが異常発熱し、この熱によってベルトが切れてしま
う前に、コイルへの通電を断つものである。
【０００５】以上のような電磁クラッチ用電磁石のボビ
ンは、一般的に合成樹脂を成形することにより作成され
ている。
ンは、一般的に合成樹脂を成形することにより作成され
ている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、最近、
コイルに温度ヒューズが設けられるように成ったが、こ
の温度ヒューズは高温に対して弱いので、温度ヒューズ
が備えられたコイルを収容した環状溝内にインジェクシ
ョンによって樹脂を充填すると、温度ヒューズが破損し
てしまう。
コイルに温度ヒューズが設けられるように成ったが、こ
の温度ヒューズは高温に対して弱いので、温度ヒューズ
が備えられたコイルを収容した環状溝内にインジェクシ
ョンによって樹脂を充填すると、温度ヒューズが破損し
てしまう。
【０００７】そこで、インジェクションよりも加工温度
が低く、大気中で行われるポッティングにより、環状溝
内に樹脂を充填することが試されている。しかし、ポッ
ティングによる樹脂の充填では、ボビンによって環状溝
内の樹脂の流動が阻害され、環状溝内の隅々まで樹脂が
行き渡らず、気泡が生じてしまう。この結果、コイルが
十分に保護されなかったり、コイルが確実に固定されな
いと言った問題が生じた。
が低く、大気中で行われるポッティングにより、環状溝
内に樹脂を充填することが試されている。しかし、ポッ
ティングによる樹脂の充填では、ボビンによって環状溝
内の樹脂の流動が阻害され、環状溝内の隅々まで樹脂が
行き渡らず、気泡が生じてしまう。この結果、コイルが
十分に保護されなかったり、コイルが確実に固定されな
いと言った問題が生じた。
【０００８】また、上述のように、合成樹脂を成形する
ことによりボビンを作成すると、このボビンの両フラン
ジ部が内側に反ったり、或いは反対に、外側に反ったり
して、変形してしまうことが多かった。この変形に対処
するために、従来では、予め変形を見込んで、フランジ
部を形成する金型の部分を開き気味、或いは閉じ気味に
作成していたが、それでも成形後に両フランジ部が筒状
部に対して正確に直角になるのはまれであった。
ことによりボビンを作成すると、このボビンの両フラン
ジ部が内側に反ったり、或いは反対に、外側に反ったり
して、変形してしまうことが多かった。この変形に対処
するために、従来では、予め変形を見込んで、フランジ
部を形成する金型の部分を開き気味、或いは閉じ気味に
作成していたが、それでも成形後に両フランジ部が筒状
部に対して正確に直角になるのはまれであった。
【０００９】それ故に、本発明の課題は、ポッティング
による樹脂の充填性を高めることができ、しかも、フラ
ンジ部に変形の無い合成樹脂性のボビンを提供すること
にある。
による樹脂の充填性を高めることができ、しかも、フラ
ンジ部に変形の無い合成樹脂性のボビンを提供すること
にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、合成樹
脂から成り、筒状部と、該筒状部の中心軸方向両端面に
それぞれ連設されたフランジ部とを有する電磁クラッチ
用電磁石のボビンにおいて、前記フランジ部の外周縁部
に形成された比較的浅い第１の切欠きと、当該ボビンの
成型の際の応力緩和するために前記フランジ部に該フラ
ンジ部の外周縁から前記筒状部の方へ向かうと共に前記
フランジの半径方向に対して鋭角をなす方向に前記第１
の切欠きより長く形成された第２の切欠きとを備え、各
フランジ部には、前記第２の切欠きが円周方向に複数形
成されていることを特徴とする電磁クラッチ用電磁石の
ボビンが得られる。また、本発明によれば、前記電磁ク
ラッチ用電磁石のボビンにおいて、一方のフランジ部に
温度ヒューズを保持する一対の挟持片が形成され、挟持
片の両側に温度ヒューズのリード線を保持する突起がそ
れぞれ形成されていることを特徴とする電磁クラッチ用
電磁石のボビンが得られる。 さらに、本発明によれば、
前記いずれかの電磁クラッチ用電磁石のボビンにおい
て、前記第２の切欠きは、前記各フランジ部に複数、か
つボビンの軸方向から見て左右対称に形成されているこ
とを特徴とする電磁クラッチ用電磁石のボビンが得られ
る。
脂から成り、筒状部と、該筒状部の中心軸方向両端面に
それぞれ連設されたフランジ部とを有する電磁クラッチ
用電磁石のボビンにおいて、前記フランジ部の外周縁部
に形成された比較的浅い第１の切欠きと、当該ボビンの
成型の際の応力緩和するために前記フランジ部に該フラ
ンジ部の外周縁から前記筒状部の方へ向かうと共に前記
フランジの半径方向に対して鋭角をなす方向に前記第１
の切欠きより長く形成された第２の切欠きとを備え、各
フランジ部には、前記第２の切欠きが円周方向に複数形
成されていることを特徴とする電磁クラッチ用電磁石の
ボビンが得られる。また、本発明によれば、前記電磁ク
ラッチ用電磁石のボビンにおいて、一方のフランジ部に
温度ヒューズを保持する一対の挟持片が形成され、挟持
片の両側に温度ヒューズのリード線を保持する突起がそ
れぞれ形成されていることを特徴とする電磁クラッチ用
電磁石のボビンが得られる。 さらに、本発明によれば、
前記いずれかの電磁クラッチ用電磁石のボビンにおい
て、前記第２の切欠きは、前記各フランジ部に複数、か
つボビンの軸方向から見て左右対称に形成されているこ
とを特徴とする電磁クラッチ用電磁石のボビンが得られ
る。
【００１１】
【作用】本発明の電磁クラッチ用電磁石のボビンを用い
たコイルをコアの環状溝内に収容し、この環状溝内へポ
ッティングにより樹脂を充填すると、この樹脂は、フラ
ンジ部に形成された浅い第１の切欠きを通り、環状溝内
の隅々まで行き渡る。
たコイルをコアの環状溝内に収容し、この環状溝内へポ
ッティングにより樹脂を充填すると、この樹脂は、フラ
ンジ部に形成された浅い第１の切欠きを通り、環状溝内
の隅々まで行き渡る。
【００１２】一方、本発明の電磁クラッチ用電磁石のボ
ビンは、合成樹脂製であるが、フランジ部に深い第２の
切欠きが形成されているので、合成樹脂を成形した後に
フランジ部に生じる応力がこの第２の切欠きにより分散
され、これによりフランジ部の変形が防止される。
ビンは、合成樹脂製であるが、フランジ部に深い第２の
切欠きが形成されているので、合成樹脂を成形した後に
フランジ部に生じる応力がこの第２の切欠きにより分散
され、これによりフランジ部の変形が防止される。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施形態に
よる電磁クラッチ用電磁石のボビンを示し、（ａ）は正
面図、（ｂ）は背面図、（ｃ）は底面図、（ｄ）は
（ａ）に示されるＩ−Ｉ線での断面図であり、図２は図
１に示すボビンを用いたコイルを示し、（ａ）は正面
図、（ｂ）は背面図である。
図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施形態に
よる電磁クラッチ用電磁石のボビンを示し、（ａ）は正
面図、（ｂ）は背面図、（ｃ）は底面図、（ｄ）は
（ａ）に示されるＩ−Ｉ線での断面図であり、図２は図
１に示すボビンを用いたコイルを示し、（ａ）は正面
図、（ｂ）は背面図である。
【００１４】図１及び図２を参照して、この電磁クラッ
チ用電磁石のボビン１は、合成樹脂から成り、筒状部２
と、第１のフランジ部３と、第２のフランジ部４とから
成る。
チ用電磁石のボビン１は、合成樹脂から成り、筒状部２
と、第１のフランジ部３と、第２のフランジ部４とから
成る。
【００１５】筒状部２は、長さの短い円筒状を呈してい
る。
る。
【００１６】第１のフランジ部３は、略リング状を呈
し、筒状部２の中心軸方向一端面に連設されている。こ
の第１のフランジ部３の外周縁部には、浅い切欠き（以
下、第１の切欠きと呼ぶ）３０が多数形成されている。
また、この第１のフランジ部３には、その外周縁から筒
状部２の方へ向かう長い切り込みからなる深い切欠き
（以下、第２の切欠きと呼ぶ）３１が４箇所形成されて
いる。また、この第１のフランジ部３には、図２に示す
ように、温度ヒューズ８を保持する一対の挟持片３２，
３２が形成されている。この挟持片３２，３２の両側に
は、それぞれ突起３３が形成されている。各突起３３に
は、図１（ｄ）から明らかなように、温度ヒューズ８の
リード線８０を保持するための切欠き（以下、第３の切
欠きと呼ぶ）３３ａが設けられている。
し、筒状部２の中心軸方向一端面に連設されている。こ
の第１のフランジ部３の外周縁部には、浅い切欠き（以
下、第１の切欠きと呼ぶ）３０が多数形成されている。
また、この第１のフランジ部３には、その外周縁から筒
状部２の方へ向かう長い切り込みからなる深い切欠き
（以下、第２の切欠きと呼ぶ）３１が４箇所形成されて
いる。また、この第１のフランジ部３には、図２に示す
ように、温度ヒューズ８を保持する一対の挟持片３２，
３２が形成されている。この挟持片３２，３２の両側に
は、それぞれ突起３３が形成されている。各突起３３に
は、図１（ｄ）から明らかなように、温度ヒューズ８の
リード線８０を保持するための切欠き（以下、第３の切
欠きと呼ぶ）３３ａが設けられている。
【００１７】第２のフランジ部４は、略リング状を呈
し、筒状部２の中心軸方向他端面に連設されている。こ
の第２のフランジ部４外周縁部には、第１のフランジ部
３と同様に、浅い切欠き（以下、上記同様第１の切欠き
と呼ぶ）４０が多数形成されている。また、この第２の
フランジ部４にも、その外周縁から筒状部２の方へ向か
う第１の切欠きよりも長い切り込みからなる深い切欠き
（以下、上記同様第２の切欠きと呼ぶ）４１が２箇所形
成されている。この第２のフランジ部４には、図２に示
すように、巻線９の巻き始め側の引出線９０及び巻き終
わり側の引出線９１を保持する略Ｔ字状の引出線保持部
４２が一体に形成されている。この引出線保持部４２
は、巻き始め側の引出線９０を挟持する第１の挟持片４
２ａ，及び巻き終わり側の引出線９１を挟持する第２の
挟持片４２ｂを有している。
し、筒状部２の中心軸方向他端面に連設されている。こ
の第２のフランジ部４外周縁部には、第１のフランジ部
３と同様に、浅い切欠き（以下、上記同様第１の切欠き
と呼ぶ）４０が多数形成されている。また、この第２の
フランジ部４にも、その外周縁から筒状部２の方へ向か
う第１の切欠きよりも長い切り込みからなる深い切欠き
（以下、上記同様第２の切欠きと呼ぶ）４１が２箇所形
成されている。この第２のフランジ部４には、図２に示
すように、巻線９の巻き始め側の引出線９０及び巻き終
わり側の引出線９１を保持する略Ｔ字状の引出線保持部
４２が一体に形成されている。この引出線保持部４２
は、巻き始め側の引出線９０を挟持する第１の挟持片４
２ａ，及び巻き終わり側の引出線９１を挟持する第２の
挟持片４２ｂを有している。
【００１８】上述したように、ボビン１には、第２の切
欠き３１，４１が形成されているので、合成樹脂の成形
時にフランジ部３，４に生じた応力は、第２の切欠き３
１，４１により分散されるので、フランジ部３，４が変
形することが無い。このように作成されたボビン１に、
図２に示すように巻線９を施し、この巻線９の巻き終り
側の引出線９１の途中に温度ヒューズ８を直列に接続
し、この温度ヒューズ８を一対の挟持片３２，３２の間
に挟み込むことにより温度ヒューズ８をボビン１に固定
し、更に、巻線９の巻き始め側の引出線９０、及び巻き
終わり側の引出線９１をそれぞれ引出線保持部４２の挟
持片４２ａ，４２ｂに挟み込めば、図２に示すコイル１
０が完成する。
欠き３１，４１が形成されているので、合成樹脂の成形
時にフランジ部３，４に生じた応力は、第２の切欠き３
１，４１により分散されるので、フランジ部３，４が変
形することが無い。このように作成されたボビン１に、
図２に示すように巻線９を施し、この巻線９の巻き終り
側の引出線９１の途中に温度ヒューズ８を直列に接続
し、この温度ヒューズ８を一対の挟持片３２，３２の間
に挟み込むことにより温度ヒューズ８をボビン１に固定
し、更に、巻線９の巻き始め側の引出線９０、及び巻き
終わり側の引出線９１をそれぞれ引出線保持部４２の挟
持片４２ａ，４２ｂに挟み込めば、図２に示すコイル１
０が完成する。
【００１９】このコイル１０は、電磁クラッチの構成部
品の一つであるコア（図せず）の環状溝内に配置され
る。この環状溝内に配置されたコイル１０の保護、及び
固定のために、環状溝内にポッティングにより樹脂が充
填される。この際、ボビン１に形成された第１の切欠き
３０，４０を通じて、樹脂が環状溝の隅々まで行き渡る
ことができる。したがって、コイル１０は、確実に保護
され、また確実に固定される。
品の一つであるコア（図せず）の環状溝内に配置され
る。この環状溝内に配置されたコイル１０の保護、及び
固定のために、環状溝内にポッティングにより樹脂が充
填される。この際、ボビン１に形成された第１の切欠き
３０，４０を通じて、樹脂が環状溝の隅々まで行き渡る
ことができる。したがって、コイル１０は、確実に保護
され、また確実に固定される。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁クラ
ッチ用電磁石のボビンでは、第１の切欠きが設けられて
いるので、コイルが収容されたコアの環状溝内にポッテ
ィングにより樹脂を充填した場合、第１の切欠きを通じ
て樹脂が環状溝の隅々まで行き渡るので、コイルを確実
に保護し、且つコイルを確実に固定することができる。
ッチ用電磁石のボビンでは、第１の切欠きが設けられて
いるので、コイルが収容されたコアの環状溝内にポッテ
ィングにより樹脂を充填した場合、第１の切欠きを通じ
て樹脂が環状溝の隅々まで行き渡るので、コイルを確実
に保護し、且つコイルを確実に固定することができる。
【００２１】しかも、本発明の電磁クラッチ用電磁石の
ボビンは、フランジ部に第１の切欠きよりも深い第２の
切欠きを設けてあるので、合成樹脂の成形時に生じたフ
ランジ部内の応力を第２の切欠きにより分散させること
ができ、これによりフランジ部の変形を防止することが
できる。
ボビンは、フランジ部に第１の切欠きよりも深い第２の
切欠きを設けてあるので、合成樹脂の成形時に生じたフ
ランジ部内の応力を第２の切欠きにより分散させること
ができ、これによりフランジ部の変形を防止することが
できる。
【図１】本発明の一実施形態による電磁クラッチ用電磁
石のボビンを示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は背面図、
（ｃ）は底面図、（ｄ）は（ａ）に示されるＩ−Ｉ線で
の断面図である。
石のボビンを示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は背面図、
（ｃ）は底面図、（ｄ）は（ａ）に示されるＩ−Ｉ線で
の断面図である。
【図２】図１に示すボビンを用いたコイルを示し、
（ａ）は正面図、（ｂ）は背面図である。
（ａ）は正面図、（ｂ）は背面図である。
１ 電磁クラッチ用電磁石のボビン ２ 筒状部 ３ 第１のフランジ部 ４ 第２のフランジ部 ８ 温度ヒューズ ９ 巻線 １０ コイル ３０，４０ 第１の切欠き（浅い切欠き） ３１，４１ 第２の切欠き（深い切欠き）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16D 27/10 H01F 7/06
Claims (3)
- 【請求項１】 合成樹脂から成り、筒状部と、該筒状部
の中心軸方向両端面にそれぞれ連設されたフランジ部と
を有する電磁クラッチ用電磁石のボビンにおいて、前記
フランジ部の外周縁部に形成された比較的浅い第１の切
欠きと、当該ボビンの成型の際の応力緩和するために前
記フランジ部に該フランジ部の外周縁から前記筒状部の
方へ向かうと共に前記フランジの半径方向に対して鋭角
をなす方向に前記第１の切欠きより長く形成された第２
の切欠きとを備え、各フランジ部には、前記第２の切欠
きが円周方向に複数形成されていることを特徴とする電
磁クラッチ用電磁石のボビン。 - 【請求項２】 請求項１記載の電磁クラッチ用電磁石の
ボビンにおいて、一方のフランジ部に温度ヒューズを保
持する一対の挟持片が形成され、挟持片の両側に温度ヒ
ューズのリード線を保持する突起がそれぞれ形成されて
いることを特徴とする電磁クラッチ用電磁石のボビン 。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載の電磁クラッチ用電
磁石のボビンにおいて、前記第２の切欠きは、前記各フ
ランジ部に複数、かつボビンの軸方向から見て左右対称
に形成されていることを特徴とする電磁クラッチ用電磁
石のボビン。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26295696A JP3247300B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 電磁クラッチ用電磁石のボビン |
| US08/937,600 US6069547A (en) | 1996-10-03 | 1997-09-29 | Bobbin for electromagnet of electromagnet clutch |
| DE69700943T DE69700943T2 (de) | 1996-10-03 | 1997-10-01 | Spule für Elektromagnet einer elektromagnetischen Kupplung |
| EP97117040A EP0834978B1 (en) | 1996-10-03 | 1997-10-01 | Bobbin for electromagnet of electromagnetic clutch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26295696A JP3247300B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 電磁クラッチ用電磁石のボビン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110743A JPH10110743A (ja) | 1998-04-28 |
| JP3247300B2 true JP3247300B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=17382890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26295696A Expired - Fee Related JP3247300B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 電磁クラッチ用電磁石のボビン |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6069547A (ja) |
| EP (1) | EP0834978B1 (ja) |
| JP (1) | JP3247300B2 (ja) |
| DE (1) | DE69700943T2 (ja) |
Families Citing this family (11)
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|---|---|---|---|---|
| JP2001317564A (ja) | 2000-02-29 | 2001-11-16 | Sanden Corp | 電磁クラッチ用ヨーク |
| JP2001244111A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Sanden Corp | コイルボビン |
| JP2001332418A (ja) * | 2000-05-23 | 2001-11-30 | Sanden Corp | コイルボビン |
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