JP2552998Y2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP2552998Y2
JP2552998Y2 JP1991094474U JP9447491U JP2552998Y2 JP 2552998 Y2 JP2552998 Y2 JP 2552998Y2 JP 1991094474 U JP1991094474 U JP 1991094474U JP 9447491 U JP9447491 U JP 9447491U JP 2552998 Y2 JP2552998 Y2 JP 2552998Y2
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JP
Japan
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flange
coil bobbin
case
coil
projection
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洸 篠原
寿 佐藤
修 渡辺
恵一 樋口
忠男 石井
芳男 浅見
満 岡本
Original Assignee
株式会社 タムラ製作所
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は民生用の電気機器に用い
られるトランスにかかり、詳しくはコイルボビンをケー
ス内に挿入する際、誤挿入を防止するようにしたトラン
スに関する。
【0002】
【従来の技術】トランスとしては種々のタイプのものが
存在するが、このうち、コイルが巻回され、かつ鉄芯が
組込まれたピン端子タイプのコイルボビンをケース内に
挿入し、かつ合成樹脂の如き充填材を内部に充填するな
どして構成したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、コイルボビ
ンをケース内に挿入する際、所定の向きに挿入する必要
があるが、誤って左右逆向きに挿入してしまうおそれが
ある、という課題があった。
【0004】本考案はこのようなことに鑑み提案された
もので、その目的とするところは、コイルボビンの誤挿
入防止を図ったトランスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、コイルが巻回
され、かつ鉄芯が組込まれたピン端子タイプのコイルボ
ビンを平面図における形状が左右,上下対称であるケー
ス内に挿入し、かつ合成樹脂の如き充填材を内部に充填
するなどして構成するトランスにおいて、前記コイルボ
ビン1には中空状の胴部2の両端にそれぞれフランジ
3,4が一体形成されており、前記ケース6にはフラン
ジ3を収納するフランジ収納部6bが一体形成されてお
り、フランジ収納部6bの底面の一隅部に上方に突出す
る突部6cを設けるとともに、前記フランジ3に切欠部
3aを設け、コイルボビン1をケース6に挿入する際
に、切欠部3aによりフランジ3がフランジ収納部6b
の突部6cに引っかかることなく正しく挿入されること
で上記目的を達成している。
【0006】
【作用】本考案では、ケース6のフランジ収納部6bの
底面の一隅部に突部6cを設け、このケース6のフラン
ジ収納部6bの底面に面するフランジ3に上記突部6c
と対応する位置に切欠部3aを設け、所定方向にコイル
ボビン1を挿入した際には、突部6cが切欠部3aの部
分に位置して引っかかることなく速みやかにコイルボビ
ン1を所定の向きでもってケース6内に挿入できるよう
にしている。
【0007】すなわち、コイルボビン1の向きが逆であ
ると、フランジ収納部6bの突部6cがフランジ3につ
き当たり、コイルボビン1をケース6内にきちんと挿入
できないようにし、これにより挿入向きが逆であること
をわかるようにしている。
【0008】
【実施例】(実施例1) 以下、図面に沿って本考案の一実施例を説明する。図1
(a)〜(c)は本考案に用いられるコイルボビン1
で、このコイルボビン1は中空状の胴部2の両端にそれ
ぞれフランジ3,4が一体形成され、かつ一方のフラン
ジ4には肉厚部4aが形成され、この肉厚部4aに複数
本のピン端子5が植設されている。また、他方のフラン
ジ3はほぼ矩形をなし、かつ一隅部に、この例ではテー
パ状に切欠かれてなる切欠部3aが形成されている。
【0009】しかして、周知のように胴部2にコイルを
巻回し、かつその引出線を肉厚部4aの側部に形成され
た切欠き状の引出線案内溝4bを介しピン端子5側に引
出し、かつ所定のピン端子5の根本に絡げ付け、また、
鉄芯を組込めばトランス本体を完成させることができ
る。
【0010】なお、一方のフランジ4は他方のフランジ
3に比べ細長い形状をなし、かつ各フランジ4,3の中
央部分に鉄芯を位置させる凹状の鉄芯収容部4c,3b
がそれぞれ形成されている。
【0011】図2(a)〜(c)は上記コイルボビン1
と組合わせて使用される本考案のケース6の一例を示
す。このケース6は有底筒状をなす合成樹脂の成形品か
らなり、かつその外形は凹凸をなしている。これは、コ
イルが巻回され、かつ鉄芯が組込まれたコイルボビン1
の凹凸形状に対応させたもので、コイルボビン1の収納
性を考慮したことによるものである。
【0012】この実施例では、ケース底部6aにはフラ
ンジ3の形状に対応したほぼ矩形であって凹状のフラン
ジ収納部6bが形成され、かつその一隅部に上方に突出
する突部6cが設けられている。
【0013】トランスを組立てるには、図3に示すよう
に、コイルボビン1のフランジ3をケース底部6a側に
対面させ、かつ矢印で示すように、ケース6内にコイル
ボビン1を挿入させるが、この場合、フランジ3の切欠
部3aとケース底部6aに突設された突部6cとが対応
した位置であれば切欠部3aの部分に突部6cを位置さ
せることができるため、突部6cがつき当たることがな
く、コイルボビン1を所定の深さまで速みやかにケース
6内に挿入することができる。
【0014】一方、コイルボビン1の向きが逆である
と、突部6cがフランジ3の底面と当接し、突部6cが
邪魔となるため、コイルボビン1をきちんと挿入できな
いので、これによりコイルボビン1の挿入向きが逆であ
ることが容易にわかるようにしている。図3中7はコイ
ル、8は鉄芯を示す。
【0015】(実施例2) 図4は本考案の第2実施例を示す。この実施例では、コ
イルボビン1のケース底部6aに面する側のフランジ3
を収納する凹状のフランジ収納部6bの一隅部の底部か
らそのフランジ収納部6bの上部にわたって柱状の突部
6cを形成した点が前述の第1実施例と異なっている。
そして、このような突部6cであってもフランジ3の切
欠部3aと対応させれば、ケース6内にコイルボビン1
を所定の位置に挿入できるようにしている。なお、他の
構成では、第1の実施例と同様であるため、同一部材に
は同じ符号を示し、説明は省略する。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、コイル
ボビン1には中空状の胴部2の両端にそれぞれフランジ
3,4が一体形成されており、前記ケース6にはフラン
ジ3を収納するフランジ収納部6bが一体形成されてお
り、フランジ収納部6bの底面の一隅部に上方に突出す
る突部6cを設け、突部6cに対応する位置のフランジ
3の角に切欠部3aを設けたから、コイルボビンが正適
な向きであると速みやかに挿入でき、逆向きであると挿
入できないようにし、簡易構成でもってコイルボビンの
誤挿入を防止できるようにした効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に適用されるコイルボビン
の一例で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は
底面図である。
【図2】上記コイルボビンと対応して用いられるケース
で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図
である。
【図3】本考案のトランスの組立状態説明図を示す。
【図4】本考案の第2実施例の組立状態説明図を示す。
【符号の説明】
1 コイルボビン 2 胴部 3,4 フランジ 3a 切欠部 3b 鉄芯収容部 4a 肉厚部 4b 引出線案内溝 4c 鉄芯収納部 5 ピン端子 6 ケース 6a ケース底部 6b フランジ収納部 6c 突部 7 コイル 8 鉄芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 修 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株 式会社タムラ製作所 埼玉事業所内 (72)考案者 樋口 恵一 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株 式会社タムラ製作所 埼玉事業所内 (72)考案者 石井 忠男 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株 式会社タムラ製作所 埼玉事業所内 (72)考案者 浅見 芳男 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株 式会社タムラ製作所 埼玉事業所内 (72)考案者 岡本 満 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株 式会社タムラ製作所 埼玉事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−125610(JP,A) 実開 平1−58913(JP,U) 実開 平2−108274(JP,U) 実開 平1−174880(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回され、かつ鉄芯が組込まれ
    たピン端子タイプのコイルボビンを平面図における形状
    が左右,上下対称であるケース内に挿入し、かつ合成樹
    脂の如き充填材を内部に充填するなどして構成するトラ
    ンスにおいて、 前記コイルボビン(1)には中空状の胴部(2)の両端
    にそれぞれフランジ(3,4)が一体形成されており、 前記ケース(6)にはフランジ(3)を収納するフラン
    ジ収納部(6b)が一体形成されており、 フランジ収納部(6b)の底面の一隅部に上方に突出す
    る突部(6c)を設けるとともに、前記フランジ(3)
    に切欠部(3a)を設け、 コイルボビン(1)をケース(6)に挿入する際に、切
    欠部(3a)によりフランジ(3)がフランジ収納部
    (6b)の突部(6c)に引っかかることなく正しく挿
    入されることを特徴とするトランス。
JP1991094474U 1990-10-22 1991-10-22 トランス Expired - Fee Related JP2552998Y2 (ja)

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JP2-110302 1990-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0612736B2 (ja) * 1985-11-26 1994-02-16 松下電器産業株式会社 変成器

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