JPH0612736B2 - 変成器 - Google Patents

変成器

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JPH0612736B2
JPH0612736B2 JP60265210A JP26521085A JPH0612736B2 JP H0612736 B2 JPH0612736 B2 JP H0612736B2 JP 60265210 A JP60265210 A JP 60265210A JP 26521085 A JP26521085 A JP 26521085A JP H0612736 B2 JPH0612736 B2 JP H0612736B2
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JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
iron core
bobbin
transformer
projection
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60265210A
Other languages
English (en)
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JPS62125610A (ja
Inventor
一成 石川
裕 広岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各種の電源機器,映像機器,音響機器あるい
は産業機器などに使用される変成器(以下、トランスと
いう)に関するものである。
従来の技術 第5図,第6図はそれぞれトランスの従来例を示す内部
構造断面図と底板の装着面より見た正面図である。図に
示すように1次巻線−鉄心空間距離保証用突起6を有し
ピン端子8aを埋植した鍔5aと、ピン端子8bを埋植
した鍔5bとを形成した1次ボビン5に、1次巻線10
を巻回し、1次引出し線10′をピン端子8aに接続し
ている。また2次ボビン7を1次ボビン5にはめ込み嵌
合した後、2次ボビン7に2次巻線11を巻回し2次引
出し線11′をピン端子8bに接続している。それぞれ
ピン端子8a,8bと引出し線を半田等で固着したコイ
ル部に、前記1次ボビン5の中央の孔に鉄心9を挿入す
ることにより取付け、それを底板浮防止用突起12を有
するケース1内に収納し、この後ケース1内に図示しな
い、シリコンゴムあるいはマイクロクリスタリンワック
ス等の充填樹脂を注入した後、底板挿入深さ保証用突起
3′及びピン端子挿入穴13を有した底板2を装着して
トランスを構成している。
発明が解決しようとする問題点 従来のトランスは上述のように、ケース1の底板浮防止
用突起12により、底板2の浮き上りまたは、ハズレ等
の防止をしている。また各国安全規格適合のため、1次
ボビン5と2次ボビン7のように2ボビン方式を採用
し、絶縁距離,空間距離等の保証を行なっているが、1
次巻線10と鉄心9との空間距離においては第7図の空
間距離寸法図に示すように空間距離保証用突起6を設
け、A+D寸法で保証しているが次のような製造上の問
題点がある。
1 底板浮防止用突起12は大きいほど効果は上がる
が、ケース1の金型成形上大きくすることができず、辛
うじて引っ掛かるといったものであり、製造工程中の熱
処理による底板2の変形あるいは振動,衝撃等により底
板浮きや、底板ハズレが発生する。
2 1次引出し線10′と鉄心9との空間距離確保のた
め、突起6を設け第7図に示すD寸法を大きくしている
が、使用銅線の線径,巻付け高さ,リード線のたるみに
よりA寸法が、鉄心のガタ等によりD寸法がそれぞれ変
化し、条件によっては安全規格を満足出来ず、製品設計
上、使用線径等の使用規制が必要となり、サイズの大形
化をよぎなくされる場合がある。
また、製造上特別に重点管理が必要となり、管理工数が
増大する。
本発明はこのような問題点を解決し、底板の取付けを確
実に行えるようにするとともに、絶縁性の向上を図るも
のである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記従来の問題点を解決するため、底板に突起
を設け、またボビンと鉄心との間にそれぞれ凹部を形成
し、その凹部に底板の突起を圧入嵌合したものである。
作用 上記のように底板に突起を設け、またボビンと鉄心との
間にそれぞれ凹部を形成し、この凹部と底板の突起とを
圧入嵌合することにより、底板はしっかりとコイル部に
固定され、熱変形や振動・衝撃等による底板の浮き上り
や底板ハズレ等の不良の発生は皆無となる。
また、底板の突起は特に1次引出し線(又は、1次側ピ
ン端子)から、P−E空間距離保証用突起を経由し鉄心
までの直線距離に対し、遮蔽板として空間距離保証用突
起と鉄心との間に入ることになり、トータルの空間距離
は大巾に増加され、使用銅線径及び、巻付け高さ,リー
ド線のたるみあるいは鉄心のガタ等の製造上のバラツキ
が発生しても、十分に安全距離を確保することが出来、
設計上の規制,製造上の特別な規制を排除するだけでな
く、より小型化の設計を可能とすることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図,第2図,第3図は、それぞれ本発明の一実施例
によるトランスの内部構造断面図、底板装着前の底面
図、底板の装着面より見た正面図である。
図において、第5図,第6図と同一部分については同一
番号を付している。空間距離保証用突起6を有しピン端
子8aを埋植した鍔5aと、それに対抗するピン端子8
bを埋植した鍔5bとの鉄心9が挿入される孔の開放端
に、それぞれ段部4a,4bを設けている。その鍔5
a,5bを有するフェノール等の熱硬化性樹脂から成る
1次ボビン5に1次巻線10を巻回し、1次引出し線1
0′をピン端子8aに配線処理した後、ノリル・ポリブ
チレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂から成る2次ボ
ビン7をはめ込み嵌合し、2次巻線11の巻回、2次引
出し線11′のピン端子8bへの配線処理の後、それぞ
れ半田ディップ等で半田接合している。このコイル部の
1次ボビン5の中央の孔にEIまたはEE,EO等の鉄
心9を挿入することにより、段部4a,4bと鉄心9と
の間に、底板固定用突起3を圧入するための凹部4
a′,4b′が形成される。
また底板2のケース1内側の面には、鉄心9の積層巾に
ほぼ等しい間隔で空間距離保証用突起6の高さに対し十
分に大きい高さを持ち、突起圧入用凹部4a′,4b′
の巾に対し十分に大きい厚みの底板固定用突起3がそれ
ぞれ底板2の内面に対し直角に設けられている。また、
底板2の挿入性及び圧入効果を向上するため、底板固定
用突起3の先端は細くし、底板2はポリプロピレン,ノ
リル等の弾力性のある熱可塑性樹脂により成形されてい
る。
前に述べたコイル部を底板浮防止用突起12を有したケ
ース1に収納し、シリコンゴム・マイクロクリスタリン
ワックス等の充填樹脂を注入した後、コイル部の突起圧
入用凹部4a′,4b′と、底板2の底板固定用突起3
を合わせるようにして底板2を圧入装着することにより
トランスが完成する。
以上のように本発明のトランスは、底板を圧入装着する
ことから、ケース,コイル,底板がそれぞれしっかりと
固定され、製造工程での熱処理による変形及び工程移動
中の振動,衝撃等による底板の浮きやハズレを防止でき
る。
さらに、第4図に示すように、底板に設けた圧入用の突
起が遮蔽板となり、空間距離はA+B+C寸法となり、
従来例に比べ大きく、確実に安全距離を確保することが
出来、製品品質の大巾な改善が可能で、信頼性の高いト
ランスとなるとともに、より小型化が可能で電気的性能
の要求に対する選択の自由度の大きなトランスとなる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、底板を確実にかつ強固に
取付けることができるとともに、鉄心と巻線との間にお
ける安全距離を十分なものとすることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のトランスの内部構造断面
図、第2図は同トランスの底板装着前の底面図、第3図
は同トランスの底板の装着面より見た正面図、第4図は
第1図のトランスの空間距離保証用突起部の拡大図、第
5図は従来のトランスの内部構造断面図、第6図は同ト
ランスの底板の装着面より見た正面図、第7図は第6図
のトランスの空間距離保証用突起部の拡大図である。 1……ケース、2……底板、3……底板固定用突起、4
a,4b……段部、5……1次ボビン、5a,5b……
ボビン鍔、7……2次ボビン、9……鉄心、10……1
次巻線、11……2次巻線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線を施したボビンの中央の孔に鉄心を挿
    入し、かつこれらのボビンと鉄心とを樹脂成形された、
    ケース及び底板により密閉することにより構成され、前
    記底板のケース内側の面に鉄心挿入積層巾とほぼ等しい
    間隔で底板の前記面に直角な2つの突起を設け、かつ前
    記ボビンの鉄心が挿入される孔の開放端に、鉄心を挿入
    することによりボビンと鉄心との間に前記底板の突起が
    圧入される凹部を形成する段部を設けたことを特徴とす
    る変成器。
JP60265210A 1985-11-26 1985-11-26 変成器 Expired - Lifetime JPH0612736B2 (ja)

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JP60265210A JPH0612736B2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26 変成器

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JP60265210A JPH0612736B2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26 変成器

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JPS62125610A JPS62125610A (ja) 1987-06-06
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