JP2019145743A - イグナイタ - Google Patents

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【課題】ベアチップを用いる場合に効率的な組み立てができる。【解決手段】イグナイタは、導電性フレームおよび導電性フレームに導電性接着剤により固定されるベアチップを備え、導電性フレームは、基底部と、基底部からベアチップの側へ突出する凸部とを備え、凸部のベアチップと接する面である接触対向面は5角以上の多角形または円であり、接触対向面に導電性接着剤が塗布されている。【選択図】図8

Description

本発明は、イグナイタに関する。
自動車のエンジンに設けられる内燃機関用の点火装置は、イグニッションコイルに流す電流を通電および遮断するイグナイタを備える。イグナイタは、容易に組み立てられる構成が求められる。特許文献1には、上面が開放され、一側部に低圧端子を収容するコネクタ部が、下部に高圧端子を収容する高圧筒部がそれぞれ設けられている熱可塑性樹脂製の絶縁ケースに、一次コイルと、二次コイルと、この二次コイルおよび一次コイルを磁気的に結合する鉄心とが収容され、絶縁樹脂が注入されて収容部品間の絶縁が維持されるとともに、高圧筒部の筒内部に高圧端子と放電ノイズを低減する抵抗体とが挿入されて構成された内燃機関用点火コイルにおいて、高圧筒部の筒内部に、抵抗体の下面を支持する内向き突出部を設けるとともに、抵抗体の上面を高圧端子で塞いだ、ことを特徴とする内燃機関用点火コイルが開示されている。
特開2011−035019号公報
特許文献1に記載されている発明では、ベアチップを用いる場合に効率的な組み立てができない。
本発明の第1の態様によるイグナイタは、導電性フレームおよび前記導電性フレームに導電性接着剤により固定されるベアチップを備えるイグナイタであって、前記導電性フレームは、基底部と、前記基底部から前記ベアチップの側へ突出する凸部とを備え、前記凸部の前記ベアチップと接する面である接触対向面は5角以上の多角形または円であり、前記接触対向面に前記導電性接着剤が塗布されている。
本発明によれば、ベアチップを用いる場合に効率的な組み立てができる。
点火装置1の外観図 図1において点線で囲む範囲の断面図 図3(a)はイグナイタ6の外観図、図3(b)は図3(a)からモールド樹脂6aを除去した図 ベアチップ6f付近の拡大図 ベアチップ6fの形状および構成を示す図 図4のVI−VI断面図 図7(a)は本実施の形態における接触対向面6htの形状を示す図、図7(b)は比較例の接触対向面である比較例対向面Pの形状を示す図 実施例と比較例における導電性接着剤6gの広がりの比較を示す図 実施例と比較例における導電性接着剤6gの広がりの比較を示す図 変形例2における接触対向面6htの外形を示す図 変形例3における凸部6hの外観図 第2の実施の形態における凸部6hの接触対向面6htとベアチップ6fの底面6fbとの関係を示す図
―第1の実施の形態―
以下、図1〜図9を参照して、本発明に係るイグナイタの第1の実施の形態を説明する。
(点火装置1の外観)
図1は、本発明に係るイグナイタを内蔵する点火装置1の外観図である。点火装置1は内燃機関を有する装置、たとえば車両に搭載される。図2は図1において点線で囲む範囲の断面図である。内燃機関用の点火装置1のコイルケース2は、外部接続用コネクタ2aおよび外部接続用コネクタ端子2bと一体に構成される。コイルケース2の内部には、コイル3およびイグナイタ6が格納され、注型樹脂4によって固定されている。
(イグナイタ6の外観)
図3(a)はイグナイタ6の外観図である。イグナイタ6は、モールド樹脂6aから内部接続用端子6bが突出する構成を有する。図3(b)は、図3(a)からモールド樹脂6aを除去した図である。イグナイタ6は、押し出し加工により形成され内部接続用端子6bを有する薄板状の導電性フレーム6cと、電子部品6dと、ベアチップ6fとを備える。導電性フレーム6cは配線構造を形成し、電子部品6dおよびベアチップ6fを導電性接着剤6gで接続し接続用ワイヤ6eを介して制御回路を構成する。
(ベアチップ6f付近)
図4は、ベアチップ6f付近の拡大図である。ただし図4では接続用ワイヤ6eの図示を省略している。ベアチップ6fは、導電性接着剤6gにより導電性フレーム6cに接続される。ベアチップ6fの周囲には溝6jが形成される。なおここでは溝6jの外周は円形であるが、溝6jの外周の形状は円形に限定されず多角形でもよい。図4ではベアチップ6fが導電性フレーム6cに接続された状態を示しているのでベアチップ6fに隠れているが、導電性フレーム6cは後述するように溝6jの内周部に凸部6hを有する。
図5は、ベアチップ6fの形状および構成を示す図である。ベアチップ6fは、図5に示す姿勢で導電性フレーム6cに接続される。ベアチップ6fは、直方体の形状を有する六面体である。ベアチップ6fは、導電性フレーム6cと対向する底面6fbと、底面6fbの逆側の面である上面6ftと、底面6fbと接する残りの4面である側面6fsとを備える。ただし図5では底面6fbおよび側面6fsの2面は隠れている。ベアチップ6fは、上面6ftに接続用ワイヤ6eとの接点を有する。
またベアチップ6fは側面6fsに絶縁体を有しない。そのため仮に導電性接着剤6gが側面6fsに接触すると電気的なショートが生じ問題となる。本実施の形態におけるイグナイタ6は、後述する工夫によりこのショートが生じにくい構造を有するので効率的な組み立てが可能であり、さらに組み立て後にショートが生じにくい。なおベアチップ6fに使用する導電性接着剤6gの量を減らすことでショートの可能性を低減させることは可能であるが、ベアチップ6fと導電性フレーム6cとの接着強度が低下するため、導電性接着剤6gの量を減らすことは現実的でない。
(断面図)
図6は、導電性フレーム6cに接続されたベアチップ6f付近の断面図、換言すると、図4のVI−VI断面図である。導電性フレーム6cは、凸部6h、溝6j、および基底部6kを備える。基底部6kは、溝6jのいわば底部である。凸部6hの上端、すなわち導電性接着剤6gを介してベアチップ6fと接触する面を、以下では接触対向面6htと呼ぶ。接触対向面6htの面積はベアチップ6fの底面6fbよりも小さく、図6の図示横幅の寸法だけでなく奥行き方向の寸法も接触対向面6htは底面6fbよりも短い。なお凸部6hはベアチップ6fを機械的に支持する役割を有し、図6では図示を省略しているがベアチップ6fには前述の接続用ワイヤ6eが接続されるため、接触対向面6htの面積が小さすぎることは好ましくない。また接触対向面6htの図6における上下方向の高さは、導電性フレーム6cの表面と同一である。
導電性フレーム6cとベアチップ6fとの接続は、たとえば次のように行われる。まず、導電性フレーム6cの凸部6hの頂部である接触対向面6htの略中心位置に規定量の導電性接着剤6gが配される。次に、底面6fbが導電性フレーム6cと対向する姿勢でベアチップ6fが接触対向面6htの上部であって導電性接着剤6gと接触しない位置に配される。そして、ベアチップ6fと凸部6hとの距離を近づけてベアチップ6fを導電性接着剤6gに接触させることで、導電性フレーム6cとベアチップ6fとが接続される。
ただし以下のいずれかの場合には、導電性接着剤6gがベアチップ6fの側面と接触してショートする可能性がある。すなわち、配された導電性接着剤6gの量が規定量よりも多い場合、ベアチップ6fと凸部6hとの距離が規定の距離よりも短い場合、導電性接着剤6gが接触対向面6htの略中心位置からずれて配された場合などである。このような状況への対策として、本実施の形態では接触対向面6htを正8角形の形状としている。
(接触対向面6htの形状)
図7(a)は、本実施の形態における接触対向面6htの形状を示す図であり、図7(b)は比較例の接触対向面である比較例対向面Pの形状を示す図である。ただし図7では、図6だけではわかりにくい接触対向面6htと底面6fbの位置関係を示すために破線で底面6fbを示している。前述のとおり、接触対向面6htは正8角形の形状を有する。底面6fbは接触対向面6htよりも面積が広く、平面視では底面6fbが接触対向面6htを覆うようにベアチップ6fが配される。比較例対向面Pは、作成が容易である正方形、すなわち4角形の形状を有する。比較例においても、ベアチップ6fは底面6fbが比較例対向面Pを覆うように配される。
(導電性接着剤6gの広がりの比較)
図8および図9は、配された導電性接着剤6gが多すぎた場合における導電性接着剤6gの広がりについて、実施例と比較例との比較を示す図である。ただし実施例とは、図7(a)に示す接触対向面6htを用いる場合をいい、比較例とは、図7(b)に示す比較例対向面Pを用いる場合をいう。また図8および図9の全ての図においてハッチングは導電性接着剤6gを示す。また実施例と比較例では配された導電性接着剤6gの量は同一である。また図8および図9では便宜的に第1段階〜第4段階と名付けて4つの状態を示している。
図8は接触対向面6htを上部から見た平面図であり、図9は断面図である。図8と図9の第1段階〜第4段階は、それぞれ対応している。また図9にはベアチップ6fが図示されているが図8にはベアチップ6fは図示されていない。本実施の形態では、接触対向面6htや比較例対向面Pから外側にはみ出した導電性接着剤6gの長さを流出長Lと定義する。流出長Lが長いほど、導電性接着剤6gがベアチップ6fの側面と接触する可能性が高くなる。
第1段階〜第4段階の概要を説明する。第1段階ではベアチップ6fが導電性接着剤6gと接触しておらず、第2段階〜第4段階ではベアチップ6fと凸部6hとの距離が徐々に近くなっている。両者が最も接近しているのが第4段階である。ただし図8および図9は、ベアチップ6fと凸部6hとの距離は一定とし、配された導電性接着剤6gの量が異なる場合の実施例と比較例の比較とみなすこともできる。以下ではそれぞれの段階について説明する。
第1段階では、第1段階ではベアチップ6fが導電性接着剤6gと接触しておらず、実施例と比較例で導電性接着剤6gの状態に差がない。第2段階では、導電性接着剤6gが押しつぶされて広がっているが、導電性接着剤6gの形状にまだ差はない。ただし図8に示すように実施例では接触対向面6htの8辺のそれぞれが導電性接着剤6gと接触寸前であるが、比較例では比較例対向面Pが4角形なので4辺のそれぞれが導電性接着剤6gと接触寸前である。また、第1段階と第2段階では、実施例と比較例のいずれも流出長Lはゼロである。
第3段階では、接触対向面6htと比較例対向面Pのいずれも、導電性接着剤6gがさらに押しつぶされて接触対向面6htや比較例対向面Pの辺と接触し、接触した箇所から導電性接着剤6gが接触対向面6htや比較例対向面Pの外部に流出する。このとき、実施例では8辺から導電性接着剤6gが流出するが、比較例では4辺から導電性接着剤6gが流出する。接触対向面6htや比較例対向面Pの外部に流出する導電性接着剤6gの量は、実施例と比較例では略同一なので、1か所から流出する導電性接着剤6gの量は実施例は比較例の半分である。そのため図8や図9の第3段階に示すように実施例は比較例よりも流出長Lが短い。
そして図9の第3段階に示すように、実施例では導電性接着剤6gはベアチップ6fの幅の内部に収まっているが、比較例では導電性接着剤6gはベアチップ6fの幅の外側まで広がる。図9では差異を明確にするために導電性接着剤6gは図示の横方向にしか広がらないように示しているが、導電性接着剤6gがベアチップ6fの幅の外側まで広がると、実際には図示上下方向にも広がる。すなわち比較例では、第3段階において導電性接着剤6gが比較例対向面Pの側面と接触してショートする可能性がある。
最後の第4段階では、導電性接着剤6gがさらに押しつぶされて導電性接着剤6gの接触対向面6htや比較例対向面Pの外部への流出がさらに増える。ただし図8に示すように、第3段階において流出が開始された箇所からの流出量が増える傾向が強く、流出箇所は増加しにくい。また仮に流出箇所が増加した場合であっても、流出箇所の数が比較例よりも実施例の方が多い関係は維持される。そのため図9に示すように第4段階では、導電性接着剤6gがベアチップ6fからはみ出る長さの差が実施例と比較例とで顕著になり、比較例は導電性接着剤6gが比較例対向面Pの側面と接触してショートする可能性が高まる。なお第4段階では実施例でもショートする可能性があるが、少なくとも比較例よりは可能性が低い。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)イグナイタ6は、導電性フレーム6cおよび導電性フレーム6cに導電性接着剤6gにより固定されるベアチップ6fを備える。導電性フレーム6cは、基底部6kと、基底部6kからベアチップ6fの側へ突出する凸部6hとを備える。凸部6hのベアチップ6fと接する面である接触対向面6htは正8角形であり、接触対向面6htに導電性接着剤6gが塗布されている。
一般に、ベアチップをパッケージ化されたチップと比べるとパッケージがない分だけ小サイズでコストが低い利点を有するが、ショートの懸念がある。イグナイタ6は上述した構成を有するので、配された導電性接着剤6gが多すぎる場合であっても、接触対向面6htからは8方向に導電性接着剤6gが比較的短くはみ出し、導電性接着剤6gがベアチップ6fの側面6fsや上面6ftと接触してショートが生じる危険性が低い。また仮に図8や図9に示した比較例を用いる場合には流出長Lが比較的長くなるため、導電性接着剤6gを配する量の調整やベアチップ6fと凸部6hの距離の管理を厳密に行う必要がある。しかし本実施の形態によれば流出長Lが比較的短いので比較例のような厳密な管理が不要であり、ベアチップ6fを用いる場合に効率的な組み立てができる。
(2)基底部6kは、導電性フレーム6cに形成された溝である。そのため凸部6hの頂部である接触対向面6htの高さを抑えて、たとえば導電性フレーム6cの表面と高さを揃えることが可能である。そのためベアチップ6fが搭載された状態での導電性フレーム6cの高さを抑制でき、イグナイタ6を小型化できる。またイグナイタ6の製造工程においてメッキ処理が行われ高さのある部品はマスキングを困難にすることから、高さを抑制することで製造工程の簡素化できる。
(3)ベアチップ6fは直方体であり、ベアチップ6fが導電性フレーム6cと対向する面が底面6fbであり、底面6fbと接する4面である側面6fsに絶縁層を有しない。イグナイタ6は接触対向面6htが8角形なので流出長Lが比較的短く、導電性接着剤6gがベアチップ6fの上面6ftだけでなく側面6fsとも接触しにくい。そのため側面6fsに絶縁層を有するベアチップだけでなく、側面6fsに絶縁層を有しないベアチップ6fもイグナイタ6に用いることができ、多様なベアチップ6fをイグナイタ6に使用できる。
(変形例1)
上述した第1の実施の形態では、接触対向面6htは正8角形であった。しかし接触対向面6htは辺の長さが等しくない8角形でもよいし、5角以上であればよい。すなわち辺の数は8に限定されず5以上であればよい。
(変形例2)
上述した第1の実施の形態では、接触対向面6htは正8角形であった。しかし接触対向面6htは円であることが望ましく、真円であることがさらに望ましい。
図10は変形例2における接触対向面6htの外形を示す図である。図10に示すように、変形例2における接触対向面6htは真円である。そのため導電性接着剤6gが接触対向面6htの外側に流出する際には第1の実施の形態では8カ所から流出したが、本変形例では接触対向面6htの全周から流出する。したがって変形例2の構成によれば流出長Lを理論的に最も短くできる。
(変形例3)
上述した第1の実施の形態では、凸部6hの高さは導電性フレーム6cの面と同一であった。しかし凸部6hは導電性フレーム6cから突出してもよい。すなわち本変形例では基底部6kが導電性フレーム6cの表面であり、溝6jを備えない。
図11は変形例3における凸部6hの外観図である。本変形例では凸部6hが導電性フレーム6cから突出する。
―第2の実施の形態―
図12を参照して、本発明に係るイグナイタ第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、ベアチップ6fと凸部6hの相対的な姿勢関係を考慮する点で、第1の実施の形態と異なる。
図12は、第2の実施の形態における凸部6hの接触対向面6htと、ベアチップ6fの底面6fbとの関係を示す図である。図12に示すように第2の実施の形態における接触対向面6htは、正8角形ではなく正方形の角を切り落とした形状である。すなわち接触対向面6htは、4つの長辺6htLと4つの短辺6htSとを備える。ただし図12に示すように、中心から短辺6htSまでの距離をd1、中心から長辺6htLまでの距離をd2と置いた場合に、d1>d2の関係を有する。また接触対向面6htと底面6fbはおおよそ相似形であるが、中心を一致させて45度傾けている。そのため、短辺6htSから底面6fbの淵までの距離をm1、長辺6htLから底面6fbの淵までの距離をm2とおくと、m1<m2の関係を有する。
本実施の形態では、d1>d2の関係を有するので、導電性接着剤6gは中心からの距離が短い長辺6htLの中央部から流出する。長辺6htLの中央部から流出した導電性接着剤6gは、流出長Lが距離m2を超えるまでは側面6fsと接触する恐れがない。仮に短辺6htSから導電性接着剤6gが流出すると、淵までの距離m1が短いのでショートする可能性が比較的高いが、淵までの距離が長い長辺6htLから導電性接着剤6gを流出させることでショートする可能性を低減している。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
6…イグナイタ
6d…電子部品
6h…凸部
6ht…接触対向面

Claims (4)

  1. 導電性フレームおよび前記導電性フレームに導電性接着剤により固定されるベアチップを備えるイグナイタであって、
    前記導電性フレームは、
    基底部と、
    前記基底部から前記ベアチップの側へ突出する凸部とを備え、
    前記凸部の前記ベアチップと接する面である接触対向面は5角以上の多角形または円であり、前記接触対向面に前記導電性接着剤が塗布されているイグナイタ。
  2. 請求項1に記載のイグナイタにおいて、
    前記基底部は、前記導電性フレームに形成された溝であるイグナイタ。
  3. 請求項1に記載のイグナイタにおいて、
    前記接触対向面は真円であるイグナイタ。
  4. 請求項1に記載のイグナイタにおいて、
    前記ベアチップは直方体であり、前記ベアチップが前記導電性フレームと対向する面を底面とする場合に前記底面と接する4面である側面に絶縁層を有しないイグナイタ。
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