JP2010232245A - インダクタンス素子 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ノイズ制御特性と絶縁性能を共に低下させることなく、構造が簡易で、組立作業性と実装性を大幅に向上させ、かつ低価格化も可能なインダクタンス素子及びそれを用いたノイズフィルタの提供を目的とする。
【解決手段】 インダクタンス素子20aは、絶縁ケース2aの内部に、トロイダル形状の磁気コア1aと、銅からなる帯状の薄板をフック状にフォーミングした導電体5aを配した構造である。フック状の導電体5aは、磁気コア1aの外側を囲むように、絶縁ケース2aの内部に設けた突起部3aと絶縁ケース2aの内壁の間に挿配し、フック状の導電体5aの一端は、絶縁ケース2aの外側に引き出され、その後、絶縁ケース2aの外周にコイル8a、8bを形成し、更に、台座9に載置した構造である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として交流電源ラインにおけるノイズフィルタ等に用いられるインダクタンス素子に関する。
図7は、従来のインダクタンス素子を説明する図で、一部透視して示した正面図である。従来のインダクタンス素子71は、トロイダル形状の磁性体コア72の外周面を絶縁性ケース73で覆った上、その表面全体に円周方向に沿って巻線75、76を巻回した構造の他、絶縁性ケース73内の局部に対して巻線75、76を容量結合するための箔状導体として銅箔74を設け、この銅箔74に接続された接地接続用端子77が巻線75、76のリード部分と平行し、かつ隔てられて外方へ引き出された構造である。
このように構成することで、巻線75、76の各々の線間に生じる線間容量を低減させ、インダクタンス素子71の高周波数領域での減衰特性を改善し、減衰特性の広帯域化を図ったものである。このようなインダクタンス素子は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2008−205295号公報
しかしながら、図7に示したような従来のインダクタンス素子は、線間容量の調整範囲が磁気コアの形状に依存するため、設計自由度が制限されたり、線間容量がばらついたりするという問題があった。また、構造上、絶縁性ケース73に配する銅箔74と、接地接続用端子77は、形状、形態が互いに異なる部材が用いられ、特に、接地接続用端子77は簡便なリード線等が用いられる場合が多いため、各々を半田付け等によって接合しなければならず、その接合作業が不可欠で、実質的に作業工数のアップと、製造工程が煩雑である。また、電源基板へ実装する際も、接続作業が煩雑である。
本発明は、上記課題を解決するため、ノイズ制御特性と絶縁性能を共に低下させることなく、構造が簡易で、組立作業性と実装性を大幅に向上させ、かつ低価格化も可能なインダクタンス素子及びそれを用いたノイズフィルタの提供を目的とする。
本発明は、上記の課題を解決すべく、電磁気性能を低下させることなく、インダクタンス素子の構成を簡易化し、絶縁ケース内部に突起部や溝を形成することで導電体の配置作業の簡素化を図ると共に、確実な磁気コアとの絶縁距離を確保し、そのことで静電容量のバラツキも抑制することが可能となる。また、導電体の一端をそのまま接地用端子とすると共に、台座を設けることにより端子位置決めを可能とし、電源基板への実装性を大幅に向上させたものである。
本発明によれば、磁気コアと、磁気コアを収納する絶縁ケースと、絶縁ケースの外周に被覆導線を巻回してなるコイルと、絶縁ケースの内部に配し、コイルの一部と絶縁ケースを介してキャパシタを形成する導電体と、絶縁ケースの外部に配し、導電体と電気的に接続された接地用端子とからなるインダクタンス素子であって、絶縁ケースは、略対称の2つの部品を嵌合する構造であり、2つの部品の少なくとも何れかの内壁に突起部あるいは溝を形成し、突起部あるいは溝により磁気コアと導電体を電気的に絶縁すると共に、2つの部品の嵌合部の少なくとも一部には段差が相互に形成されていることを特徴とするインダクタンス素子が得られる。
本発明によれば、絶縁ケースの外部には、コイルの先端部および接地用端子の先端部をそれぞれ挿入する切り欠け部または貫通穴を有する台座を備えていることを特徴とするインダクタンス素子が得られる。
本発明によれば、導電体と接地用端子は、一体型の導電性材料からなることを特徴とするインダクタンス素子が得られる。
本発明によれば、磁気コアは、透磁率が10000以上であることを特徴とするインダクタンス素子が得られる。
本発明によれば、上記に記載のインダクタンス素子を備えたフィルタ回路が得られる。
本発明によれば、上記に記載のインダクタンス素子を、入力端子及び出力端子及び外部接地用端子を有する金属筐体の内部に配置したノイズフィルタであって、コイルの両端部を入力端子及び出力端子にそれぞれ接続し、接地用端子を外部接地用端子に接続されていることを特徴とするノイズフィルタが得られる。
本発明によれば、入力端子と出力端子の少なくとも一方の端子間に接続されたコンデンサ素子を更に備えたことを特徴とするノイズフィルタが得られる。
本発明によれば、外部接地用端子と、入力端子または出力端子の夫々との間に接続されたコンデンサ素子を更に備えたことを特徴とするノイズフィルタが得られる。
本発明のインダクタンス素子によれば、設計上の自由度が高まり、且つ、電磁気的性能が向上し、更に、導電体の一端がそのまま絶縁ケースの外部に引き出されて接地用端子とすることで、半田付け等による導電体の接続工程を削除できるので組立工程の簡素化と低コスト化を図ることができると共に、電源基板への実装性も大幅に向上させることができる。
また、本発明によるインダクタンス素子を用いてノイズフィルタを構成すれば、構造が簡易なので、組立工数を低減でき、低コスト化を図ることができると共に、インダクタンス素子に高透磁率の磁気コアを用いることで、低周波数帯域での減衰特性を改善させることができる。
本発明による横型のインダクタンス素子を説明する図、図1(a)は一部透過した上面図、図1(b)は側面図、図1(c)は、図1(a)のA−A断面図。 本発明による横型のインダクタンス素子を説明する図、図2(a)は一部透過した上面図、図2(b)は側面図、図2(c)は、図2(a)のB−B断面図。 本発明による縦型のインダクタンス素子を説明する図、図3(a)は一部透過した正面図、図3(b)は側面図、図3(c)は、図3(a)のC−C断面図。 本発明による縦型のインダクタンス素子を説明する図、図4(a)は一部透過した正面図、図4(b)は側面図、図4(c)は、図4(a)のD−D断面図。 本発明による横型のインダクタンス素子を説明する図、図5(a)は一部透過した上面図、図5(b)は側面図、図5(c)は、図5(a)のE−E断面図。 本発明によるノイズフィルタを説明する図、図6(a)は上面透過図、図6(b)は側面透過図。 従来のインダクタンス素子を説明する図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。以下に説明する実施の形態におけるインダクタンス素子は、コモンモード用のものであり、環状の磁気コアの全周を対称的に2つの領域に分け、各々の領域に同一コイルをそれぞれ巻回して構成したものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、コイルを1つのみ巻回したノーマルモード用のインダクタンス素子にも適用可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明による横型のインダクタンス素子を説明する図で、図1(a)は一部透過した上面図、図1(b)は側面図、図1(c)は図1(a)のA−A断面図をそれぞれ示す。なお、図中、磁気コアと導電体は斜線で示している。
図1に示したように、本発明によるインダクタンス素子20aは、環状の絶縁ケース2aの内部に、トロイダル形状の磁気コア1aと、銅等の薄板からなるフック状の導電体5aとを配した構造である。フック状の導電体5aは、磁気コア1aの外側を囲むように、絶縁ケース2aの内部に設けた突起部3aと絶縁ケース2aの内壁の間に挿配し、フック状の導電体5aの一端は、絶縁ケース2aの一部に設けた図示しないスリットを通じて絶縁ケース2aの外側に引き出されている。その状態で、絶縁ケース2aの外周に被覆導線7a、7bを巻回してコイル8a、8bを形成している。その後、貫通穴10a、10b、10cを有する台座9に載置し、コイル8a、8bの先端部を貫通穴10a、10bにそれぞれ挿入し実装端子とし、導電体5aの一端の先端部を貫通穴10cに挿入して接地用端子6aとした構造である。なお、接地用端子6aは、実装面に対して垂直に屈曲した形状としている。
また、2つの上下部をそれぞれ嵌合して構成する絶縁ケース2aの内壁には、磁気コア1aと導電体5aが接触しないように突起部3aを点在させて形成している。この突起部3aは磁気コアの全外周を囲むように形成してもよい。この突起部3aにより導電体5aと磁気コア1aとが構造的に絶縁されている。
更に、2つの上下部をそれぞれ嵌合して構成する絶縁ケース2aの接合面には、段差4をそれぞれ形成し、絶縁ケースの内部と外部との絶縁距離(沿面距離)を確保している。
磁気コア1aは、10000程度の透磁率を有しており、透磁率が約5000程度の一般的な磁性材料に比べ約2倍である。このように、高透磁率材料を用いることで、低周波数帯域の減衰特性を改善することができる、または減衰特性をそのままで製品の体積を小さくすることができる。
導電体5aは、薄い帯状の銅板を加工し、表面には腐食防止のため錫めっきを施したものである。めっきは錫、ニッケル、あるいはそれらの合金などでもよい。また、導電体5aは銅板に代えて、各種導電性の薄板あるいは箔であっても良く、例えば、アルミニウム箔、銀箔若しくは金箔のいずれか、又はそれらの金属を含む合金箔でも良い。加えて、導電体5aは、磁気コア1aの外周面の一部のみならず、全外周を覆うように配しても良い。被覆導線7a、7bを巻回してなるコイル8a、8bと十分容量の大きいキャパシタを形成しうるものであれば、薄板状の導電体5aに代えて、他の形状の導電体を用いても良い。
薄板状の導電体5aは、絶縁ケース2aの内壁に沿って、被覆導線7a、7bを巻回してなるコイル8a、8bと、キャパシタを形成するように配しているため、磁気コア1aを直に接地する場合と比較して、安定した静電容量を得ることができ、磁気コア1aを収納するための絶縁ケース2a内部のクリアランスによる静電容量のばらつきも抑えることができる。更に、薄板状の導電体5aの寸法を変えることで静電容量は調整可能であり、コイル8a、8bの巻回数、太さ、長さや、磁気コア1aの大きさ、材料特性等により適宜変更することができる。
接地用端子6aは、薄板状の導電体5aの一端の先端部が、絶縁ケース2aの一部に設けた図示しないスリットを通じてその外部に引き出され、更に実装面に向かってL字状に屈曲し、台座9に設けられた貫通穴10cに通した構造であるが、例えば、図2に示したように、絶縁ケース2aの一部に設けた図示しないスリットを通じてその外部に引き出され、そのまま直線的に延長した構造としても良い。ここで、インダクタンス素子20aの実装する形態により、台座9はなくても良いし、インダクタンス素子20aの他の面、例えば実装面から引き出されていても良い。
また、コイル8a、8bの先端部は、台座9に設けられた貫通穴10a、10bを通じて引き出された構造をなしているが、インダクタンス素子20aの実装する形態により、台座9はなくても良く、インダクタンス素子20aの任意の面から引き出されていても良い。
このように、接地用端子6aを接地する構造のインダクタンス素子20aを用いることで、高周波数帯域においても減衰特性が劣化することなく、比較的広い周波数範囲に亘って良好な減衰特性を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明による横型のインダクタンス素子を説明する図で、図2(a)は一部透過した上面図、図2(b)は側面図、図2(c)は図2(a)のB−B断面図をそれぞれ示す。
図2に示したように、横型のインダクタンス素子20bは、前述の第1の実施の形態に示した横型のインダクタンス素子20aにおいて、導電体5bの先端部である接地用端子6bのみを変形した例で、接地用端子6bは実装面に対して平行に導出されている。また、導電体5bの先端部である接地用端子6bの形状は、適宜形状を調整でき、例えばファストン端子のオス型形状としてもよい。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明による縦型のインダクタンス素子を説明する図で、図3(a)は一部透過した正面図、図3(b)は側面図、図3(c)は図3(a)のC−C断面図をそれぞれ示す。
図3に示したように、縦型のインダクタンス素子20cは、前述の第2の実施の形態に示した横型のインダクタンス素子20bを縦置型に変形した例である。
(第4の実施の形態)
図4は、本発明による縦型のインダクタンス素子を説明する図で、図4(a)は一部透過した正面図、図4(b)は側面図、図4(c)は図4(a)のD−D断面図をそれぞれ示す。
図4に示したように、縦型のインダクタンス素子20dは、前述の第3の実施の形態に示した縦型のインダクタンス素子20cにおいて、薄板状の導電体5dのみを、絶縁ケース2dの内壁に、コイル8a及びコイル8bの各々に対応するように2つに分割し、それぞれ独立させて設けた変更例であり、各々の導電体5dの一端を接地用端子6dとした構造である。
(第5の実施の形態)
図5は、本発明による横型のインダクタンス素子を説明する図で、図5(a)は一部透過した上面図、図5(b)は側面図、図5(c)は図5(a)のE−E断面図をそれぞれ示す。
図5に示したように、横型のインダクタンス素子20eは、前述の第2の実施の形態による横型のインダクタンス素子20bにおいて、絶縁ケース2bの内壁の突起部3aに代えて、溝3bを形成し、その溝3bに導電体5bを挿配した変更例である。この溝3bにより導電体5bと磁気コア1bとが構造的に絶縁されている。
(第6の実施の形態)
図6は、本発明によるノイズフィルタを説明する図で、図6(a)は上面透過図、図6(b)は側面透過図をそれぞれ示す。
一般に、ノイズフィルタには、インダクタンス素子以外に、入力線間に発生するノーマルモードノイズを除去するためのコンデンサ素子(以下、「Xコン」と呼ぶ)、及び、入力線と別の電位間に発生するコモンモードノイズを除去するためのコンデンサ素子(以下、「Yコン」と呼ぶ)を備えるものがあるが、ここでは、Xコンのみを備えた場合について説明する。
図6に示したように、本発明によるノイズフィルタ30は、前述の第2の実施の形態による横型のインダクタンス素子20bから台座9を削除したものと、Xコン32を備え、金属筺体31で覆って構成したノイズフィルタである。この構造は、台座9を金属筺体31に置き換えた場合と捉えることもできる。
金属筐体31は、入力端子33、34及びアース端子35を有する商用電源入力ソケット36と、出力端子37、38と、外部接地用端子39をそれぞれ備えている。インダクタンス素子20bのコイル8bの両端部は、それぞれ入力端子33及び出力端子37に電気的に接続され、また、コイル8aの両端部は、それぞれ入力端子34及び出力端子38に電気的に接続され、更に、接地用端子6bはアース端子35に電気的に接続されている。
また、Xコン32の2つの端子は、それぞれ入力端子33及び入力端子34に電気的に接続されている。
また、図6(b)に示したように、アース端子35は、金属筐体31に電気的に接続されており、金属筐体31は外部接地用端子39を介して接地される。
上述したノイズフィルタ30は、Yコンを備えていないが、出力端子37、38と金属筐体31との間に更にYコンを備えた構成としてもよく、またXコンの代わりにYコンのみを備えた構成としてもよい。また、Xコンは出力端子側に接続されていてもよい。更に、これらのXコン、Yコンはそれぞれ1以上備えていてもよい。
なお、Yコンはコモンモードノイズを除去する特徴を有しているが、一方では、本来必要な信号も漏洩させてしまうという特徴から要求特性によって適宜選定するのが望ましい。
前述のいずれの場合にも導電体とコイルとが対向する面積、介在する絶縁ケースの材質や肉厚を調整することで、インダクタンス素子の固有特性を調整することができ、また、コンデンサ素子の容量を調整することで、ノイズフィルタとしての減衰特性を調整することができる。
磁気コア1a、1b、1c、1dは、材質が高透磁率の磁性材料であればどんなものでもよく、Mn−Zn系やNi−Zn系のフェライト材、アモルファスやパーマロイなどの金属系材料、鉄系や鉄合金系、その他金属粉末などの導電性材料からなる圧粉材料等でもよく、要求特性に応じて適宜選定するのが好ましい。高透磁率の材料を用いることで、ノイズ特性として低周波数帯域の減衰特性を改善することができ、または減衰特性をそのままで製品の体積を小さくすることができるので、高透磁率の材料がより好適であり、望ましくは透磁率が10000以上の材料を用いると良い。
また、外観形状は環状であれば、円形、楕円形、方形などの何れでもよく、また断面形状は円形、楕円形、長円形、多角形等、どんな形状でもよい。
絶縁ケース2a、2b、2c、2dは、磁気コア1を絶縁的に覆う樹脂材あればどんな材質でもよく、エポキシ系、フェノール系の熱硬化性樹脂や、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロン系の熱可塑性樹脂の何れでもよい。また、環状の絶縁ケースの中央の空間部を複数に分割する仕切り部を有していてもよい。
なお、絶縁ケースには、導電体を絶縁ケースの外部に引き出すための、図示しないスリット(穴)が設けられている。
突起部3a、溝3bは、絶縁ケースの内壁に形成し、磁気コアと導電体とを直接接触しないよう配していればよく、部分的に点在するように設置しても、磁気コアの外側の全周を覆うように設置してもよい。なお、設置箇所である絶縁ケースの内壁に関しては、磁気コアの外径側、内径側の何れでもよいが、導電体が絶縁ケースの外部に引出し易い構造であることと、容量特性の双方の観点から磁気コアの外径側に設けるのが好適である。また、厚みも線間容量との兼ね合いで適宜調整するのが好ましい。
段差4の形成箇所は、2つの部分を嵌合してできる絶縁ケースの接合面の一部または全面のいずれでもよいが、絶縁距離(沿面距離)の観点から全面とするのが望ましい。また、その断面形状は略Z字状や凹凸状などの何れでもよい。
導電体5a、5b、5c、5dの材質は、導電性を有する材料であればどんなものでもよく、銅、アルミニウム、ステンレス、真鍮などの金属材料やそれらの合金、また金属材粉末と樹脂を混合した金属樹脂などの何れでもよい。
導電体の外形は、板状、箔状、帯状などの形状のものを、両端を結合、短絡(ショート)しない、いわゆるC字状とする。また、導電体の配置場所は、磁気コアの外径側、内径側の何れでもよいが、その先端部が絶縁ケースの外側に引き出し易い構造と、容量特性の観点から磁気コアの外径側とするのがよい。また、その外径側の一部又はほぼ全周の何れでもよい。更に、導電体の一端を絶縁ケースの外側に引き出す際はコイル8a、8bと直接接触しないよう配されていればよく、各種安全規格に基づく絶縁距離の要求に応じて適宜設計するのが好ましい。
被覆導線7a、7bは、導体に天然樹脂または合成樹脂塗料を焼き付けたエナメル皮膜銅線や、絶縁性を高めてPVC被覆電線などの何れ導線を用いてもよく、また、コイル8a、8bの線径、巻数、個数は、要求特性に応じ適宜設計・調整するのが好ましい。
絶縁ケースに備えられた台座9には、複数の貫通穴10a、10b、10cを形成し、コイル8a、8bの先端部を貫通穴10a、10bに、接地用端子6a、6c、6dの先端部を10cにそれぞれ挿入することで、各先端部を基板等に直接実装する際の実装端子としての位置決めを確保することができる。貫通穴10a、10bの形状、箇所は適宜調整することができる。また、台座9は、絶縁ケースと一体成形されていても、絶縁ケースに後付けするタイプでもよい。
更に、台座9は、環状の絶縁ケースの中央の空間部を複数に分割する仕切り部を有していてもよい。
Xコン32、及び図示しないYコンは、電解、フィルム、積層セラミックなどの何れタイプのコンデンサを用いてもよい。
以下、実施例を用いて詳述する。
上記各々の実施の形態のうち、第6の実施の形態におけるノイズフィルタの実施例について詳述する。
先ず、インダクタンス素子として、前述の第2の実施の形態による横型のインダクタンス素子20bから台座9を削除したものを用いた。
磁気コア1bとして、材質がNi−Zn系フェライト材を用い、形状はトロイダル状で外径φ32mm、内径φ25mm、高さ10mmのものを用いた。
絶縁ケース2bとして、PBT樹脂製で、外径φ40mm、内径φ23mm、高さ20mm、肉厚0.8mmの成形体を用い、上記磁気コア1bを収納した。
絶縁ケース2bの内部には、肉厚1mm、高さ3mm、幅3mmの突起部3aを磁気コアの外周部に点在させて設け、絶縁ケース2bの内壁と突起部3aとの隙間を1mmとした。導電体5bとして、厚さ0.4mmの銅板を、幅7mm、長さ130mmに切り出し、更に、その一端を幅3mm、長さ30mmの凸状に切断加工した。この銅板の幅7mmの部分を該隙間にC字状に挿配し、幅3mm、長さ30mmの凸状の部分を絶縁ケースの外部に引き出して接地用端子6bとした。
コイル8a、8bとして、線径φ0.8mmのポリエステル被覆銅線(PEW線)を用い、絶縁ケース2bの外周部の半円部にそれぞれ対称的に巻線を施し、巻数はそれぞれ40ターンとした。
Xコン32として、容量0.68μF、縦18mm、横20mm、高さ10mmのフィルムコンデンサを準備した。
金属筺体31として、縦60mm、横45mm、高さ23mmのアルミ製箱に入力端子33、34及びアース端子35を有する商用電源入力ソケット36と、出力端子37、38と、外部接地用端子39をそれぞれ備えたものを用意した。
コイル8bの両端部をそれぞれ入力端子33及び出力端子37に、コイル8aの両端部をそれぞれ入力端子34及び出力端子38に、接地用端子6bをアース端子35に、Xコン32の2つの端子をそれぞれ入力端子33及び入力端子34に各々半田付けにより接続し、図6に示した本発明のノイズフィルタ30を得た。
(比較例)
比較例として、上記の実施例と同一部材を用い、リード線による接地用端子を備えた、図7に示した従来のインダクタンス素子71と、それを用いたノイズフィルタを作製した。
上記の要領により作製した、実施例および比較例の各々のノイズフィルタについて、減衰特性を測定し、更に、実施例および比較例の各々のインダクタンス素子について、加工組立作業性について確認した。
確認の結果、実施例と比較例のノイズフィルタの減衰特性においては、それぞれほぼ同一の特性が得られ、その差異は見られなかったが、実施例と比較例のインダクタンス素子の加工組立作業性については、実施例では比較例に比べ、導電体の配置作業が簡単で、また導電体と接地用端子の半田付け作業が不要となったことで作業工数の低減により作業効率が大幅に向上し、更に大幅なコスト低減効果を奏することがわかった。また、インダクタンス素子を電源基板に実装する際も、そのまま実装できるので客先での基板実装性も大幅に向上することがわかった。
以上、本発明のノイズフィルタの形態として、第2の実施の形態によるインダクタンス素子20bを用いたノイズフィルタ30のみについて説明したが、同様に第1の実施の形態、第3の実施の形態、第4の実施の形態、第5の実施の形態によるインダクタンス素子20a、20c、20d、20eを用いたノイズフィルタを構成することもでき、その場合には、コイル8a及びコイル8b、接地用端子6a、6c、6d、筐体などの接続方法を適宜変更すればよい。また、第1〜第5の実施の形態によるインダクタンス素子のようなトロイダル形状の磁気コアを有するものに代えて、絶縁性ボビンを用いた場合に使用、装着されるEI型、EE型などの磁気コアを有し、絶縁性ボビンへ被覆導線を巻回してなる構造のインダクタンス素子を用いることも可能である。
以上、実施例を用いて、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
本発明のインダクタンス素子により、各種電子機器に搭載するノイズフィルタの高性能化(広帯域化)のみならず、小型化、低コスト化、更に作業性や実装性の向上も可能なEMC、EMI市場の技術構築にも寄与できる。
1a、1b、1c、1d 磁気コア
2a、2b、2c、2d 絶縁ケース
3a 突起部
3b 溝
4 段差
5a、5b、5c、5d 導電体
6a、6b、6c、6d 接地用端子
7a、7b 被覆導線
8a、8b コイル
9 台座
10a、10b、10c 貫通穴
20a、20b、20c、20d、20e インダクタンス素子
30 ノイズフィルタ
31 金属筐体
32 Xコン
33、34 入力端子
35 アース端子
36 商用電源入力ソケット
37、38 出力端子
39 外部接地用端子
71 インダクタンス素子
72 磁性体コア
73 絶縁性ケース
74 銅箔
75、76 巻線
77 接地接続用端子

Claims (8)

  1. 磁気コアと、前記磁気コアを収納する絶縁ケースと、前記絶縁ケースの外周に被覆導線を巻回してなるコイルと、前記絶縁ケースの内部に配し、前記コイルの一部と前記絶縁ケースを介してキャパシタを形成する導電体と、前記絶縁ケースの外部に配し、前記導電体と電気的に接続された接地用端子とからなるインダクタンス素子であって、前記絶縁ケースは、2つの部品を嵌合する構造であり、前記2つの部品の少なくとも何れかの内壁に突起部あるいは溝を形成し、前記突起部あるいは前記溝により前記磁気コアと前記導電体を電気的に絶縁すると共に、前記2つの部品の嵌合部の少なくとも一部には段差が相互に形成されていることを特徴とするインダクタンス素子。
  2. 前記絶縁ケースの外部には、前記コイルの先端部および前記接地用端子の先端部をそれぞれ挿入する切り欠け部または貫通穴を有する台座を備えていることを特徴とする請求項1に記載のインダクタンス素子。
  3. 前記導電体と前記接地用端子は、一体型の導電性材料からなることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載のインダクタンス素子。
  4. 前記磁気コアは、透磁率が10000以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインダクタンス素子。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインダクタンス素子を備えたフィルタ回路。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインダクタンス素子を、入力端子及び出力端子及び外部接地用端子を有する金属筐体の内部に配置したノイズフィルタであって、前記コイルの両端部を前記入力端子及び出力端子にそれぞれ接続し、前記接地用端子を前記外部接地用端子に接続されていることを特徴とするノイズフィルタ。
  7. 前記入力端子と前記出力端子の少なくとも一方の端子間に接続されたコンデンサ素子を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載のノイズフィルタ。
  8. 前記外部接地用端子と、前記入力端子または前記出力端子の夫々との間に接続されたコンデンサ素子を更に備えたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のノイズフィルタ。
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