JP4716541B2 - 回転コネクタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体とステアリングホイールとの間を電気的接続する回転コネクタ装置に関し、特に反転部分を有するフラットケーブルを備えた回転コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の回転コネクタ装置としては、例えば実用新案登録第2523310号公報に開示された考案がある。従来の回転コネクタ装置は、内側ケースと、外側ケースと、ガイドリングとでケース体を構成し、そのケース体内にフラットケーブルを途中巻き方向に反転部ができるように収納し、車体側とステアリング側とを電気的に接続するものである。
【0003】
この回転コネクタ装置は、内ケースの鍔部の内面にガイドリングのリング本体部が嵌合する環状凹部を形成し、その環状凹部にガイドリング本体部を回転可能に嵌め込んだ装置である。そして、リング本体部は、その内周面及び外周面を環状凹部の内周面及び外周面に拘束されて回転していた。
【0004】
また、従来からロータハウジングの回転位置を示す表示部を備えた回転コネクタ装置としては、例えば実開平2−71050号公報に開示された考案がある。この従来の回転コネクタ装置は、ステアリングコラム側に固定され内歯車を有する固定ケースと、ステアリングハンドルと共に回動するローター部材と、でケーブル部材を収納する収納ケースを構成して、車体側とステアリング側とを電気的に接続するものである。
【0005】
前記収納ケースは、固定ケースとリング状歯車部材とカバー部材とで成る。固定ケースは、上面などに第2指標または第3指標を設置している。リング状歯車部材は、前記固定ケースの内歯車に噛合すると共にローター部材の回転状況を表示するための表示窓や第2指標を設置している。該リング状歯車部材の上には、該リング状歯車部材を支持し前記第2及び第3指標が現れる覗き窓を有したカバー部材を備えている。そして、前記覗き窓に現れた第2指標や第3指標等で、ロータが中立位置にあるかを確認している。
【0006】
また、従来の回転コネクタ装置は、車体に組付ける前には例えば実開昭64―2653号公報に開示された考案のようにフィルム状のテープで成る仮止め部材で、ローター部材の中立位置を保持している。該仮止め部材には、中立位置を位置合わせするための三角形のマークをロータと固定部材とに貼り付け、ロータ部材やフラットケーブルが回動しないように固定している。また、回転コネクタ装置のローター部材の上面には、コーションラベルと称されている1枚のシール状の設置時の注意書が貼れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した実用新案登録第2523310号公報に開示された従来技術の回転コネクタ装置は、内側ケース又は外側ケースの円筒面に接触するガイドリングの円筒面接触部の面積が比較的拾いため、摺動抵抗が大きく摺動音が発生するという問題点がある。
【0008】
前述した実開平2−71050号公報に開示された回転コネクタ装置は、歯車機構を備えているため、部品点数や組付工数が増加し、コストが上昇すると共に、回転コネクタ装置全体が大型化するという問題点がある。
【0009】
また、前述した実開昭64―2653号公報に開示された回転コネクタ装置は、ロータの中立位置に単に仮止め部材を貼り付けるものであり、ローターが回転してしまうとロータが中立位置から左右何回転した状態にあるのか判断できないという問題点がある。
【0010】
本発明は、その問題点を解消すべく発明されたものであり、次のような目的がある。
本発明の第1の目的は、回転コネクタ装置に於ける摺動音を解消した回転コネクタ装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、簡単な構造で中立位置を表示する回転コネクタ装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、中立位置の表示とコーションラベルとを兼備した回転コネクタ装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した従来の技術の課題を解消すべく発明したものであり、請求項1の発明は、自動車の車体側に設置されるステータハウジング部と、該ステータハウジング部に設けられたケースと、前記ステータハウジング部に回動自在に設置すると共にステアリングホイールに連結されるロータと、該ロータの外周部に回動自在に掛止し、前記ステータハウジング部の底面部の上方部位に回動自在に配設した遊動体と、一端を前記ロータに固定し、他端を前記ケースに固定し、中間部分を前記遊動体に形成した反転部を挿通して反転して巻回したフラットケーブルとで構成し、前記遊動体(6)は、前記ロータ(5)の回動に伴って引っ張られて移動する前記フラットケーブル(7)により、前記反転部(6b,6c)が引っ張られて減速回転し、前記遊動体(6)及びロータ(5)は、回転コネクタ装置(1)が中立位置のときに互いに対向して第1マーク(6a)、第2マーク(5b)を有し、前記ケース(4)は、非透明体で形成すると共に、該ケース(4)の下に設けた前記遊動体(6)の前記第1マーク(6a)を視認する表示窓(4h)を形成したことで成る。
【0029】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ケースは、前記表示窓を貫通穴で形成し、該表示窓は、貫通穴の縁に凸部と支持部を形成すると共に、該凸部と支持部とで透明体を保持したことで成る。
【0030】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ケースは、上板部に表面に第1コーションラベルを貼付し、該第1コーションラベルは、前記表示窓に合わせて形成した表示穴を有すると共に、該表示穴を前記透明体の周囲に合わせて配置して成る。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
先ず図1乃至図8に基づき本願の第1の実施の形態を詳述する。
1は、自動車のステアリングホイール(図示せず)側と、車体側を電気的に接続する回転コネクタ装置である。
【0033】
該回転コネクタ装置1は、図4に示すようにステアリングコラム(図示せず)に固定したコンビネーションスイッチ2のベース3に一体形成したステータハウジング部3aと、該ステータハウジング部3aに係合するケース4と、ステアリングホイールの下面に係止して回転するロータ5と,該ロータ5と前記ステータハウジング部3aとの収納空間Aに回転自在に配設した遊動体6と、該遊動体6とロータ5との間の巻装空間B、及び前記遊動体6とステータハウジング4との間の巻装空間Cに巻回されたフラットケーブル7と、で成る。
【0034】
前記コンビネーションスイッチ2は、前記ベース3の左右に凹陥部3b,3cを形成し、上面には前記ステータハウジング部3aを一体形成している。右ハンドル車の場合、前記ベース3の凹陥部3bには、ターンシグナルスイッチ、前照灯スイッチ、メイン・ディマスイッチ、及びパッシングスイッチ等のスイッチのボディ(図示せず)が装着される。前記凹陥部3cには、ワイパウオッシャスイッチ等のスイッチのボディ(図示せず)が装着される。
【0035】
尚、ベース3は、左右対称な形状の凹陥部3b,3cを有し、右側の凹陥部3bにワイパウオッシャスイッチ等のボディを設置し、左側の凹陥部3cにターンシグナルスイッチ等のボディを設置することで、左ハンドル車にも対応させることができる。
【0036】
該ベース3は、図2、図4及び図6に示すようにステアリングコラム(図示せず)のブラケット(図示せず)の係止片や該係止片に穿設した穴に、内壁に爪3tを形成した係合部3iを装着し、かつ図1に示すねじ27を貫通孔3jに挿通して前記ブラケットに螺着することでステアリングコラムに取付けられる樹脂体である。前記ねじ27は、図1に示すように平座金状の鍔部27aを一体成形して、ねじ部27bを貫通孔3jに挿入することで、該鍔部27aが脱落防止片3sに係止して、常時ねじ部27bが貫通孔3jに挿入された状態で設置されている。
【0037】
該ベース3の上面には、回転コネクタ装置1の固定ケースの底板部分を構成する前記ステータハウジング部3aを樹脂で一体形成している。該ステータハウジング部3aは、ベース3の上面で箱体の底面を構成する底面部3kと、箱体の側面の一部を構成する囲い3dとで成る。該ステータハウジング部3aは、略リング状のケース4の下端部4aが嵌合する前記囲い3dを上側に向けて突出して一体形成している。
【0038】
該囲い3dは、図1及び図5に示すようにフラットケーブル7が内設される円形塀3gと、固定側ターミナル8,9が内設されるターミナル塀3hとで成る。該囲い3dは、ケース4の外壁に形成した爪4bが係合する係止孔3eを有する係止片3fを複数形成している。
【0039】
前記底面部3kの内側端部には、ロータ5の下側周縁5aが摺動自在に嵌合する段差部3lを形成している。前記ターミナル塀3h内の底面部3kには、ケース4のターミナル装着部4c,4dに装着された固定側ターミナル8,9を挿入する挿入孔3m,3nを穿設している。前記挿入孔3m,3nの下側には、前記フラットケーブル7a,7bに導通し、かつ固定側ターミナル8,9にインサート成形した10a,10bを内設したコネクタ部3oを形成している。
【0040】
底面部3kの上面は、図3に示すようにフラットケーブル7と、該フラットケーブル7の一端を支持したケース4と、前記フラットケーブル7の他端を支持したロータ5と、遊動体6とが配設される。尚、該底面部3kの上には、摩擦抵抗を低減するための平滑シートを敷設してもよい。
【0041】
前記ケース4は、図1に示すように前記複数の爪4bと該爪4bの左右上方部位に形成した突部4eとを有する側板部4fと、該側板部4fに連続形成した上板部4gと、で成る略リング状の樹脂製のハウジングである。前記回転コネクタ装置1は、該ケース4と前記ベース3のステータハウジング部3aとで固定ケース体を構成している。
【0042】
前記上板部4gには、図1及び図5に示すように第1コーションラベル11と、中立位置表示窓4hと、が配設されている。前記表示窓4hは、透明アクリル板等で成る透明体13を嵌着した貫通穴で成る。該表示窓4hには、車両が直進するステアリングハンドルの中立状態のとき、図5に示すように遊動体6に付記した中立位置表示用の第1マーク6aが現れ、該第1マーク6aに対向するようにロータ5に付記した第2マーク5bが位置する。
【0043】
前記透明体13は、前記表示窓4hの縁に形成した複数の凸部4iと支持部4jとで挟持するようにしてワンタッチで係止される。表示窓4hに設置した透明体13は、図5に示すように該透明体13の外周部に、第1コーションラベル11に切り抜き形成した表示穴11aの縁を重ねて貼付することで、透明体13の周囲が第1コーションラベル11の表示穴11aの縁で保持され、脱落することを防止することができる。尚、透明体13は、前記表示穴11aより、大きく形成し、第1コーションラベル11をケース4の上板部4gの表面に貼付するとき、該透明体13の周囲に表示穴11aが重なるようにして付ける。
【0044】
尚、該透明体13は、防塵用に設置してもよいが、なくてもよい。また、透明体13は、第1マーク6aを視認することができる程度の透明度であればよく、有色の半透明体であってもよい。
【0045】
また、前述したケース4の上板部4gは、透明の樹脂材料で形成し、該上板部4gの下に設けた第1マーク6aを常に視認できるようにしてもよい。そして、第1マーク6aをロータ5の回転数を表わす目盛にすることで、ロータ5が左又は右に何回転した位置にあるのかを一目で視認できるように表示することができる。
【0046】
前記ケース4の表示窓4h、遊動体6の第1マーク6a、及びロータ5の第2マーク5bは、ステアリングハンドル及び回転コネクタ装置1が中立位置のとき、互いに同一直線上になる任意の位置に配設する。
【0047】
尚、前記第1マーク6aは、遊動体6に直接形成したもの、印刷したもの、又はシール等で貼付したもので成る。第2マーク5bは、図1及び図5に示すように、第2コーションラベル12に印刷したもので成る。尚、第2マーク5bは、ロータ5に直接形成したもの、印刷したもの、又はシール等で貼付したものでも良い。前記第1及び第2マーク6a,5bは、図1及び図5に示すような三角形のものでも、ステアリングハンドルの回転角度及び回転数を表わす目盛でもよい。これにより、前記表示窓4hに第1及び第2マーク6a,5bが現れることで、ステアリングハンドルが中立位置にあるかを作業者が判断できる。
【0048】
また、第1マーク6aは、ステアリングハンドルの中立位置を表示するマークと、ステアリングハンドルの左右1回転目を表示するマークと、ステアリングハンドルの左右2回転目を表示するマークとの複数で成るものでもよい。これにより、前記表示窓4hに第1及び第2マーク6a,5bに現れることで、ステアリングハンドルが中立位置にあることや、上記のように目盛を付与しておけばステアリングハンドルが左又は右に何回転され、どの回転角度にあるかを作業者が判断できる。
【0049】
前記第1及び第2コーションラベル11,12は、自動車が直進するステアリングハンドルの位置に合わせて回転コネクタ装置1も中立位置にして保持すべきもので、始め図6及び図7に示すように、扇型の第1及び第2コーションラベル11,12を略三角形状に並べて、三角形のコーションラベルセパレータ14に貼付してある。
【0050】
前記第1及び第2コーションラベル11,12は、回転コネクタ装置1を設置するときの注意事項を記載した注意書としてのシールの役目を有する。コーションラベルセパレータ14は、図8に示すように該コーションラベルセパレータ14に貼付した前記第1及び第2コーションラベル11,12を回転コネクタ装置1の上面に貼付することで、中立状態のロータ5をケース4に回転しないように仮止めする仮止め部材の役目をも有する。
【0051】
該コーションラベルセパレータ14は、第1及び第2コーションラベル11,12の注意事項を付記した表面側に比較的剥離し易い状態で貼付してある。該コーションラベルセパレータ14は、第1及び第2コーションラベル11,12の文字を視認できるようにビニールやセロハン等で成る透明体で形成される。該第1及び第2コーションラベル11,12は、前記ロータ5及びケース4に貼付する側の面に粘着剤を有する。
【0052】
前記コーションラベルセパレータ14の形状は、図6に示すように例えば略三角形であるが、前記第1及び第2コーションラベル11,12と共にロータ5及びケース4に同時に貼付できるものであれば、その形状は特に限定しない。該コーションラベルセパレータ14は、図6及び図7に示すように第1コーションラベル11と第2コーションラベル12との間、及びはみ出し部14aには、ラベル類を貼付していない。尚、該コーションラベルセパレータ14の形状は、回転コネクタ装置1の注意事項の項目数や、該回転コネクタ装置1の上面の形状に合わせて適宜な形状にすればよい。
【0053】
前記第1コーションラベル11は、第2コーションラベル12と共にコーションラベルセパレータ14を回転コネクタ装置1に貼付したとき、図8に示すようにケース4の上板部4gに貼付できる形状であればよく、扇形に限定するものではない。前記第2コーションラベル12は、第1コーションラベル11と共にコーションラベルセパレータ14を回転コネクタ装置1に貼付したとき、ロータ5の上面5iに貼付できる形状であればよく、扇形に限定するものではない。
【0054】
該第1及び第2コーションラベル11,12を回転コネクタ装置1に貼付するときは、先ずロータ5を中立位置にして、前記コーションラベルセパレータ14に付いている第1コーションラベル11をケース4の上板部4gに合わせ、かつ第2コーションラベル12をロータ5の上面5iに合わせて貼付する。
【0055】
すると、コーションラベルセパレータ14は、図6に示すように回転コネクタ装置1の中心P側がロータ5の軸筒部5c内に、はみ出し部14aがはみ出した状態で回転コネクタ装置1に貼付される。これにより、回転自在に設けられたロータ5が中立位置の状態でケース4に固定される。回転コネクタ装置1は、ステアリングハンドル部に設置する寸前まで、この図6に示す状態で運搬及び保管される。
【0056】
そして、回転コネクタ装置1をステアリングハンドル部に取付けるときに、図7に示すように該はみ出し部14aを矢印D方向に引っ張って、コーションラベルセパレータ14を剥離し、ロータ5や遊動体6を回転できるようにしてから回転コネクタ装置1をステアリングハンドル部に設置する。
【0057】
尚、コーションラベルセパレータ14、第1及び第2コーションラベル11、12と、表示窓4hとは、図8に示すように互いに別な位置に設置し、第1コーションラベル11の表示穴11aがなくても、回転コネクタ装置1の機能は変わらない。
【0058】
前記ケース4の下面の隅には、図4に示すようにターミナル装着部4c,4dがあり、該ターミナル装着部4c,4dにフラットケーブル7a,7bの端部に固着した固定側ターミナル8,9が装着される。該フラットケーブル7は、例えば、複数の帯状の導電線を所望の間隔をおいて配置し、絶縁樹脂で成る2枚の樹脂フィルムを加熱圧着等で挟持した2本のフラットケーブル7a,7bで成る。該フラットケーブル7aは、一端をベース3のコネクタ部3o内の端子10aに接続し、他端をロータ5のコネクタ部5d内の端子15に接続している。前記フラットケーブル7bは、一端をベース3のコネクタ部3o内の端子10bに接続し、他端をロータ5に設けたハーネス16に接続している。
【0059】
該フラットケーブル7は、図4に示すようにベース3のステータハウジング部3aと、ケース4と、ロータ5とが成すドーナツ状態の収納空間A内に、遊動体6と共に、自動車が直進するときの中立位置からステアリングハンドルを左右共に2回転以上、例えば3回転可能に収納されている。該フラットケーブル7は、2本のフラットケーブル7a,7bでなるが、ステアリングハンドルに設置する電気回路の端子数により1本でも、また2本以上で構成してもよい。
【0060】
該フラットケーブル7a,7bは、図4に示すように、ケース4のターミナル装着部4c,4dからケース4の側板部4fと遊動体6との間の巻装空間Bに矢印E方向に巻回し、遊動体6の反転部6b,6cで矢印F方向に反転してロータ5の軸筒部5cと遊動体6との間の巻装空間Cに巻回される。
【0061】
前記フラットケーブル7a,7bのロータ5側は、図4に示すように該ロータ5の外周に巻回した矢印F方向にほぼ沿うように形成したガイド溝5e,5fからロータ5内に入り込み、ターミナル装着部5g,5hで可動側ターミナル17、18を固定している。
【0062】
前記ターミナル17は、フラットケーブル7aに接続した端子15をインサートし、該端子15をロータ5のコネクタ部5d内に配置している。前記ターミナル18は、フラットケーブル7bに接続した端子(図示せず)をインサートし、該端子をロータ5の上面5iから引き出したハーネス16に接続している。
【0063】
前記ハーネス16は、図4に示すようにロータ5の下面に設置した可動側ターミナル18からロータ5の軸挿部5lの内壁に形成した縦溝状のコード挿通部5qを挿通して、ロータ5の上面5iに引き出されている。前記コード挿通部5qは、図1に示すコネクタ16aを有するハーネス16を配線し易くするために前記軸挿部5lから繋がっている。該コード挿通部5qは、横蓋5rを縦溝5sに嵌着して、ステアリングシャフトを挿設する軸挿部5lを完全な円筒形状にしている。
【0064】
該ハーネス16の端部に設置したコネクタ16a及びロータ5のコネクタ部5dには、ステアリングハンドルの下面に設置した相手側コネクタを嵌合して、ステアリングハンドルに設置した自動変速機のシフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチ、ASCD(自動定速走行装置)用スイッチ、ホーンスイッチやオーディオスイッチ等に接続している。
【0065】
前記ロータ5は、図1及び図5に示すように上面5iに、ステアリングハンドルの下面に形成した窪みに嵌合する係合ピン5oを突出形成し、該係合ピン5oとコネクタ部5dをステアリングハンドルに係合することで一緒に回転し、かつ電気的に接続する略リング状の樹脂製の電気接続部材である。該上面5iの周囲には、ケース4の内縁4kに摺動自在に係合する第1段差部5jと、遊動体6の内側上端部から軸心P側に向けて突出した掛止片6dが回動自在に係合する第2段差部5kと、を連設している。
【0066】
該ロータ5の下面には、ベース3の筒部3pの内側に回動自在に挿入したキャンセルピン5m,5nを突出形成している。例えば、ターンシグナルスイッチの操作レバーを左又は右方向支持位置に揺動操作し、ステアリングハンドルを操作レバーの操作方向とは逆の方向に回転操作した場合、ロータ5のキャンセルピン5m,5nは、ターンシグナルスイッチのキャンセルカムに衝当して、該キャンセルカム及び操作レバーを元のOFF位置に自動復帰させる。ロータ5のキャンセルピン5m,5nは、ターンシグナルスイッチのキャンセル機構の一部材を構成するので、ターンシグナルスイッチにキャンセルピンを設置することが不要になるので、部品点数や組付工数を削減することができる。
【0067】
該ロータ5は、外側面に前記ガイド溝5e,5fを有する軸筒部5cを形成し、内壁面にはステアリングシャフト(図示せず)が挿通する筒状の軸挿部5lを形成している。該軸挿部5lは、ベース3の軸心P側に穿設した軸挿穴3qの内径と同一で、該軸挿穴3qに対向して配置される。
【0068】
該ロータ5は、複数のフラットケーブル7a,7bの一端を固定した各可動側ターミナル17,18を装着する各ターミナル装着部5g,5hを形成している。該ターミナル装着部5gは、コネクタ部5dに連続して形成し、内壁に図1に示す可動側ターミナル17の爪17aが係止する係止部や、ガイド凸部17bが挿入される溝を形成している。ターミナル装着部5hは、図1に示す可動側ターミナル18の爪18aが係止する係止部や、ガイド凸部18bが挿入する溝を形成している。
【0069】
前記可動側ターミナル17,18は、図4に示すように前記ロータ5の外周部にれぞれ等間隔を介して形成したガイド溝5e,5fから前記各々のフラットケーブル7a,7bを、前記ロータ5と前記遊動体6との間に設けられた巻装空間C内に導出している。前記ガイド溝5e,5fは、フラットケーブル7が2本の場合、ガイド溝5eをガイド溝5fから180°反対側に設置する。例えば、フラットケーブル7を3本使用する場合は、ガイド溝5e,5fを120°の均等間隔にして形成する。そして、遊動体6は、フラットケーブル7a,7bの数だけ反転部6b,6cを設けると共に、前記ロータ5のガイド溝5e,5fと同様に、該反転部6b,6cを等間隔に配置する。
【0070】
前記遊動体6は、図4に示すように下面に多数の肉抜き穴6eを有する略リング状の樹脂製の回転体である。該遊動体6は、前記掛止片6dがロータ5の第2段差面5kに掛止することで、ロータ5にぶら下がっており、下端部は図3に示すようにベース3の底面部3kから浮いている。該遊動体6の外壁面6gには、フラットケーブル7a,7bが摺接したときの摩擦抵抗を低くするための湾曲部6fを多数形成している。
【0071】
該遊動体6の軸心P側の内壁面6hには、図1に示すようにフラットケーブル7a,7bが摺接したときの摩擦抵抗を低くするための平滑シート20を接着している。前記平滑シート20の表面には、複数のリング状の輪形凸部20aを一体形成している。尚、該内壁面6hには、前記平滑シート20の代わりに細い複数のリング状凸部で成るエンボス(図示せず)を一体形成してもよい。
【0072】
該遊動体6の上面部6iには、図1、図2、及び図4に示すようにコ字状の溝を打ち抜き形成することで形成した複数の弾性片6jを軸心Pから放射線状に外側に向けて形成している。各弾性片6jの先端部近傍には、ケース4の内側天井面が接触したときの摩擦抵抗を低くするための半球形状の凸部6kを形成している。これにより、遊動体6が振らついて回転した場合、前記弾性片6jの凸部6kがケース4の内天井面に当接して、揺動体6の振らつきを抑止してスムーズに回転させる。
【0073】
本発明の実施の形態は、以上のような構成で成り、次にその作動を詳述する。
回転コネクタ装置1は、中立状態のとき、図5に示すように遊動体6の第1マーク6aがケース4の表示窓4hに現れて、該回転コネクタ装置1が中立状態にあることを表示する。
【0074】
この中立状態で、コーションラベルセパレータ14が図6に示すようにケース4とロータ5の上面に貼付される。この状態で回転コネクタ装置1は、輸送され、納品される。回転コネクタ装置1は、コーションラベルセパレータ14によりロータ5がケース14に仮止めされているので、人が触れても、また振動等でロータ5が回動することがなく、中立状態を保持することができる。
【0075】
そして、コーションラベルセパレータ14は、回転コネクタ装置1及びコンビネーションスイッチ2をステアリングハンドル部に組付けるときか、ステアリングハンドルを組付けるときに、図7に示すようにはみ出し部14aを矢印Dの上方向に引っ張って剥離される。コーションラベルセパレータ14、第1及び第2コーションラベル11,12は、設置のための注意書と、回転コネクタ装置1の中立状態を保持するための保持部材の役目を兼用しているので、従来の回転コネクタ装置に使用していたロック部材が不要となり、部品点数を削減してコストの低減を図ることができる。
【0076】
回転コネクタ装置1等の組付けが完了したステアリングハンドルを例えば、左方向に回転操作すると、該ステアリングハンドルに係合ピン5oを係合して共に回転するロータ5が矢印F方向に回転する。該ロータ5は、上端外周部の第1段差部5jがケース4の内縁に軸合し、下側周縁5aがベース3の段差部3lに軸合し、かつ2本のキャンセルピン5m,5nが筒部3pに軸合しているので、振れることなく安定して回転する。
【0077】
該ロータ5に一端を固定したフラットケーブル7a,7bは、該ロータ5に引っ張られて移動する。巻装空間Cにあるフラットケーブル7a,7bは該ロータ5に巻回され、巻装空間Bにあるフラットケーブル7a,7bは遊動体6から巻き解かれるようにして移動する。該フラットケーブル7a,7bの移動で、反転部6b,6cで折り返して引っ掛かっている遊動体6が、該フラットケーブル7a,7bに引っ張られて、該ロータ5と同じ矢印G方向に減速回転する。
【0078】
遊動体6は、図3及び図7に示すように掛止片6dがロータ5の上端外周部の第2段差部5kにぶら下がるようにして、底面部3kから浮いた状態で、ロータ5と同一方向に回転するので、摺動抵抗が低い。また、遊動体6は、ロータ5やケース6との間に歯車などによる伝達機構を介在していないので、摩擦抵抗が小さく、滑らかに回動する。
【0079】
回転コネクタ装置1は、左右共に略3回転可能にフラットケーブル7を巻回しているが、ステアリングハンドルに装着すると該ステアリングハンドルと同一に左右に2回転する。該回転コネクタ装置1において、ロータ5が回転すると、該ロータ5の上面5iに設けた第2マーク5bが移動するので、ロータ5が回転したことが判る。しかし、第2マーク5bは、中立位置から1回転又は2回転すると元の位置に戻るため、該第2マーク5bのみではロータ5が何回転しているのか判断できない。
【0080】
ロータ5が回転すると、遊動体6が同じ方向に回動する。そして、該遊動体6の上面5iに設けた第1マーク6aは、遊動体6が回動すると表示窓4hから隠れて見えなくなり、回転コネクタ装置1が回転されたことを表示窓4hと、そこに見え隠れする第1マーク6aで視認できる。そして、ロータ5が中立位置に巻き戻されると、表示窓4hに第1マーク6aが現れることから、該第1マーク6aと前記第2マーク5bとで、ロータ5の中立状態を視認でき、回転コネクタ装置1の誤組付けを防止することができる。
【0081】
(第2の実施の形態)
図9は、本願の第2の実施の形態を示す要部分解斜視図である。
本願の第2の実施の形態は、コンビネーションスイッチ2のベース21と、回転コネクタ装置1のステータハウジング部22とを別体にしたものである。尚、第1の実施の形態と同一な部分は、同一符号を使用してその説明を省略する。また、図9に示されていない各部材は、全部第1の実施の形態の形態のもとと同一であり、その説明は省略する。
【0082】
ステータハウジング部21は、ベース21の上面21aにねじ止めするために、ねじ23を挿通する貫通穴22aを有する耳部22bを樹脂で一体に形成している。
【0083】
ステータハウジング部22は、前述したケース4に形成した爪4bに係合する係止孔22cを有する係止片22dを一体形成している。該係止片22dの内側には、底板部22eを一体形成している。該底板部22eの内縁22gの近傍には、ロータ3の下側周縁が回動自在に嵌合する段差部22fを形成している。
【0084】
前記ベース21の中央には、前記内縁22gと同じ内径の筒状の窪み21bがあり、該窪み21b内に、ターンシグナルスイッチのキャンセルロータ(図示せず)、及び該キャンセルロータをステアリングハンドル側に付勢するコイルスプリングを挿設される。該窪み21bの底面には、ステアリングシャフトが挿通される貫通孔21cが穿設されている。
【0085】
尚、前記キャンセルロータは、前述した第1の実施の形態に於けるロータ5の下面にキャンセルピン5m,5nを形成して、該ロータ5でキャンセルロータの役目を兼備させた場合は不要である。
【0086】
第2の実施の形態に於ける回転コネクタ装置1は、第1の実施の形態で詳述したのと、同一作動であり、その説明を省略する。
回転コネクタ装置1は、コンビネーションスイッチ2のベース21と別体にすることで、汎用的なコンビネーションスイッチのベースに容易に設置することができる。
【0087】
(第3の実施の形態)
図10は、本願の第3の実施の形態を示す要部分解斜視図である。
本願の第3の実施の形態は、コンビネーションスイッチ2のベース25に、該ベース25と別体の回転コネクタ装置1のステータハウジング部26を、複数の弾性係止片26aでワンタッチで取り付ける手段である。尚、第1及び第2の実施の形態と同一な部分は、同一符号を使用してその説明を省略する。また、図10に示されていない各部材は、全部第1及び第2の実施の形態の形態のもとと同一であり、その説明は省略する。
【0088】
ステータハウジング部26は、ベース25の上面25bの隅に穿設した係止穴25aに係止するために、弾性係止片26aを下側に向けて一体に形成している。
【0089】
第3の実施の形態に於ける回転コネクタ装置1は、コンビネーションスイッチ2のベース25と別体にすることで、汎用的なコンビネーションスイッチのベースにワンタッチで設置することができる。
【0090】
【発明の効果】
本発明は、以上のような構成作用で成るので次のような効果を奏する。
請求項1の発明は、自動車の車体側に設置されるステータハウジング部と、該ステータハウジング部に設けられたケースと、前記ステータハウジング部に回動自在に設置すると共にステアリングホイールに連結されるロータと、該ロータの外周部に回動自在に掛止し、前記ステータハウジング部の底面部の上方部位に回動自在に配設した遊動体と、一端を前記ロータに固定し、他端を前記ケースに固定し、中間部分を前記遊動体に形成した反転部を挿通して反転して巻回したフラットケーブルとで構成し、前記遊動体(6)は、前記ロータ(5)の回動に伴って引っ張られて移動する前記フラットケーブル(7)により、前記反転部(6b,6c)が引っ張られて減速回転し、前記遊動体(6)及びロータ(5)は、回転コネクタ装置(1)が中立位置のときに互いに対向して第1マーク(6a)、第2マーク(5b)を有し、前記ケース(4)は、非透明体で形成すると共に、該ケース(4)の下に設けた前記遊動体(6)の前記第1マーク(6a)を視認する表示窓(4h)を形成した
これにより、前記遊動体を同じ方向に回動するロータに係止し、ステータハウジングの底面部の上方部位に宙づり状態に配置したので、遊動体が摺接する接触面積や摺動抵抗が少なく、動きがスムーズで、摺動音の発生を防止することができると共に、フラットケーブルに係る負荷を低減して耐久性を向上させることができる。さらに、前記遊動体及びロータは、回転コネクタ装置が中立位置のときに互いに対向する第1マーク、第2マークを有し、前記ケースは、非透明体で形成すると共に、該ケースの下に設けた前記遊動体の前記第1マークを視認する表示窓を形成したことで、歯車機構を使用せずに第1マークが回動して、中立状態のときに表示窓に該第1マークが現れる簡単な構造の回転コネクタ装置を提供することができると共に、歯車機構を利用しないことで回転コネクタ装置の薄型化及び軽量化を図ることができる。また、前記第1マークと第2マークによる中立位置の確認は、回転コネクタ装置の製品を出荷時、車両への組付時、及び修理点検等で再度車両に組付ける時でも常に行うことができるので、該回転コネクタ装置の誤組付けを完全に防止し、回転コネクタ装置に於ける中立位置の信頼性を向上させることができる。
【0108】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ケースは、前記表示窓を貫通穴で形成し、該表示窓は、貫通穴の縁に凸部と支持部を形成すると共に、該凸部と支持部とで透明体を保持したことで、表示窓にワンタッチで透明体を取付け、塵埃が表示窓から中に侵入することを防止して、回動するロータやフラットケーブルや遊動体や、それらが摺接するケースやステータハウジング部に塵埃が付着して回動に悪影響を及ぼすことを解消させることができる。
【0109】
請求項の発明は、前記請求項記載の発明において、前記ケースは、上板部に表面に第1コーションラベルを貼付し、該第1コーションラベルは、前記表示窓に合わせて形成した表示穴を有すると共に、該表示穴を前記透明体の周囲に合わせて配置したことで、表示窓を第1コーションラベルの中に配置することができ、ケースの上板部の表面を有効利用することができると共に、透明体の周囲に第1コーションラベルを貼付して該透明体を固定し、該透明体が表示窓から脱落することを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける第1の実施の形態を示す図面で、分解斜視図である。
【図2】本発明に於ける第1の実施の形態を示す図面で、ケースをベースから離脱したときの回転コネクタ装置の平面図である。
【図3】本発明に於ける第1の実施の形態を示す図面で、中央縦断面図である。
【図4】図3の矢視X−X線方向断面図である。
【図5】本発明に於ける第1の実施の形態を示す図面で、斜視図である。
【図6】本発明に於ける第1の実施の形態を示す図面で、コーションラベルセパレータを回転コネクタ装置に貼付したときの状態を示す平面図である。
【図7】本発明に於ける第1の実施の形態を示す図面で、コーションラベルセパレータを回転コネクタ装置から剥離するときの状態を示す中央縦断面図である。
【図8】本発明に於ける第1コーションラベルの他の実施の形態を示す図面で、コーションラベルセパレータを回転コネクタ装置から剥離したときの状態を示す回転コネクタ装置の平面図である。
【図9】本発明に於ける第2の実施の形態を示す図面で、コンビネーションスイッチのベースと、ステータハウジング部の分解斜視図である。
【図10】本発明に於ける第3の実施の形態を示す図面で、コンビネーションスイッチのベースと、ステータハウジング部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 回転コネクタ装置
2 コンビネーションスイッチ
3 ベース
3a,22 ステータハウジング部
3d 囲い
3r 上面
3e 係止孔
3f 係止片
3k,22e 底面部
3m,3n 挿入孔
3o コネクタ部
4 ケース
4a 下端部
4b 爪
4c,4d ターミナル装着部
4f 側板部
4g 上板部
4h 表示窓
4i 凸部
4j 支持部
4k 内縁
5 ロータ
5b 第2マーク
5d コネクタ部
5g,5h ターミナル装着部
5i 上面
5j 第1段差部
5k 第2段差部
5l 軸挿部
5m,5n キャンセルピン
5q コード挿通部
5r 横蓋
6 遊動体
6b,6c 反転部
6d 掛止片
6h 内壁面
7,7a,7b フラットケーブル
8,9 固定側ターミナル
10a,10b,15 端子
11 第1コーションラベル
11a 表示穴
12 第2コーションラベル
14 コーションラベルセパレータ
16 ハーネス
16a コネクタ
17,18 可動側ターミナル
20 平滑シート
21 ベース
21d ねじ穴
22a 貫通穴
22b 耳部
23 ねじ
24 透明体
25 ベース
25a 係合部
26 ステータハウジング部
26a 係止片
C 巻装空間
P 軸心

Claims (3)

  1. 自動車の車体側に設置されるステータハウジング部(3a,22)と、
    該ステータハウジング部(3a,22)に設けられたケース(4)と、
    前記ステータハウジング部(3a,22)に回動自在に設置すると共にステアリングホイールに連結されるロータ(5)と、
    該ロータ(5)の外周部に回動自在に掛止し、前記ステータハウジング部(3a,22)の底面部(3k,22e)の上方部位に回動自在に配設した遊動体(6)と、
    一端を前記ロータ(5)に固定し、他端を前記ケース(4)に固定し、中間部分を前記遊動体(6)に形成した反転部(6b,6c)を挿通して反転して巻回したフラットケーブル(7)とで構成し、
    前記遊動体(6)は、前記ロータ(5)の回動に伴って引っ張られて移動する前記フラットケーブル(7)により、前記反転部(6b,6c)が引っ張られて減速回転し、
    前記遊動体(6)及びロータ(5)は、回転コネクタ装置(1)が中立位置のときに互いに対向して第1マーク(6a)、第2マーク(5b)を有し、
    前記ケース(4)は、非透明体で形成すると共に、該ケース(4)の下に設けた前記遊動体(6)の前記第1マーク(6a)を視認する表示窓(4h)を形成したことを特徴とする回転コネクタ装置。
  2. 前記請求項1記載の発明において、
    前記ケース(4)は、前記表示窓(4h)を貫通穴で形成し、
    該表示窓(4h)は、貫通穴の縁に凸部(4i)と支持部(4j)を形成すると共に、該凸部(4i)と支持部(4j)とで透明体(13)を保持したことを特徴とする回転コネクタ装置。
  3. 前記請求項2記載の発明において、
    前記ケース(4)は、上板部(4g)に表面に第1コーションラベル(11)を貼付し、
    該第1コーションラベル(11)は、前記表示窓(4h)に合わせて形成した表示穴(11a)を有すると共に、該表示穴(11a)を前記透明体(13)の周囲に合わせて配置したことを特徴とする回転コネクタ装置。
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