JPH0339909Y2 - - Google Patents

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JPH0339909Y2
JPH0339909Y2 JP8776287U JP8776287U JPH0339909Y2 JP H0339909 Y2 JPH0339909 Y2 JP H0339909Y2 JP 8776287 U JP8776287 U JP 8776287U JP 8776287 U JP8776287 U JP 8776287U JP H0339909 Y2 JPH0339909 Y2 JP H0339909Y2
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JP
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coil tape
tape member
mark
coil
spiral
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、自動車のハンドル側とステアリング
コラム側との電気信号線を電気的に接続する電気
的接続装置に関する。
従来技術 従来、自動車のハンドルとステアリングコラム
間に配置され、ハンドル側の電気信号、例えばホ
ーン等の信号、をステアリングコラム側へ中継接
続する目的でハンドルの回動に追随しうるように
形成された渦巻き状のコイルテープ部材を備えた
電気的接続装置が、一般に用いられている。この
電気的接続装置は、ハンドルとともに回動すべく
ハンドルに固定され、コイルテープ部材を巻き取
り巻き戻しするためのロータと該ロータの周囲に
配置せしめられるとともにステアリングコラム側
に固定せしめられた収納ケースとを備えて構成さ
れている。
ところで、上記装置を自動車に実装する場合、
上記コイルテープ部材が左右いずれの方向にも偏
らない状態、所謂、中立の渦巻き状態、で上記装
置をハンドルとステアリングコラム間の所定位置
に装着する作業は比較的困難である。なぜなら
ば、介装されているコイルテープ部材は、一般
に、収納ケースの外部から視認出来ない。従つ
て、コイルテープ部材が収納ケース内で中立の渦
巻き状態であるか否かは判断出来ない。ところ
が、上記電気的接続装置は、上記コイルテープ部
材が中立の状態で実車に装着せねばならない。従
来より、この作業は、コイルテープ部材を左右に
回動させて、その中立位置を推測し、実車に装着
していた。従つて、その推測した中立位置は正確
でないといえる。
このように、従来例では、電気的接続装置の内
部を外方から視認することが出来ず、従つて、コ
イルテープ部材を正確な中立状態で自動車へ組み
込むことが困難であつた。
本考案の技術的課題 従つて、本考案の解決すべき技術的課題は、上
記コイルテープの中立状態を外方より確認可能な
電気的接続装置の提供にある。
本考案の要旨 (構成) 上記技術的課題を達成するために、本考案は以
下のごとく構成した。
すなわち、本考案に係る電気的接続装置は、ス
テアリングコラム側に固定されたケース部材とハ
ンドルとともに回動すべくハンドル側に固定され
る軸部材とを備えてなるテープ収納部材をハンド
ルとステアリングコラムとの間に配置し、そし
て、該テープ収納部材にハンドルの回動に追随し
得るように可撓性を有して渦巻状に形成され、か
つ、渦巻方向に沿つて電導体を備えた渦巻状のコ
イルテープ部材を収納して構成されている。そし
て、上記コイルテープ部材は、その内側端及び外
側端が上記軸部材と上記ケース部材とに、夫々対
応して、固定されている。しかも、該コイルテー
プ部材の最内側の1巻き長さに相当する内側端部
は、他の渦巻き部より幅広く形成されるととも
に、該内側端部における他の渦巻き部の幅より広
い部位に切欠き部を備えている。一方、無負荷状
態における上記コイルテープ部材の上記切欠き部
に対応した軸部材の外周面には、マークが施さ
れ、さらに、該マークに対応する上記ケース部材
の対応位置には、該ケース部材内方を見通せる透
過手段が備えられている。
(作用) 上記構成によれば、上記電気的接続装置に介装
された渦巻き状のコイルテープ部材は、その内側
端が上記軸部材に固定され、かつ、その外側端が
上記収納ケースに固定されており、さらに、上記
軸部材の回動に追随出来るよう可撓性を備えてい
るため、ハンドルの回動により、形状変形する。
そして、この変形に伴つて、上記切欠き部は位置
移動する。ところで、コイルテープ部材が該部材
の中立の状態(該部材に負荷が作用しない状態)
でテープ収納部材内に位置しておれば、上記収納
ケースの外方から上記透過手段を通し上記軸部材
の外周面上のマークがコイルテープ部材越しに上
記切欠き部の背後で視認できる。なぜならば、上
記コイルテープ部材の内側端部に形成されている
上記切欠き部は、他の渦巻き部のコイルテープ部
材の側壁で遮蔽されることがない。しかも、上記
切欠き部と上記軸部材の外周面上に形成されたマ
ークとが対応しており、さらに、該マークに対応
した上記収納ケースの対応位置には、ケース内を
見通せる透過手段が備えられているからである。
その反面、ハンドルを回動させれば、ハンドルの
回動に伴い位置移動する上記切欠き部は上記マー
ク位置を通過する。そして、該マークは、コイル
テープ部材の内側端部の非切欠き部で遮蔽され、
上記収納ケースの外方からの視認は不可能にな
る。つまり、該収納ケースの外方からの上記マー
クの視認は、上記コイルテープ部材が上記収納ケ
ース内で中立の状態になる時にだけ可能になる。
なぜならば、上記切欠き部は、該コイルテープ部
材の最内側の1巻き長さに相当する内側端部に形
成されており、そのために、ハンドルの総回動数
に対し内側端部の形状変形裕度は、他の渦巻き部
に比べ小さい。それ故、上記切欠き部と上記マー
クとの位置対応は比較的正確であり、上記コイル
テープ部材の中立状態以外では、上記非切欠き部
が上記マークを効果的に遮蔽することが可能にな
るからである。
(効果) 上記構成によれば、渦巻き状のコイルテープ部
材の中立状態は、上記収納ケースの外方から視認
することができる。それ故、上記電気的接続装置
をハンドルに一旦装着し、そしてステアリングコ
ラム側の所定位置に装着する場合、上記コイルテ
ープ部材の中立位置を確認しつつ、ステアリング
コラム側へ容易に装着することができる。つま
り、ハンドルを回動しつつ、上記コイルテープ部
材の中立位置を確認し、その状態で装着すればよ
い。従つて、上記装置の実車への装着作業は、比
較的簡単にかつ正確なコイルテープ部材の中立位
置を確保でき、しかも、能率も高い作業といえ
る。
実施例 以下に、第1〜3図に従つて、本考案の一実施
例を具体的に説明する。
第1図は、本実施例に係る電気的接続装置を示
す。図において、1はテープ収納部材を示し、該
テープ収納部材1は、ステアリングシヤフト7の
外周でかつステアリングコラム(図示せず)とハ
ンドル(図示せず)との間に配置される。上記テ
ープ収納部材1は、ステアリングコラム側、例え
ば、ハンドルの下方に位置するレバーコンビネー
シヨンスイツチ機構部(図示せず)、に固定され
た収納ケース3と、ハンドルとともに回動すべく
ハンドルに固定されるとともに収納ケース3に対
し回動可能に収納ケース3中心部に装着されたロ
ータ2とを備えてなる。上記ロータ2は、筒状で
その両端部外周に上記収納ケース3の内周を周方
向回動可に係合できる段付き部2aを備えてい
る。さらに、ロータ2の外周面の上部所定位置に
はマーク6が形成されている。一方、収納ケース
3は、中空の円盤形状で、その中心部に上記ロー
タ2が配置されるとともに該ロータ2の段付き部
2aに係合している。さらに、上記マーク6と対
面する上記収納ケース3の外周壁3aには、透過
手段たる、透過窓5が形成されている。該透過窓
5は、透明材料、例えば透明プラステイツク等、
で形成された部材を上記外周壁3aに嵌め込んで
形成されている。尚、上記透過窓5は透過孔でも
支障ない。そして、上記収納ケース3は、その中
心部に係合している上記ロータ3の周囲にコイル
テープ部材4を収納している。このコイルテープ
部材4は、ハンドルの回動に追随し得るように可
撓性を有して渦巻状に形成され、かつ、渦巻方向
に沿つて電導体を備えた渦巻状の電導テープ材に
て形成されている。そして、上記コイルテープ部
材4の電導体はハンドル側及びステアリングコラ
ム側の各電気信号線と、夫々対応して、電気的に
接続される。さらに、第2図によく示されている
ように、上記コイルテープ部材4の最内側の1巻
き長さに相当する内側端部4dは、他の渦巻き部
よりも幅広く形成されるとともに、該内側端部4
dにおける他の渦巻き部の幅より広い部位にその
上縁部の一部が切り欠かれた切欠き部4aを備え
ている。そして、上記コイルテープ部材4の内・
外側端4b,4cは、夫々、上記ロータ2の外周
面及び収納ケース3の外周壁3a内側面の各所定
位置に、コイルテープ部材4の渦巻き形状が中立
の状態で、上記切欠き4aと上記マーク6とが対
応するように固定されている。従つて、第3図に
よく示されるように、上記透過窓5から上記マー
ク6を上記切欠き部4aを通して見通すことがで
きる。
上記構成によれば、上記ロータ2はハンドルと
ともに回動し、上記コイルテープ部材4は、可撓
性を有するため、該ロータ2により巻き取り又は
巻き戻しされる。つまり、該コイルテープ部材4
は、ハンドルの回動に追随する。そして、上記コ
イルテープ部材4が上記収納ケース3内で中立の
状態であれば、上記ロータ2に備えられたマーク
6を上記透過窓5を通して視認することができ
る。つまり、該マーク6が視認できれば、上記コ
イルテープ部材4が中立の状態であるといえる。
なぜならば、該コイルテープ部材4がその中立状
態の位置より左右何れかに、ハンドルの回動に追
随して、巻き取り又は巻き戻されておれば、上記
切欠き部4aの位置は左右何れかへずれる。その
結果、内側端部4dの非切欠き部により上記マー
ク6は遮蔽され、上記透過窓5からは見通すこと
ができなくなる。しかも、上記切欠き部4aがコ
イルテープ部材4の内側端部4dに形成されてい
るため、ハンドルの総回動数に対し内側端部の形
状変形裕度は、他の渦巻き部に比べ小さい。それ
故、上記切欠き部と上記マークとの位置対応は比
較的正確であり、上記コイルテープ部材の中立状
態以外では、上記非切欠き部が上記マークを効果
的に遮蔽することが可能になる。
上記構成において、上記電気的接続装置10
は、それに介装した渦巻き状のコイルテープ部材
4が中立状態であるか否かを上記装置10の外方
から視認することができる効果を備えることにな
る。しかも、上記コイルテープ部材4が何等かの
理由、例えばハンドルの回動等、でその中立位置
から左右何れかの方向へ巻き取り又は巻き戻しさ
れれば、上記マーク6は視認できなくなる。すな
わち、上記電気的接続装置10の中立状態は容易
にかつ比較的正確に確認することが可能である。
そして、その結果、上記装置10を自動車の所定
位置に所望の状態で装着する作業も能率よく行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る電気的接続
装置を示し、第1図は要部断面図、第2図は第1
図におけるコイルテープ部材の展開図、第3図は
第1図の−線断面の斜視図である。 1……テープ収納部材、2……軸部材(ロー
タ)、2a……段付き部、3……ケース部材(収
納ケース)、3a……外周壁、4……コイルテー
プ部材、4a……切欠き部、4b……内側端、4
c……外側端、4d……内側端部、5……透過手
段(透過窓)、6……マーク、7……ステアリン
グシヤフト、10……電気的接続装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハンドルとステアリングコラムとの間にテープ
    収納部材1が配置され、該テープ収納部材1は、
    ステアリングコラム側に固定されたケース部材3
    とハンドルとともに回動すべくハンドル側に固定
    される軸部材2とを備えてなり、かつ、その中に
    は、ハンドルの回動に追随し得るように可撓性を
    有して渦巻状に形成されかつ渦巻方向に沿つて電
    導体を備えた渦巻状のコイルテープ部材4が収納
    されてなる電気的接続装置において、 上記コイルテープ部材4は、その内側端4b及
    び外側端4cが上記軸部材2と上記ケース部材3
    とに、夫々対応して、固定されるとともに、該コ
    イルテープ部材4の最内側の1巻き長さに相当す
    る内側端部4dが他の渦巻き部より幅広く形成さ
    れ、かつ、該内側端部4dにおける他の渦巻き部
    の幅より広い部位に切欠き部4aを備えてなる一
    方、無負荷状態における上記コイルテープ部材4
    の上記切欠き部4aに対応した軸部材2の外周面
    には、マーク6が形成され、さらに、該マーク6
    に対応する上記ケース部材3の対応位置には、該
    ケース部材3内方を見通せる透過手段5が備えら
    れ、 上記コイルテープ部材4が無負荷状態の時、該
    透過手段5を通し上記切欠き部4aの背後に位置
    する上記マーク6が上記内側端部4d以外のコイ
    ルテープ部材4越しに視認できることを特徴とす
    るハンドルとステアリングコラム間の電気的接続
    装置。
JP8776287U 1987-06-06 1987-06-06 Expired JPH0339909Y2 (ja)

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JP8776287U JPH0339909Y2 (ja) 1987-06-06 1987-06-06

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JP8776287U JPH0339909Y2 (ja) 1987-06-06 1987-06-06

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JPS63196586U JPS63196586U (ja) 1988-12-19
JPH0339909Y2 true JPH0339909Y2 (ja) 1991-08-22

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JPS63196586U (ja) 1988-12-19

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