JPH0752807A - ハンドルとステアリング・コラム間の電気的接続装置 - Google Patents

ハンドルとステアリング・コラム間の電気的接続装置

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Publication number
JPH0752807A
JPH0752807A JP5206346A JP20634693A JPH0752807A JP H0752807 A JPH0752807 A JP H0752807A JP 5206346 A JP5206346 A JP 5206346A JP 20634693 A JP20634693 A JP 20634693A JP H0752807 A JPH0752807 A JP H0752807A
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JP
Japan
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flat cable
neutral position
housing
mark
steering column
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Pending
Application number
JP5206346A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Suzuki
信彦 鈴木
Hiromi Masuda
浩巳 増田
Masakazu Umemura
昌和 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドルとステアリング・コラム間の電気的
接続装置において、回転部材の中立位置と中立位置から
のずれが外部から目視できるようにする。 【構成】 ステアリング・コラム側に固定されたハウジ
ング2とその内部を回転する回転体1との間の環状の空
間4内に、途中で折り返されたフラットケーブル6が収
容されてなるハンドルとステアリング・コラム間の電気
的接続装置において、ハウジング2の環状空間4を蓋す
る部分に開口部31を設け、回転体1が中立位置にある時
にこの開口部31の下に位置するフラットケーブル6の開
口部31から見える面に、回転体1の回転の中立位置を示
すマークNを付して構成する。また、中立位置のマーク
Nからフラットケーブル6の端部まで、中立位置Nから
の回転方向を示す回転方向記号を付せば回転体1の中立
位置Nからの回転方向を目視によって判別することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンドルとステアリング
・コラム間の電気的接続装置に関し、特に、車両用操舵
装置におけるハンドルとステアリング・コラム間を電気
的に接続すると共に、ハンドルの中立位置を外部から視
認できるハンドルとステアリング・コラム間の電気的接
続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電子制御化が進むにつ
れ、自動車の操舵装置におけるハンドル(ステアリング
・ホイール)にも電子制御のための各種スイッチが設け
られるようになっており、このスイッチを電気配線によ
ってステアリング・コラム側に接続する必要がある。自
動車のハンドルは複数回左右に回転可能なように設定さ
れているため、ハンドルの回転軸とステアリング・コラ
ムとを電気的に接続するためには、一般に複数の導線を
備えた可撓性のフレキシブル・フラット・ケーブル(以
後単にフラットケーブルという)が、ハンドル軸に固定
された回転部材とステアリング・コラム側に固定された
ハウジングとの間に渦巻き状態で、或いは、途中で折り
返された反転渦巻き状態で設けられている。
【0003】ところが、このような構成の電気的接続装
置は、これをハンドル軸に取り付ける際に、フラットケ
ーブルが中立の渦巻き状態、或いは反転渦巻き状態でハ
ウジングの中に収容されなければならないが、従来の電
気的接続装置では、ハウジング内のフラットケーブルの
巻き付け状態を外部から視認できないという問題があっ
た。
【0004】そこで、回転部材をその回転方向の中立位
置にてハウジングに組み付けられるようにした回転体の
中立位置検出装置が提案されている(実開平1−648
84号公報参照)。この提案の装置では、ステアリング
・コラム側に固定された固定ケース部材(ハウジング)
とハンドルと共に回転する可動ケース部材(回転体)と
を備えた収納ケースに、両端がそれぞれ固定ケース部材
と可動ケース部材に支持された可撓性を備えたコイルテ
ープ(フラットケーブル)を渦巻き状に収容し、このテ
ープ部材の軸芯方向片面側の縁部に中立位置を示すマー
クが設けられ、このマークを視認すべく収納ケースの対
面位置に覗き窓が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
1−64884号公報に記載の回転体の中立位置検出装
置では、回転体の中立位置しか表示できない上に、回転
を繰り返すうちにそれぞれのマークの位置がずれる恐れ
があり、中立位置が不明瞭になるという問題点がある。
また、覗き窓から見えるコイルテープが中立位置以外の
時には、中立位置への回転方向が分からないために、中
立位置に戻すまでに時間がかかり、作業性が悪いという
問題点もある。
【0006】そこで、本発明は、ステアリング・コラム
側に固定されたハウジングと、ハンドル軸に取り付けら
れてこのハウジング内で回転する回転部材と、この回転
部材とハウジングとの間の環状空間に収容されて両端が
それぞれハウジングと回転部材に支持された可撓性を備
えたフラットケーブルとを備えるハンドルとステアリン
グ・コラム間の電気的接続装置において、回転部材の中
立位置が外部から目視できると共に、回転部材が中立位
置から外れた場合でも、どちらの方向に回せば中立位置
に復帰させることができるかが外部から目視できるハン
ドルとステアリング・コラム間の電気的接続装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のハンドルとステアリング・コラム間の電気的接続装
置は、ステアリング・コラムに固定されたハウジング
に、ハンドル軸によって回転する回転部材が設けられ、
この回転部材と前記ハウジングとの間の環状の空間に
は、一端が前記ハウジングに固着され、他端が前記回転
部材に固着された可撓性を備えたフラットケーブルが、
前記環状空間の特定の位置で折り返されて収容され、こ
のフラットケーブルは、前記回転部材の一方への回転に
よって前記ハウジングの内周面に沿って巻かれ、他方へ
の回転によって前記回転部材の外周部に沿って巻かれる
ように構成された、ハンドルとステアリング・コラム間
の電気的接続装置において、前記ハウジングの前記環状
の空間を蓋する部分に内部視認用の開口部を設け、前記
ハンドル軸が中立位置にある時にこの開口部の下に位置
する前記フラットケーブルの前記開口部から見える面
に、前記ハンドル軸が中立位置であることを示すマーク
を付したことを特徴としている。
【0008】この構造においては、前記フラットケーブ
ルの前記中立位置を示すマークが付された面に、前記マ
ーク位置からフラットケーブルの端部まで、前記中立位
置からの回転方向を示す回転方向記号が付されているこ
とが好ましく、更には、前記回転方向記号が、前記中立
位置からフラットケーブルの端部まで段階的にその長さ
又は大きさが大きくなるように変化させて設けられ、こ
の回転方向記号の方向と長さ又は大きさで前記回転部材
の中立位置からの回転方向と回転度合いが目視によって
判別できるようになっていれば一層好ましい。
【0009】更に、前記環状空間内に、前記フラットケ
ーブルの前記ハウジングの内周面に沿った巻付けおよび
前記回転部材の外周面に沿った巻付けをガイドするため
に、前記回転部材の回転よりも減速された回転数で回転
する環状板部材と、この環状板部材上のピンに取り付け
られた少なくとも1個のガイドローラとが設けられてい
ても良い。
【0010】
【作用】本発明のハンドルとステアリング・コラム間の
電気的接続装置によれば、ハウジングと、このハウジン
グ内で回転する回転部材と、この回転部材とハウジング
との間の環状空間内に収容されて両端がそれぞれハウジ
ングと回転部材に支持された可撓性を備えたフラットケ
ーブルとを備え、ハウジングに開口部が設けられたもの
において、回転部材の回転に応じて、中立位置において
開口部から見えるフラットケーブルの側面に中立位置を
示すマークが現れ、中立位置からの回転により、開口部
から見えるフラットケーブルの側面に中立位置からの回
転方向を示すマークが現れる。よって、このマークの目
視によって回転部材の中立位置と中立位置からの回転方
向を外部から知ることができる。
【0011】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例のハンドルとステ
アリング・コラム間の電気的接続装置10の構成を示す
斜視図である。電気的接続装置10は、自動車のハンド
ルの軸が挿入される筒状の回転体1、この回転体1を回
転可能に支持して図示しないステアリング・コラム側に
固定されるハウジング2、アッパカバー3およびアンダ
カバー5とから構成される。回転体1とハウジング2と
の間にある環状の空間4には、回転体1とハウジング2
とに両端が固定され、環状の空間4の中で折り返される
可撓性を備えたフラットケーブル6と、ガイドローラ7
とが設けられている。このフラットケーブル6の両端部
には後に詳述するが、コネクタ61,62が設けられて
おり、図1にはこのコネクタ61,62のうちコネクタ
61のみが、回転体1の一部に嵌め込まれた状態で示さ
れている。
【0013】アッパカバー3には開口部31が設けられ
ており、回転体1が中立位置(回転体1が装着されるハ
ンドル軸の左右の回転の中心位置、すなわち、自動車が
直進する時のハンドル軸の位置)にある時にはこの開口
部31に、フラットケーブル6の側面に印刷された中立
位置を示すマークNが視認される。また、回転体1が中
立位置からずれている時には、そのずれ方向を示す矢印
のようなマークが開口部31から視認されるが、これに
ついては後に詳述する。
【0014】図2は、図1の電気的接続装置10がハン
ドル軸20に取り付けられた状態を示す側面図である。
このように電気的接続装置10は、回転体1に設けられ
た貫通孔にハンドル軸20が挿入固定されて使用され
る。なお、この図2には前述のフラットケーブル6の両
端に設けられたコネクタ61,62が両方とも示されて
いる。
【0015】図3(a) から(c) は図1の電気的接続装置
10のアッパカバー3とアンダカバー5とを取り去った
状態の内部の機構を示すものであり、(a) は図1の電気
的接続装置10のガイドローラ7の位置を示す平面図、
(b) は図1の電気的接続装置10の縦断面を示す断面
図、(c) は図1の電気的接続装置10の底面側に設けら
れた減速機構を説明する底面図である。
【0016】ステアリング・コラム側に固定されるハウ
ジング2には、図3(b) に示すように底面側の内周部に
環状のフランジ21が突設されている。一方、ハンドル
軸に取り付けられてこのハウジング2内に位置する筒状
の回転体1の外周面には、ハウジング2に突設されたフ
ランジ21に対向する位置にフランジ11が突設されて
いる。このフランジ11,21の対向面には隙間15が
形成されており、回転体1がハウジング2の中にある状
態では、このフランジ11,21により、回転体1とハ
ウジング2に挟まれて形成される環状の空間4に底面が
形成されたような状態となる。なお、この底面には前述
のように環状の隙間15がある。
【0017】このフランジ11,21によって仕切られ
た環状の空間4の一方には、円環状の板部材であるリン
グ板9が挿入されて、前述の底面上に載置される。この
リング板9にはその両面の所定位置にピン91,92が
突設されており、環状の空間4の底面側に突設されたピ
ン91は環状の隙間15を挿通して反対側に突出してい
る。リング板9の形状を図4に示す。
【0018】この図4に示すように、このピン91が突
出する側のハウジング2の内周面には内歯歯車22が形
成されており、この内歯歯車22に対向する回転体1の
外周面には外歯歯車12が形成されている。そして、環
状の隙間15から突出するピン91には、この内歯歯車
12と外場歯車22に噛み合う遊星歯車8が回転自在に
取り付けられている。この実施例ではリング板9に等間
隔に3つの遊星歯車8が設けられている。内歯歯車12
と外場歯車22、および遊星歯車8からなるこの構成は
リング板9の減速機構であり、回転体1の回転数に対し
てリング板9の回転数は小さくなるようになっている。
【0019】リング板9のピン91が突設された側とは
反対の面にはピン92が突設されており、図3(b) ,
(c) および図4に示すように、このピン92にガイドロ
ーラ7が回転自在に取り付けられている。この実施例で
は、図3(a) に示すように、ガイドローラ7はリング板
9上に等間隔に6個設けられている。図3(a) はハウジ
ング2内にフラットケーブル6がまだ設けられていない
状態を示すものであり、回転体1を形成する壁部にはフ
ラットケーブル6のコネクタ61を挿入するための凹部
13が設けられており、ハウジング2の外周部にもフラ
ットケーブル6のコネクタ62を挿入するための外壁6
4および凹部63が設けられている。
【0020】図5は、図3(a) に示したハウジング2に
取り付けるフラットケーブル6の形状、およびその取付
状態を示すものであり、図5(a) はハウジング2にフラ
ットケーブル6を取り付けた状態を示す平面図、図5
(b) は図5(a) に取り付けるフラットケーブル6単体の
側面図、図5(c) は図5(b) に示したフラットケーブル
6の平面図である。なお、図5(a),(c) においては、図
中のフラットケーブル6の位置を分かり易くするため
に、あえてフラットケーブル6の厚みを破線で示してあ
る。
【0021】フラットケーブル6は内部に複数の導線を
備えた可撓性のあるもので、厚さ方向には自由に折り曲
げることができる。このフラットケーブル6には図5
(b) に示すように、その両端にコネクタ61,62が設
けられている。コネクタ61,62の接続方向は、フラ
ットケーブル6の幅方向に対して互いに逆になってい
る。即ち、この実施例では、図1に示したように、コネ
クタ61が回転体1を形成する壁部にある凹部13に取
り付けられて上側に突出し、コネクタ62がハウジング
2の外周部に設けられた外壁64内にある凹部63に取
り付けられて下側に突出する。
【0022】そして、図5(b) に示すようにフラットケ
ーブル6の一方の面の所定箇所には、回転体1のハウジ
ング2に対する中立位置を示すマークNが印刷されると
共に、マークNが印刷された位置からコメクタ61,6
2までの間の領域に、回転体1の回転方向を示す矢印等
による回転方向を示すマークが印刷されている。
【0023】以上のように構成されたフラットケーブル
6をハウジング2に取り付ける際には、例えば、まず、
回転体1を形成する壁部にある凹部13にコネクタ61
が挿入され、フラットケーブル6が回転体1の外周面に
沿って所定長さだけ巻かれ、特定の位置で折り返され
て、今度はハウジング2の内周面に沿って所定長さだけ
巻かれた後に、コネクタ62がハウジング2の外周部に
設けられた外壁64内にある凹部63に挿入される。フ
ラットケーブル6がハウジング2に取り付けられた状態
が図5(a) である。
【0024】以上のように構成された電気的接続装置1
0の動作を以下に説明する。この実施例の電気的接続装
置10では、回転体1が回転すると、その回転に応じて
リング板9が減速されて同じ方向に回転するので、フラ
ットケーブル6の折り返し部6Aもこのリング板9の回
転に伴って回転方向に移動する。リング板9に設けられ
たガイドリール7は、このフラットケーブル6の移動を
スムーズに行わせる役目を果たす。
【0025】そして、図1および図6(b) に示すよう
に、回転体1がハウジング2に対して中立位置になった
時に、アッパカバー3に設けられた開口部31から見え
るフラットケーブル6の側面に、回転体1の中立位置を
示すマークNが見えるようにこの実施例の電気的接続装
置10は構成されている。
【0026】例えば、図5(a) に示した状態が回転体1
の中立位置であるとすると、この状態から回転体1が右
回りに回転すると、回転体1の外周部に巻かれたフラッ
トケーブル6は解かれ、ハウジング2の内周には解かれ
たフラットケーブル6が巻かれる。そして、この動作に
伴って、フラットケーブル6の折り返し部6Aも右回り
に移動する。このように回転体1が中立位置から右回り
にずれている場合に、アッパカバー3に設けられた開口
部31には図6(a) のような状態のフラットケーブル6
のマークが見える。このマークが矢印であった場合は、
このマークの矢印の方向によって回転体1のずれ方向
(図6(a) の状態は右方向)を知ることができる。ま
た、ハンドルを中立位置に戻す場合には、この矢印マー
クの方向にハンドル軸を回転させれば良いことも分か
る。
【0027】逆に、図5(a) の状態から回転体1が左回
りに回転すると、ハウジング2の内周部に巻かれたフラ
ットケーブル6は解かれ、回転体1の外周には解かれた
フラットケーブル6が巻かれる。そして、この動作に伴
って、フラットケーブル6の折り返し部6Aも左回りに
移動する。このように回転体1が中立位置から左回りに
ずれている場合に、アッパカバー3に設けられた開口部
31には図6(c) のような状態のフラットケーブル6の
マークが見える。このマークが矢印であった場合は、こ
のマークの矢印の方向によって回転体1のずれ方向(図
6(c) の状態は左方向)を知ることができる。また、ハ
ンドルを中立位置に戻す場合には、この矢印マークの方
向にハンドル軸を回転させれば良いことも分かる。
【0028】図7は図5(b) に示したフラットケーブル
の側面に描かれる回転方向を示すマークの変形例を示す
ものであり、図7(a) は中立位置から離れるに従ってマ
ークの長さが増える例であり、図7(b) は中立位置から
離れるに従ってマークの幅が増える例であり、図7(c)
は中立位置から離れるに従ってマークの幅と長さが共に
増える例を示すものである。
【0029】この図5(a) から(c) にように、フラット
ケーブル6の側面に印刷する文字や記号の工夫によっ
て、回転体1の中立位置、回転体1のずれ方向、および
回転体1の中立位置からのずれ角度を知ることができ、
電気的接続装置10のハンドル軸への取り付け作業性を
向上させることができる。
【0030】なお、ハウジング2に設ける開口部31の
位置によっては、フラットケーブル6が回転体1から解
かれる回転体1の右回転時に、回転体1の右一杯の回転
時に回転体1の側面が開口部31から見えることがあ
る。このような場合には、回転体1の側面にフラットケ
ーブルの側面に描かれる回転方向を示すマークと同じも
のを印刷しておけば良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハウジングと、このハウジング内で回転する回転部材
と、この回転部材とハウジングとの間の環状空間に収容
されて両端がそれぞれハウジングと回転部材に支持され
た可撓性を備えたフラットケーブルとを備え、ハウジン
グに開口部が設けられたものにおいて、回転部材の回転
に応じて、中立位置において開口部から見えるフラット
ケーブルの側面に中立位置を示すマークが現れるので、
回転部材の中立位置を外部から簡単に確認でき、また、
回転部材が中立位置からずれている場合には開口部から
見えるフラットケーブルの側面に中立位置からの回転方
向を示すマークが現れるので、簡単に中立位置への回転
方向が分かり、簡単に中立位置に戻すことができて、作
業性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドルとステアリング・コラム間の
電気的接続装置の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の電気的接続装置がハンドル軸に取り付け
られた状態を示す側面図である。
【図3】(a) は図1の電気的接続装置のガイドローラの
位置を示す平面図、(b) は図1の電気的接続装置の縦断
面を示す断面図、(c) は図1の電気的接続装置の減速機
構を説明する底面図である。
【図4】図3(a) の減速機構の構成を示す組立斜視図で
ある。
【図5】図3(c) に示した電気的接続装置にフラットケ
ーブルを取り付けた状態を示す平面図、(b) は(a) に取
り付けるフラットケーブル単体の側面図、(c) は(b) に
示したフラットケーブルの平面図である。
【図6】本発明のハンドルとステアリング・コラム間の
電気的接続装置の動作を示すものであり、(a) はハンド
ル軸が中立位置から右に回転された時にフラットケーブ
ル側面を開口部から見た時の図、(b) はハンドル軸が中
立位置にある時にフラットケーブル側面を開口部から見
た時の図、(c) はハンドル軸が中立位置から左に回転さ
れた時にフラットケーブル側面を開口部から見た時の図
である。
【図7】図5(b) に示したフラットケーブルの側面に描
かれるマークを示すものであり、(a) は中立位置から離
れるに従ってマークの長さが増える例を示した図、(b)
は中立位置から離れるに従ってマークの幅が増える例を
示した図、(c) は中立位置から離れるに従ってマークの
幅と長さが共に増える例を示した図である。
【符号の説明】
1 回転体 2 ハウジング 3 アッパカバー 4 環状の空間 5 アンダーカバー 6 フラットケーブル 7 ガイドローラ 10 本発明のハンドルとステアリング・コラム間の電
気的接続装置 11,21 フランジ 12 外歯歯車 15 環状の隙間。 22 内歯歯車 31 開口部
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンドルとステアリング
・コラム間の電気的接続装置に関し、特に、車両用操舵
装置におけるハンドルとステアリング・コラム間を電気
的に接続すると共に、ハンドルの中立位置を外部から視
認できるハンドルとステアリング・コラム間の電気的接
続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電子制御化が進むにつ
れ、自動車の操舵装置におけるハンドル(ステアリング
・ホイール)にも電子制御のための各種スイッチが設け
られるようになっており、このスイッチを電気配線によ
ってステアリング・コラム側に接続する必要がある。自
動車のハンドルは複数回左右に回転可能なように設定さ
れているため、ハンドルの回転軸とステアリング・コラ
ムとを電気的に接続するためには、一般に複数の導線を
備えた可撓性のフレキシブル・フラット・ケーブル(以
後単にフラットケーブルという)が、ハンドル軸に固定
された回転部材とステアリング・コラム側に固定された
ハウジングとの間に渦巻き状態で、或いは、途中で折り
返された反転渦巻き状態で設けられている。
【0003】ところが、このような構成の電気的接続装
置は、これをハンドル軸に取り付ける際に、フラットケ
ーブルが中立の渦巻き状態、或いは反転渦巻き状態でハ
ウジングの中に収容されなければならないが、従来の電
気的接続装置では、ハウジング内のフラットケーブルの
巻き付け状態を外部から視認できないという問題があっ
た。
【0004】そこで、回転部材をその回転方向の中立位
置にてハウジングに組み付けられるようにした回転体の
中立位置検出装置が提案されている(実開平1−648
84号公報参照)。この提案の装置では、ステアリング
・コラム側に固定された固定ケース部材(ハウジング)
とハンドルと共に回転する可動ケース部材(回転体)と
を備えた収納ケースに、両端がそれぞれ固定ケース部材
と可動ケース部材に支持された可撓性を備えたコイルテ
ープ(フラットケーブル)を渦巻き状に収容し、このテ
ープ部材の軸芯方向片面側の縁部に中立位置を示すマー
クが設けられ、このマークを視認すべく収納ケースの対
面位置に覗き窓が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
1−64884号公報に記載の回転体の中立位置検出装
置では、回転体の中立位置しか表示できない上に、回転
を繰り返すうちにそれぞれのマークの位置がずれる恐れ
があり、中立位置が不明瞭になるという問題点がある。
また、覗き窓から見えるコイルテープが中立位置以外の
時には、中立位置への回転方向が分からないために、中
立位置に戻すまでに時間がかかり、作業性が悪いという
問題点もある。
【0006】そこで、本発明は、ステアリング・コラム
側に固定されたハウジングと、ハンドル軸に取り付けら
れてこのハウジング内で回転する回転部材と、この回転
部材とハウジングとの間の環状空間に収容されて両端が
それぞれハウジングと回転部材に支持された可撓性を備
えたフラットケーブルとを備えるハンドルとステアリン
グ・コラム間の電気的接続装置において、回転部材の中
立位置が外部から目視できると共に、回転部材が中立位
置から外れた場合でも、どちらの方向に回せば中立位置
に復帰させることができるかが外部から目視できるハン
ドルとステアリング・コラム間の電気的接続装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のハンドルとステアリング・コラム間の電気的接続装
置は、ステアリング・コラムに固定されたハウジング
に、ハンドル軸によって回転する回転部材が設けられ、
この回転部材と前記ハウジングとの間の環状の空間に
は、一端が前記ハウジングに固着され、他端が前記回転
部材に固着された可撓性を備えたフラットケーブルが、
前記環状空間の特定の位置で折り返されて収容され、こ
のフラットケーブルは、前記回転部材の一方への回転に
よって前記ハウジングの内周面に沿って巻かれ、他方へ
の回転によって前記回転部材の外周部に沿って巻かれる
ように構成された、ハンドルとステアリング・コラム間
の電気的接続装置において、前記ハウジングの前記環状
の空間を蓋する部分に内部視認用の開口部を設け、前記
ハンドル軸が中立位置にある時にこの開口部の下に位置
する前記フラットケーブルの前記開口部から見える面
に、前記ハンドル軸が中立位置であることを示すマーク
を付したことを特徴としている。
【0008】この構造においては、前記フラットケーブ
ルの前記中立位置を示すマークが付された面に、前記マ
ーク位置からフラットケーブルの端部まで、前記中立位
置からの回転方向を示す回転方向記号が付されているこ
とが好ましく、更には、前記回転方向記号が、前記中立
位置からフラットケーブルの端部まで段階的にその長さ
又は大きさが大きくなるように変化させて設けられ、こ
の回転方向記号の方向と長さ又は大きさで前記回転部材
の中立位置からの回転方向と回転度合いが目視によって
判別できるようになっていれば一層好ましい。
【0009】更に、前記環状空間内に、前記フラットケ
ーブルの前記ハウジングの内周面に沿った巻付けおよび
前記回転部材の外周面に沿った巻付けをガイドするため
に、前記回転部材の回転よりも減速された回転数で回転
する環状板部材と、この環状板部材上のピンに取り付け
られた少なくとも1個のガイドローラとが設けられてい
ても良い。
【0010】
【作用】本発明のハンドルとステアリング・コラム間の
電気的接続装置によれば、ハウジングと、このハウジン
グ内で回転する回転部材と、この回転部材とハウジング
との間の環状空間内に収容されて両端がそれぞれハウジ
ングと回転部材に支持された可撓性を備えたフラットケ
ーブルとを備え、ハウジングに開口部が設けられたもの
において、回転部材の回転に応じて、中立位置において
開口部から見えるフラットケーブルの側面に中立位置を
示すマークが現れ、中立位置からの回転により、開口部
から見えるフラットケーブルの側面に中立位置からの回
転方向を示すマークが現れる。よって、このマークの目
視によって回転部材の中立位置と中立位置からの回転方
向を外部から知ることができる。
【0011】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例のハンドルとステ
アリング・コラム間の電気的接続装置10の構成を示す
斜視図である。電気的接続装置10は、自動車のハンド
ルの軸が挿入される筒状の回転体1、この回転体1を回
転可能に支持して図示しないステアリング・コラム側に
固定されるハウジング2、アッパカバー3およびアンダ
カバー5とから構成される。回転体1とハウジング2と
の間にある環状の空間4には、回転体1とハウジング2
とに両端が固定され、環状の空間4の中で折り返される
可撓性を備えたフラットケーブル6と、ガイドローラ7
とが設けられている。このフラットケーブル6の両端部
には後に詳述するが、コネクタ61,62が設けられて
おり、図1にはこのコネクタ61,62のうちコネクタ
61のみが、回転体1の一部に嵌め込まれた状態で示さ
れている。
【0013】アッパカバー3には開口部31が設けられ
ており、回転体1が中立位置(回転体1が装着されるハ
ンドル軸の左右の回転の中心位置、すなわち、自動車が
直進する時のハンドル軸の位置)にある時にはこの開口
部31に、フラットケーブル6の側面に印刷された中立
位置を示すマークNが視認される。また、回転体1が中
立位置からずれている時には、そのずれ方向を示す矢印
のようなマークが開口部31から視認されるが、これに
ついては後に詳述する。
【0014】図2(a) から(c) は図1の電気的接続装置
10のアッパカバー3とアンダカバー5とを取り去った
状態の内部の機構を示すものであり、(a) は図1の電気
的接続装置10のガイドローラ7の位置を示す平面図、
(b) は図1の電気的接続装置10の縦断面を示す断面
図、(c) は図1の電気的接続装置10の底面側に設けら
れた減速機構を説明する底面図である。
【0015】ステアリング・コラム側に固定されるハウ
ジング2には、図2(b) に示すように底面側の内周部に
環状のフランジ21が突設されている。一方、ハンドル
軸に取り付けられてこのハウジング2内に位置する筒状
の回転体1の外周面には、ハウジング2に突設されたフ
ランジ21に対向する位置にフランジ11が突設されて
いる。このフランジ11,21の対向面には隙間15が
形成されており、回転体1がハウジング2の中にある状
態では、このフランジ11,21により、回転体1とハ
ウジング2に挟まれて形成される環状の空間4に底面が
形成されたような状態となる。なお、この底面には前述
のように環状の隙間15がある。
【0016】このフランジ11,21によって仕切られ
た環状の空間4の一方には、円環状の板部材であるリン
グ板9が挿入されて、前述の底面上に載置される。この
リング板9にはその両面の所定位置にピン91,92が
突設されており、環状の空間4の底面側に突設されたピ
ン91は環状の隙間15を挿通して反対側に突出してい
る。リング板9の形状を図3に示す。
【0017】この図3に示すように、このピン91が突
出する側のハウジング2の内周面には内歯歯車22が形
成されており、この内歯歯車22に対向する回転体1の
外周面には外歯歯車12が形成されている。そして、環
状の隙間15から突出するピン91には、この内歯歯車
22と外歯歯車12に噛み合う遊星歯車8が回転自在に
取り付けられている。この実施例ではリング板9に等間
隔に3つの遊星歯車8が設けられている。内歯歯車22
と外歯歯車12、および遊星歯車8からなるこの構成は
リング板9の減速機構であり、回転体1の回転数に対し
てリング板9の回転数は小さくなるようになっている。
【0018】リング板9のピン91が突設された側とは
反対の面にはピン92が突設されており、図2(b) ,
(c) および図3に示すように、このピン92にガイドロ
ーラ7が回転自在に取り付けられている。この実施例で
は、図2(a) に示すように、ガイドローラ7はリング板
9上に等間隔に6個設けられている。図2(a) はハウジ
ング2内にフラットケーブル6がまだ設けられていない
状態を示すものであり、回転体1を形成する壁部にはフ
ラットケーブル6のコネクタ61を挿入するための凹部
13が設けられており、ハウジング2の外周部にもフラ
ットケーブル6のコネクタ62を挿入するための外壁6
4および凹部63が設けられている。
【0019】図4は、図2(a) に示したハウジング2に
取り付けるフラットケーブル6の形状、およびその取付
状態を示すものであり、図4(a) はハウジング2にフラ
ットケーブル6を取り付けた状態を示す平面図、図4
(b) は図4(a) に取り付けるフラットケーブル6単体の
側面図、図4(c) は図4(b) に示したフラットケーブル
6の平面図である。なお、図4(a),(c) においては、図
中のフラットケーブル6の位置を分かり易くするため
に、あえてフラットケーブル6の厚みを破線で示してあ
る。
【0020】フラットケーブル6は内部に複数の導線を
備えた可撓性のあるもので、厚さ方向には自由に折り曲
げることができる。このフラットケーブル6には図4
(b) に示すように、その両端にコネクタ61,62が設
けられている。コネクタ61,62の接続方向は、フラ
ットケーブル6の幅方向に対して互いに逆になってい
る。即ち、この実施例では、図1に示したように、コネ
クタ61が回転体1を形成する壁部にある凹部13に取
り付けられて上側に突出し、コネクタ62がハウジング
2の外周部に設けられた外壁64内にある凹部63に取
り付けられて下側に突出する。
【0021】そして、図4(b) に示すようにフラットケ
ーブル6の一方の面の所定箇所には、回転体1のハウジ
ング2に対する中立位置を示すマークNが印刷されると
共に、マークNが印刷された位置からコネクタ61,6
2までの間の領域に、回転体1の回転方向を示す矢印等
による回転方向を示すマークが印刷されている。
【0022】以上のように構成されたフラットケーブル
6をハウジング2に取り付ける際には、例えば、まず、
回転体1を形成する壁部にある凹部13にコネクタ61
が挿入され、フラットケーブル6が回転体1の外周面に
沿って所定長さだけ巻かれ、特定の位置で折り返され
て、今度はハウジング2の内周面に沿って所定長さだけ
巻かれた後に、コネクタ62がハウジング2の外周部に
設けられた外壁64内にある凹部63に挿入される。フ
ラットケーブル6がハウジング2に取り付けられた状態
が図4(a) である。
【0023】以上のように構成された電気的接続装置1
0の動作を以下に説明する。この実施例の電気的接続装
置10では、回転体1が回転すると、その回転に応じて
リング板9が減速されて同じ方向に回転するので、フラ
ットケーブル6の折り返し部6Aもこのリング板9の回
転に伴って回転方向に移動する。リング板9に設けられ
たガイドローラ7は、このフラットケーブル6の移動を
スムーズに行わせる役目を果たす。
【0024】そして、図1および図5(b) に示すよう
に、回転体1がハウジング2に対して中立位置になった
時に、アッパカバー3に設けられた開口部31から見え
るフラットケーブル6の側面に、回転体1の中立位置を
示すマークNが見えるようにこの実施例の電気的接続装
置10は構成されている。
【0025】例えば、図4(a) に示した状態が回転体1
の中立位置であるとすると、この状態から回転体1が右
回りに回転すると、回転体1の外周部に巻かれたフラッ
トケーブル6は解かれ、ハウジング2の内周には解かれ
たフラットケーブル6が巻かれる。そして、この動作に
伴って、フラットケーブル6の折り返し部6Aも右回り
に移動する。このように回転体1が中立位置から右回り
にずれている場合に、アッパカバー3に設けられた開口
部31には図5(a) のような状態のフラットケーブル6
のマークが見える。このマークが矢印であった場合は、
このマークの矢印の方向によって回転体1のずれ方向
(図5(a) の状態は右方向)を知ることができる。ま
た、ハンドルを中立位置に戻す場合には、この矢印マー
クの方向にハンドル軸を回転させれば良いことも分か
る。
【0026】逆に、図4(a) の状態から回転体1が左回
りに回転すると、ハウジング2の内周部に巻かれたフラ
ットケーブル6は解かれ、回転体1の外周には解かれた
フラットケーブル6が巻かれる。そして、この動作に伴
って、フラットケーブル6の折り返し部6Aも左回りに
移動する。このように回転体1が中立位置から左回りに
ずれている場合に、アッパカバー3に設けられた開口部
31には図5(c) のような状態のフラットケーブル6の
マークが見える。このマークが矢印であった場合は、こ
のマークの矢印の方向によって回転体1のずれ方向(図
5(c) の状態は左方向)を知ることができる。また、ハ
ンドルを中立位置に戻す場合には、この矢印マークの方
向にハンドル軸を回転させれば良いことも分かる。
【0027】図6は図4(b) に示したフラットケーブル
の側面に描かれる回転方向を示すマークの変形例を示す
ものであり、図6(a) は中立位置から離れるに従ってマ
ークの長さが増える例であり、図6(b) は中立位置から
離れるに従ってマークの幅が増える例であり、図6(c)
は中立位置から離れるに従ってマークの幅と長さが共に
増える例を示すものである。
【0028】この図4(a) から(c) にように、フラット
ケーブル6の側面に印刷する文字や記号の工夫によっ
て、回転体1の中立位置、回転体1のずれ方向、および
回転体1の中立位置からのずれ角度を知ることができ、
電気的接続装置10のハンドル軸への取り付け作業性を
向上させることができる。
【0029】なお、ハウジング2に設ける開口部31の
位置によっては、フラットケーブル6が回転体1から解
かれる回転体1の右回転時に、回転体1の右一杯の回転
時に回転体1の側面が開口部31から見えることがあ
る。このような場合には、回転体1の側面にフラットケ
ーブルの側面に描かれる回転方向を示すマークと同じも
のを印刷しておけば良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハウジングと、このハウジング内で回転する回転部材
と、この回転部材とハウジングとの間の環状空間に収容
されて両端がそれぞれハウジングと回転部材に支持され
た可撓性を備えたフラットケーブルとを備え、ハウジン
グに開口部が設けられたものにおいて、回転部材の回転
に応じて、中立位置において開口部から見えるフラット
ケーブルの側面に中立位置を示すマークが現れるので、
回転部材の中立位置を外部から簡単に確認でき、また、
回転部材が中立位置からずれている場合には開口部から
見えるフラットケーブルの側面に中立位置からの回転方
向を示すマークが現れるので、簡単に中立位置への回転
方向が分かり、簡単に中立位置に戻すことができて、作
業性が向上するという効果がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドルとステアリング・コラム間の
電気的接続装置の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】(a) は図1の電気的接続装置のガイドローラの
位置を示す平面図、(b) は図1の電気的接続装置の縦断
面を示す断面図、(c) は図1の電気的接続装置の減速機
構を説明する底面図である。
【図3】図2(a) の減速機構の構成を示す組立斜視図で
ある。
【図4】図2(c) に示した電気的接続装置にフラットケ
ーブルを取り付けた状態を示す平面図、(b) は(a) に取
り付けるフラットケーブル単体の側面図、(c) は(b) に
示したフラットケーブルの平面図である。
【図5】本発明のハンドルとステアリング・コラム間の
電気的接続装置の動作を示すものであり、(a) はハンド
ル軸が中立位置から右に回転された時にフラットケーブ
ル側面を開口部から見た時の図、(b) はハンドル軸が中
立位置にある時にフラットケーブル側面を開口部から見
た時の図、(c) はハンドル軸が中立位置から左に回転さ
れた時にフラットケーブル側面を開口部から見た時の図
である。
【図6】図4(b) に示したフラットケーブルの側面に描
かれるマークを示すものであり、(a) は中立位置から離
れるに従ってマークの長さが増える例を示した図、(b)
は中立位置から離れるに従ってマークの幅が増える例を
示した図、(c) は中立位置から離れるに従ってマークの
幅と長さが共に増える例を示した図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング・コラムに固定されたハウ
    ジングに、ハンドル軸によって回転する回転部材が設け
    られ、この回転部材と前記ハウジングとの間の環状の空
    間には、一端が前記ハウジングに固着され、他端が前記
    回転部材に固着された可撓性を備えたフラットケーブル
    が、前記環状空間の特定の位置で折り返されて収容さ
    れ、このフラットケーブルは、前記回転部材の一方への
    回転によって前記ハウジングの内周面に沿って巻かれ、
    他方への回転によって前記回転部材の外周部に沿って巻
    かれるように構成された、ハンドルとステアリング・コ
    ラム間の電気的接続装置において、 前記ハウジングの前記環状の空間を蓋する部分に内部視
    認用の開口部を設け、前記ハンドル軸が中立位置にある
    時にこの開口部の下に位置する前記フラットケーブルの
    前記開口部から見える面に、前記ハンドル軸が中立位置
    であることを示すマークを付したことを特徴とするハン
    ドルとステアリング・コラム間の電気的接続装置。
  2. 【請求項2】 前記フラットケーブルの前記中立位置を
    示すマークが付された面に、前記マーク位置からフラッ
    トケーブルの端部まで、前記中立位置からの回転方向を
    示す回転方向記号が付されていることを特徴とする請求
    項1に記載のハンドルとステアリング・コラム間の電気
    的接続装置。
JP5206346A 1993-08-20 1993-08-20 ハンドルとステアリング・コラム間の電気的接続装置 Pending JPH0752807A (ja)

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JPH0752807A true JPH0752807A (ja) 1995-02-28

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ID=16521788

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JP (1) JPH0752807A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007074A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Yazaki Corp 舵角センサ組み込み式回転コネクタ装置
JP2008030713A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 回転コネクタ装置
JP2011210271A (ja) * 2011-05-13 2011-10-20 Toshiba Corp 電子機器
JP2012014869A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Kyoraku Sangyo Kk フレキシブルケーブルの配線構造
DE102007024167B4 (de) * 2006-06-01 2015-06-11 The Furukawa Electric Co., Ltd., Drehverbinder

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JP2008007074A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Yazaki Corp 舵角センサ組み込み式回転コネクタ装置
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