JP3199595B2 - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP3199595B2
JP3199595B2 JP03390895A JP3390895A JP3199595B2 JP 3199595 B2 JP3199595 B2 JP 3199595B2 JP 03390895 A JP03390895 A JP 03390895A JP 3390895 A JP3390895 A JP 3390895A JP 3199595 B2 JP3199595 B2 JP 3199595B2
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満典 松本
拓之 坂内
剛彦 伊藤
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置に組み込まれてエアーバッグシステム等の電気的接
続手段として使用される回転コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、固定体と、この固定体
に対して回動自在に装着された可動体との間を帯状の可
撓性ケーブルにて連結したもので、可撓性ケーブルの巻
回方法によって2つのタイプに大別される。1つは可撓
性ケーブルを可動体と固定体との間に渦巻き状に巻回し
たもので、もう1つは可撓性ケーブルを可動体と固定体
とに逆向きに巻回したものであるが、後者の方が必要と
される可撓性ケーブルの長さを短くしてコストの低減化
が図れるため、近年、後者のタイプの回転コネクタが種
々提案されている。図5および図6は本出願人によって
先に提案された回転コネクタの概略構成を示す平面図で
あり、図5は可撓性ケーブルの巻回中立状態を、図6は
可撓性ケーブルの巻き戻し終端状態をそれぞれ示し、可
撓性ケーブルを逆向きに巻回した後者タイプのものであ
る。同図に示すように、外筒部100aを有する第1の
ハウジング100の中央に内筒部101aを有する第2
のハウジング101が回動自在に装着されており、これ
ら第1のハウジング100と可動体101との間に画成
される環状の収納空間内には帯状の可撓性ケーブル10
2が収納されている。この可撓性ケーブル102の両端
は、外筒部100aと内筒部101aにそれぞれ固定さ
れた状態で第1のハウジング100と第2のハウジング
101の外部に導出されており、前記収納空間内で、外
筒部100aと内筒部101aとに巻回方向を逆向きに
した状態で収納され、その巻き方向が転換される位置に
U字状の反転部102aが形成されている。また、前記
可撓性ケーブル102の内筒部101aとの固定部分近
傍には、合成樹脂フィルムからなる弾性舌片103が貼
着されており、この弾性舌片103によって可撓性ケー
ブル102の剛性が部分的に高められている。この弾性
舌片103の収納空間内に突出する延出部分は、無負荷
状態で内筒部101aの外周面とほぼ同じ曲率をもつよ
うに内側に湾曲され、かかる湾曲した延出部分が可撓性
ケーブル102の内面に貼着されている。さらに、前記
収納空間内には移動体104が回動自在に配置されてお
り、この移動体104は、上面に複数本のピン105a
と1つの固定筒105bとを立設したリング状の回転板
105と、各ピン105aに回転自在に軸支されたロー
ラ106群とで構成されている。そして、前述した可撓
性ケーブル102の反転部102aは、前記固定筒10
5bとこれに対向するローラ106(以下このローラを
反転ローラと称し、符号106Aを付す)との間の開口
を通り、該反転ローラ106Aにループされている。
【0003】このように構成された回転コネクタは、図
示せぬ自動車のステアリング装置に組み込まれて使用さ
れ、例えば第1のハウジング100がステアリングコラ
ムに固定されて固定体となり、第2のハウジング101
がハンドルに固定されて可動体となる。そして、ハンド
ルに連動して第2のハウジング101が図5の中立位置
から時計方向に回転すると、可撓性ケーブル102の反
転部102aは第2のハウジング101よりも少ない回
動量だけ収納空間内を時計方向に移動し、この反転部1
02aに追従してローラ106群と回転板105も時計
方向に移動し、これらの移動量の約2倍の長さの可撓性
ケーブル102が外筒部100aから繰り出されて内筒
部101aに巻き締められる。この場合、反転部102
aは固定筒105bから離れて反転ローラ106Aと接
触しながら内筒部101a方向へ繰り出されるため、反
転ローラ106Aは反時計方向に自公転し、外筒部10
0aに巻回された可撓性ケーブル102はスムーズに反
転部102a方向に繰り出されて内筒部101aに巻き
締められる。
【0004】これとは逆に、ハンドルに連動して第2の
ハウジング101が図5の中立位置から反時計方向に回
転すると、可撓性ケーブル102の反転部102aと移
動体104は第2のハウジング101よりも少ない回動
量だけ同方向に移動し、該移動量の約2倍の長さの可撓
性ケーブル102が内筒部101aから繰り出されて外
筒部100aに巻き戻される。この場合、内筒部101
aに巻回された可撓性ケーブル102は径方向外側に幾
分膨らむが、各ローラ106群と固定筒105bによっ
てそれ以上膨出偏倚することが防止される。また、反転
部102aは反転ローラ106Aから離れて固定筒10
5bと接触しながら外筒部100a方向へ繰り出される
が、両者の接触抵抗は極めて小さいため、内筒部101
aに巻回された可撓性ケーブル102はスムーズに反転
部102a方向に繰り出されて外筒部100aに巻き戻
される。
【0005】このように、回転コネクタは自動車のステ
アリング装置に組み込まれて使用されるが、その組み込
みの前に、第2のハウジング101の回転がスムーズで
あるか、あるいは第2のハウジング101の回動量が適
正であるか等の種々の検査工程に供される。その際、作
業者が第2のハウジング101を可撓性ケーブル102
の巻き戻し方向に回転すると、図6に示すように、可撓
性ケーブル102は巻き戻しの終端位置で外筒部100
a側に全て巻き戻され、内筒部101aへの巻回部分は
なくなる。この状態から第2のハウジング101を更に
同方向に回転しようとしても、内筒部101aとの連結
部分における可撓性ケーブル102は弾性舌片103に
よって剛性が高められているため、第2のハウジング1
01をそれ以上回転することはできず、可撓性ケーブル
102の内筒部101a側での反転・座屈は弾性舌片1
03によって防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の回転コネクタでは、検査工程で可撓性ケーブル10
2が巻き戻しの終端位置にくると、弾性舌片103は可
撓性ケーブル102と共に反転ローラ106Aにループ
され、該反転ローラ106Aに沿って外側へ湾曲する
が、この弾性舌片103は無負荷状態で内筒部101a
の外周面とほぼ同じ曲率をもつように内側に湾曲されて
おり、しかも、可撓性ケーブル102に比べて剛性が大
きいため、反転ローラ106Aに沿って外側へ湾曲した
時に、可撓性ケーブル102の形状に追従しにくなる。
その結果、可撓性ケーブル102の巻き戻しと巻き締め
動作を何度も繰り返すと、図7に示すように、弾性舌片
103の先端が可撓性ケーブル102から剥がれて固定
筒105bにぶつかり、巻き戻し途中にある第2のハウ
ジング101の回転を止めたり、弾性舌片103の延出
部分が可撓性ケーブル102から完全に剥がれ、弾性舌
片103による座屈防止機能がなくなる、等の不良の原
因を招来するという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたものであって、その目的は、弾性舌片の剥
離を確実に防止できる回転コネクタを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、同軸的かつ相対的に回動自在に連結され
た第1および第2のハウジングと、前記第1のハウジン
グの外筒部と前記第2のハウジングの内筒部との間に画
成された環状の収納空間内にケーブル反転部を介して逆
向きに巻回され、その両端が前記内筒部と外筒部とにそ
れぞれ固定された可撓性ケーブルと、前記収納空間内に
回動可能に配置され、前記可撓性ケーブルの反転部が通
過する開口を有する移動体と、前記内筒部に前記可撓性
ケーブルの一端と共に固定され、前記収納空間内に突出
する延出部分が前記可撓性ケーブルの内面に沿って貼着
された弾性舌片とを備え、前記弾性舌片の延出部分を、
この弾性舌片が前記内筒部に固定されている側である基
端側湾曲部と、無負荷状態でこの基端側湾曲部よりも
率半径の大きい自由端側部分とで形成したことを、最も
主要な特徴としている。
【0009】
【作用】回転コネクタの検査工程等において、第1また
は第2のハウジングが可撓性ケーブルの巻き戻し方向に
過度に回転されると、可撓性ケーブルの内筒部側の端部
は弾性舌片によって補強され、当該部分での反転座屈は
防止される。ここで、可撓性ケーブルに貼着された弾性
舌片の延出部分は、弾性舌片が内筒部に固定されている
側である基端側湾曲部と、無負荷状態でこの基端側湾曲
部よりも曲率半径の大きい自由端側部分とで形成されて
いるため、弾性舌片の先端が反転部となった時の変形量
は自由端側部分を基準とした少ないものとなり、該弾性
舌片が可撓性ケーブルから剥離することを抑制できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る回転コネクタの平面
図、図2は該回転コネクタの縦断面図、図3は該回転コ
ネクタの分解斜視図、図4は該回転コネクタに備えられ
る弾性舌片の無負荷状態を示す平面図であり、図1は第
1のハウジングの一部を省略してある。これらの図に示
すように、本実施例に係る回転コネクタは、第1のハウ
ジング1と、第1のハウジング1に対して回動自在に装
着された第2のハウジング2と、両ハウジング1,2間
に収納された可撓性ケーブル3と、両ハウジング1,2
間に回動自在に配置された移動体4とで概略構成されて
いる。
【0011】第1のハウジング1は、天板5の外周縁に
外筒部6を垂下した上ケース7と、外筒部6の下端に接
合・一体化された下カバー8とで構成されている。上ケ
ース7の天板5と下カバー8のそれぞれの中央にはセン
タ孔9,10が開設されており、また下カバー8の下面
にはリング状のガイド溝11が設けられている。一方、
第2のハウジング2は中央に軸挿入孔12を有する筒状
体からなり、外周縁の上下両端が前記上ケース7と下カ
バー8のセンタ孔9,10にガイドされることにより、
第1のハウジング1に対して回動自在に連結されてい
る。この第2のハウジング2の外周面は内筒部13とな
っており、第1のハウジング1側の天板5と外筒部6お
よび下カバー8と、第2のハウジング2側の内筒部13
との間には平面視リング状の収納空間14が画成されて
いる。
【0012】可撓性ケーブル3は、互いに平行な導線を
一対の絶縁フィルムでラミネートした帯状のフラットケ
ーブルと呼ばれるものからなり、本実施例の場合は5本
の導線を埋設した5回路用のフラットケーブルが使用さ
れている。この可撓性ケーブル3の一端は前記外筒部6
に固定された第1のコネクタ15に接続され、該第1の
コネクタ15を介して第1のハウジング1の外部に導出
されている。一方、可撓性ケーブル3の他端は前記内筒
部13に固定された第2のコネクタ16に接続され、該
第2のコネクタ16を介して第2のハウジング2の外部
に導出されている。図1に示すように、可撓性ケーブル
3は、第1のコネクタ15から外筒部6の内壁に時計方
向に巻回され、そこからU字状に反転し(以下、これを
反転部3aという)、さらに内筒部13の外壁周りに反
時計方向に巻回されて第2のコネクタ16に至るよう、
前記収納空間14内に収納されている。また、内筒部1
3の近傍の可撓性ケーブル3の内面には、ポリエチレン
テレフタレート(PET)等の可撓性に富むフィルム材
からなる弾性舌片17が貼着されており、この弾性舌片
17は可撓性ケーブル3の他端と共に内筒部13に固定
されている。
【0013】移動体4は、上面に複数本のピン18と1
つの固定筒19とを立設したリング状の回転板20と、
各ピン18に回転自在に軸支されたローラ21群とで構
成されており、各ローラ21群のうち固定筒19と開口
22を介して対向するローラ21が反転ローラ(以下こ
れに符号21Aを付す)となっている。図1に示すよう
に、前記回転板20の内周縁には第1のリブ23が立設
されており、この第1のリブ23は反転ローラ21Aと
これに隣接するローラ21間、固定筒19とこれに隣接
するローラ21間、およびそれ以外の各ローラ21間に
若干のクリアランスを存して形成されている。また、前
記回転板20には前記第1のリブ23の両端近傍に位置
する第2のリブ24が立設されており、これら第2のリ
ブ24は前記クリアランスを実質的に小さくする補助リ
ブとして機能する。さらに、前記固定筒19の周面の一
部にはガイド突起19aが一体成形されており、このガ
イド突起19aは前記反転ローラ21Aの周面に沿って
突出している。そして、このように構成された移動体4
は前記収納空間14内に配置され、回転板20が前記下
カバー8のガイド溝11と嵌合することによって収納空
間14の径方向に回転自在に案内されている。また、前
述した可撓性ケーブル3の反転部3aは、前記固定筒1
9と反転ローラ22Aとの間の開口22を通り該反転ロ
ーラ22Aにループされており、前記第1のリブ23と
第2のリブ24は、組立時に反転部3aが反転ローラ2
1A以外のローラ21に誤ってループされるのを防止す
る。
【0014】図4に示すように、前記弾性舌片17の収
納空間14内に突出する延出部分は、内筒部13に固定
されている側である基端側湾曲部17aと、この基端側
湾曲部17aの先端に連続する自由端側部分17bとを
有し、これら基端側湾曲部17aと自由端側部分17b
は、無負荷状態で互いの曲率を異にした形状にフォーミ
ングされている。すなわち、基端側湾曲部17aは半径
をRとする前記内筒部13の曲率とほぼ同じに湾曲され
ているが、自由端側部分17bは基端側湾曲部17aよ
りも充分に大きな曲率半径、好ましくはほぼ直線状に形
成されており、弾性舌片17は予めこのようにフォーミ
ングされた状態で前記可撓性ケーブル3の内面に貼着さ
れている。
【0015】次に、前記第1のハウジング1を固定体と
して用い、第2のハウジング2を可動体として用いた場
合を例にとって、上記実施例に係る回転コネクタの動作
を説明する。この場合、回転コネクタは後述する検査工
程を経た後、第1のハウジング1がステアリング装置の
ステアリングコラム側に固定され、上ケース7から外部
に導出されたリード線は、車体側に装着されたエアーバ
ッグ駆動回路やホーン回路等に接続される。また、第2
のハウジング2はステアリングシャフトやハンドル等に
連結され、第2のハウジング2から外部に導出されたリ
ード線は、ハンドル側に装着されたエアーバッグ用イン
フレータやホーンスイッチ等に接続される。
【0016】使用に際し、ハンドルを時計あるいは反時
計方向に回転すると、その回転力が第2のハウジング2
に伝達され、第2のハウジング2が時計あるいは反時計
方向に回転する。例えば、ハンドルの中立位置から第2
のハウジング2が時計方向に回転すると、可撓性ケーブ
ル3の反転部3aは第2のハウジング2よりも少ない回
転量だけ時計方向に移動し、反転ローラ22Aが反転部
3aに引っ張られるため、反転部3aに追従して回転板
20も時計方向に移動し、これらの移動量の約2倍の長
さの可撓性ケーブル3が外筒部6側から繰り出されて内
筒部13の周面に巻き締められる。この場合、反転部3
aは固定筒19から離れて反転ローラ22Aと接触しな
がら内筒部13方向へ繰り出されるため、反転ローラ2
2Aは反時計回り方向に自転し、外筒部6に巻回された
可撓性ケーブル3は、ローラ22群に接触してこれらを
反時計回り方向に自転させることによりスムーズに反転
部3a方向に繰り出され、反転部3aを経て内筒部13
側に巻き締められる。
【0017】上記とは逆に、ハンドルの中立状態から第
2のハウジング2が反時計方向に回転すると、可撓性ケ
ーブル3の反転部3aは第2のハウジング2よりも少な
い回転量だけ反時計方向に移動し、この反転部3aは反
転ローラ22Aから離れて固定筒19を押圧するため、
反転部3aに追従して回転板20も反時計方向に移動
し、これらの移動量の約2倍の長さの可撓性ケーブル3
が内筒部13から繰り出されて外筒部6に巻き戻され
る。この場合、内筒部13より径方向外側に膨らむ可撓
性ケーブル3からの時計回り方向の自転力と、反転部3
aからの反時計回り方向の自転力という逆方向の力が固
定筒19に作用するものの、この固定筒19は回転板2
0に固定されているため、ローラ22群のように回転し
ない。したがって、固定筒19には反転部3aの繰り出
しを相殺する回転力は作用せず、内筒部13に巻回され
た可撓性ケーブル3は、ローラ22群に接触してこれら
を時計回り方向に自転させることによりスムーズに反転
部3a方向に繰り出され、この反転部3aを経て外筒部
6側に巻き戻される。
【0018】このように構成された回転コネクタは、ス
テアリング装置に組み込まれる前に、第2のハウジング
2の回転がスムーズであるか、あるいは第2のハウジン
グ2の回動量が適正であるか等の種々の検査工程に供さ
れる。その際、作業者が第2のハウジング2を可撓性ケ
ーブル3の巻き戻し方向に回転すると、図1に示すよう
に、可撓性ケーブル3は巻き戻しの終端位置で外筒部6
側に全て巻き戻され、内筒部13への巻回部分はなくな
る。この状態から第2のハウジング2を更に同方向に回
転しようとしても、内筒部13との連結部分における可
撓性ケーブル3弾性舌片17によって剛性が高められて
いるため、第2のハウジング2をそれ以上回転すること
はできず、可撓性ケーブル3の内筒部13側での反転・
座屈は弾性舌片17によって防止される。この場合、弾
性舌片17の先端の自由端側部分17bは反転ローラ2
2Aの外周面に沿って外側に湾曲されるが、この自由端
側部分17bは無負荷状態でほぼ直線状にフォーミング
されているため、自由端側部分17bが反転部となった
時の変形量は直線を基準とした少ないものとなり、弾性
舌片17の先端が可撓性ケーブル3から剥離することを
抑制できる。また、弾性舌片17の先端が開口22内に
侵入する際、自由端側部分17bはガイド突起19aに
沿って固定筒19と接触するため、自由端側部分17b
に急激な曲げ応力は作用せず、しかも、このガイド突起
19aは反転ローラ21Aの周面に沿って突出している
ため、開口22内に位置している自由端側部分17bに
対して可撓性ケーブル3から剥がれるのを阻止し、この
点からも、弾性舌片17が可撓性ケーブル3から剥がれ
にくくなっている。
【0019】なお、上記実施例では、第1のハウジング
1を固定体とし、第2のハウジング2を可動体として用
いた場合について説明したが、これとは反対に、第1の
ハウジング1を可動体とし、第2のハウジング2を固定
体として用いることも可能である。
【0020】また、上記実施例では、ガイド突起19a
を有する固定筒19を中空形状とした場合について説明
したが、移動体4の総重量は若干増えるものの、固定筒
19を中実形状としても同様の効果が奏せられる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転コネ
クタによれば、可撓性ケーブルの反転座屈を防止する弾
性舌片が、内筒部に固定されている側である基端側湾曲
部と、無負荷状態でこの基端側湾曲部よりも曲率半径
大きい自由端側部分とで形成されているため、弾性舌片
の先端が反転部となった時の変形量は無負荷状態の自由
端側部分を基準とした少ないものとなり、弾性舌片が可
撓性ケーブルから剥離することを確実に防止できる。ま
た、移動体に可撓性ケーブルの反転部が巻回される反転
ローラを設けると共に、この反転ローラに対向する固定
筒に該反転ローラの外周面に沿って突出するガイド突起
を形成した場合、弾性舌片の自由端側部分が反転ローラ
と固定部との間に侵入した際に、固定部のガイド突起に
よって自由端側部分が可撓性ケーブルから剥離するのを
抑制でき、弾性舌片の剥離をより効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転コネクタの平面図
である。
【図2】該回転コネクタの縦断面図である。
【図3】該回転コネクタの分解斜視図である。
【図4】該回転コネクタに備えられる弾性舌片の無負荷
状態を示す平面図である。
【図5】本出願人が先に提案した回転コネクタの要部平
面図である。
【図6】図5の回転コネクタの巻き戻し終端状態を示す
平面図である。
【図7】図5の回転コネクタの不具合を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 第1のハウジング 2 第2のハウジング 3 可撓性ケーブル 3a 反転部 4 移動体 6 外筒部 13 内筒部 14 収納空間 17 弾性舌片 17a 基端側湾曲部 17b 自由端側部分 19 固定筒 19a ガイド突起 20 回転板 21 ローラ 21A 反転ローラ 22 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−184041(JP,A) 実開 平5−92983(JP,U) 実開 平5−41087(JP,U) 実開 昭63−79685(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B60R 16/02 675 B62D 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸的かつ相対的に回動自在に連結され
    た第1および第2のハウジングと、前記第1のハウジン
    グの外筒部と前記第2のハウジングの内筒部との間に画
    成された環状の収納空間内にケーブル反転部を介して逆
    向きに巻回され、その両端が前記内筒部と外筒部とにそ
    れぞれ固定された可撓性ケーブルと、前記収納空間内に
    回動可能に配置され、前記可撓性ケーブルの反転部が通
    過する開口を有する移動体と、前記内筒部に前記可撓性
    ケーブルの一端と共に固定され、前記収納空間内に突出
    する延出部分が前記可撓性ケーブルの内面に沿って貼着
    された弾性舌片とを備え、前記弾性舌片の延出部分を、
    この弾性舌片が前記内筒部に固定されている側である基
    端側湾曲部と、無負荷状態でこの基端側湾曲部よりも
    率半径の大きい自由端側部分とで形成したことを特徴と
    する回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記移動体に
    前記可撓性ケーブルの反転部が巻回される反転ローラを
    設けると共に、この反転ローラに対向する固定筒を設
    け、かつ、この固定筒に前記反転ローラの外周面に沿っ
    て突出するガイド突起を形成したことを特徴とする回転
    コネクタ。
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