JPH1154234A - クロックスプリング - Google Patents
クロックスプリングInfo
- Publication number
- JPH1154234A JPH1154234A JP21343197A JP21343197A JPH1154234A JP H1154234 A JPH1154234 A JP H1154234A JP 21343197 A JP21343197 A JP 21343197A JP 21343197 A JP21343197 A JP 21343197A JP H1154234 A JPH1154234 A JP H1154234A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ffc
- reversing
- roller
- clock spring
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B1/00—Driving mechanisms
- G04B1/10—Driving mechanisms with mainspring
- G04B1/14—Mainsprings; Bridles therefor
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
- H01R35/025—Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 FFCの座屈及びこの座屈に起因するFFC
の折損を未然になくし、高信頼性、高耐久性のクロック
スプリングを提供すること。 【解決手段】 相対回転する外ケース2とロテータ3と
の間にFFC4およびキャリヤ5が内蔵され、該キャリ
ヤ5にはFFC4を反転する反転ローラ7aおよび該反
転ローラ7aに対向するガイドローラ7bが取り付けら
れているクロックスプリング1であって、ガイドローラ
7bの反転ローラ7a側の前部外周壁Aで、この前部外
周壁Aの外ケース2側及びロテータ3側の両側部位に位
置し、かつ前部外周壁Aの最前部位aよりも後方に位置
してFFC4の反転部4aの侵入を阻止する柱状阻止部
材8a,8bをキャリヤ5に設けた。
の折損を未然になくし、高信頼性、高耐久性のクロック
スプリングを提供すること。 【解決手段】 相対回転する外ケース2とロテータ3と
の間にFFC4およびキャリヤ5が内蔵され、該キャリ
ヤ5にはFFC4を反転する反転ローラ7aおよび該反
転ローラ7aに対向するガイドローラ7bが取り付けら
れているクロックスプリング1であって、ガイドローラ
7bの反転ローラ7a側の前部外周壁Aで、この前部外
周壁Aの外ケース2側及びロテータ3側の両側部位に位
置し、かつ前部外周壁Aの最前部位aよりも後方に位置
してFFC4の反転部4aの侵入を阻止する柱状阻止部
材8a,8bをキャリヤ5に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロックスプリン
グ(ケーブルリールあるいは回転コネクタとも称する)
に関し、詳しくは、フレキシブルフラットケーブル(以
下、FFCと称す)の座屈を防止したクロックスプリン
グの構造に関するものである。
グ(ケーブルリールあるいは回転コネクタとも称する)
に関し、詳しくは、フレキシブルフラットケーブル(以
下、FFCと称す)の座屈を防止したクロックスプリン
グの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の反転方式のクロックスプリ
ングを示しており、このクロックスプリング1は、円筒
状の外ケース2と内側のロテータ3とを備え、この外ケ
ース2とロテータ3との間にキャリヤ5が移動自在に収
容され、かつFFC4が収容されている。ロテータ3の
外周に巻かれたFFC4は、一端は出口部4bより導出
され、途中でキャリヤ5の反転部5aで反転され他端は
外ケース2のコネクタ(図示せず)に接続されている。
ングを示しており、このクロックスプリング1は、円筒
状の外ケース2と内側のロテータ3とを備え、この外ケ
ース2とロテータ3との間にキャリヤ5が移動自在に収
容され、かつFFC4が収容されている。ロテータ3の
外周に巻かれたFFC4は、一端は出口部4bより導出
され、途中でキャリヤ5の反転部5aで反転され他端は
外ケース2のコネクタ(図示せず)に接続されている。
【0003】ロテータ3が右回転するとFFC4は巻き
戻されて反転部5aから離れつつ外ケース2の内周に巻
かれていく。
戻されて反転部5aから離れつつ外ケース2の内周に巻
かれていく。
【0004】図4は、キャリヤ5にアイドラローラ7を
設けた構造のもので、FFC4はアイドラローラ7のう
ちの反転ローラ7aで反転されるようになっている。
設けた構造のもので、FFC4はアイドラローラ7のう
ちの反転ローラ7aで反転されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3のクロックスプリ
ングは、FFC4が巻き戻されてその反転部4aがキャ
リヤ5の反転部5aから離れた際、キャリヤ5の反転部
対向面5bに接触して摺動し、この摺動抵抗により、F
FC4が送り出されにくくなり、この状態でロテータ3
がさらに回転するとFFC4が送られないためロテータ
3に形成されるFFC4の出口部3a付近で座屈(折
れ)が発生してFFC4の回路がオープンになるという
問題が生じている。
ングは、FFC4が巻き戻されてその反転部4aがキャ
リヤ5の反転部5aから離れた際、キャリヤ5の反転部
対向面5bに接触して摺動し、この摺動抵抗により、F
FC4が送り出されにくくなり、この状態でロテータ3
がさらに回転するとFFC4が送られないためロテータ
3に形成されるFFC4の出口部3a付近で座屈(折
れ)が発生してFFC4の回路がオープンになるという
問題が生じている。
【0006】反転ローラ7aを有する図4の構造のもの
は、FFC4の巻き戻し動作時の上記摺動抵抗を小さく
できる利点があるが、この構造のものは、FFC4が巻
き締まり(ロテータ3の左回転)から急激な巻き戻し動
作(ロテータ3の右回転)になった際、図4に鎖線で示
すようにFFC4の反転部4aが反転ローラ7aの外側
へ変形しながら入り込み、これによりやはりFFC4が
送られにくくなり、ロテータ3に形成されるFFC4の
出口部3a付近で座屈が発生し易いという問題は解消さ
れない。
は、FFC4の巻き戻し動作時の上記摺動抵抗を小さく
できる利点があるが、この構造のものは、FFC4が巻
き締まり(ロテータ3の左回転)から急激な巻き戻し動
作(ロテータ3の右回転)になった際、図4に鎖線で示
すようにFFC4の反転部4aが反転ローラ7aの外側
へ変形しながら入り込み、これによりやはりFFC4が
送られにくくなり、ロテータ3に形成されるFFC4の
出口部3a付近で座屈が発生し易いという問題は解消さ
れない。
【0007】以上のように、従来のクロックスプリング
はFFC4の座屈により損傷する恐れがあり、もう一つ
信頼性、耐久性に欠けるという問題がある。
はFFC4の座屈により損傷する恐れがあり、もう一つ
信頼性、耐久性に欠けるという問題がある。
【0008】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、FFCの座屈及びこの座屈に起因するFFCの折損
を未然になくし、高信頼性、高耐久性のクロックスプリ
ングを提供することを目的とする。
で、FFCの座屈及びこの座屈に起因するFFCの折損
を未然になくし、高信頼性、高耐久性のクロックスプリ
ングを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、相対回転する外ケースとロ
テータとの間にFFCおよびキャリヤが内蔵され、該キ
ャリヤには前記FFCを反転する反転ローラおよび該反
転ローラに対向するガイドローラが取り付けられている
クロックスプリングであって、前記ガイドローラの前記
反転ローラ側の前部外周壁で、この前部外周壁の前記外
ケース側及び前記ロテータ側の両側部位の内少なくとも
前記外ケース側に位置し、かつ前記前部外周壁の最前部
位よりも後方に位置して前記FFCの反転部の侵入を阻
止する柱状阻止部材を前記キャリヤに設けたことを特徴
とするものである。
め、請求項1記載の発明は、相対回転する外ケースとロ
テータとの間にFFCおよびキャリヤが内蔵され、該キ
ャリヤには前記FFCを反転する反転ローラおよび該反
転ローラに対向するガイドローラが取り付けられている
クロックスプリングであって、前記ガイドローラの前記
反転ローラ側の前部外周壁で、この前部外周壁の前記外
ケース側及び前記ロテータ側の両側部位の内少なくとも
前記外ケース側に位置し、かつ前記前部外周壁の最前部
位よりも後方に位置して前記FFCの反転部の侵入を阻
止する柱状阻止部材を前記キャリヤに設けたことを特徴
とするものである。
【0010】このため、請求項1記載の発明では、FF
Cの通常の巻き戻し動作時に、反転部は反転ローラから
離れてガイドローラに接触するが、ガイドローラの前部
外周壁の最前部位よりも後方に位置する柱状阻止部材に
は接触しないので、FFCの摺動抵抗の増大を伴うこと
がない。またFFCの急激な巻き戻し動作時には、反転
ローラから離れた反転部が変形してガイドローラと柱状
阻止部材とに同時に接触する事態が生じるが、この場合
柱状阻止部材が反転部の変形部分のそれ以上の侵入を阻
止してFFCの摺動抵抗が増大するのを防ぐことができ
る。
Cの通常の巻き戻し動作時に、反転部は反転ローラから
離れてガイドローラに接触するが、ガイドローラの前部
外周壁の最前部位よりも後方に位置する柱状阻止部材に
は接触しないので、FFCの摺動抵抗の増大を伴うこと
がない。またFFCの急激な巻き戻し動作時には、反転
ローラから離れた反転部が変形してガイドローラと柱状
阻止部材とに同時に接触する事態が生じるが、この場合
柱状阻止部材が反転部の変形部分のそれ以上の侵入を阻
止してFFCの摺動抵抗が増大するのを防ぐことができ
る。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のクロックスプリングであって、前記柱状阻止部材
は、前記反転ローラの対向部位に凹湾曲面を形成したこ
とを特徴とするものである。
載のクロックスプリングであって、前記柱状阻止部材
は、前記反転ローラの対向部位に凹湾曲面を形成したこ
とを特徴とするものである。
【0012】このため、請求項2記載の発明では、FF
Cの急激な巻き戻し動作時に生じるFFCの反転部の変
形部分は凹湾曲面に当たるので、少ない摺動抵抗でFF
Cは摺動できる。
Cの急激な巻き戻し動作時に生じるFFCの反転部の変
形部分は凹湾曲面に当たるので、少ない摺動抵抗でFF
Cは摺動できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図3および図4と同一部材
または同一機能のものは同一符号で示している。
に基づいて説明する。なお、図3および図4と同一部材
または同一機能のものは同一符号で示している。
【0014】図1において、クロックスプリング1は、
円筒状の外ケース2と内側のロテータ3とを備え、この
外ケース2とロテータ3との間にキャリヤ5が移動自在
に収容されている。キャリヤ5には複数のアイドラロー
ラ7が設けられている。アイドラローラ7のうちの1つ
は反転ローラ7aとして、もう一つは反転ローラ7aに
対向するガイドローラ7bとして使用する。FFC4の
一端はロテータ3に形成される出口部3aより導出さ
れ、途中で反転ローラ7aで反転され、他端は外ケース
2に取り付けられたコネクタ6に接続されている。
円筒状の外ケース2と内側のロテータ3とを備え、この
外ケース2とロテータ3との間にキャリヤ5が移動自在
に収容されている。キャリヤ5には複数のアイドラロー
ラ7が設けられている。アイドラローラ7のうちの1つ
は反転ローラ7aとして、もう一つは反転ローラ7aに
対向するガイドローラ7bとして使用する。FFC4の
一端はロテータ3に形成される出口部3aより導出さ
れ、途中で反転ローラ7aで反転され、他端は外ケース
2に取り付けられたコネクタ6に接続されている。
【0015】またガイドローラ7bの付近には一対の柱
状阻止部材8a,8bが配置されている。すなわち一対
の柱状阻止部材8a,8bは、ガイドローラ7bの反転
ローラ7a側の前部外周壁Aで、この前部外周壁Aの外
ケース2側及びロテータ3側の両側部位に位置させ、か
つ前部外周壁Aの最前部位aよりも後方に位置させてキ
ャリヤ5に設けられている。一対の柱状阻止部材8a,
8bの各前面(反転ローラ7aの対向部位)には、FF
C4の反転部4aの変形状態に沿うように湾曲する凹湾
曲面9が形成されている。
状阻止部材8a,8bが配置されている。すなわち一対
の柱状阻止部材8a,8bは、ガイドローラ7bの反転
ローラ7a側の前部外周壁Aで、この前部外周壁Aの外
ケース2側及びロテータ3側の両側部位に位置させ、か
つ前部外周壁Aの最前部位aよりも後方に位置させてキ
ャリヤ5に設けられている。一対の柱状阻止部材8a,
8bの各前面(反転ローラ7aの対向部位)には、FF
C4の反転部4aの変形状態に沿うように湾曲する凹湾
曲面9が形成されている。
【0016】上記構造により、ロテータ3が右回転する
FFC4の通常の巻き戻し動作時には、反転部4aは反
転ローラ7aから離れてガイドローラ7bに接触する
が、ガイドローラ7bの前部外周壁Aの最前部位aより
も後方に位置する柱状阻止部材8a,8bには接触しな
い(図1中、点線で示す)ので、FFC4の摺動抵抗の
増大を伴うことがない。
FFC4の通常の巻き戻し動作時には、反転部4aは反
転ローラ7aから離れてガイドローラ7bに接触する
が、ガイドローラ7bの前部外周壁Aの最前部位aより
も後方に位置する柱状阻止部材8a,8bには接触しな
い(図1中、点線で示す)ので、FFC4の摺動抵抗の
増大を伴うことがない。
【0017】またFFC4の急激な巻き戻し動作時に
は、反転ローラ7aから離れた反転部4aが変形してガ
イドローラ7bと柱状阻止部材8b(又は8a,8b)
とに同時に接触する事態(図1中、2点鎖線で示す)が
生じるが、この場合柱状阻止部材8b(又は8a,8
b)が反転部4aの変形部分4bのそれ以上の侵入を阻
止してFFC4の摺動抵抗が増大するのを防ぐことがで
きる。このとき柱状阻止部材8aは反転部4aの変形部
分4bがロテータ3の外周壁とガイドローラ7bの外周
壁との間に侵入するのを防ぐことができ、柱状阻止部材
8bは反転部4aの変形部分4bが外ケース2の内周壁
とガイドローラ7bの外周壁との間に侵入するのを防ぐ
ことができ、かつ反転部4aの変形部分4bは各柱状阻
止部材8a,8bの凹湾曲面9に当たるので、少ない摺
動抵抗でFFC4は摺動できる。
は、反転ローラ7aから離れた反転部4aが変形してガ
イドローラ7bと柱状阻止部材8b(又は8a,8b)
とに同時に接触する事態(図1中、2点鎖線で示す)が
生じるが、この場合柱状阻止部材8b(又は8a,8
b)が反転部4aの変形部分4bのそれ以上の侵入を阻
止してFFC4の摺動抵抗が増大するのを防ぐことがで
きる。このとき柱状阻止部材8aは反転部4aの変形部
分4bがロテータ3の外周壁とガイドローラ7bの外周
壁との間に侵入するのを防ぐことができ、柱状阻止部材
8bは反転部4aの変形部分4bが外ケース2の内周壁
とガイドローラ7bの外周壁との間に侵入するのを防ぐ
ことができ、かつ反転部4aの変形部分4bは各柱状阻
止部材8a,8bの凹湾曲面9に当たるので、少ない摺
動抵抗でFFC4は摺動できる。
【0018】このように本実施形態においてはFFC4
の通常の巻き戻し動作時及び急激な巻き戻し動作時の両
動作時にFFC4が摺動抵抗の増大を伴うことなくスム
ーズに摺動することができるので、ロテータ3に形成さ
れるFFC4の出口部3a付近でFFC4の座屈,及び
この座屈に起因するFFC4の折損を未然に防止するこ
とができ、これによりクロックスプリングの信頼性およ
び耐久性を向上させることができる。
の通常の巻き戻し動作時及び急激な巻き戻し動作時の両
動作時にFFC4が摺動抵抗の増大を伴うことなくスム
ーズに摺動することができるので、ロテータ3に形成さ
れるFFC4の出口部3a付近でFFC4の座屈,及び
この座屈に起因するFFC4の折損を未然に防止するこ
とができ、これによりクロックスプリングの信頼性およ
び耐久性を向上させることができる。
【0019】上記実施の形態では一対のガイド部材8
a、8bを設けているが、FFC4の急激な巻き戻し動
作時にはFFC4の反転部4aに矢印10方向に力が働
き、ガイドローラ7bは外方向11に回転して反転部4
aは外方向に変形されやすいので、外ケース2側(外ケ
ース2の内周面側)のガイド部材8b一個のみを設けて
も目的は達成できる。
a、8bを設けているが、FFC4の急激な巻き戻し動
作時にはFFC4の反転部4aに矢印10方向に力が働
き、ガイドローラ7bは外方向11に回転して反転部4
aは外方向に変形されやすいので、外ケース2側(外ケ
ース2の内周面側)のガイド部材8b一個のみを設けて
も目的は達成できる。
【0020】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、FFCの通常の巻き戻し動作時に、反転
部は反転ローラから離れてガイドローラに接触するが、
ガイドローラの前部外周壁の最前部位よりも後方に位置
する柱状阻止部材には接触しないので、FFCの摺動抵
抗の増大を伴うことがなく、かつFFCの急激な巻き戻
し動作時には、反転ローラから離れた反転部が変形して
ガイドローラと柱状阻止部材とに同時に接触する事態が
生じるが、この場合柱状阻止部材が反転部の変形部分の
それ以上の侵入を阻止してFFCの摺動抵抗が増大する
のを防ぐことができるので、前記両動作時のFFCのス
ムーズな摺動が確保され、これによりFFCの座屈及び
この座屈に起因するFFCの折損を未然になくし、高信
頼性、高耐久性のクロックスプリングを提供することが
できる。
発明によれば、FFCの通常の巻き戻し動作時に、反転
部は反転ローラから離れてガイドローラに接触するが、
ガイドローラの前部外周壁の最前部位よりも後方に位置
する柱状阻止部材には接触しないので、FFCの摺動抵
抗の増大を伴うことがなく、かつFFCの急激な巻き戻
し動作時には、反転ローラから離れた反転部が変形して
ガイドローラと柱状阻止部材とに同時に接触する事態が
生じるが、この場合柱状阻止部材が反転部の変形部分の
それ以上の侵入を阻止してFFCの摺動抵抗が増大する
のを防ぐことができるので、前記両動作時のFFCのス
ムーズな摺動が確保され、これによりFFCの座屈及び
この座屈に起因するFFCの折損を未然になくし、高信
頼性、高耐久性のクロックスプリングを提供することが
できる。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、柱状
阻止部材の反転ローラの対向部位に凹湾曲面を形成した
ので、FFCの急激な巻き戻し動作時に生じるFFCの
反転部の変形部分は前記凹湾曲面に当たって該凹湾曲面
を少ない摺動抵抗で摺動することができ、これによりF
FCの急激な巻き戻し動作時におけるFFCのスムーズ
な摺動を確実に確保することができる。
阻止部材の反転ローラの対向部位に凹湾曲面を形成した
ので、FFCの急激な巻き戻し動作時に生じるFFCの
反転部の変形部分は前記凹湾曲面に当たって該凹湾曲面
を少ない摺動抵抗で摺動することができ、これによりF
FCの急激な巻き戻し動作時におけるFFCのスムーズ
な摺動を確実に確保することができる。
【図1】本発明の一実施形態としてのクロックスプリン
グで、カバーを取り外した状態の平面図である。
グで、カバーを取り外した状態の平面図である。
【図2】図1のクロックスプリングの要部の斜視図であ
る。
る。
【図3】従来のクロックスプリングのカバーを取り外し
た状態の平面図である。
た状態の平面図である。
【図4】他の従来のクロックスプリングのカバーを取り
外した状態の平面図である。
外した状態の平面図である。
1 クロックスプリング 2 外ケース 3 ロテータ 4 FFC(フレキシブルフラットケーブル) 4a 反転部 5 キャリヤ 7a 反転ローラ 7b ガイドローラ 8a,8b 柱状阻止部材 9 凹湾曲部 A 前部外周壁 a 最前部位
Claims (2)
- 【請求項1】 相対回転する外ケースとロテータとの間
にフレキシブルフラットケーブルおよびキャリヤが内蔵
され、該キャリヤには前記フレキシブルフラットケーブ
ルを反転する反転ローラおよび該反転ローラに対向する
ガイドローラが取り付けられているクロックスプリング
であって、 前記ガイドローラの前記反転ローラ側の前部外周壁で、
この前部外周壁の前記外ケース側及び前記ロテータ側の
両側部位の内少なくとも前記外ケース側に位置させ、か
つ前記前部外周壁の最前部位よりも後方に位置させて前
記フレキシブルフラットケーブルの反転部の侵入を阻止
する柱状阻止部材を前記キャリヤに設けたことを特徴と
するクロックスプリング。 - 【請求項2】 前記柱状阻止部材は、前記反転ローラの
対向部位に凹湾曲面を形成したことを特徴とする請求項
1のクロックスプリング。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21343197A JPH1154234A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | クロックスプリング |
US09/129,897 US6004149A (en) | 1997-08-07 | 1998-08-06 | Clock spring |
DE1998135894 DE19835894C2 (de) | 1997-08-07 | 1998-08-07 | Uhrfeder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21343197A JPH1154234A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | クロックスプリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1154234A true JPH1154234A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16639121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21343197A Abandoned JPH1154234A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | クロックスプリング |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6004149A (ja) |
JP (1) | JPH1154234A (ja) |
DE (1) | DE19835894C2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013039670A (ja) * | 2009-03-17 | 2013-02-28 | Denso Wave Inc | ロボットの回転関節用配線装置 |
WO2013065633A1 (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-10 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5123070B2 (ja) * | 2008-06-19 | 2013-01-16 | ナイルス株式会社 | 回転コネクタ装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0321544A (ja) * | 1989-06-15 | 1991-01-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 配線装置 |
JPH07193956A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Nippon Plast Co Ltd | ケーブル用リール装置 |
JP3199595B2 (ja) * | 1995-02-22 | 2001-08-20 | アルプス電気株式会社 | 回転コネクタ |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21343197A patent/JPH1154234A/ja not_active Abandoned
-
1998
- 1998-08-06 US US09/129,897 patent/US6004149A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-08-07 DE DE1998135894 patent/DE19835894C2/de not_active Expired - Fee Related
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