JP3273425B2 - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP3273425B2
JP3273425B2 JP28363695A JP28363695A JP3273425B2 JP 3273425 B2 JP3273425 B2 JP 3273425B2 JP 28363695 A JP28363695 A JP 28363695A JP 28363695 A JP28363695 A JP 28363695A JP 3273425 B2 JP3273425 B2 JP 3273425B2
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勇一 伊田
拓之 坂内
剛彦 伊藤
満典 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置に組み込まれてエアーバッグシステム等の電気
的接続手段として使用される回転コネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、同軸的かつ相対的に回
転自在に連結された一対のハウジング間を帯状の可撓性
ケーブルにて連結したもので、可撓性ケーブルの巻回方
法によって2つのタイプに大別される。1つは両ハウジ
ングが成す環状の収納部内に可撓性ケーブルを渦巻き状
に巻回したもので、もう1つは可撓性ケーブルを収納部
内に逆向きに巻回したものであるが、後者の方が必要と
される可撓性ケーブルの長さを短くできるため、回転コ
ネクタのトータルコストを低減化する上で有利である。
【0003】図7は従来より知られている後者タイプの
回転コネクタの概略構成を示す平面図、図8は該回転コ
ネクタの断面図であり、米国特許4,540,223号
明細書等において開示されたものである。これらの図に
おいて、符号100はステータ側の第1ハウジングで、
この第1ハウジングは上面を開放した基体100aと、
基体100aの開放端を塞ぐ蓋体100bとから成り、
自動車のステアリング・コラム側に固定されるようにな
っている。符号101はロータ側の第2ハウジングで、
この第2ハウジング101はハンドル側に固定されるよ
うになっている。これら第1ハウジング100と第2ハ
ウジング101との間には平面視リング状の収納部10
2が画成され、この収納部102内には帯状の可撓性ケ
ーブル103と平面視C字状の移動体104とが収納さ
れている。この可撓性ケーブル103は第1ハウジング
100と第2ハウジング101とにそれぞれ固定された
状態で収納部102の外部に導出されており、収納部1
02内でU字状の反転部103aを介してその巻き方向
が転換されるようになっている。また、移動体104に
は内周面と外周面に通じる開口104aが形成されると
共に、この開口104aの近傍にローラ105が軸支さ
れており、前記可撓性ケーブル103の反転部103a
は開口104aを通ってローラ105にループされてい
る。
【0004】このように構成された回転コネクタにおい
て、ハンドルに連動して第2ハウジング101が図7の
中立位置から時計方向に回転すると、可撓性ケーブル1
03の反転部103aは第2ハウジング101よりも少
ない回動量だけ収納部102内を時計方向に移動し、こ
の反転部103aに追従して移動体104も時計方向に
移動し、これらの移動量の約2倍の長さの可撓性ケーブ
ル103が第2ハウジング101の内筒部側から繰り出
されて第1ハウジング100の外筒部側に巻き戻され
る。これとは逆に、第2ハウジング101が図7の中立
位置から反時計方向に回転すると、可撓性ケーブル10
3の反転部103aと移動体104は第2ハウジング1
01よりも少ない回動量だけ同方向に移動し、これらの
移動量の約2倍の長さの可撓性ケーブル103が第1ハ
ウジング100の外筒部側から繰り出されて第2ハウジ
ング101の内筒部側に巻き締められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の回転コネクタにあっては、第1ハウジング10
0に対して第2ハウジング101を回転操作した時に、
両者の摺動摩擦によってノイズが発生し、特に、両ハウ
ジング100,101を同種の合成樹脂で成形した場合
に、摺動ノイズが大きくなるという問題があった。ま
た、自動車からの振動を受けて可撓性ケーブル103が
収納部102内を上下動することによって、可撓性ケー
ブル103の幅方向の両端が収納部102を画成する基
体100aの底面と蓋体100bに衝突し、耳障りな異
音が発生するという問題もあった。
【0006】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で騒音の
低減化を図ることができる回転コネクタを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、同軸的かつ相対的に回転自在に連結された第1およ
び第2ハウジングと、これら両ハウジングが成す環状の
収納部内に反転部を介して逆向きに巻回され、その両端
が前記両ハウジングに固定された帯状の可撓性ケーブル
と、前記収納部内に回動可能に配置され、前記可撓性ケ
ーブルの反転部が通過する開口を有する移動体とを備
え、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの回転
摺動部分に摺動キャップを介設し、この摺動キャップに
前記可撓性ケーブルの幅方向の端部と対向する鍔部を形
成することによって達成される。このように構成する
と、両ハウジング間の摺動ノイズが摺動キャップによっ
て低減されるばかりでなく、可撓性ケーブルが幅方向に
振動した時に、可撓性ケーブルの端部は収納部の天面や
底面に直接衝突せず摺動キャップの鍔部に当接するた
め、両ハウジングの外部に達する衝突音は低減される。
上記の構成において、前記摺動キャップの鍔部と前記収
納部の天面または底面との間に間隙を形成すると、可撓
性ケーブルの端部が摺動キャップの鍔部に当接した時、
端部が間隙内で撓むため、騒音を一層低減することがで
きる。また、前記摺動キャップを2個設け、これら摺動
キャップのそれぞれの鍔部を前記可撓性ケーブルの幅方
向の両端部に対向させると、可撓性ケーブルの両端部が
収納部の天面と底面にそれぞれ直接衝突しないため、騒
音の低減効果は顕著となる。
【0008】また、上記した本発明の目的は、同軸的か
つ相対的に回転自在に連結された第1および第2ハウジ
ングと、これら両ハウジングが成す環状の収納部内に反
転部を介して逆向きに巻回され、その両端が前記両ハウ
ジングに固定された帯状の可撓性ケーブルと、前記収納
部内に回動可能に配置され、前記可撓性ケーブルの反転
部が通過する開口を有する移動体とを備え、前記移動体
に延出部を形成し、この延出部を前記可撓性ケーブルの
内側巻回部分および外側巻回部分の少なくとも一方の
方向の端部と対向させることによって達成される。この
ように構成すると、可撓性ケーブルが幅方向に振動した
時に、可撓性ケーブルの内側巻回部分や外側巻回部分の
端部は収納部の天面や底面に直接衝突せず移動体の延出
部に当接するため、両ハウジングの外部に達する衝突音
は低減される。上記の構成において、前記移動体が複数
のローラとこれらローラを保持するホルダとを有し、こ
のホルダに前記延出部を形成することが好ましい。ま
た、前記ホルダを前記ローラを介して2個設け、これら
両ホルダのそれぞれの延出部を前記可撓性ケーブルの幅
方向の両端部に対向させると、可撓性ケーブルの両端部
が収納部の天面と底面にそれぞれ直接衝突しないため、
騒音の低減効果は顕著となる。
【0009】さらに、上記した本発明の目的は、同軸的
かつ相対的に回転自在に連結された第1および第2ハウ
ジングと、これら両ハウジングが成す環状の収納部内に
反転部を介して逆向きに巻回され、その両端が前記両ハ
ウジングに固定された帯状の可撓性ケーブルと、前記収
納部内に回動可能に配置され、前記可撓性ケーブルの反
転部が通過する開口を有する移動体とを備え、前記第1
および第2ハウジング間の回転摺動部分に鍔部を有する
摺動キャップを介設し、前記移動体に延出部を有するホ
ルダを設け、前記可撓性ケーブルの幅方向の両端部に前
記摺動キャップの鍔部と前記ホルダの延出部とをそれぞ
れ対向することによって達成される。このように構成す
ると、可撓性ケーブルが幅方向に振動した時に、可撓性
ケーブルの両端部は収納部の天面や底面に直接衝突せ
ず、摺動キャップの鍔部とホルダの延出部に当接するた
め、両ハウジングの外部に達する衝突音は低減される。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は回転コネクタの第1の実施
形態を示す断面図、図2は該回転コネクタの分解斜視図
であり、これらの図に示すように、回転コネクタは、第
1ハウジング1と、第1のハウジング1に対して回動自
在に装着された第2ハウジング2と、両ハウジング1,
2が成す環状の収納部3内に巻回された可撓性ケーブル
4と、収納部3内に回動自在に配置された移動体5とで
概略構成されている。
【0012】第1ハウジング1は、天板6の外周縁に外
筒部7を垂下した上ケース8と、外筒部7の下端に接合
・一体化された下カバー9とで構成されており、この上
ケース8の内壁における天板6と外筒部7とが連続する
部分にはアール形状の湾曲部8aが形成されている。前
記上ケース8の天板6と下カバー9のそれぞれの中央に
はセンタ孔10,11が開設されており、また、下カバ
ー9の下面にはリング状のガイド溝12が設けられてい
る。一方、第2ハウジング2は中央に軸挿入孔13を有
する筒状体からなり、その外周面は内筒部14となって
いる。この第2ハウジング2の上端外周縁と前記上ケー
ス8のセンタ孔10との間にはリング状の摺動キャップ
15が緊密に介設されており、両ハウジング1,2は摺
動キャップ15を回転摺動部として互いに回動自在に連
結されている。この摺動キャップ15は両ハウジング
1,2と異種の合成樹脂で成形されており、その下端外
周面には薄肉の鍔部15aが形成されている。そして、
第1ハウジング1側の天板6と外筒部7および下カバー
9と、第2ハウジング2側の内筒部14との間に前記収
納部3が画成され、この収納部3内で前記摺動キャップ
15の鍔部15aと前記天板6との間に所定の間隙Gが
形成されている。
【0013】可撓性ケーブル4は、互いに平行な導線を
一対の絶縁フィルムでラミネートした帯状のフラットケ
ーブルと呼ばれるものからなり、この可撓性ケーブル4
の両端は前記外筒部7と前記内筒部14に固定された
後、それぞれ第1ハウジング1と第2ハウジング2の外
部に導出されている。また前記収納部3の内部で、可撓
性ケーブル4は外筒部7の内壁に沿って時計方向に巻回
され、そこからU字状に反転し(以下、これを反転部4
aという)、さらに内筒部14の外壁周りに反時計方向
に巻回されている。
【0014】移動体5は、所定間隔を保って対向するリ
ング状の上側および下側ホルダ16,17と、両ホルダ
16,17間に軸支された複数のローラ18群と、両ホ
ルダ16,17間に固定された1つの固定筒19とで構
成されており、下側ホルダ17の下面には複数の弾性腕
20が一体成形されている。この下側ホルダ17は上側
ホルダ16よりも径方向に幅広に形成されており、該下
側ホルダ17の両周縁に形成された内側延出部17aと
外側延出部17bは前記ローラ18群と固定筒19より
も突出している。そして、このように構成された移動体
5は前記収納部3内に配置され、各弾性腕20が前記下
カバー9のガイド溝12上を摺動することによって収納
部3の径方向に回転自在に案内されている。その際、前
述した可撓性ケーブル4の反転部4aは、前記固定筒1
9とこれに対向する1つのローラ18間の開口を通って
該ローラ18にループされている。また、この可撓性ケ
ーブル4の内側巻回部分は前記摺動キャップ15の鍔部
15aと前記下側ホルダ17の内側延出部17aとで挾
持され、可撓性ケーブル4の外側巻回部分は前記上ケー
ス8の湾曲部8aと前記下側ホルダ17の外側延出部1
7bとで挾持されている。
【0015】次に、前記第1ハウジング1を固定体とし
て用い、前記第2ハウジング2を可動体として用いた場
合を例にとって、上記回転コネクタの動作を説明する。
この場合、第1ハウジング1がステアリング装置のステ
アリングコラム側に固定され、第2ハウジング2がステ
アリングシャフトやハンドル等に連結される。
【0016】使用に際し、ハンドルを時計あるいは反時
計方向に回転すると、その回転力が第2ハウジング2に
伝達され、第2ハウジング2が時計あるいは反時計方向
に回転する。例えば、ハンドルの中立位置から第2ハウ
ジング2が時計方向に回転すると、可撓性ケーブル4の
反転部4aは第2ハウジング2よりも少ない回転量だけ
時計方向に移動し、ローラ18の1つが反転部4aに引
っ張られるため、反転部4aに追従して移動体5も時計
方向に移動し、これらの移動量の約2倍の長さの可撓性
ケーブル4が外筒部7側から繰り出されて内筒部14の
周面に巻き締められる。これとは逆に、ハンドルの中立
状態から第2ハウジング2が反時計方向に回転すると、
可撓性ケーブル4の反転部4aは第2ハウジング2より
も少ない回転量だけ反時計方向に移動し、この反転部4
aはローラ18から離れて固定筒19を押圧するため、
反転部4aに追従して移動体5も反時計方向に移動し、
これらの移動量の約2倍の長さの可撓性ケーブル4が内
筒部14から繰り出されて外筒部7に巻き戻される。
【0017】このような動作中、両ハウジング1,2の
回転摺動部に摺動キャップ15が緊密に介設されている
ため、第2ハウジング2を回転させた時の摺動ノイズを
大幅に低減させることができる。また、自動車からの振
動によって可撓性ケーブル4に上下方向(ステアリング
シャフトの軸線方向)の力が作用すると、可撓性ケーブ
ル4は収納部3内を上下方向に移動しようとするが、可
撓性ケーブル4の内側巻回部分についてはその幅方向の
両端に摺動キャップ15の鍔部15aと下側ホルダ17
の内側延出部17aとが対向しているため、仮りに可撓
性ケーブル4の幅方向の両端がこれら鍔部15aと内側
延出部17aに衝突して衝突音が発生したとしても、そ
の衝突音は摺動キャップ15や下側ホルダ17で吸収さ
れる。特に、摺動キャップ15の鍔部15aと天板6と
の間に所定の間隙Gを形成した場合、この間隙Gを利用
して鍔部15aが撓むため、摺動キャップ15による衝
突音の吸収効果が大きく、両ハウジング1,2の外部に
漏れる可撓性ケーブル4の衝突音をほとんどなくすこと
ができる。また、下側ホルダ17の下面に弾性腕20が
設けられており、可撓性ケーブル4は下側ホルダ17に
衝突した場合も下側ホルダ17に弾性的に受けられるた
め、この場合の衝突音は特に小さくなる。一方、可撓性
ケーブル4の外側巻回部分についはその幅方向の両端に
上ケース8の湾曲部8aと下側ホルダ17の外側延出部
17bとが対向しているため、可撓性ケーブル4の上端
は湾曲部8aによってぶつかる方向が徐々にそらされ、
可撓性ケーブル4の下端は外側延出部17bによって下
カバー9との衝突が回避される。したがって、可撓性ケ
ーブル4の外側巻回部分から発生する衝突音を低減でき
ると共に、その衝突音が両ハウジング1,2の外部に漏
れることを防止できる。
【0018】図3は本発明による回転コネクタの第2の
実施形態を示す半断面図であり、図1に対応する部分に
は同一符号を付してある。この実施形態が前述した第1
の実施形態と相違する点は、下側ホルダ17の内側延出
部17aを省略すると共に、第2ハウジング2の下端外
周縁と下カバー9のセンタ孔11間に前記摺動キャップ
15と同様の摺動キャップ21を緊密に介設し、この摺
動キャップ21の鍔部21aを可撓性ケーブル4の幅方
向の下端に対向させたことにあり、それ以外の構成は基
本的に同じである。
【0019】このように、両ハウジング1,2を上下の
摺動キャップ15,21を介して回動自在に連結する
と、第2ハウジング2を円滑に回転できると共に、第2
ハウジング2を回転させた時の摺動ノイズを一層低減で
きる。また、可撓性ケーブル4の内側巻回部分の幅方向
の両端に摺動キャップ15,21の鍔部15a,21a
が対向しているため、可撓性ケーブル4はこれら鍔部1
5a,21aによって弾性的に保持され、可撓性ケーブ
ル4が鍔部15a,21aに衝突して発生する衝突音を
ほとんどなくすことができる。
【0020】図4は本発明による回転コネクタの第3の
実施形態を示す半断面図であり、図1に対応する部分に
は同一符号を付してある。この実施形態が前述した第1
の実施形態と相違する点は、前記摺動キャップ15を省
略すると共に、上側ホルダ16にローラ18群と固定筒
19よりも内方へ突出する内側延出部16aを形成し、
この内側延出部16aと下側ホルダ17の内側延出部1
7aとで可撓性ケーブル4の幅方向の両端を挾持したこ
とにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。この
場合は、可撓性ケーブル4の内側巻回部分の幅方向の両
端に両ホルダ16,17の内側延出部16a,17aが
対向しているため、可撓性ケーブル4が上ケース8の天
板6や下カバー9に直接衝突することはなく、衝突音を
低減することができる。
【0021】図5は本発明による回転コネクタの第4の
実施形態を示す半断面図であり、図1に対応する部分に
は同一符号を付してある。この実施形態が前述した第1
の実施形態と相違する点は、下側ホルダ17の内側延出
部17aと外側延出部17bを省略すると共に、上ケー
ス8の下端に天板6と平行に延びる壁8aを一体成形
し、この壁8aを可撓性ケーブル4の幅方向の下端に対
向させたことにあり、それ以外の構成は基本的に同じで
ある。前記壁8aは下カバー9に接触していても良い
が、好ましくは、壁8aと下カバー9との間に空隙22
を形成することが望ましい。この場合は、可撓性ケーブ
ル4の内側巻回部分と外側巻回部分の下端が上ケース8
の壁8aと対向しているため、可撓性ケーブル4の下端
が下カバー9に直接衝突することはなく、衝突音を低減
することができる。特に、壁8aと下カバー9との間に
空隙22を形成すると、この空隙22を利用して壁8a
が撓むため、衝突音の吸収効果を高めることができる。
【0022】図6は本発明による回転コネクタの第5の
実施形態を示す半断面図であり、図1に対応する部分に
は同一符号を付してある。この実施形態が前述した第1
の実施形態と相違する点は、第2ハウジング2の上端に
一体成形したフランジ部23によって前記収納部3の天
面を構成し、このフランジ部23の外周縁と前記外筒部
7の上端間に鍔部24aを有する摺動キャップ24を介
設したことにあり、それ以外の構成は基本的に同じであ
る。このように、両ハウジング1,2の回転摺動部は適
宜変更可能であり、本実施形態の場合は、可撓性ケーブ
ル4の外側巻回部分の幅方向の両端に摺動キャップ24
の鍔部24aと下側ホルダ17の外側延出部17bとが
対向しているため、仮りに可撓性ケーブル4の幅方向の
両端がこれら鍔部24aと外側延出部17bに衝突して
衝突音が発生したとしても、その衝突音は摺動キャップ
15や下側ホルダ17で吸収され、衝突音を低減するこ
とができる。
【0023】なお、上記の各実施形態では、第1ハウジ
ング1を固定体とし、第2ハウジング2を可動体として
用いた場合について説明したが、これとは反対に、第1
ハウジング1を可動体とし、第2ハウジング2を固定体
として用いることも可能である。
【0024】また、上記の各実施形態では、可撓性ケー
ブル4の内側巻回部分と外側巻回部分の上下両端に、摺
動キャップ15,21,24の鍔部15a,21a,2
4aやホルダ16,17の延出部16a,17a,17
b等の騒音低減手段を施したものについて説明したが、
本発明はこれら騒音低減手段を適宜組み合わせることも
可能である。例えば、摺動キャップ15や上側ホルダ1
6の内側延出部16aを用いる代わりに、上ケース8の
天板6の内部に空隙を設けても良く、その場合は、可撓
性ケーブル4の上端が天板6に衝突する際の衝突音を低
減することができる。あるいは、上記騒音低減手段の1
つまたは複数を選択的に用い、例えば、摺動キャップ1
5のみを用いることも可能であり、この場合は、騒音の
低減効果は幾分少なくなるが、可撓性ケーブル4の内側
巻回部分の上端から発生する衝突音を低減することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転コネ
クタによれば、可撓性ケーブルの幅方向の端部が収納部
の天面や底面に直接衝突することがないため、両ハウジ
ングの外部に漏れる耳障りな騒音を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転コネクタの第1の実施形態を
示す断面図である。
【図2】該回転コネクタの分解斜視図である。
【図3】本発明による回転コネクタの第2の実施形態を
示す半断面図である。
【図4】本発明による回転コネクタの第3の実施形態を
示す半断面図である。
【図5】本発明による回転コネクタの第4の実施形態を
示す半断面図である。
【図6】本発明による回転コネクタの第5の実施形態を
示す半断面図である。
【図7】従来の回転コネクタの概略構成を示す平面図で
ある。
【図8】該回転コネクタの断面図である。
【符号の説明】
1 第1ハウジング 2 第2ハウジング 3 収納部 4 可撓性ケーブル 5 移動体 6 天板 7 外筒部 8 上ケース 8a 壁 9 下カバー 10,11 センタ孔 14 内筒部 15,21,24 摺動キャップ 15a,21a,24a 鍔部 16 上側ホルダ 17 下側ホルダ 16a,17a 内側延出部 17b 外側延出部 18 ローラ 19 固定筒 22 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 満典 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−69538(JP,A) 実開 平4−68387(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B60R 16/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸的かつ相対的に回転自在に連結され
    た第1および第2ハウジングと、これら両ハウジングが
    成す環状の収納部内に反転部を介して逆向きに巻回さ
    れ、その両端が前記両ハウジングに固定された帯状の可
    撓性ケーブルと、前記収納部内に回動可能に配置され、
    前記可撓性ケーブルの反転部が通過する開口を有する移
    動体とを備え、 前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの回転摺動
    部分に摺動キャップを介設し、この摺動キャップに前記
    可撓性ケーブルの幅方向の端部と対向する鍔部を形成し
    たことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記摺動キャ
    ップの鍔部と前記収納部の天面または底面との間に間隙
    を形成したことを特徴とする回転コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    摺動キャップを2個設け、これら摺動キャップのそれぞ
    れの鍔部を前記可撓性ケーブルの幅方向の両端部に対向
    させたことを特徴とする回転コネクタ。
  4. 【請求項4】 同軸的かつ相対的に回転自在に連結され
    た第1および第2ハウジングと、これら両ハウジングが
    成す環状の収納部内に反転部を介して逆向きに巻回さ
    れ、その両端が前記両ハウジングに固定された帯状の可
    撓性ケーブルと、前記収納部内に回動可能に配置され、
    前記可撓性ケーブルの反転部が通過する開口を有する移
    動体とを備え、 前記移動体に延出部を形成し、この延出部を前記可撓性
    ケーブルの内側巻回部分および外側巻回部分の少なくと
    も一方の幅方向の端部と対向させたことを特徴とする回
    転コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、前記移動体は
    複数のローラとこれらローラを保持するホルダとを有
    し、このホルダに前記延出部を形成したことを特徴とす
    る回転コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、前記ホルダを
    前記ローラを介して2個設け、これら両ホルダのそれぞ
    れの延出部を前記可撓性ケーブルの幅方向の両端部に対
    向させたことを特徴とする回転コネクタ。
  7. 【請求項7】 同軸的かつ相対的に回転自在に連結され
    た第1および第2ハウジングと、これら両ハウジングが
    成す環状の収納部内に反転部を介して逆向きに巻回さ
    れ、その両端が前記両ハウジングに固定された帯状の可
    撓性ケーブルと、前記収納部内に回動可能に配置され、
    前記可撓性ケーブルの反転部が通過する開口を有する移
    動体とを備え、 前記第1および第2ハウジング間の回転摺動部分に鍔部
    を有する摺動キャップを介設し、前記移動体に延出部を
    有するホルダを設け、前記可撓性ケーブルの幅方向の両
    端部に前記摺動キャップの鍔部と前記ホルダの延出部と
    をそれぞれ対向させたことを特徴とする回転コネクタ。
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