JP2534319Y2 - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JP2534319Y2
JP2534319Y2 JP1996005433U JP543396U JP2534319Y2 JP 2534319 Y2 JP2534319 Y2 JP 2534319Y2 JP 1996005433 U JP1996005433 U JP 1996005433U JP 543396 U JP543396 U JP 543396U JP 2534319 Y2 JP2534319 Y2 JP 2534319Y2
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JP
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cable
housing
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cable reel
storage space
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JP1996005433U
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JPH081625U (ja
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昌樹 高橋
弘典 加藤
勇一 伊田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対のハウジング間の
電気的接続をフラットケーブル等の可撓性ケーブルを利
用して行うケーブルリールに係り、特に自動車のステア
リング装置に用いて好適なケーブルリールに関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルリールは、ゼンマイ状に巻回し
たフラットケーブル(可撓性ケーブル)の一端を一方の
ハウジングである固定体に、他端を他方のハウジングで
ある可動体にそれぞれ固定して外部に導出し、該可動体
を回転させたときに、フラットケーブルを可動体側に巻
き込んだり、またはそれから巻き戻しすることによっ
て、可動体を所定量回転させることができるようにした
もので、自動車のステアリング装置等に用いられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述したフ
ラットケーブルは、可動体の回転に追従して巻径を変化
させるものであるから、曲げ剛性が低くいわゆる腰が弱
いものを使用すると、巻き戻し時に、可動体の回転力が
フラットケーブルの内周側から外周側へと確実に伝達さ
れず、途中で折れ曲って反転してしまうという不都合が
ある。そこで、通常は、複数本の導体を比較的腰の強い
一対の可撓性フィルムでラミネートしたフラットケーブ
ルが使用されているが、この場合、巻き込みあるいは巻
き戻しの途中にあるフラットケーブルは径方向に自由に
移動可能であるため、かかる状態においてケーブルリー
ルに外部から横方向の振動が加わると、フラットケーブ
ル同志がぶつかり合ったり、あるいはフラットケーブル
が固定体や可動体の壁面にぶつかって不快な騒音を発生
するという問題があった。特に、ケーブルリールが自動
車のように振動が加わり易い環境下で使用された場合、
上記の問題は顕著なものとなる。
【0004】本考案は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、可撓性
ケーブルの巻き込みまたは巻き戻し動作を損なうことな
く、騒音の低減化を図れるケーブルリールを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような従
来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、外
輪壁を有する第1ハウジングと、内輪壁を有し前記第1
ハウジングに環状の収納空間を介して相対的に回転自在
に装着された第2ハウジングと、前記収納空間に複数タ
ーン巻回され、両端が前記第1ハウジングと第2ハウジ
ングとにそれぞれ固定された可撓性ケーブルとを備え、
前記収納空間を画成する面内に前記可撓性ケーブルの径
方向の動きを規制する複数の放射状リブを設けることに
よって達成される。
【0006】
【作用】可撓性ケーブルが収納空間内で巻き込みあるい
は巻き戻しの途中にある場合、ケーブルリールに外部か
ら振動が作用しても、可撓性ケーブルは収納空間を画成
する面内に設けられた複数の放射状リブによって径方向
の動きが規制されているため、可撓性ケーブル同志のぶ
つかり合いや可撓性ケーブルが外輪壁または内輪壁の周
囲にぶつかることによって生じる騒音は低減される。ま
た、可動側のハウジングを回転させた場合、可撓性ケー
ブルは複数の放射状リブと摺接しながら内輪壁側に巻き
込まれたり、外輪壁側へと巻き戻されが、可撓性ケーブ
ルとリブ間の接触抵抗は小さいものとなるため、可撓性
ケーブルの巻き込みまたは巻き戻し動作をスムーズに行
うことができる。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本考案の一実施例に係るケーブルリールの縦断面
図、図2は該ケーブルリールに備えられる固定体の平面
図、図3は該固定体に設けられたリブの斜視図、図4は
該ケーブルリールの分解斜視図である。
【0008】これらの図において、1は一方のハウジン
グである可動体を示し、該可動体1の中心には軸挿入孔
2が穿設されると共に、その周囲に円筒状の内輪壁3が
垂設されている。さらに、可動体1の天面にはケーブル
取出部4が立設され、可動体1の外周縁の一部には係合
突部12が形成されている。5は他方のハウジングであ
る固定体を示し、該固定体5の外周縁には円筒状の外輪
壁6が立設され、該外輪壁6の一部にはケーブル取出部
7と収納部13とが突設されている。この収納部13の
内部には歯車を備えた回動部材(図示せず)が軸支され
ており、この回動部材と前記係合突部12とで公知の位
置合わせ機構が構成されている。
【0009】前記固定体6と前記可動体1はケーブルリ
ールの外殻を形成するもので、ABS樹脂等の硬質樹脂
で成形されている。また、固定体5と可動体1はスナッ
プ等によって回転自在に連結されるようになっており、
この連結状態において前記内輪壁3と外輪壁6との間に
収納空間8が画成される。さらに、9は可撓性ケーブル
としてのフラットケーブルを示し、該フラットケーブル
9は複数本の導体を一対の樹脂フィルムでラミネートし
た公知のものである。このフラットケーブル9は前述し
た収納空間8内に複数ターン巻回・収納され、その内周
端は可動体1のケーブル取出部4から、またその外周端
は固定体5のケーブル取出部7からそれぞれ外部に延出
されるようになっている。
【0010】前記固定体5の内底面には複数本のリブ1
0が放射状に設けられており、各リブ10には長手方向
に沿って谷部と山部が交互に連続する波状の凹凸面10
aが形成されている。第2と3図に示す一点鎖線aは各
凹凸面10aの谷部を結ぶ軌跡であり、同様に二点鎖線
bは各凹凸面10aの山部を結ぶ軌跡であり、これらの
図から明らかなように、各凹凸面10aにおける谷部と
山部は同心円に設定されている。一方、前記可動体1の
天板部下面には複数本のリブ11が放射状に設けられて
おり、これらリブ11にもその長手方向に沿って谷部と
山部が交互に連結する凹凸面11aが形成されている。
ただし、これら凹凸面11aにおける谷部と山部は前述
した各凹凸面10aにおける谷部と山部に対して180
度位相がずれており、凹凸面10aの山部の軌跡上を凹
凸面11aの谷部が回動し、凹凸面10aの谷部の軌跡
上を凹凸面11aの山部が回動するようになっている。
【0011】本実施例に係るケーブルリールは概略この
ように構成され、各種の機器、例えば自動車のステアリ
ング装置のステアリングホイール側に前記可動体1が、
車体の固定側に前記固定体5がそれぞれ取付けられて使
用されるが、この組み込みに際して、可動体1は中立状
態から正・逆両方向にそれぞれほぼ等しい量だけ回転さ
れなければならない。そのために、ケーブルリールのア
ッセンブリ後に前述した位置合わせ機構(係合突部12
と収納部13内の回動部材)を用いて可動体1と固定体
5とを適正状態に位置合わせし、しかる後、可動体1と
固定体5間に適宜ロック部材を装着することにより、機
器への実装前まで可動体1の自由な回転を阻止するよう
になっている。
【0012】このようにしてケーブルリールをステアリ
ング装置に組み込んだ後、ステアリングホイールの回転
力によって可動体1を正・逆いずれかの方向に回転させ
ると、フラットケーブル9は幅方向の両端がリブ10,
11と小さな接触抵抗をもって摺接しながら内輪壁3の
周面に巻き込まれ、あるいは内輪壁3から外輪壁6の周
面へと巻き戻され、いずれの状態においても可動体1と
固定体5との間の電気的接続はフラットケーブル9を介
して維持される。
【0013】一方、フラットケーブル9が巻き込みある
いは巻き戻しの途中にある場合、フラットケーブル9
は、その幅方向両端が凹凸面10a,11aの山部と谷
部の斜面によって径方向の動きが規制されるため、かか
る状態において外部からケーブルリールに振動が加わっ
たとしても、フラットケーブル9同志がぶつかり合った
り、フラットケーブル9が内輪壁3や外輪壁6にぶつか
ることは通常の使用条件下ではほとんどなくなり、これ
らに起因して発生する騒音が著しく低減される。
【0014】なお、上記実施例では、リブ10,11に
波状の凹凸面10a,11aを形成することでフラット
ケーブル9の径方向の動きを規制する場合について説明
したが、凹凸面10a,11aの代わりに傾斜面をリブ
10,11に形成しても同様の効果を奏することがで
き、要は、巻き込みあるいは巻き戻しの途中にあるフラ
ットケーブル9の径方向への動きを規制する複数本の放
射状リブが収納空間8の面内に設けられていれば良い。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
巻き込みあるいは巻き戻しの途中にある可撓性ケーブル
の径方向の動きが複数の放射状リブによって規制される
ため、外部からの振動によって可撓性ケーブル同志がぶ
つかり合ったり、可撓性ケーブルが外輪壁または内輪壁
の周囲にぶつかることを極力抑えることができ、また、
可動側のハウジングが回転すると、可撓性ケーブルは各
リブと小さな接触抵抗で摺接しながら内輪壁側に巻き込
まれたり、外輪壁側へと巻き戻されるため、可撓性ケー
ブルの巻き込みまたは巻き戻し動作をスムーズに行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るケーブルリールの縦断
面図である。
【図2】該ケーブルリールに備えられる固定体の平面図
である。
【図3】該固定体に設けられたリブの斜視図である。
【図4】該ケーブルリールの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 可動体(第2ハウジング) 3 内輪壁 5 固定体(第1ハウジング) 6 外輪壁 8 収納空間 9 フラットケーブル(可撓性ケーブル) 10,11 リブ 10a,11a 凹凸面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪壁を有する第1ハウジングと、内輪
    壁を有し前記第1ハウジングに環状の収納空間を介して
    相対的に回転自在に装着された第2ハウジングと、前記
    収納空間に複数ターン巻回され、両端が前記第1ハウジ
    ングと第2ハウジングとにそれぞれ固定された可撓性ケ
    ーブルとを備え、前記収納空間を画成する面内に前記可
    撓性ケーブルの径方向の動きを規制する複数の放射状リ
    ブを設けたことを特徴とするケーブルリール。
JP1996005433U 1996-06-12 1996-06-12 ケーブルリール Expired - Lifetime JP2534319Y2 (ja)

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KR101671186B1 (ko) * 2015-08-04 2016-11-01 주식회사 라온글로벌 케이블 고정부재 및 이를 포함하는 케이블 고정부재 어셈블리

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JP4515033B2 (ja) * 2003-02-14 2010-07-28 アイリスオーヤマ株式会社 ホースリール

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KR101671186B1 (ko) * 2015-08-04 2016-11-01 주식회사 라온글로벌 케이블 고정부재 및 이를 포함하는 케이블 고정부재 어셈블리

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