JP3153740B2 - 固定体と回転体との電気的接続装置 - Google Patents

固定体と回転体との電気的接続装置

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JP3153740B2
JP3153740B2 JP20605595A JP20605595A JP3153740B2 JP 3153740 B2 JP3153740 B2 JP 3153740B2 JP 20605595 A JP20605595 A JP 20605595A JP 20605595 A JP20605595 A JP 20605595A JP 3153740 B2 JP3153740 B2 JP 3153740B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members

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  • Steering Controls (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば自動車のステ
アリング装置に用いられ、フレキシブルフラットケーブ
ルにより固定体と回転体との間の電気的接続を行う装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される電気部品とステアリ
ングホイールに設けられた電気部品操作部との電気的接
続を行う固定体と回転体との電気的接続装置の中には、
例えば実開平6−19291号公報や実開平6−261
785号公報に開示されているように、回転体と固定体
とで内部に環状に形成されたケーブル収容室に、フレキ
シブルフラットケーブルを長さ方向中間部を境とした内
周側と外周側とを互いに逆向きに巻かれた反転渦巻き状
態で収容すると共に、フレキシブルフラットケーブルの
内周側と外周側との間に環状の一部がケーブル引き通し
溝で分離されたキャリアを周方向に移動可能状態に配置
し、このキャリアのケーブル引き通し溝にフレキシブル
フラットケーブルの中間部を引き通し、回転体の回転に
伴い、フレキシブルフラットケーブルの内周側及び外周
側をキャリアで振り分けることにより、フレキシブルフ
ラットケーブルの内周側及び外周側をケーブル収容室の
内周部及び外周部に絡まないように巻き戻し巻き取る一
方、自動車の上下振動に伴って、キャリアが上下に動い
てケーブル収容室の上下壁に衝突して異音を発生するの
を防止するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記実開平6
−19291号公報の電気的接続装置にあっては、キャ
リアが上下支持部と、これらの内外周部に跨設されてフ
レキシブルフラットケーブルを押圧する弾性体とからな
る複雑な構造であり、高価なものとなる。
【0004】また、実開平6−261785号公報の電
気的接続装置にあっても、ケーブル収容室の上面に環状
凹部を形成し、その環状凹部にキャリアの上端部を回転
可能に嵌合する複雑な構造であり、前記と同様に高価な
ものとなる。
【0005】そこで、本発明は、特殊な振動防止構造を
用いることなく、キャリアの上下振動による異音防止を
図り、高品質、高信頼性の固定体と回転体との電気的接
続装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、固
定体に回転体を同軸回転可能に組み合わせることで内部
二形成される環状のケーブル収容室内にフレキシブルフ
ラットケーブルを渦巻き状態で収容し、フレキシブルフ
ラットケーブルの一端部を固定体に係留し、フレキシブ
ルフラットケーブルの他端部を回転体に係留すると共
に、フレキシブルフラットケーブルの内周側と外周側と
の間に環状の一部が引き通し溝で分離されたキャリアを
周方向に移動可能状態に配置し、このキャリアのケーブ
ル引き通し溝にフレキシブルフラットケーブルの中間部
を引き通し、回転体の回転に伴い、フレキシブルフラッ
トケーブルの内周側及び外周側をキャリアで振り分けて
ケーブル収容室内に巻き戻し巻き取るようにした固定体
と回転体との電気的接続装置において、キャリアの内外
側面の下端部にフランジを突設すると共に、ケーブル収
容室の内外周面のうちの一方または両方の下部に回転体
の回転中心を中心とする環状の規制部を有段形成し、こ
の規制部の下方にキャリアのフランジを収容、係合し
ャリアの上方への移動を阻止することを特徴としてい
る。
【0007】この請求項1の構成によれば、キャリアを
ケーブル収容室に配置するように、回転体と固定体を同
軸回転可能に組み合わせるだけで、キャリアのフランジ
が規制部の下方に収容,係合した状態となって、規制部
がキャリアの上方への移動を規制し、キャリアの振動防
止を行わせることができる。
【0008】請求項2にあっては、請求項1記載の固定
体と回転体との電気的接続装置であって、固定体または
回転体のいずれか一方をキャリアのフランジを境として
上下に分割し、その上分割体の周壁の厚さを下分割体の
周壁の厚さよりケーブル収容室側に厚く形成し、これら
の周壁の内周側の段差を規制部とし、前記キャリアの上
方への移動を阻止することを特徴としている。
【0009】この請求項2の構成によれば、上下分割体
の周壁の厚さの段差を規制部として形成したことによ
り、装置の径方向寸法を大きくすることなく、ケーブル
収容室内でのフレキシブルフラットケーブルの収容スペ
ースを適正に確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0011】図1〜図3において、1はロテータを示
し、その中央には例えば図外のステアリング装置のハン
ドル軸を回転可能に挿入するボス部1aを形成してあ
る。
【0012】ボス部1aの外周面には係留溝1bを形成
してあると共に、ボス部1aの上端面には複数の横溝1
cを形成して、その横溝1cの底面にはねじ孔1dを形
成してあり、更にボス部1aの外周面の下部より外側に
はフランジ1eを環状に一体に突設してある。
【0013】2はアッパーカバーを示し、その中央には
ロテータ1のボス部1aの中心孔とほぼ同一寸法の開口
2aを形成し、開口2aの周縁にはロテータ1の横溝1
cに対応して内側に凹状に膨出する内側突起2b及びロ
テータ1の係留溝1bに対応する切欠部2cを形成し、
内側突起2bの底部にはロテータ1のねじ孔1dに対応
するねじ挿入用の複数の貫通孔2dを形成してある。
【0014】このアッパーカバー2の上面には、切欠部
2cより径方向外側に位置するホルダー部2eと、例え
ば図外のステアリング装置のステアリングホイールにア
ッパーカバー2を一体回転可能に結合させるための外側
突起2fとを一体に突設してある。
【0015】このアッパーカバー2は、ロテータ1の横
溝1cにアッパーカバー2の内側突起2bを上方より挿
入し、アッパーカバー2の貫通孔2dよりロテータ1の
ねじ孔1dにねじ8を締結して、ロテータ1と一体に結
合することにより、回転体を構成する。
【0016】3は円形のトレー状に形成されたアンダー
カバーを示し、底壁3aの中央には開口3bをロテータ
1のボス部1aの外径とほぼ同一寸法に形成してある。
【0017】周壁3cには切欠部3dを形成し、切欠部
3dの左右縁より外側にはホルダー部3eを一体に突設
してある。
【0018】このアンダーカバー3の周壁3cの内側面
には複数の係合凹部3fを形成し、周壁3cの外側面に
は例えば図外のステアリング装置のステアリングコラム
に取り付ける複数の取付部3gを一体に設けてある。
【0019】4はアンダーカバー3の周壁3cの内径と
ほぼ同一寸法の内径を有する円筒形に形成されたカバー
を示し、上壁4aの中央には開口4bをロテータ1のボ
ス部1aの外径より小寸法に形成してある。
【0020】周壁4cの内側面の下端部には回転体の回
転中心を中心として後述するキャリア5の外周側のフラ
ンジ5cの外周部を収容する環状の凹部4dを有段形成
してあり、凹部4dの上面がフランジ5cの上方への移
動を規制する規制部4eになっている。
【0021】このカバー4の周壁4cの外側面には、ア
ンダーカバー3の係合凹部3fと対応した位置に複数の
フック部4fと、アンダーカバー3のホルダー部3eに
対応した位置に被覆部4gとを一体に突設してある。
【0022】このカバー4は、被覆部4gをアンダーカ
バー3のホルダー部3eと対向させた状態で、カバー4
の周壁4cをアンダーカバー3の周壁3cに内接嵌合
し、フック部4fをアンダーカバー3の係合凹部3fに
掛け止めて、アンダーカバー3と一体に結合して固定体
を構成する。
【0023】5は環状のキャリアを示し、これはロテー
タ1のボス部1aと前記固定体とで形成されるケーブル
収容室7内に収容されてロテータ1のボス部1aとの間
に後述するフレキシブルフラットケーブル6の内周側を
収容するための隙間を形成すると共に、カバー4の周壁
4cとの間にフレキシブルフラットケーブル6の外周側
を収容するための隙間を形成する。
【0024】このキャリア5は環状の一部が分離したケ
ーブル引き通し溝5aを有しており、キャリア5の高さ
はケーブル収容室7の高さよりも小さい寸法になってい
る。
【0025】このキャリア5の内周側の下部より内側に
はロテータ1のボス部1aの外径とほぼ同一寸法の内径
でフランジ5bを一体に突設してあると共に、キャリア
5の外周側の下部より外側にはカバー4の凹部4dの外
径とほぼ同一寸法の外径でフランジ5cを一体に突設し
てあり、これらのフランジ5b,5cの厚さはほぼ同一
寸法に形成してある。
【0026】6は例えばステアリング装置のハンドルの
複数回転動作に追従するような長さを有するフレキシブ
ルフラットケーブルを示し、前記ロテータ1及びアッパ
ーカバー2からなる回転体とアンダーカバー3及びカバ
ー4からなる固定体とを同軸回転可能に組み合わせるこ
とで内部に形成されたケーブル収容室7(図1参照)
に、長さ方向中間の半円弧状の反転部6aを境とする内
周側と外周側とが互いに逆向きに巻かれた渦巻き状に収
容されている。
【0027】このフレキシブルフラットケーブル6は、
内端部を斜めに折り曲げてその長さ方向をほぼ90度上
向きに変える(図3では便宜上横向きに示している)折
曲部6b、折曲部6bの上向きの端部に支持ブロック6
cを介して接続された外部接続用ケーブル6d、外部接
続用ケーブル6dの端部に接続されたコネクタ6e、お
よび外端部に接続されたコネクタ6fを有している。
【0028】以上の実施形態の構造によれば、図1に示
すように、アンダーカバー3の開口3bにロテータ1の
ボス部1aを下方より挿入し、アンダーカバー3の底壁
3aをロテータ1のフランジ1eの上に載置して、ロテ
ータ1をアンダーカバー3に回転可能に装着する。
【0029】その後、キャリア5をロテータ1のボス部
1aとアンダーカバー3の周壁3cとの間に収容してア
ンダーカバー3の底壁3a上に載置する。
【0030】引き続き、フレキシブルフラットケーブル
6の折曲部6bをロテータ1の係留溝1bに挿入係留
し、支持ブロック6cをロテータ1の上方に突出させる
と共に、フレキシブルフラットケーブル6の内周側をロ
テータ1のボス部1aの外周面に数回巻き付けた後に、
そのフレキシブルフラットケーブル6の中間部をキャリ
ア5のケーブル引き通し溝5aに通して上記巻き付け方
向とは逆方向へ半円弧状に湾曲して反転部6aを形成
し、この反転部6aに連なるフレキシブルフラットケー
ブル6の外周側をキャリア5に沿って逆方向に数回巻き
付け、フレキシブルフラットケーブル6をアンダーカバ
ー3の切欠部3dに引き出して、コネクタ6fをアンダ
ーカバー3のホルダー部3eに収納することにより、フ
レキシブルフラットケーブル6の外端部をアンダーカバ
ー3に係留して外側に導出する。
【0031】その後、ロテータ1の係留溝1bよりロテ
ータ1の上方に突出するフレキシブルフラットケーブル
6の支持ブロック6c、外部接続用ケーブル6d及びコ
ネクタ6eを、カバー4の開口4bよりカバー4の上方
に引き出し、フレキシブルフラットケーブル6の外周側
をカバー4の内部に収容するようにして、カバー4をア
ンダーカバー3の周壁3cに内接嵌合して被せると共
に、カバー4の被覆部4gをアンダーカバー3のホルダ
ー部3eと対向させ、該カバー4のフック部4fをアン
ダーカバー3の係合凹部3fに掛け止めることにより、
ホルダー部3eに収容されたコネクタ6fを被覆部4g
で覆い、カバー4をアンダーカバー3に一体に固定す
る。
【0032】さらに、カバー4の外側に突出するフレキ
シブルフラットケーブル6の支持ブロック6c、外部接
続用ケーブル6d及びコネクタ6eを、アッパーカバー
2の開口2aよりアッパーカバー2の上方に引き出すと
共に、カバー4の上面に近接するフレキシブルフラット
ケーブル6の部分をアッパーカバー2の切欠部2cに取
り込みつつ、アッパーカバー2をカバー4の上に被せ、
アッパーカバー2の内側突起2bをロテータ1の横溝1
cに上方より挿入し、ねじ8をアッパーカバー2の貫通
孔2dからロテータ1のねじ孔1dに締結することによ
り、アッパーカバー2がロテータ1に一体に結合される
と共にカバー4の上側面を非接触な状態で被覆する。
【0033】最後に、アッパーカバー2の外側に引出さ
れたフレキシブルフラットケーブル6の支持ブロック6
cをアッパーカバー2のホルダー部2eに挿入装着する
ことにより、フレキシブルフラットケーブル6が、図1
に示すキャリア5のフランジ5b,5c上にあって、固
定体と回転体とで形成されたケーブル収容室10の内部
に収容されている一方、フレキシブルフラットケーブル
6の内端部がロテータ1の係留溝1bに固定され、支持
ブロック6cがアッパーカバー2のホルダー部2eに固
定され、この支持ブロック6cに連なるコネクタ6eが
外側に導出され、フレキシブルフラットケーブル6の内
周側がロテータ1の外周面に沿って一方向に巻かれ、フ
レキシブルフラットケーブル6の反転部6aがキャリア
5のケーブル引き通し溝5a内に配置され、フレキシブ
ルフラットケーブル6の外周側がカバー4の周壁4cの
内周面に沿って反転部6aを境として内周側とは逆方向
に巻かれ、外端部がアンダーカバー3のホルダー部3e
及びカバー4の被覆部4gの内部に固定されて外側に導
出された状態となる。
【0034】この状態において、アンダーカバー3及び
カバー4からなる固定体の回転を規制すると共に、ロテ
ータ1及びアッパーカバー2からなる回転体を一方向に
回転すると、その回転に伴って、フレキシブルフラット
ケーブル6は、ロテータ1のボス部1aの外周面に巻き
付けられた部分がほぐれつつカバー4の周壁4cの内周
面に巻き付けられていく。
【0035】また、回転体を上記とは逆方向の他方向に
回転すると、その回転に伴って、フレキシブルフラット
ケーブル6は、カバー4の周壁4cの内周面に巻き付け
られた部分がほぐれつつロテータ1のボス部1aの外周
面に巻き付けられていく。
【0036】このとき、フレキシブルフラットケーブル
6の反転部6aはキャリア5のケーブル引き通し溝5a
に引き通された状態で上記フレキシブルフラットケーブ
ル6のほぐれ(巻き戻し)と巻き付き(巻き取り)とに
伴って回転体の回転方向に回転体の回転速度と同一速度
でケーブル収容室7の内部をその周方向に移動すること
から、キャリア5も反転部6aを追いかけるようにケー
ブル収容室7の内部をその周方向に移動してフレキシブ
ルフラットケーブル6の巻きゆるみを防止する。
【0037】特に、この実施形態によれば、図1に示す
ように、キャリア5をアンダーカバー3に組み付けられ
たロテータ1のボス部1aとアンダーカバー3の周壁3
cとの間に挿入配置した後に、カバー4をアンダーカバ
ー3に被覆装着するだけで、キャリア5の外周側のフラ
ンジ5cの外周部がカバー4の凹部4dに収容され、こ
の凹部4dの上面を形成している規制部4eがキャリア
5の外周側のフランジ5cとキャリア5の周方向への移
動を許容する状態で係合してキャリア5の上方への移動
を制限するので、キャリア5とカバー4の上壁4aとの
衝突による異音の発生を阻止することができる。
【0038】また、キャリア5の内外側面とカバー4の
周壁4cの内側面及びロテータ1のボス部1aの外側面
との間にはフレキシブルフラットケーブル6が存在し、
このフレキシブルフラットケーブル6の電気絶縁層が緩
衝材として働くことから、横方向振動時にキャリア5の
フランジ5b,5cの側面とロテータ1のボス部1aお
よびカバー4の凹部4dの内側面との衝接が抑制され、
衝接異音の発生を回避することができる。
【0039】しかも、キャリア5をアンダーカバー3に
組み付けられたロテータ1のボス部1aとアンダーカバ
ー3の周壁3cとの間に挿入配置した後に、カバー4を
アンダーカバー3に被覆装着するだけで、カバー4の規
制部4eとキャリア5の外周側のフランジ5cとを係合
できるので、キャリア5の上下方向の移動を制限する構
造が極めて簡単となり、コストダウンを図ることができ
る。
【0040】さらに、キャリア5の内周側にもフランジ
5bを設け、このフランジ5b上にフレキシブルフラッ
トケーブル6の内周側を載置したので、このフランジ5
bの高さを外周側のフランジ5cとほぼ同一の高さに設
定することにより、キャリア5を境としてフレキシブル
フラットケーブル6の内外周側での配置高低差を解消し
て、回転体の回転に伴うフレキシブルフラットケーブル
6の巻き戻し巻き取りを円滑に行うことができる。
【0041】上記の実施形態ではアンダーカバー3に内
接嵌合するカバー4の周壁4cの内側面の下端部に凹部
4dを形成し、この凹部4dの上面を規制部4eとして
形成した例を図示して説明したが、図4に示すように、
カバー4の周壁4cの下端部内側面にキャリア5の外周
側のフランジ5cの上面のほぼ全面に係合する規制部4
hを一体に突設し、この規制部4hの上にフレキシブル
フラットケーブル6の外周側を摺接配置するようにして
もよい。
【0042】この場合、外周側のフランジ5cを内周側
のフランジ5bよりも厚み寸法を薄くし、該内周側のフ
ランジ5bの上面と規制部4hの上面とを同一の高さに
設定して、前述のようにフレキシブルフラットケーブル
6の内外周側での配置高低差をなくすことが肝要であ
る。
【0043】また、図5〜6に示すように、ロテータ1
を円筒状に形成してその上端面にねじ孔1dを形成する
と共に該上端面の外周部分にカバー4の内周部を収容す
る段部1fを形成する一方、ロテータ1の下端部外周に
キャリア5の内周側のフランジ5bを収容する段部1g
と、段部1gに続いてアンダーカバー3の内周部を収容
する段部1hとを形成し、段部1gの上面を規制部4i
として構成することにより、この規制部4iがキャリア
5の内周側のフランジ5bに係合してキャリア5の上下
方向の移動を制限し、キャリア5の振動による異音の発
生を阻止するようにしてもよい。
【0044】また、図7に示すように、アンダーカバー
3の周壁3cの外径とカバー4の周壁4cの外径とをほ
ぼ同一寸法に形成すると共に、アンダーカバー3の周壁
3cの厚さをカバー4の周壁4cの厚さよりも薄く形成
し、カバー4の周壁4cをアンダーカバー3の周壁3c
に上下で突き合わせた状態で、カバー4とアンダーカバ
ー3とを一体に固定して、アンダーカバー3の周壁3c
よりも内側に突出したカバー4の周壁4cの下端面で規
制部4jを構成することにより、装置の径方向寸法を大
きくすることなく、キャリア5とロテータ1のボス部1
aとの間、およびキャリア5とカバー4の周壁4cとの
間のそれぞれに、フレキシブルフラットケーブル6の収
容スペースを適正に確保することができる。
【0045】
【発明の効果】以上、本発明によれば、次に述べる効果
を奏せられる。
【0046】請求項1によれば、キャリアをケーブル収
容室に配置するように、回転体と固定体を同軸回転可能
に組み合わせるだけで、キャリアのフランジが規制部の
下方に収容,係合された状態となって、キャリアの上方
への移動を規制し、キャリアの振動防止を行わせて異音
の発生を回避させることができ、品質信頼性を向上する
ことができる。
【0047】また、キャリアの内外側面とケーブル収容
室の内外側面との間に存在するフレキシブルフラットケ
ーブルの電気絶縁層が緩衝材として働くから、横方向振
動時にキャリアのフランジの側面とケーブル収容室の内
外側面との衝接が抑制され、衝接異音の発生を回避する
ことができる。
【0048】また、キャリアの内外周側にフランジを設
けて、それらの上面に配置されるフレキシブルフラット
ケーブルの内外周側での配置高低差を解消できるから、
回転体の回転に伴うフレキシブルフラットケーブルの巻
き戻し巻き取りを円滑に行うことができる。
【0049】請求項2によれば、上下分割体の周壁の厚
さの段差を規制部として形成してあるため、装置の径方
向寸法を大きくすることなく、ケーブル収容室内でのフ
レキシブルフラットケーブルの収容スペースを適正に確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す断面図。
【図2】同実施の形態1を示す斜視図。
【図3】同実施の形態1を示す分解斜視図。
【図4】本発明の実施の形態2を示す断面図。
【図5】本発明の実施の形態3を示す断面図。
【図6】同実施の形態3のロテータを示す分解斜視図。
【図7】本発明の実施の形態4を示す断面図。
【符号の説明】
1 ロテータ(回転体) 2 アッパーカバー(回転体) 3 アンダーカバー(固定体) 4 カバー(固定体) 4d 凹部 4e,4h,4i,4j 規制部 5 キャリア 5a ケーブル引き通し溝 5b,5c フランジ 6 フレキシブルフラットケーブル 7 ケーブル収容室

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体に回転体を同軸回転可能に組み合
    わせることで内部二形成される環状のケーブル収容室内
    にフレキシブルフラットケーブルを渦巻き状態で収容
    し、フレキシブルフラットケーブルの一端部を固定体に
    係留し、フレキシブルフラットケーブルの他端部を回転
    体に係留すると共に、フレキシブルフラットケーブルの
    内周側と外周側との間に環状の一部が引き通し溝で分離
    されたキャリアを周方向に移動可能状態に配置し、この
    キャリアのケーブル引き通し溝にフレキシブルフラット
    ケーブルの中間部を引き通し、回転体の回転に伴い、フ
    レキシブルフラットケーブルの内周側及び外周側をキャ
    リアで振り分けてケーブル収容室内に巻き戻し巻き取る
    ようにした固定体と回転体との電気的接続装置におい
    て、キャリアの内外側面の下端部にフランジを突設する
    と共に、ケーブル収容室の内外周面のうちの一方または
    両方の下部に回転体の回転中心を中心とする環状の規制
    部を有段形成し、この規制部の下方にキャリアのフラン
    ジを収容、係合しキャリアの上方への移動を阻止する
    とを特徴とする固定体と回転体との電気的接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固定体と回転体との電気
    的接続装置であって、固定体または回転体のいずれか一
    方をキャリアのフランジを境として上下に分割し、その
    上分割体の周壁の厚さを下分割体の周壁の厚さよりケー
    ブル収容室側に厚く形成し、これらの周壁の内周側の段
    差を規制部とし、前記キャリアの上方への移動を阻止す
    ことを特徴とする固定体と回転体との電気的接続装
    置。
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