JP2002112445A - ワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り案内構造 - Google Patents

ワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り案内構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスを巻き取る際の遊びを抑制
することにより、ワイヤーハーネスが巻取り胴の螺旋溝
から脱落するのを防止するようにしたワイヤーハーネス
巻取り装置の巻取り案内構造を提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネス11を巻き取りおよび
巻き戻しする巻取り胴12を、ケース15内に回転自在
に収納する。ケース15には巻取り胴12に巻き取られ
たワイヤーハーネス11を引き出すハーネス導出口14
を設け、このハーネス導出口14からハーネスガイド部
16を延在する。ハーネスガイド部16によってハーネ
ス導出口14から引き出されたワイヤーハーネス11を
外方に案内する。ハーネスガイド部16の基端部40内
に、ワイヤーハーネス11を巻取り胴12の外周に押し
付けるリブ50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定体と可動体と
の間に配索するワイヤーハーネスに組み付けるワイヤー
ハーネス巻取り装置に関し、とりわけ、ワイヤーハーネ
スが巻取り螺旋溝から脱落するのを防止するようにした
ワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り案内構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤーハーネス巻取り装置
は、例えば自動車の車両ドアに設けられたパワーウイン
ドウ用モータやドアマウントスピーカなどの電装品と、
車体側にある電源やコントロール部などとを接続するハ
ーネスを繰り出し自在に巻き取っておき、車両ドアの開
閉に伴うハーネスの長さ変化に追従できるようになって
いる。このワイヤーハーネス巻取り装置としては、例え
ば本出願人による既出願の特願平11−173368号
によって提案したものがある。これは、図7に示すよう
にワイヤーハーネス1を巻き取りおよび巻き戻しするロ
ーラ2と、このローラ2を回転自在に収納するケース3
とを備えて概略構成される。
【0003】前記ローラ2は図8に示すように帯状部材
4を巻回した巻取り胴2aと、この巻取り胴2aを帯状
部材4の巻き取り方向に回転付勢する巻取りばね2bと
を備えて構成される。そして、前記ワイヤーハーネス1
の配索時に、前記帯状部材4を巻取りばね2bに付勢力
を蓄積しつつ巻取り胴2aから引き出しておき、この引
き出された帯状部材4にテープなどを介してワイヤーハ
ーネス1の中間部分が取り付けられる。これによって、
このワイヤーハーネス1の中間部分は前記巻取りばね2
bの蓄積された付勢力により巻取り胴2aに巻き取られ
るようになっている。このとき、ワイヤーハーネス1は
前記帯状部材4に取り付けた側が可動部分1aとなり、
その反対側が固定部分1bとなって巻取り胴2aの切欠
部5から取り出され、その取り出した部分を巻取り胴2
aの中心軸廻りに巻取り胴2aの許容回転数分だけ巻回
した後に目的部位へと配索するようになっている。
【0004】前記ケース3は下カバー3aと上カバー3
bとによって構成され、下カバー3aから突設する支軸
6に前記巻取りばね2bおよび前記巻取り胴2aをセッ
トした後、この下カバー3aに上カバー3bを装着して
閉塞するようになっている。このようにしてローラ2を
収納したケース3には、その外周部分に前記ワイヤーハ
ーネス1の可動部分1aを取り出す一方のハーネス導出
口7が形成されるとともに、この一方のハーネス導出口
7の対向部分に前記固定部分1bを取り出す他方のハー
ネス導出口7aが形成されるようになっている。
【0005】ところで、このように構成されたワイヤー
ハーネス巻取り装置にあって、図9に示すように前記巻
取り胴2aの外周に螺旋溝8を形成して、この螺旋溝8
にワイヤーハーネス1を巻き取るようにしたものが提案
されている。このように、ワイヤーハーネス1を螺旋溝
8に整然と巻き取ることにより、ワイヤーハーネス1の
重ね巻きを防止して、その巻き取り量を正確に設定する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のワイヤーハーネス巻取り装置にあっては、ケース
3に設けられた一方のハーネス導出口7の幅W(図7参
照)が、ワイヤーハーネス1の可動部分1aの引き出し
を容易にするため予め大きく形成されている。このた
め、図10に示すようにワイヤーハーネス1を巻取り胴
2aに巻き取る際に、このワイヤーハーネス1の幅W方
向の遊び量αが大きくなり、図9に示したように巻取り
胴2aに螺旋溝8が形成されている場合は、図11に示
すようにワイヤーハーネス1がこの螺旋溝8から脱落し
て巻き取られてしまう恐れがある。
【0007】このように、ワイヤーハーネス1が螺旋溝
8から脱落されると、このワイヤーハーネス1が螺旋溝
8の山部8aとケース3の内周との間に咬み込まれてし
まい、巻取り胴2aがロックしてしまう。このように巻
取り胴2aがロックすると、ワイヤーハーネス1の巻き
取りや巻き戻しが不可能になり、ワイヤーハーネス巻取
り装置の本来の機能が達成されなくなってしまう。
【0008】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、ワイヤーハーネスを巻き取る際の遊
びを抑制することにより、ワイヤーハーネスが巻取り胴
の螺旋溝から脱落するのを防止するようにしたワイヤー
ハーネス巻取り装置の巻取り案内構造を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
ワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り案内構造は、固定
体と可動体との間に配索するワイヤーハーネスに組み付
けるワイヤーハーネス巻取り装置において、外周にワイ
ヤーハーネス巻き取り用の螺旋溝が形成された巻取り胴
を有するローラと、このローラを回転自在に収納すると
ともに、前記巻取り胴に巻き取られたワイヤーハーネス
を引き出すハーネス導出口が設けられたケースと、この
ハーネス導出口から延在されるとともに、ハーネス導出
口から引き出されたワイヤーハーネスを外方に案内する
ハーネスガイド部と、このハーネスガイド部の基端部内
に設けられ、前記ワイヤーハーネスを前記巻取り胴の外
周に押し付ける押圧手段とを備えたことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り案内構造にあっ
て、前記押圧手段は、前記ハーネスガイド部の外側壁内
側から突設するリブであることを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図6は本発明に
かかるワイヤーハーネス巻取り装置の一実施形態を示
し、図1はワイヤーハーネス巻取り装置の分解斜視図、
図2はワイヤーハーネス巻取り装置の斜視図、図3はワ
イヤーハーネス巻取り装置の下カバーの正面図、図4は
ワイヤーハーネス巻取り装置の下カバーに巻取り胴を組
み付けた状態の正面図、図5は図4中A部の拡大断面
図、図6は図4中B−B線からの拡大断面図である。
【0012】ワイヤーハーネス巻取り装置は、固定体と
可動体との間、例えば自動車などの車体本体側とこれに
開閉可能に取り付けられるドアとの間の電気的接続を行
う装置であり、固定体と可動体との間に配索されるワイ
ヤーハーネスに組み付けられて、ドアの開閉に伴うワイ
ヤーハーネスの長さ変化を許容してこのワイヤーハーネ
スの緊張状態を保持するようになっている。このワイヤ
ーハーネス巻取り装置は、例えば、車両のフロントド
ア、バックドア、サンルーフ、ラゲージドアなどに適用
される。
【0013】即ち、図1に示すようにワイヤーハーネス
巻取り装置10は、ワイヤーハーネス11を巻き取りお
よび巻き戻しする巻取り胴12を有するローラ13と、
このローラ13を回転自在に収納するとともに、前記巻
取り胴12に巻き取られたワイヤーハーネス11を引き
出すハーネス導出口14が設けられたケース15と、こ
のハーネス導出口14から延在されるとともに、ハーネ
ス導出口14から引き出されたワイヤーハーネス11を
外方に案内するハーネスガイド部16とを備える。
【0014】前記ローラ13は前記巻取り胴12と、こ
の巻取り胴12をワイヤーハーネス11の巻き取り方向
に付勢する巻取りばね17とによって構成される。巻取
り胴12は全体的に太鼓型を成し、その外周にワイヤー
ハーネス11を巻回する螺旋溝18が形成されるととも
に、中心部に取付穴19が形成される。一方、前記巻取
りばね17は複数巻きのコイルばねで形成され、その両
端部には折曲した係止部17a,17bがそれぞれ形成
される。
【0015】前記ケース15は下カバー15aと上カバ
ー15bとで構成される。下カバー15aは円形底部2
0と周壁21とからなる有底筒状に形成され、円形底部
20の中心部には前記巻取り胴12の取付穴19に回転
自在に挿入される支軸22が突設されるとともに、この
支軸22の周縁部には前記巻取りばね17の内周部と外
周部に対応した位置に同心円状のばね収納壁23,23
aが突設される。また、前記周壁21の一部に前記ハー
ネス導出口14が形成される。また、上カバー15bは
前記下カバー15aの開放部24に沿った形状を成し、
この開放部24を覆って上カバー15bを装着すること
により閉塞断面が構成される。
【0016】前記ハーネスガイド部16は図3,図4に
も示すように前記ハーネス導出口14から周壁21の略
接線方向に沿って外方に突設され、基端部(ケース15
側)40から略中央部まで直線状に延びるとともに、そ
の中央部から先端部にかけてケース15にやや近づく方
向に滑らかに湾曲される。そして、前記ケース21内に
収納された巻取り胴12から繰り出されるワイヤーハー
ネス11の可動部11aは、前記ハーネス導出口14か
らハーネスガイド部16内を通されて、これの先端部に
形成された先端口25から外方に送り出される。
【0017】前記ハーネスガイド部16は前記下カバー
15aと上カバー15bに伴って2分割され、下カバー
15aと一体化される下ガイド16aと、上カバー15
bと一体化される上ガイド16bとで構成される。下ガ
イド16aは、下カバー15aの底面20と略平行に配
置される壁面26と、この壁面26の両側から垂直に立
ち上がる壁面26a,26bとによって断面U字状を成
して形成される。一方、上ガイド16bは、前記下ガイ
ド16aの断面U字状となった開放部27に沿った形状
の壁面26cで形成される。そして、前記下カバー15
aと上カバー15bの結合に伴って、前記下ガイド16
aと上ガイド16bとが結合され、下ガイド16aの壁
面26,26a,26bと上ガイド16bの壁面26c
とで閉塞断面が構成される。また、前記ハーネスガイド
部16は、下ガイド16aの壁面26bと下カバー15
aの周壁21との間のコーナー部に設けた三角板28に
よって補強支持される。
【0018】そして、このように構成されたワイヤーハ
ーネス巻取り装置10の組付けは、図1に示したように
下カバー15aを開放した状態で、同心円状のばね収納
壁23,23a間に巻き取ばね17を配置し、その上か
ら巻取り胴12の取付穴19を支軸22に挿入する。こ
のとき、巻き取ばね17の一端側の係止部17aを巻取
胴12に係止するとともに、他端側の係止部17bをば
ね収納壁23aに形成した切欠部30(図4参照)に係
止し、これによってローラ13の組付けが完了する。そ
して、このように組み付けられたローラ13は、巻取り
胴12のワイヤーハーネス11を巻き戻す方向の回転
(図中反時計回り)に対して、巻き取ばね17に巻き取
り方向の付勢力が蓄積されるようになっている。
【0019】上記巻取胴12の螺旋溝18に巻回された
ワイヤーハーネス11の図示省略した固定部は、この巻
取り胴12の片面外周部に形成した凹設部29(図1参
照)に導入されてその側壁の係止部29aに固定され
る。そして、このように係止部29aに固定された部分
でワイヤーハーネス11の固定部は、被覆ワイヤーを切
除して電線11b,11c(図2参照)を露出し、この
露出した電線11b,11cを上カバー15bの導出部
15cに取り出すようになっている。この取り出された
電線11b,11cは、上カバー15bに突起部15d
を介して固定されるハーネス保持部材15eに図外のテ
ープなどで固定された後、目的の接続部位へと配索され
る。このとき、上記電線11b,11cが係止部29a
から導出部15cに至る間に、巻取り胴12の中心軸廻
りにこの巻取り胴12の許容回転数分だけ巻回されてい
る。
【0020】次に、前記巻取り胴12に巻回されたワイ
ヤーハーネス11の可動部11aを、ハーネス導出口1
4から下ガイド16aの壁面26,26a,26b間に
配索し、その先端口25から取り出しておく。その後、
下カバー15aおよび下ガイド16aの開放部24,2
7に、上カバー15bおよび上ガイド16bを装着する
ことにより、ワイヤーハーネス巻取り装置10の組付け
が完了される。
【0021】ここで、本実施形態では図5,図6に示す
ように前記ハーネスガイド部16の基端部40内に、ワ
イヤーハーネス11を前記巻取り胴12の外周に押し付
ける押圧手段としてのリブ50を設けてある。このリブ
50はハーネスガイド部16の基端部40に設けられる
にあたって、ワイヤーハーネス11に対して巻取り胴1
2とは反対側となる外側壁26aに形成され、かつ、こ
の外側壁26aの略全幅に亘って設けられる。勿論、こ
のリブ50の突出量hは、ワイヤーハーネス11が巻取
り胴12の螺旋溝18に巻き取られるときの遊び量が許
容範囲に納まるように設定される。
【0022】以上の構成により本実施形態のワイヤーハ
ーネス巻取り装置10の作用を以下述べると、図4に示
すようにワイヤーハーネス11は自然状態で巻取り胴1
2の螺旋溝18に巻き取られた状態にあり、そのワイヤ
ーハーネス11の可動部11a側は、この巻取り胴12
を収納するケース15のハーネス導出口14から引き出
された後、ハーネスガイド部16を通って先端口25か
ら外方に案内されている。そして、可動体となる車両ド
アを開けるなどして前記可動部11aが引っ張られる
と、巻取り胴12は巻き取りばね17の付勢力に抗して
回転(図4中反時計回り)してワイヤーハーネス11を
送り出し、固定体となる車体本体側とドア側との間の寸
法変化に追従できるようになっている。そして、ドアを
閉めるなどしてワイヤーハーネス11の引張力が解除さ
れると、巻取り胴12は巻取りばね17の付勢力により
巻き取り方向に回転(図4中時計回り)し、ワイヤーハ
ーネス11の可動部11aが巻取り胴12の螺旋溝18
に巻き取られて格納されるようになっている。
【0023】このワイヤーハーネス11の巻き取り時に
おいて、このワイヤーハーネス11はハーネスガイド部
16に案内された状態で、ハーネス導出口14からケー
ス15内に入り込んで巻取り胴12に巻き取られる。こ
のとき、本実施形態ではハーネスガイド部16の外側壁
26aの基端部40にリブ50を突設してあるので、こ
のリブ50によってワイヤーハーネス11を巻取り胴1
2の外周に押し付けることができる。このため、前記ハ
ーネス導出口14が幅広に形成されている場合にも、ハ
ーネスガイド部16の基端部40でワイヤーハーネス1
1の遊びを抑止することができる。これによって、ワイ
ヤーハーネス11は螺旋溝18が形成された巻取り胴1
2の外周に許容された遊び量の範囲内で押し付けられる
ため、ワイヤーハーネス11を螺旋溝18内に確実に入
り込ませて巻き取ることができる。従って、ワイヤーハ
ーネス11が螺旋溝18から脱落して巻取り胴12に咬
み込まれるという不具合を無くして、ワイヤーハーネス
巻取り装置10の円滑な作動を保障することができる。
【0024】ここで、本実施形態では前記リブ50を押
圧手段とした場合を示したが、勿論、この押圧手段とし
てはリブ50に限ることなくワイヤーハーネス11を巻
取り胴12の外周方向に押圧できる部材や機構であれば
よい。特に、本実施形態のように押圧手段をリブ50と
することにより、外側壁26a内側にこのリブ50を突
設するという簡単な構造でワイヤーハーネス11の脱落
を防止できるため、コストアップを効果的に抑止するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、巻取り
胴に巻き取られたワイヤーハーネスは、この巻取り胴を
収納するケースのハーネス導出口から引き出された後、
ハーネスガイド部を通って外方に案内され、そして、引
き出されたワイヤーハーネスの巻き取り時には、このハ
ーネスガイド部に案内された状態で巻取り胴に巻き取ら
れる。この巻取り胴への巻き取り時において、前記ハー
ネスガイド部の基端部内に押圧手段が設けられて、ワイ
ヤーハーネスを巻取り胴の外周に押し付けるようになっ
ているので、前記ハーネス導出口が幅広に形成されてい
る場合にも、ハーネスガイド部の基端部でワイヤーハー
ネスの遊びを抑止することができる。これによって、ワ
イヤーハーネスは螺旋溝が形成された巻取り胴の外周に
遊び無く押し付けられるため、このワイヤーハーネスは
螺旋溝内に確実に入り込んで巻き取られることになる。
従って、ワイヤーハーネスが螺旋溝から脱落して巻取り
胴に咬み込まれ、これがロックしてしまうという不具合
を無くして、ワイヤーハーネス巻取り装置の円滑な作動
を保証することができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、前記押圧
手段が、前記ハーネスガイド部の外側壁内側から突設す
るリブであるため、その外側壁内側にリブを突設すると
いう簡単な構造でワイヤーハーネスの脱落を防止できる
ため、製品のコストアップを抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるワイヤーハーネス巻取り装置の
一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明にかかるワイヤーハーネス巻取り装置の
一実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかるワイヤーハーネス巻取り装置の
一実施形態を示す下カバーの正面図である。
【図4】本発明にかかるワイヤーハーネス巻取り装置の
一実施形態を示す下カバーに巻取り胴を組み付けた状態
の正面図である。
【図5】本発明にかかるワイヤーハーネス巻取り装置の
一実施形態を示す図4中A部の拡大断面図である。
【図6】本発明にかかるワイヤーハーネス巻取り装置の
一実施形態を示す図4中B−B線からの拡大断面図であ
る。
【図7】従来のワイヤーハーネス巻取り装置のケースを
透視して示す斜視図である。
【図8】従来のワイヤーハーネス巻取り装置の分解斜視
図である。
【図9】従来のワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り胴
の他の例を示す斜視図である。
【図10】従来のワイヤーハーネス巻取り装置のハーネ
ス導出口とワイヤーハーネスとの関係を示す概略図であ
る。
【図11】従来のワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り
胴からワイヤーハーネスが脱落した状態を示す図10中
C−C線断面図である。
【符号の説明】
10 ワイヤーハーネス巻取り装置 11 ワイヤーハーネス 12 巻取り胴 13 ローラ 14 ハーネス導出口 15 ケース 16 ハーネスガイド部 26a 外方壁 40 外方壁 50 リブ(押圧手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/38 H02G 3/28 F (72)発明者 山本 高立 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株式 会社内 (72)発明者 間嶋 宏 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株式 会社内 (72)発明者 中浜 佳彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3F068 AA11 BA11 DA05 EA08 FA07 HA02 HB14 JA01 5G363 AA07 BA02 BB01 DC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と可動体との間に配索するワイヤ
    ーハーネスに組み付けるワイヤーハーネス巻取り装置に
    おいて、 外周にワイヤーハーネス巻き取り用の螺旋溝が形成され
    た巻取り胴を有するローラと、 このローラを回転自在に収納するとともに、前記巻取り
    胴に巻き取られたワイヤーハーネスを引き出すハーネス
    導出口が設けられたケースと、 このハーネス導出口から延在されるとともに、ハーネス
    導出口から引き出されたワイヤーハーネスを外方に案内
    するハーネスガイド部と、 このハーネスガイド部の基端部内に設けられ、前記ワイ
    ヤーハーネスを前記巻取り胴の外周に押し付ける押圧手
    段とを備えたことを特徴とするワイヤーハーネス巻取り
    装置の巻取り案内構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワイヤーハーネス巻取
    り装置の巻取り案内構造において、 前記押圧手段は、前記ハーネスガイド部の外側壁内側か
    ら突設するリブであることを特徴とするワイヤーハーネ
    ス巻取り装置の巻取り案内構造。
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